ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

虫は取りません

2012年06月29日 | 家庭の事象

2012/6/27  先日のビロードモウズイカは水吸いが弱いせいでしょうか、花穂がうな垂れてしまいました。

そこでまた多摩川の河川敷から綺麗な花を持って来ました。

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▲ムシトリナデシコです。漢字なら「虫取り撫子」。

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▲花のサイズは約1㎝ほど。ヨーロッパ原産のナデシコ科の花で、江戸時代に観賞用として入って来たそうです。

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▲でも何故に“虫取り”なのでしょう? 食虫植物なのでしょうか?

試しにティッシュをちぎってくっ付けてみました。茎の一部分を触るとネバネバしているからです。写真のように簡単にくっ付きます。このネバネバに小昆虫が捕らわれてしまうのですが、この昆虫を消化して栄養にするようなことはないそうです。

はっきりしたことは分かっていないらしいのですが、蟻などが花まで上がって来るのを嫌っているのではないかという説などがあるようです。


素晴らしい癒し系の沢でした。が、……最後に……

2012年06月26日 | 沢登り/多摩川小菅川水系

2012/6/24  この土日はO橋君とどこかそれなりのルートへ行く予定だったのですが、彼に仕事が入り中止。その代わりS子とまたまたのんびりな沢へ行くことに。

僕自身はハードでもイージーでもどちらでも楽しく遊べるので全然構いません。そののんびり山行も最初は沢中一泊とかを考えていたのです。でも、一泊するとなると何かとパワーが必要。結局、日帰りの沢登りに落ち着いてしまいました。

僕のホームグラウンドは奥多摩です。沢登りとしての奥多摩とは多摩川水系全域と考えていますから、山域としては奥秩父や大菩薩として扱われることが多い沢もあります。多摩川支流の小菅川本谷は大菩薩峠へと突き上げる沢ですから、大菩薩山域の沢でもあります。今回の沢はその小菅川の支流・白沢川のさらに支流になります。大白沢と言いますが、鶴寝山や松姫峠へ突き上げるわけですから微妙に大菩薩山域寄りですね。

でも心配ご無用(何が無用なのやら?)! 僕にとってはこの沢は奥多摩なのです。

それはさておき、僕はいつも地形図を眺めながら「いい沢はないかなぁ?」と探しているのですが、この小菅川白沢川大白沢は以前からこのようにして目をつけていた沢だったのです。流水域がまずまず広く、ほとんどが広葉樹に覆われた山域なのです。傾斜はさほどありませんから、穏やかな沢だろうと想像できます。

ただ、ちょっと遠いのが難点で、バスに40分ほど揺られ、さらに1時間ほど出合まで車道を歩かなくてはなりません。そうまでして出かけて行って「つまらない沢だった」では申し訳ありませんから、S子と2人だけの時に実行することになった次第です。

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▲歩いていると川向こうに竪穴式住居のような家が並んでいました。「原始村」です。宿泊やらバーベキューやらが出来る施設のようです。8:40ころ。

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▲廃校になった小学校に「多摩川源流大学」と看板が掛かっていました。名前だけは知っていたので「ああここなんだ」と思いましたが、詳しい内容は全く知りません。8:50ころ。

下山して家で調べたら、「大学」という名前は単なる遊び心のネーミングではなく、本格的なものだと分かりました。東京農業大学の実習やセミナーを小菅村というフィールドを活かして実践する施設なのだそうです。当然、単位も取得できるのだとか。

しかも、村民講師が80人もいるのだそうです。山や森や川での仕事、文化などを体験を通じて教えているようです。

ところで、本当に驚くべきことはこの多摩川源流大学は小菅村のイニシアチブで出来たということ。村興しの一環として、まずは村を「源流の村」と位置づけ、村役場に「源流振興課」まで設置して実践しているというのですから、その本気度も良く分かります。

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▲蕎麦の花です。小菅村の蕎麦は美味しいそうです。9:00ころ。

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▲大白沢の入渓点はすぐそこです。この観光案内地図の看板が目印。9:07ころ。

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▲看板脇のスペースで遡行前の腹ごしらえと沢支度をしました。いよいよ遡行開始です。9:46ころ。

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▲大白沢の初印象は予想通りの好印象! 癒し系です。9:47ころ。

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▲入渓してすぐに釣り師と遭遇しました。穏やかな紳士風の方でしたのでホッとしましたが、変な奴だと大変です。以前、文句を言われ、追いかけられ、石を投げつけられそうになったこともありました。同じフィールドで遊ぶ者同士、理解しあい、遠慮しあわねばと考えています。釣り師の方には申し訳ないと思いながら、せめて見えている間は水の中を歩かないようにして遠く上流へと離れました。

釣り師の方が見えなくなって、水の中へと戻りしばらくすると、堰堤が出現。堰堤は沢屋の敵(大袈裟ですね)ですから、出現するとちょっと警戒します。その上流は大丈夫だろうかと心配してしまうのです。9:54ころ。

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▲続いてこんな倒木まで出て来ました。ますますもって心配ですね。10:02ころ。

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▲堰堤とか倒木とかの心配を吹き飛ばしてくれる2段の滝が出て来ました。10:12ころ。

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▲この週は台風やらで雨が多く降りました。大白沢もいつもより水量があるのではと想像します。水が嫌いなS子にはこの程度浸かるのも嫌なようです。10:18ころ。

水の中の方が楽な場合も多いのですけれどね。

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▲「いい沢だなあ」と安心していたら、川砂利採取場のような場所が突然現れました。林道の延伸工事でもしているのでしょうか? 沢の流れは右端に追いやられています。10:23ころ。

13分後のこと、右岸に林道終点が現れました。こことは関係あるのですかね?

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▲その後は美しい流れに戻りました。ひと安心です。写真に見える大きくて高い木はカツラの樹でしょう。丸っこい葉っぱが特徴です。なんとも心なごむ情景ですよね。10:29ころ。

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▲ときおり、小滝やらナメが現われます。水の色も綺麗です。10:47ころ。

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▲標高775m付近の支沢出合で10分ほど休憩。そこからも見えていた滝がこの滝です。遠目にはザイルが必要かなと見えましたが、近づいて見ると傾斜の緩いナメ滝でした。長さは10mほどでしょうか。11:06ころ。

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▲もっと写真を撮る技術があれば、もっと美しく撮ることができるのに! 11:11ころ。

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▲ナメが続きます。沢床の岩の色が明るいので、水も透明感のある明るい色に見えます。11:15ころ。

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▲まだまだナメが続きます。11:21ころ。

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▲水を怖がるS子はこの程度でもビビってしまいます。いま丸太に乗っているのですが、丸太が動かないかと心配しているのです。丸太に乗らなくてもそんなに深くはないのですがね。11:24ころ。

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▲大白沢のちょうど中間点あたりからワサビ田跡が出て来るようになりました。11:38ころ。

整地された面も消えていますし、こぼれワサビも一切ありませんから、相当前に廃田となったのでしょう。

この石垣は適当に積んでいるだけですから、崩れやすいので要注意です。

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▲強い日差しが沢の中へ届くようになりました。やっぱり気分も高揚しますね。11:50ころ。

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▲まだまだ豊富な水量が続きます。もちろん、小さな沢にしては、ですが。11:54ころ。

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▲標高915mあたりの支流との出合です。左が本流。11:57ころ。ここで、10分ちょっと休憩しました。

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▲美しい流れが続きます。12:11ころ。

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▲ワサビ田跡の石垣が続くことが多くなりました。12:17ころ。

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▲大きな岩を大きな木の根が包むように囲んで掴まえています。12:20ころ。

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▲明るく見えるあたりが標高950mあたりの二俣です。通過後に振り返って眺めています。どうやらここには作業小屋があったようですね。錆びて朽ちたトタンがありました。12:22ころ。

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▲ほんの少しだけ沢全体の傾斜が増して来ています。まだ小滝も時々出て来ます。12:25ころ。

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▲標高1035m付近です。左の水の流れている支沢は松姫峠へ詰め上げています。右が本流で鶴寝山方面へ行くのですが、伏流しているのか、水流が乏しいのです。12:37ころ。

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▲相変わらず美しい森は続いています。もはや水の流れは消えましたけれど。12:47ころ。

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▲12:55~13:10ころでした。沢の様子が悲しいことになっています。ゴミ、ゴミ、ゴミ。すぐ上方の道路から誰かが不法投棄したのでしょう。

せっかく美しく、心癒される大白沢が悲しい沢になってしまいました。

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▲ラストの詰めです。上方の白線は道路のガードレール。終了点です。最後の急登を喘ぐS子。13:13ころ。

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▲先週は柵を今週はガードレールを乗り越えての終了点です。13:19ころ。

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▲道路脇の水路に山の水が流れていたので、最後の急登で泥に汚れた渓流シューズを洗いながら歩きました。13:38ころ。

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▲時間次第では小菅の湯に入ろうと思っていたのですが、15:50の奥多摩駅行きバスにちょうど間に合う時間だったので、入れませんでした。田元橋バス停。15:27ころ。

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小菅から臨時バスも出て2台でしたが、すぐに2台とも満員となり、駅近くのバス停ではたくさんの登山者を積み残す有り様。ただ、途中のバス停でハイカー10人弱を見送っていた山野井妙子さんの姿を久し振りに見ました。僕の勝手な想像ですが、日本女性のアルパインクライマーの中では最強の方だと思っています。もちろん現在は指も凍傷で失っていますから、昔とは比べようもありませんが。もっともっともっと一般の方からも評価されるべき女性でしょう。

奥多摩駅ではまたまた天益です。当然天益です。ここのところ満席で入れないことが続いたのですが、今日は二人だけですし、入ることができました。カウンターに折り畳み椅子を入れてくれて、お客さんに少し詰めていただいての着席です。

僕の左隣りでは雲取の小屋のK岡さんが可愛らしい“罵詈雑言”を吐いています。しばらくすると山岳救助隊のH本さんも来られて、ときおり渋い発言をされます。

山屋の社交場としての「天益」は奥多摩では最高の舞台です。ベテランの山屋、最近登山を始めた山ガールたち、地元の住民の方々、多様な顔ぶれが集う場所。

この日も7月に初めて富士山に登るのだと、ご夫婦と息子さんが来られていましたが、周りの皆さんでアドバイスや情報を与えてあげていました。

そして、今年初めてのサクランボをお裾分けして頂きました。ご馳走様でした。


読めますか? 天鵞絨毛蕊花

2012年06月22日 | 家庭の事象

2012/6/22  天鵞絨毛蕊花 これがすぐに読める人はほとんどいないのではないでしょうか? しかも、花の名前だと言われてピンとくる人はもっと少ないでしょうね。

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ビロードモウズイカ と、読むのだそうです。多摩川河川敷の公園で見つけて来ました。

名前の由来ですが、ビロードというのは葉っぱを触ると納得できます。細かな毛がびっしりと生えているので、柔らかくてビロードのような手触りなのです。

「蕊」と言うのは雄しべや雌しべのこと。雄しべに毛がたくさん生えているので「毛蕊」と言う訳です。

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▲写真をクリックして拡大して見て下さい。雄しべに毛が生えているのが分かるでしょうか?

ゴマノハグサ科の帰化植物なのだそうです。ヨーロッパの地中海沿岸に生えていた植物だとか。

これで食卓はナポリの雰囲気? 今日のランチはパスタにワインかな?


上野で山の仲間にばったりと……

2012年06月22日 | 山の仲間たち

2012/6/21  S子の趣味のひとつに書道があります。今年の春まで所属していた山岳会の仲間にも素晴らしい書道の達人がいて、彼女の作品も展示されている展示会があるというので、上野の東京都美術館へ出かけました。

個展とか少人数での展示会ならともかく、たくさんの人の作品が並ぶ展示会ですから、彼女の作品だけをまずは見つけて鑑賞しておかねば、とだけ思っていたのです。

僕はS子にくっついて行っただけ。書道のことはよく分かりません。滅多に行かない都心の空気を吸い(汚れた空気は嫌いなのですが)、都会のどこかで夕食を食べてから帰宅することにしていました。

美術館のそのコーナーに行き、入口付近の作品を眺めていると、角を曲った途端、うわっ! あら! と、互いに驚いた顔で……。その彼女がいるじゃないですか。N里さんです。

N里さんに彼女の作品まで連れて行ってもらい、作品との対面は出来ました。トンパ文字で「明日」という作品だそうです。

まあ、N里さんの作品はトンパ文字とは言え文字ですから分からないではないのですが、他の作品の大多数は文字ですらないのです。書道の技法を活かしての絵画と言った方がいいと思います。僕個人としては、絵画であるのならば、もっともっとオリジナリティーを前面に出して欲しいなぁと感じた次第です。

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▲その後、3人で食事をすることにしました。写真はパンダ橋を渡って上野駅の反対側へ行っているところです。左の二人がS子とN里さん。

沖縄料理の店があったので、泡盛を飲みながら、話しが弾みました。


知られても、注目されてもいない北秋川の御林沢へ、期待を胸に

2012年06月19日 | 沢登り/多摩川北秋川水系

2012/6/17  日曜日は雨だとばかり思っていたので、家で大人しくしているつもりでした。ところが、土曜日夕方の天気予報、「午後は晴れて暑くなるでしょう」なんて言っているじゃぁありませんか!

S子に「行く?」と、同行の確認をとり、一挙に沢モード突入。

前日夕方の急な決定ですし、明朝の天気次第では中止になってしまうかもしれませんから、山仲間には声を掛けられません。S子と二人だけとあって、のんびり、癒し系の沢歩きの沢を選びます。

夜7~9時、野暮用でちょっと外出しなければならず、帰宅後夕食。それから山行計画を練ったという次第。ですから、先月白岩(しらや)沢を実行した際に気になっていた御林(おはやし)沢へ行くことにしました。雨も10時前後までは残るかもしれませんから、バスも9:27と、前回と同じです。沢が違うだけで、電車やバスはみんな白岩沢の時と一緒です。

御林沢は白岩沢最大の支流。ネットで調べてもまったくヒットしません。全然です。地形図を見る限り、傾斜もなだらかな穏やかな沢のようです。広葉樹記号も半分ほど占めており、特に上流は広葉樹だけですから、それほど荒れてはいないはず。まあ、もちろん、それは僕の楽観的すぎる毎度の希望的観測なんですが………。

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▲白岩沢の水を利用した浄水場が建っています。沢登りが「水を汚染させる恐れのある行為」だとは思いませんし、思いたくもありませんが、心して入渓しなければと心を引き締めました。10:41ころ。

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▲御林沢出合には11時頃には到着しました。腹ごしらえと沢支度をして、いよいよ遡行開始です。11:32ころ。目の前、右から左へ本流の白岩沢が流れています。御林沢は向こうから手前に流れている沢。

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▲入渓後すぐの沢の印象は重要です。11:34ころですが、とてもいい雰囲気ですね。期待が持てます。

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▲と思っていたら、すぐに人家が見えて来ました。無粋な石垣、そして前方にはコンクリの堰堤までありました。11:38ころ。

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▲堰堤を過ぎると、沢も落ち着き、まずまずの渓相です。11:48ころ。

沢での歩き始めは、その沢の岩のフリクションをはかることが大切になってきます。滑り易い岩もあれば、ザラザラして滑りにくい岩もあります。表面に生えている苔によっても左右されます。御林沢では赤茶色の苔が要注意でした。いまS子の右足がかかっている岩などがそうですね。ヌルッとしているので、不用意に足を置くと滑ります。

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▲御林沢の特徴の一つは緑にむしている苔が多いことです。下流から中流域まで左岸はずうっと植林帯だったのですが、さほど荒れた感じはありませんでした。写真のように倒木にすらびっしりと苔が生えています。11:51ころ。

でも、今後もし伐採が入ってしまうと、沢は荒れに荒れてしまうのでしょうね。

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▲待望の滝が出て来ました! 奥の滝は高さは3mほどしかありませんけれど、雰囲気のある滝です。11:55ころ。

でも、結局この滝が御林沢最大の滝でした。

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▲3m滝を観察して、登攀ルートを探ります。水流左の凹角を登ることにしました。11:56ころ。

今日はハーケン、ハンマーは持って来ていませんし、途中にピンも灌木もありませんから、プロテクションは取れません。僕がノーザイルで登って、上からS子のためにザイルを投げます。グレードですが、Ⅲ+~Ⅳ-くらいだと思いました。

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▲3m滝の上流ではこれまで以上に穏やかな渓相が続きました。相変わらず、左岸には植林があるのですが。12:13ころ。

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▲この程度の小滝ばかりが連続します。倒木もありますけれど、さほど気にはなりません。13:00ころ。

この写真に写っている白っぽい直線ですが、多分フラッシュに光ったクモの糸だと思います。先頭は小枝を手に、クモの巣を払いながら歩きます。

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▲標高750m地点で林道が沢を横切りました。それ以前から左岸上方に、その後右岸にも見えていたのです。植林作業では出ないようなゴミが多くなってきたので、「何かあるな」とは思っていましたが、林道だったのですね。地形図にはもちろん、昭文社の地図にもまだまったく載っていません。13:04ころ。

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▲再び穏やかな渓相が続きます。13:09ころ。

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▲佳い沢です。御林沢への評価はこの頃にはもう確定していたと思います。「佳き沢歩きの沢」。13:21ころ。

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▲佳い沢でも、倒木はあります。何度も何度もくぐったりまたがったりしなければなりません。沢登りを楽しむにはそんなことさえも楽しむ度量が必要ですね。13:41ころ。

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▲沢沿いによく咲いていました。ガクアジサイの仲間でガクウツギだそうです。13:54ころ。

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▲二俣です。標高900mくらいです。このすぐ手前くらいまで、左岸の植林地は続いていました。ここから上流は左俣に関する限り、植林には出遭いません。

ここでは15分間ほど休憩しました。そろそろ出発です。14:24ころ。

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▲二俣を過ぎると、これまでよりは少し傾斜が増します。岩床だとそれだけでナメ滝状態。14:32ころ。

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▲小滝も連続します。14:35ころ。

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▲沢に立つ巨木ですが、妙なことになっていました。根元のウロに根っこが見えるのです。どうやら、少し上部の木の股に根付いた他の木の根のようでした。14:49ころ。

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▲傾斜はどんどん強まります。右岸が崩壊しているガレ場が出て来ました。こういう場所は急いで通過です。14:56ころ。

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▲突然眼前に巨大なコンクリート壁出現! 奥多摩周遊道路直下では見たことはありますが、道路はまだずっと先です。何のための壁でしょうか? 15:00ころ。

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▲壁を左から越えると、右方向の微かに尾根状を呈しているコースを登ります。もう沢地形からはおさらばです。15:08ころ。

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▲飛び出してくる場所はちょうど浅間尾根駐車場です。15:14ころ。

ここで装備解除。都民の森まで周遊道路を歩いて30分くらいでしょう。15:28のバスには間に合いませんから、今日も16:45で帰ります。

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▲周遊道路を歩いていると、こんな丸まった葉っぱがたくさん落ちていました。

昔の人はこれを「不如帰の落とし文」とか「鶯の落とし文」だとか風流に表現していました。中にはオトシブミという名前の甲虫の卵が産みつけられています。

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16:45のバスは武蔵五日市駅への直行便なので、手前のバス停前にある馴染みの店には今回も寄れません。またまたH島の九州料理の店です。今日は気温も高かったはずなのに、店ではなぜか二人とも焼酎のお湯割りを飲む気分。黒糖焼酎「長雲」はロックがお勧めですが、お湯割りも悪くはありません。「長雲」のあとは芋焼酎のお湯割りを2種類飲んで終了。