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ボイス2 ~112の奇跡~ DVD-BOX2 |
イ・ジヌク,イ・ハナ,クォン・ユル,アン・セハ,ソン・ウンソ | |
エスピーオー |
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グォンジュから何を問い詰められても、ト刑事は答えられません。
記憶が無いんですから。
「ナ係長がどうなったのか分からないが、俺を殺人犯にしたいのなら、俺が人を殺してる映像くらいは持ってこい。俺が認めるしかない確実な証拠を。それがあれば、自分で解決する。」
そう、ト刑事は言ったのですが、グォンジュは自首しろと言いました。
あなたは病人なんだから・・・と。つまり、自首して情状酌量を求めても厳しい状況なんだからと言うことですね。
ト刑事は絶望的な気持ちになりました。グォンジュすら、自分を信じてはくれないのですから。
撃て・・・と、ト刑事はグォンジュの構えた銃を自分の胸に当てました。
あいつは、俺たちが仲間を疑い仲たがいして怪物になる姿を楽しんでいるんだぞ!と。
「俺が今ここで話している事に嘘はない。」
と、ト刑事は言いました。
本当なの?とグォンジュが言った時、ト刑事は追っ手の姿を見ました。
グォンジュを尾行してきた刑事たちです。
ト刑事は、逃げる時、録音機をグォンジュの足元に置いて行きました。
それは壊れているようですが、記憶を失う患者がメモ代わりに使う物らしいです。
グォンジュは、ト刑事の声の調子を考えると、やはり嘘を言ってるようには思えませんでした。
大切な何かを伝えようとしていたのに、自分が遮ったことに気づきました。
その時、ト刑事は、部屋に防犯カメラがあると言おうとしていたことを思い出しました。
そして、調べてみると、小さな隠しカメラがセットされていたのです。
ト刑事の何気ない日常の姿が写っていました。
そして、重大な証拠が見つかりました。
何者かが、部屋で見つかったナ係長殺害の証拠とされた血痕等を仕込んでいる姿です。
事件現場を捏造している動かし様の無い証拠です。
強力班より先に、ト刑事を見つけなければ!と、グォンジュは言いました。
また、ト刑事の部屋で様々な事件に関してまとめたノートも見つかっていました。
1冊じゃなく、同様の物が100冊ほども見つかったそうで。
それを見た時、グォンジュは分かりました。ト刑事は犯人ではなく、自分の中の父親と闘って来たんだと言う事が。
なのに、他人からは信じてもらえなかったわけで。自分もそうだったとグォンジュは思いました。
ト刑事が言ったように、真犯人の狙いは世間を憎むことで周りを見えなくすることだと分かりました。冷静な判断をできなくするってことですね。
ウンスから連絡が入りました。
ト刑事が察したように、チョ・ユソンから抗てんかん薬が検出されたのです。注射の痕も見つかりました。
そして、ソン・ホミンの病室を写したカメラの映像から、医療関係者が入室した時と退室した時の数が違うと判明しました。出て行く時の方が、一人多かったのです。
ト刑事は、ナ係長の足跡を追っていました。
で、パン・ジェスのアパートに来ていました。
でも、そこで警戒に当たっている警官に発見されてしまいましてね。必死の逃走劇となったのです。
強力班に追い詰められて、屋上に逃げたト刑事。一人の刑事を人質に取っていました。
チン・ソユルからグォンジュに連絡が入りました。
彼はずっと“採取家”とか“スコーピオン”と言うIDの謎に挑んでいましてね。やっとそのつながりに気づいたのです。
全て昆虫の名前だと。
そして、ソン・ホミンが入会していた昆虫サイトも発見。物凄く高度な知識と技術で作られたサイトで、見ている間に目の前で削除されてしまったんだとか。
怪しい事この上ないわけです。
調べるには、彼の自宅にあるモノが必要だと言い、自宅での作業する許可を求めました。
グォンジュは許可しました。
また、ト刑事がグォンジュにガラケーを渡した理由も分かると思うと言いました。
真犯人の実力なら、無線の盗聴や機械自体のハッキングも可能だからじゃないかと。
グォンジュたちも屋上に駆け付けました。
必死にト刑事を説得し、強力班のヤン刑事たちにも過激な行動に移さないよう言いました。
そして、手帳に書きました。
“無線機を盗聴されています”
ヤン刑事たちは何のことやら・・・です。
グォンジュは、ト刑事の部屋の隠しカメラの映像を見せました。
そして、ト刑事にも手帳に書いた文を見せました。
“私がミスしました。偏見を持って話を聞いていました。ごめんなさい。暴走せず、銃を置いてください”
でも、ト刑事は銃を向けたままでした。
で、次の瞬間、人質の刑事を突き離し、代わりにグォンジュを人質に取ったのです。
これは作戦でした。
こうする事によって、グォンジュに計画を囁くことが出来ます。
真犯人か、その仲間につけられている・・・とト刑事。
逃走中、何度も不審な影を見ていたのです。
「きっと真犯人も近くで俺の様子を見ている筈だ。興奮したら、ヤツは手袋を引っ張る筈だ。それを聞き逃すな。」
そうです。パン・ジェスは現場にいました。彼のアパートですからね。
わくわくしながら、成り行きを見つめていたのです。
その時、警報が。
サイトに侵入した者がいるとの知らせです。
でも、すぐにチン・ソユルの仕業だと分かっちゃったよ。
危ないーっ
ジェスにト刑事の作戦が分かったようです。
そして、敢えて聞かせるように手袋を手にはめ、引っ張って音を出したのです。
グォンジュはそれを聞きました。
ト刑事に伝え、二人は屋上から下を見ました。
パン・ジェスの姿を確かに確認しました。
グォンジュを突き飛ばして追いかけようとしたのですが、ト刑事はその場で確保されました。
グォンジュたちが追いましたが、既にジェスの姿は消えていました。
ジェスは部屋に戻りました。
一旦アクセスを拒否したにもかかわらず、再度ログインされてしまいました。
すぐに電源を落としました。
予想外の展開に、流石に動揺しています。
チン・ソユルはサイトの内容を一瞬ですが、確認出来たようです。
ジェスを支援する者がいるようです。
それが、メールを送ってきた人物かな?
何やら、契約を交わしているようですが・・・。
時間が限られているようで、残り時間が少ないけど大丈夫かと相手は聞いて来ました。
ジェスは、母親から虐待されてきたのかな?
母親は夫を憎んでいたような口ぶりです。血は争えない・・・と、幻影の母がジェスに言いました。
もしかしたら、ジェスを生んだ事を後悔していたのかもしれません。そしてそれをジェス本人にも吐き出していたのかもしれません。
グォンジュは、上司にト刑事は真犯人ではないと報告しました。
その証拠も示しました。
ト刑事の病気の事を指摘されましたが、この事件について一番詳しいのはト刑事なので、グォンジュを信じて任せるという結論が出ました。
グォンジュは、すぐにも捜査に戻ろうとするト刑事を押し止め、ト刑事自身について聞きたいと言いました。
ト刑事は、素直に過去を話しました。
父親の事件の事も含めて。傷も痛みも全て。
これでやっと二人の間に本当の信頼関係が築けるでしょうね。
でも、事態はますます過酷になりそうな予感。
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