ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

第11回山行μ+第1回山行χ 1/3―――K君には酷な777段の階段から竜峰山へ

2015年02月01日 | ハイキング/山行μや山行χ

2014/12/30  熊本へ行くと毎回必ずMちゃんと山へ登ります。それは彼女が小学校へ入学する前から始まっています。悪天で行けなかった時も1回ありましたから、今回で11回目です。

MちゃんにはK君という弟がいます。来春から小学生。ですから、K君も山へ誘ってみました。Mちゃんが山へ行く姿を今まで見てきたからでしょうか。とっても行きたそうにしていましたし・・・・・・
2013年の7月にはMちゃんとK君と両親の家族全員で霧島の韓国岳へ登りました。4歳だったK君も見事に完歩しましたから、山を歩く体力は普通の同い年の子供よりあるようです。

Mちゃんにはちょっと物足りないかもしれない、K君には少しハードかもしれない、そんなコースを選んでみました。


▲新八代駅からはタクシーで登山口へ向かいます。9:33ころ。


▲いきなり今日の核心部です。ここから777段の階段がスタートするのです! 9:46ころ。

このコースのことは2年前の冬に別の登山口から竜峰山へ登った時に知りました。いつか来てみたいと思っていましたが、意外と早くチャンスが訪れたという訳です。


▲Mちゃんがドンドンと先陣を切って登ります。S子は通常ペースで歩みを刻みます。元気なK君も駆け上がらんばかりの勢いは見せるのですが、さすがに長続きしません。10:00ころ。


▲Mちゃんの姿はすぐに見えなくなってしまいます。さすがにK君も辛くなってきたようで、「あとどれくらい階段が続くの?」と、いやそうな表情をします。
階段は僕も嫌いですから、僕自身もこのコースを選んだことを後悔し始めていました。小さな少年にはなおさらこの階段の一段一段が辛い登りとなっているはずです。
K君がもしこの階段で駄々をこねて、もう登らずに帰りたい、と言うことになったら、引き返すことすら考えていました。10:02ころ。


▲長~い階段の途中にあった踊り場のような場所で小休止。再び階段登りの開始です。口数も減って、黙々と登るK君。10:05ころ。


▲やっと終わりが見えて来ました! 6歳の少年にはかなりきつかったことでしょう! 10:13ころ。


▲777段の階段を登り終えると、聖徳太子堂がありました。ここの聖徳太子像は日露戦争に従軍し生還した一軍人が、亡くなった多くの戦友の霊を慰めるために信仰したものだそうです。地元の有志の方々の手によって、平成4年、この地に祀られることになりました。10:16ころ。


▲ここまで階段で標高差およそ150mを登って来ました。八代市の方を望みましたが、今日は暖かい好天で霞んであまり見えませんね。10:18ころ。


▲Mちゃんは余裕ですし、K君も777段の階段を征服した達成感があるのか、元気が出て来ました。10:21ころ。


▲最終目的地の竜峰山の標高が517.2mですから、まだまだ登らないといけませんし、アップダウンもあるので積算の標高差はかなりになるはずです。でも、これまでの単調で人工的な階段とは違って、土の道ですし、なだらかな山道もありますから、楽しい気分で歩けますよね。K君にも笑顔が戻って来ました。10:31ころ。


▲次の目標地点は射鳥峠です。10:33ころ。


▲九州の山は冬でも森の中にはあまり陽が射し込みません。今日は晴れていますが、木陰の中を歩いています。10:40ころ。


▲誰がこんなものを作ったのでしょう。どなたか個人だと思われます。10:52ころ。


▲ポカポカ陽気の日はK君がいま座っているベッドで昼寝でもするんでしょうかね? 10:54ころ。


▲トイレもちゃんとありました。垂れ流しですけれど。10:58ころ。


▲非常用、緊急用の鐘と言うか、銅鑼と言うか、知らせるためのものです。フライパンに木槌。「非常用なんだから、鳴らしちゃ駄目!」といくら言っても、子供には効果ありませんよね。カンカンカンカン打ち鳴らしていました。他のハイカーも鳴らしてましたから、本当に必要な時には役に立たないのでは・・・・? ここばかりではなく、いっぱいこんな鐘がありました。11:08ころ。


▲またしても、ありました。ここの方が本格的なウッディハウスです。11:17ころ。


▲K君にはちょうど手頃な遊び場です。11:19ころ。


▲すっかりこの小屋の主人気分に浸っているようですね。11:20ころ。

僕自身はこのころ少し心配な気持ちを抱え始めていました。と言うのも、まだ射鳥峠にも着いていません。射鳥峠で全行程の3分の1くらいですから、6歳児の足では大人の標準コースタイムの倍以上はかかると考えなければなりません。まだまだ登りは続きますし、K君の楽しいという気持ちが切れてしまわないかと、心配でした。いくら元気でタフで頑張り屋さんのK君でも山登りが辛いとか楽しくないとか少しでも感じ始めると、一挙に足を重くするものです。

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