ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

お師匠さんのこと――お墓参りから浅草へ

2013年02月05日 | お師匠さんのこと

2013/2/3  僕の山のお師匠さん、O原さんが亡くなりました。2012年12月1日のことです。
四十九日も過ぎたので、そろそろお墓参りに行こうと思いました。上野の※★寺だということしか知りませんでしたから、まずはお寺を、そしてお墓を探さなければなりません。
お寺は簡単に見つかったのですが、都心のお寺です。お寺の倍以上の背丈のビルに三方を囲まれて、まさに埋没しています。え?え?えっ? 墓地がない! 「ロッカーのようなお墓なんだろうか?」とも一瞬思ったりもしました。
とにかくお寺の人に聞いてみようと、玄関のチャイムを鳴らします。
お寺の女将さんらしき人当たりの良い女性が出て来てくれました。O原さんの名を告げると、「先日、皆さんで来られましたよ。10名ほどでしたけれど、皆さんきちっとされた方ばかりで」と、すぐに分かって下さいました。
墓地は道路を挟んで反対側にあるのだそうです。昔は同じ敷地だったそうですが、道路を造る際にお寺とお墓が分断されてしまったんだとか。
さっそくお墓に連れて行って下さいました。女将さんがO原さんのことをいろいろと話して下さいます。髪のこと、ケアハウスのこと、最後の頃の手紙では文字から力が無くなって来ていたこと、等々。O原さんの紳士の面がよく感じられる話ばかりです。

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▲いったんお寺に戻り、しきみ(樒or梻)とお線香を購入しました。
O原さんが亡くなるころ、僕もS子も風邪気味で、S子はインフルエンザにも罹っていましたから、入院中のO原さんに会うことを避けていました。一度でも数多く会っておればと、今でも心残りです。

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▲墓地もビルに囲まれています。

          *   *   *   *   *   *   *

滅多に都心へ出て来ることのない僕とS子ですから、上野に出たついでに浅草へ行くことにしました。S子は行ったことがあるそうですが、僕は初めて。歩いて、浅草へ向かいます。
途中、合羽橋の通りを見つけ、左折。いろんな店を冷やかしながら歩きます。でも、S子は僕とは違って、木のお椀と小さめのボウルを購入していました。
山からは何度も見たことのあるスカイツリーもすぐ近くに見えています。

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▲伝法院通りから浅草寺に入りました。宝蔵門と五重塔です。

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▲仲見世です。いろんな店があって面白いですね。S子は調子のいい店の主人に乗せられて、小さなバッグを買っていました。まあ、そんなに悪い買い物ではなかったようですが。

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▲かの有名な雷門。浅草寺界隈はなかなか風情のある、独特なエリアではありました。

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▲せっかくなので、綺麗なライトで彩られたスカイツリーを見ることにしました。隅田川にかかる吾妻橋から川沿いの遊歩道を歩きました。

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▲本当は神谷バーで食べていければ最高だったのですが、お客さんで満員で割り込む隙もなさそう。また来ることもあるので、今日は諦めることにしました。その代わり、売店で電気ブランを購入。
他の店も高そうなので、地元まで戻ることに。地元の居酒屋チェーンで腹いっぱい飲み食いしました。

コメント
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