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イ・ジュノssiって、クォン・サンウssiに似てる気がするのですが・・・。私だけでしょうか?そう感じるのは。
ジュウォンの告白を聞いたムンスは、立ち尽くしてしまいました。
その時、タイミング良く父が店から出て来たのです。
助けが来た・・・という感じで、ムンスはジュウォンに挨拶をし、店に入りました。
ジュウォンは、あまりにも思いがけない再会に、こちらも凍ってしまっていました。父親が謝罪会見をした直後に、食ってかかって来た遺族、それがムンス父だと分かったからです。
ジュウォン父は、その直後に自殺してしまったのです。
ジュウォンは、ムンス父の抗議が引き金になったと感じているようですね。忘れていた恨みを思い出したという表情でした。
後日、ムンス父の店に行き、自分を覚えているか確かめました。
ムンス父は、娘の上司だという認識しかありませんでした。事故の時顔を合わしているとは気づいていませんでした。
だから、世間話でもするようにさりげなく口にしましたよ。事故現場の再開発工事に、ムンスも関わっている・・・と。ちょっとした仕返しのつもりだったのでしょうか。
ムンス父は、やはり驚いていました。
ムンスは、秘密にしていたのですね、仕事のことを。
ガンドゥはジュウォンの気持ちを知り、やはり自分が身を引こうと考えました。
ジュウォンの方がムンスを幸せにできると思いました。自分は今回の事が理由で首になってしまいましたからね。
そんな時、ユジンがお酒を持って訪ねて来ました。
ユジンはジュウォンへの想いを正直に話しました。そして、ジュウォンがムンスを好きなら?・・・とガンドゥに言いました。
「怖い。」
と、ガンドゥは言いました。敵わない相手だからです。そして、決して嫌いな相手じゃないからです。
「だから、逃げる。ムンスのためにはその方が良いから。」
と、ガンドゥは言いました。
そんな二人の様子を、ムンスが見ちゃった。
ガンドゥを探していたのに見つからないからサンマンに居所を聞いたのです。
で、いつもガンドゥが行く港に連れて行ってくれたのですが、そこにはユジンという先客がいたってわけ。
慰霊碑のことで遺族を訪ねる約束だった日、ガンドゥは現れませんでした。
仕方なく、ムンスは一人で訪ねました。
妻と愛犬を失くした遺族でした。その人自身も体調を崩していて、写真館を閉じようとしていました。
慰霊碑再建に賛成の署名をしてくれました。
覚えていてほしいから・・・と。そして一つ頼みがあると言いました。妻の名前と共に、‘ムンチ’という愛犬の名前を刻んでほしい・・・と。
犬とはいえ、犠牲になったのには変わりないから・・・とね。
ムンスは快く承諾しました。
その頃、ガンドゥはイ課長を訪ねていました。
抗議するためではなく、謝罪するために。
自分に罪は無いけど、父親のしたことはやはり罪だから・・・と言って。
イ課長も、その時は冷静になっていました。彼も閑職に左遷された時でした。
決してガンドゥに腹を立てていたのではないと言いました。事故を引き起こした当事者である会社に、犠牲者の遺族が勤めているということが我慢できなかったのです。
イ課長の父親も、労働者だったそうです。
この時、イ課長は、ムンスが来た事を話してくれました。
ムンスは、ガンドゥを責めるのは間違っていると、血相変えて詰め寄り、謝罪しろと言ったのです。
それほどまでに言ってくれる友人がいると言う事は、ガンドゥ自身も良い人だという証拠だ・・・とイ課長は言いました。
思わず駆け出したガンドゥ。
約束していた遺族の元に行ったけど、既にムンスの姿はありませんでした。
で、ムンスの家まで行ったのですが、そこで聞いてしまったのです。ムンス母が、ジュウォンを気に入ってるという話をムンスにしてるのを。
声をかけられる筈、ありませんよね。
そのまま踵を返しました。
でもね、その気配をムンスはちゃんと感じていました。
すぐに追いかけて来たのです。
だけど、ガンドゥはムンスを突き放しました。
改めて、ジュウォンとの差を感じたのです。
職を失った自分はまた底辺に落ちる・・・。ムンスを一緒にいさせるわけにはいかない・・・と。
どうして手を握ったの?
どうして髪を撫でたの?
どうして抱きしめたの?
良い子だと言ったくせに・・・。
ムンスが必死に叫びましたが、ガンドゥは振り向きませんでした。
ガンドゥは日雇いの仕事を始めました。
ジュウォンが訪ねて来て、別の現場を紹介すると言いましたが、ガンドゥは断りました。
そして、一つだけ頼みがあると言いました。
慰霊碑の仕事を、最後までムンスに担当させてほしいということです。
過去の傷をえぐるようで・・・とジュウォンが言いかけると、ガンドゥが遮って言いました。
「怪我した時より、治療中の方が痛かった。その時、医者に言われた。‘この痛みに耐えて壊れた部分を治さなきゃ後遺症をもたらす’と。辛くてもムンスが最後までやり遂げられるように助けてやってくれ。」
ムンスは、ジュウォンに気持ちを受け取れないとはっきり告げました。
その後、ガンドゥが首になったってことを現場で聞かされたのです。
連絡を取ろうとしても、電話にも出てくれません。
困って薬屋のハルモニを訪ねました。
「ただ逃げてるだけよ。自分の感情に正直になれない子なの。心を開けないのよ。不幸にしてしまいそうで。あの子が遠ざけようとするのは、あなたを大切に思ってるからよ。」
ほっとしたムンスでした。
それでも、ガンドゥとは連絡が取れません。
ユジンから話があると言われました。
慰霊碑のことでした。
会社を離れたけど、最後までムンスとガンドゥに担当してほしいと打診したんだけど、断られたと言いました。
適任者だと思う・・・とユジンは言いました。
遺族であり、生存者だから・・・と。
その言葉で、ムンスはガンドゥも自分と同じように現場にいたと知ったのです。
そして、崩落事故記憶が、一気に甦って来たのです。
閉じ込められた瓦礫の中で、ガンドゥと会ったことを。ブルドッグマンションのこと、サッカーのこと・・・
これまで、ガンドゥが言った言葉の本当の意味がようやく分かりました。
ムンスだけでも大丈夫で良かった・・・と縋りついて来た理由も。
どれほどの苦しみを抱いて生きて来たか、そしてムンスに負担をかけないために、それらの事を一切明かさなかった愛情。
駆け出しました。
でも、ガンドゥの部屋はがらんとして荷物が少なくなっていたのです。
どこかに消えたと思いました。
その頃、ガンドゥは漁船に乗ろうとしていました。10日間ほどの漁だそうです。
そうやって、ムンスの前から消えようとしていたのです。
サンマンからその話を聞いたムンスは、港に向かって駆け出しました。
ムンスの自分を呼ぶ声に、思わず振り向いたガンドゥ。
でも、そのまま船に乗ってしまいました。
岸壁で、ムンスはただ立ち尽くしてしまいました。
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