前回の記事は、こちらから。
ドンスとジソンが思いがけなく出会って、仲が進むかと思いきや。なーんと、ジソンの後を、テジュの手下と息子が追ってたんですよ。
それに気づいて、ドンスがジソンの手を取り、逃げ出しました。ま、追っ手の二人がトロいんで簡単に逃げ切れましたけどね。
その時、ドンスが持っている飾りに、ジソンが気が付きました。昔、ドンスが木に吊り下げられてる時、通りかかった女の子が落として行った物だったんですが。
その女の子がジソンだったとこの時初めてお互いに分かったんです。
ドンスは運命を感じただろうし、ジソンも何だか嬉しそうでしたね。縁があると感じたようです。
思わず、ジソンの頬に手を伸ばしかけたドンスですが、やっぱね、身分の違いを思い出したのか、そのまま手を下ろしましたね。
テジュたち老論派は、サド世子を追いおとす計画を本格的に開始。
ジソンの背中から写し取った“北伐之計”の地図を、英祖に示し、以前清との国境地域に視察に赴いた世子が、勝手にグンを動かしたと訴えたのです。
この時、軍を預かっていたのが、狼煙台に左遷されていたソ・ユテ将軍。だから、ユテを捕まえ、嘘の証言をさせようとしました。テジュの言葉に従うユテではありません。
しかし、証言しようがしまいが、テジュ達は証言を得たと嘘をつき、英祖に告げたわけです。
まったく・・・ これじゃぁ、いったい何が真実で何が嘘なのか、証明しようがないよね。
ところで、ジソンの背中に書かれた入れ墨ですが。消したんじゃなかったのかしら
消す作業の途中で、フクサチョロンに一味の妓生が地図を写し取ったと思ってたんだけど・・・。
まだ消してない感じだよね。ジソンが狙われるって事は。テジュが持ってる地図は偽物・・・なんて言ってたし。
それに、世子の手元にあった本当の地図が消えちゃってたけど・・・。あれは、何故見落としたかしら・・・
英祖は、大臣たちの手前、その場では世子を罰するしか出来ませんでした。
どんどん罰を要求する老論派に、英祖は、表向き、世子の座を取り上げ、牢に幽閉。その後、米櫃に蟄居させるしかなくなりました。
でもね、裏では、世子の側近イム・スウンに命じて、命だけは救おうとしていたんです。
その頃、ドンスとヨウン、チョリプの3人は、狼煙台から宮殿に戻って、世子の傍に仕え、世子を警護する役目を申し使っていました。
世子が廃位になり、蟄居させられると言う事になった時。
スウン達は、英祖の命を受け、身代わりを米櫃に入れようと画策。運よく助け出せたら良いけど、失敗したら、世子の代わりに、米櫃の中で死んでしまう事にもなりかねません。
そんな役をまかせられるのは、ドンス達3人しか居ません。一瞬怯んだ3人です。当たり前ですよね。
そこで、名乗りを上げたのがドンス。ヨウンには、世子を守って脱出する役目が、そして、チョリプは、臆病者だから、この役には適さないから・・・と言って。
でもね、チョリプは聞いてしまったんです。スウンの話を・・・。
ドンスが、ペク氏の唯一の生き残りで、剣仙グァンテクが左手を失っても命を救った子供だ・・・と言うのを。
チョリプは、前夜、ドンスと別れの盃を交わす時、中に睡眠薬を入れたようです。眠り込んだドンスの代わりに、自分が世子の代役となったのです。
ドンスが目覚めたときには、既に計画は実行されてしまってました。
この時の、ドンスの嘆きがこっちも泣けましたね 家族の居ないドンスにとって、フクサモと同じ位大切な仲間ですからね、チョリプは。
一旦は、世子が米櫃に入りました。でも、周囲の警護の者が少なくなった時、一気に襲い、入れ変わったのです。
そして、世子とスウンは、宮殿の抜け道から宮殿の外に出ました。
計画では、グァンテクに世子の廃位を知らせ、その後、待ち合わせ場所で落ち合う筈だったみたいです。
ところが、その時、グァンテクは先手を打たれてまして。
世子が抜け道を使って逃げる事を察したテジュが、グァンテクを頼る事を見抜き、彼を偽の王命でおびき出してたんですよ。そして、毒入りのお酒を飲ませ殺そうとしたんです。
何かを察したのか、グァンテクは全部飲まなかったため、一命を取り留めたようです。
でも、結局は待ち合わせ場所に向かう事は出来ませんでした。世子が廃位になった事すら、まだ知りませんしね。
その頃、ドンスは、世子の廃位を知らせにフクサモのところに行ってました。
世子の廃位の事は告げましたが、流石に、世子の身代わりにチョリプがなったってことは話せませんでしたね。
でも、気落ちしてるドンスの表情を見て、ジソンは何かあったと悟ったようです。
ジソンは、ドンスの気持ちを察する事が出来るようになりましたね。そんな二人を、ジンジュは嫉妬してますよ。
ドンスは、ジソンを連れて待ち合わせ場所に向かいました。
でも、途中、テジュの手の者を襲われ、ジソンとは離れ離れに。
先にジソンを行かせたわけですが・・・。
間に合わなかったねぇ・・・
世子とスウンが待ち合わせ場所に行くと、そこに居たのは、テジュの手下たち。
世子とスウンは、善戦しますが、危ない状況に。
で、危機一髪…と言うところに現れたのは、チョン。
彼もまた、テジュから世子の殺害を命じられていたわけですが、彼は彼なりの武道の美学があるようで。卑怯な手を使うのは許せないわけですよ。
でも、結局は、スウンはチョンたちに殺されてしまいました。
なんととどめを刺したのはヨウン。
今回、ヨウンがフクサチョロンの一味だと言う事が徐々にばれて来ましたね。
壮勇衛の仲間を殺せと言う命令が出た時、迷わず寝込みを襲いましたよ。
えーっ・・・と思ったら、トドメをさすわけじゃなく、ちゃんと急所を外し、後で手当てをして助けてましたけどね。でも、覆面をしていたからと言っても、仲間ですからね。一人の仲間にはヨウンだとばれてしまってました。で、それを隠さないんですよ、ヨウンは。
ヨウンが、スウンにトドメをさす時、涙が頬を伝うんです。
「お前がトドメさすか?」
と、チョンに聞かれ、
「すみません。」
と言うヨウン。
ヨウン、悲しいですよ・・・
スウンは、まるで弁慶の立ち往生のごとく、膝をつき、剣を構えた格好で息を引き取りました。
泣ける泣ける
剣を握りしめた世子が、立ち去る彼らに向かって走り出したところでつづく・・・ですよ。
この作品、立ち回りが綺麗というか、芸術的。それでいて、リアル。
韓国の時代劇の立ち回りって、舞踊の様に感じる事が多いんだけど、この作品では、そういう要素もありながら、リアルでもあるところが切ないです。
まぁ、グァンテクとチの立ち回りは、舞踊としか見えませんでしたが
それに、何と言っても、殺し合う事の悲しさって言うのがひしひしと伝わって来ます。
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