まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

試行錯誤

2010-10-03 12:08:34 | 介護関連

mixiでは、しょっちゅう愚痴を吐かせてもらってます。

吐き出す場所があると言う事が、こんなに気持ちが落ち着くとは、思っても見ませんでした。気持ちを文字にすることで、考えがまとまったり、意思を強く持つことが出来たり・・・。

 

ここ1、2カ月の間に、義父母の症状は止まることなく日々進んでいます。

人の人間性は、いったいどこまで壊れて行くのか、限界が無いようにも思えて、滅入るばかりです。

 

こうなると、家での生活状況に改善は期待できず、ただただ、デイサービスやショートスティに問題なく行ける事だけが目標となってしまいます。

朝、デイサービスに行って、夕方までの数時間を過ごしてくれる事。月数回のショートスティの間、帰宅を要請されることなく過ごせる事。

これだけを目標に体調を整えているように思えます。

だけど、これが上手くいかない。

 

特に、ショートスティ。

もう、毎回、何らかの問題が発生し、電話連絡が入り、ゆっくりと休む事もままなりません。電話が鳴るたび、もう、ドキドキもんです。

義母が不穏状態になって、自傷行為をする。腰が痛いと叫び、暴れる。或いは、脱力して介護の手に全く協力しない。

義父は、夜、とにかく寝ない。導入剤を飲んでも効かない。何度も夜中トイレに行く。行くだけなら良いけど、その途中で、他人の部屋のドアを開ける。開けるだけじゃなく中まで入る。それを注意すると、注意した職員に乱暴する。

入浴は拒否する…等々。

挙げればきりが無い。

それらの問題行動が起こると、やっぱり、家族としては対処しなくちゃ次からのサービス受け入れに関わってくる。介護職員も人間だし、我が家の二人だけの専用施設じゃないから、他の人への迷惑行為が酷いと、やっぱり、預かれない・・・となるのは当たり前。

 

だから、2週間おきに神経内科のの専門医のところに通う羽目になってます。

主治医は、内科。そして老人医療には長い経験があるけれど、やっぱり、専門医の治療を受けてほしいとの要請があるんです。

確かに、”専門医”という看板は、事業所に対して、大きな力を持ちます。

でも、患者の立場からすると、処方される薬が、老人対象じゃないから、その効き目が不安でもあるんです。

例えば、内科で出して貰ってる睡眠導入剤。これも、効く人効かない人様々で、同じ薬でも、我が家の場合は義母は効くけど、義父には全く効かない。

だから、少しキツメの導入剤を専門医から出して貰ってるんです。

義母が、就寝直前に不穏になり、興奮して大騒ぎをして夜中じゅう騒ぎまくる・・・という状況に、この薬は最適。

ところが、義父は、寝入る時は全く効かず、深夜2時ごろから効き始め、朝起きられない状況になる。

また、これは身体に蓄積されるようで。

義母は、朝起きる時、気力が萎えた状態でとにかく脱力して動こうとしない状況になってきました。義父は、日中、言葉がはっきりしなくなり、声も出しにくい雰囲気に。

これらの症状を専門医に相談しても、年齢が年齢だけに、いったいどの薬が効くのか、それも、こちらが望む程度の効き目を現すのかが、手探り状態だと言うのが判ります。

仕方が無いです。

だから、患者側と医者との綿密な相談が欠かせません。

その上で、出た診療方針を事業所さんに報告するんです。

 

今は、家では導入剤を最低限にしています。

そうして、朝起きる時の脱力をなくそうとしています。寝る事よりも、起きている時の意識の鮮明さを選択した故です。

でも、ショートの時は、そうはいきません。とにかく、夜、寝てもらう…という目的を優先させるために、導入剤を持たせています。

 

薬の効き目を見極め、飲ませたり省いたり・・・。

とにかく、試行錯誤の繰り返しです。

 

だけど、ここ数週間で、事態はますます悪化。

とにかく、二人して正常な時が一瞬でも無い。

朝の準備に、物凄く時間がかかるようになり、とうていデイサービスの迎えの時間に間に合わない事が続出。そうなると、私が、後から車で送って行くしかない。

これが、至難の業。

起き上がって着替えを済ますだけで1時間はゆうにかかります。

そして、朝ごはん。これは、簡単にパンとコーヒー。なのに、30分以上かかる。

その後、投薬。義母は、もうこちらで口に押し込む状態.

でも、その方が、とっとと済んで、マシなんです。問題は、義父。

これが、飲まない。隠す。

注意すると、機嫌を損ね、不穏状態になる。

…等々。

 

で、アルフィーに訴え、仕事を調節してもらい、朝、出勤を遅らせてもらう事にしました。

二人で、近くの事業所には、こちらから送って行くことにし、遠くは、とにかく準備のスピードアップをはかる。

この方法に変えて、約2週間。

私の気持ちの余裕がまるで違います。二人だと、どれほど気が楽か。

一人で二人を見ている時は、とにかく家じゅうを走り回ってました。走らないと、それぞれが違う場所で違う行動をしてるので、おまけに、一人で何をするかわからない状況なんで。

行動だけじゃなく、時には義母が脱力&鬱で、めそめそ或いはきゃあきゃあ。

義父がむっつりと不機嫌或いは口汚く人を罵り、暴力を奮う。

 

夜も、まずはアルフィーが二人と一緒に布団に入るんです。

そして、私が、しばらく起きていて、深夜まで義父が起きてくるのに対応。寝入りばな、どうしてもアルフィーは起きられないタイプなんでね。

その後、私が寝てから、アルフィーが対応。

 

朝は、アルフィーが先に起床して、仕事をしながら、トイレに起きてくる二人に対応。

その後私が起きて、一緒に食事しながら、前日の二人の様子を報告し合い、PCに作ってる日誌にメモ。

二人が出かけてから、掃除、洗濯、買い物。

ゆっくりと買い物をする時間はありません。週一、新鮮組メンバーと会うのが、唯一の息抜きでしょうか。

そういう毎日。

私としては、二人が居ない間は、二人の事を出来るだけ考えたくないんです。そんなときくらい、気持ちを開放したいんです。頭の中から、二人の事を全て消し、好きな事を考えていたいんですが・・・。

 

そういう訳にはいかないです。 

介護方法の考え方の違いは仕方が無いとして、そのどちらを優先するか、どちらが譲歩するか。いつも、そんなことばかりが頭の中で回っています。

もしかしたら、施設入所の決断を、自分でしたくないから、後悔したくないから、こうやっているのかと思ってしまいます。私が、その決断をして、自責の念や後悔を引き受ければ、良いのだろうかとも考えてしまいます。

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2 コメント

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一つ一つ (ペンちゃん)
2010-10-04 07:29:33
手探りながらも、一歩ずつその時のベストな状況に合わせてやってらっしゃること、なかなかできません。
ご主人の勤務時間がうまく対応できていることもよかったと思います。

うちでもそうなんですが、家事、仕事と介護で日課が固定されてしまっているために、義父母の生活を第一におもうと、気も張ってはいますが自分が風邪も弾けない、怪我もできない、フォロー体制を崩せない・・となんだか誰のために毎日を送っているのか・・と思うこともあります。

でも、その中で自分の楽しみをみつけてやっていけることが幸せなのだと思うようにいくしかないのかなぁ
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考え方次第・・・ (まぎぃ)
2010-10-04 13:50:51
ぺんちゃんの仰るように、日課が固定されてて、それを崩す事は出来ないですよね。
だから、誰の為に…と思うのは、私も同じです。

我儘な私は、その思いが人一倍強いのかもしれません。

この生活では、今までに無いくらい、自分の時間の大切さを感じています。
今まで、如何に無駄に費やしてきたのか…と。

で、今更なんですが、自分の時間が殆どとれないのが、もう、悔しくてたまらないと言うのが本音です。
何物にも代えがたいものだと、身にしみてわかりましたから。

こんな思いや経験が自分の人生において、長所になってくれるのだろうか…とね。
そう思わないと、やっていけないんですが、知らないで済んだ人と、何の違いが出るんだろうと。
これは単に、自分の中に、人に対する猜疑心や不信感というものを植え付けただけじゃないのか…とも思うわけです。

何かしら嬉しい事、楽しい事が得られたら、それで少しは報われた思いにもなるだろうけど、今のところ、そういう経験は皆無です。
それが、余計に苛立ってしまう理由です。
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