
1話完結の“MBC日曜ドラマ劇場”の作品。
良かったです~っ
こんなに面白いとは思いませんでした。
ま、これは、自分と重ね合わせる事の出来る‘アジュンマ’ゆえの感動かもしれません
キム・グァンジャ=ヤン・ミギョンさんは、夫と娘との3人暮らし。毎日、二人を送り出すと、掃除に買い物・・・と、変わりの無い毎日です。
そんなある日。グァンジャの誕生日。
年に一度の日なのに、夫も娘もすっかり忘れてます。自分でワカメスープを作って、いつもとはちょっと違うオカズも作ったりして、二人の帰りを待つのですが・・・。
でも、帰って来ません。
悲しくなった彼女は、両親のお墓に行きます。
「お父さんとお母さんは覚えてたよね?年に一度の日なんだから、祝ってほしかった。望みが大きすぎたのかしら?」
そう言って、一人泣くのです。
その帰り道、乗ったタクシーのラジオから流れて来たのはアイドルグループJIN’Sの『My sad birthday』と言う曲。
‘~誰も知らない誕生日だとしても傷ついた君の悲しい心を癒してあげる~でも祝おう 今日を喜ぼう もう一度始めよう~’
‘二度とないMy sad birthday 明るい未来が君を待ってる’
歌詞に心を打たれたグァンジャは、カセットテープを買いました。何度も何度も聞いてるうちに、そのテープは伸び切っちゃいました。
でもね、笑う事を忘れてたグァンジャの日々に笑顔が戻り、気力が戻り、明るく輝き始めたんです。
テープがキレちゃったのをきっかけに、CDを買ったグァンジャ。
そして、店員に聞いたファンカフェに入会したくて、パソコン教室に通う事に。
怪しげな講師の教室に入ったものの、生徒は彼女一人。でも、その講師、とっても真面目に熱心に彼女を教えてくれました。
グァンジャも、一生懸命勉強し、どんどん上達。次々と知識を広げて行きます。レッスンのたびに講師が彼女に栄養ドリンクを飲ませてくれるのが、なんとも微笑ましくって良いです。
そして、とうとう、ファンカフェに入会
元々、彼女は美大に行ってたので、絵には多少の心得がありまして。カフェにファンのJINの似顔絵を投稿したことから、ネット上ですっかり有名人に
JIN本人も、本名で登録してるグァンジャに興味を持ちました。
カフェでは、若いファン達のお姉さん的立場になり、彼女達の相談ごとにも乗ってあげたりするようになりました。
そのうち、絵だけじゃなくて、動画の作成も出来るようになった彼女は、JINの動画も投稿。これがまた、とっても良い出来で、さらにグァンジャに人気は上がりました。
ところで、PCを習得したグァンジャは、夫のプレゼンテーションの原稿を作ってあげたり、娘の宿題も手伝ったりと、家族にも見直されつつあります。
そして、自分の意見をはっきりと言わなかったのに、きちんと娘に注意したり、意見をきちんと言えるようにもなりました。
でもね、ファン達の集まりには、なんやかんやの主婦ならではの用事が重なって、出席することが出来ません。
そして、1泊2日の本人も参加すると言うファンキャンプイベントにも、出席しようとしていたのに、土壇場で夫の上司の誕生会が入ったりして、また欠席しなくちゃいけなくなってしまいました。
‘笑えるようになったと言うだけでも幸せなのに、これ以上何を望むの?’
・・・と、グァンジャは諦めます。
しかーし
美容院でセットしてもらった後、PC教室の講師と偶然再会。その時、彼が
「人生は裏切られることばっかりじゃないって思う様にしました。」
と言ったのを聞いて、気持ちが変わりました。
一生に一度の人生なんだから。心のままに生きて見よう
そして、夫と娘が待つ上司の誕生会ではなく、JINのイベント会場にタクシーを飛ばしたのです。
会場は、勿論若いファンたちばかり。
そこに、突如アジュンマがタクシーで乗り付けたのです。皆、興味津々…てな感じで場違いな姿を見ます。
係員も、
「娘さんを探してるんですか?」
なんて聞いてくる始末。でも、彼女が本名‘キム・グァンジャ’と名乗った途端、若い子たちが
「きゃぁ~っオンニィ~っ
」
と、押し寄せて来ました。
ファン仲間じゃ、彼女の知名度は凄いんです。
そして、パーティが始まりました。
抽選で選ばれたファンが、一人ひとり大声を出して、一番の大声だった人は、JINとkiss出来る・・・というプログラム
グァンジャも選ばれまして、いざ…と言う時に。
会場に夫と娘が乱入。彼らは、グァンジャが事件に巻き込まれたのかも・・・と心配して、行方を追い、駆けつけたってわけなんですが。
「いい加減にしろいい年をして、恥ずかしい
」
そう言われた、彼女は、
「私が必要な時には冷たくあしらっておいて。自分に必要な時だけ求めるのが家族なの?私だって人間だ。わかってるのか。」
…勿論、彼女が一位
JINと向き合って、さぁっ…てな時、グァンジャはそっと彼の耳に口を寄せて言いました。
「キスの代わりに“Sad birthday to Me”を」
「キスしなくて後悔しませんか?」
「ここに来たのは、キスするためじゃない。ジンくんの歌を聴いて笑顔を取り戻したの。久しぶりに元気になった。」
そして、JINは、彼女一人を見つめて、歌うんですね~っ
このシーン見てたら、こっちまで笑顔になって、知らず知らず泣けて来てました。
なんでだろ・・・。
決して、泣けるシーンじゃないはずなのに、何故だか涙が出て来ました。
グァンジャも、笑顔だったのに、いつの間にか涙がつーっと頬を伝ってました。
泣き笑いです。
グァンジャが、年の割に若くて可愛くて・・・という設定じゃなく、ホントに何処にでもいるアジュンマなのが良い
服装だって、ホントに昔の父兄参観日に私の母親あたりが着てたような感じだし
歌ってくれるJINを見つめる彼女のトキメキや嬉しさ、感動がとってもよく伝わってきました
グァンジャに自分を重ね合わせられます。
JIN=MBLAQのイ・ジュンだって、決して、まぎぃのタイプじゃないんだけど、息子ほどの若者をドキドキしながら見つめる、あの感じが、同感共感の嵐
アジュンマたちに見てほしい作品ですね
あれ?で検索
やはりそうでした
あのアイドル
もう一度見たいですね
コメントをいただいて、久しぶりにこの作品を思い出しました。
元気をもらえる作品だったなぁ・・・と。
アイドル役のイ・ジュンssi、昨日、入隊されましたね。
この作品後、アイドルと言うよりは、俳優さんとしての地位を確立したのではないでしょうか。
元気に除隊してくる日を待ちましょう。
コメント、お待ちしています。
これからもよろしくお願いします。