ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

盆堀川を棡葉窪出合先から千ヶ沢出合まで沢歩きしました

2016年07月26日 | 沢歩き

2016/7/8  前回の盆堀川沢歩きは盆堀集落まででしたから、今回はその続きをとも考えましたが、同じような渓相が続く可能性もありますから、少し変化をつけて棡葉窪出合付近から上流を歩くことにしました。

この日は高尾山に何度か連れて行ってもらったH樹さんも誘いました。濡れても大丈夫な靴をとだけ言って、参加してもらいました。


▲前回の最終到達点がここです。写真の上が下流。右の斜面を上がって道路に出ました。9:45ころ。


▲江戸時代、19世紀初め頃の庚申塔が立っていました。9:49ころ。


▲棡葉窪出合のすぐ上流に来ました。飲料水として使われる水ですから、入渓禁止になるケースもけっこうあります。入ることを禁じていないのはいいことですね。汚さないよう、注意しましょう。10:02ころ。


▲沢に入り、歩き始めました。H樹さんがトップを歩きます。靴は水遊び用の上等な靴のようです。10:37ころ。


▲さすがに飲料水用の水ですから、綺麗です。10:46ころ。


▲ゴルジュ状の瀞が出て来ました。腰まで水に浸かれば歩いて通過できそうですが、濡れるのは嫌ですから、左側から高巻きました。10:56ころ。


▲瀞を高巻くと、すぐその上に堰堤がありましたから、それもついでに高巻きました。11:05ころ。


▲伝名沢出合の先(おそらく)で林道が橋をかけて通りました。その後すぐに、この低い堰堤が出て来ます。11:14ころ。


▲再び橋の下をくぐると、静かな水面が広がりました。11:18ころ。

この後、30分ほど休憩しました。今日はのんびり沢散歩ですから。


▲休憩後も穏やかな渓相が続きました。そして、なかなか美しい景観も出現します。12:10ころ。


▲上の写真の瀞も渡れそうな箇所を探しましたが、駄目でしたから、高巻きます。12:14ころ。


▲S子もバランスが悪くなっていますから、これくらいのところを渡るのもおっかなびっくりです。でも、見方を変えれば、こんな場所でも緊張感を味わえるわけですから、楽しむことも出来ますよね。12:22ころ。


▲この瀞は浅いので、ちゃぷちゃぷと歩けました。12:28ころ。


▲今日は陽射しがありますが、水の流れを行きますから、涼しさは最高です。12:35ころ。


▲焚火の炎もそうですが、水の流れも見飽きませんね。12:37ころ。


▲水面もいろいろなものを映しますから、見飽きません。12:38ころ。


▲渓流の自然の中を進むS子とH樹さん。すぐ横を常に林道が走っているとは思えませんよね。12:45ころ。


▲恐らく石仁田沢出合にかかる石仁田橋の次の橋を潜ってからすぐにまたの休憩です。写真は休憩後の出発時。13:19ころ。


▲もうどれがどの橋だか分からなくなりました。また橋の下をくぐり、進みます。13:23ころ。


▲S子にはこんな流れも急流に感じられるのでしょうね。13:35ころ。


▲またまた橋を潜ると、沢の中に奇妙なオブジェが出現しました。沢でこんなものを見たのは初めてのこと、前代未聞です。13:41ころ。


▲他にも。13:41ころ。


▲こんなのも。13:42ころ。


▲すべてが近くに立っていました。ただ、置いて立ててあるだけ。どんな人がこんなことをしたのでしょうね。13:42ころ。


▲林道が横を通っているのが見えるようになりました。ちょっと興ざめですよね。13:48ころ。


▲S子の右側のは石垣のようですね。13:54ころ。


▲沢歩きを終了とし、装備解除していると、後ろにこんな花が咲いていました。ユリ科のジャノヒゲかなと思います。14:43ころ。


▲沢から林道へ上がります。14:49ころ。


▲林道脇にあったギボウシの花の蕾。これが擬宝珠に似ているのでこの名前になったわけですね。15:23ころ。


▲オカトラノオの花に小さなハチ(アブ?)が。アリもたくさん花にいました。15:24ころ。


▲ヤマユリも咲いていました。15:36ころ。


▲沢戸橋からの盆堀川出合です。16:33ころ。

H樹さんはバスに乗りたかったようでしたが、僕には最初からそんな気持ちは皆無です。さらに幸運なことに、『音羽鮨』に到着するまでに乗れるはずのバスにも追い抜かれることはありませんでした。
H樹さんに誘っていただいた高尾山では下山が早いので、何の打ち上げもせずに帰宅していましたが、今日は計算通りそれなりの時刻なので、H樹さんも誘って『音羽鮨』で打ち上げです。

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熊倉沢左俣で滝の登攀や沢の下降のミニトレーニングを実践しました

2016年07月22日 | 沢登り/多摩川南秋川水系

2016/7/3  この春、僕が入会したYYDは沢登りと雪山がメインの山岳会です。でも、決して先鋭的ではなく、無理のないレベルで楽しむ、そんな雰囲気の会です。T口さんといろいろな話をしていると、YYDではこれまで沢の下降をしたことがないと言うので、沢の下降を計画してみました。それが熊倉沢左俣東沢遡行~西沢下降です。


▲タクシーで落合橋まで入り、林道を進みます。T口さんは熊倉沢が初めてですから、遡行開始点を自分で見つけてね、と言ってあります。案の定、遡行開始点を横目に林道をどんどん歩いて行きました。I城さんが気付いて、T口さんに声をかけました。
左俣に入った場所で沢登り装備を身に付けます。8:51ころ。


▲この時季、奥多摩ではこの白い花をときおり見かけます。花の名前はなかなか分からなかったのですが、いつだったかやっと分かりました。今回もすっかり忘れていて再度名前を必死になって探したのです。ギンバイソウ(銀梅草)です。写真はまだ蕾ですが、咲くと花弁は5枚で梅の花に見立てたようです。9:04ころ。


▲いよいよスタート。トップはT口さんです。この後、木橋から続いている仕事道に入りました。9:16ころ。


▲仕事道をそのまま進み、二俣手前で沢へ戻りました。写真はその二俣。まずは左の東沢を登ります。9:21ころ。


▲まずは小手調べの易しい2段の滝から。9:22ころ。


▲K田さんが小滝を登ろうとしています。9:24ころ。


▲すべてが小規模ですが、ナメもあります。9:27ころ。


▲ちょっと嫌らしそうな小滝が出て来ました。今日は短い沢ですし、ザイルワークの練習にもなりますから、積極的にザイルを出すようです。9:33ころ。


▲リードはT口さん、確保はI城さんです。T口さんが取り付いてみると、意外と難しいようです。9:37ころ。


▲この辺りから水流の中へ入ったと思いますが、この小滝の核心ですね。9:38ころ。


▲僕が2番目に登り、その次にI手さんが登ります。彼女は運動神経がいいのか、すいすいと登って来ました。9:48ころ。


▲すぐ上の滝をノーザイルで登っているI手さんを心配しながら見ているT口さん。エイト環をATCっぽく使っています。9:51ころ。


▲I手さんの次に登って来たI城さんがすぐ上の滝を登っています。9:53ころ。


▲再び小滝が出現。見た目はさほどでもなさそうですが、念のためにザイルを出すことにしました。すると、意外に手ごわいようです。リードしたのはK田さん。10:07ころ。


▲前回同様、僕、I手さんが続きます。10:13ころ。


▲左の山肌はミズの畑のようですね。10:22ころ。


▲次に出て来た小滝はザイルなしで越えて行きます。10:24ころ。


▲小さな沢ですからボサや倒木も多いです。沢は早くも源流の雰囲気。10:30ころ。


▲水はとっくに涸れてしまっています。10:55ころ。


▲まだ沢地形だけは辿っていますが、両サイドの尾根もすぐそば。11:03ころ。


▲「目の上の尾根が登山道かしら?」などと想像し始めています。11:17ころ。


▲とうとう沢地形から離れて、支尾根へ上がります。11:19ころ。


▲枯葉の下にギンリョウソウを発見! 11:23ころ。


▲いよいよ登山道間近! 11:26ころ。


▲登山道へ出て、3分ほど右へ歩くと熊倉山山頂でした。ここでひと休み。11:30ころ。


▲山頂で30分近く休憩し、今度は西沢の下降です。地形図で確認した地点から登山道を離れ、下へ下へ。11:58ころ。


▲水はまだ流れていないのですが、涸滝が出て来ました。太い木にザイルを巻き、懸垂下降します。12:19ころ。

この後だったでしょうか、この沢を登ってくるパーティーに会いました。T口さんが「水は出て来ます?」と聞いたのですが、「あんまり」との答え。その答えに違和感を覚えるのは僕だけではないと思います。


▲写真では分かりにくいのですが、けっこう急な下りなのです。枯葉で埋まった足元は底が見えないので気を付けなければなりません。でも、ここはさほど嫌な状態ではありませんでした。12:28ころ。


▲沢の下降では下方の状況がよくは把握できませんから、懸垂下降を多用することになります。この滝では40mザイルをフルに使用しました。12:38ころ。


▲小さくて見えないでしょうが、いまI手さんが懸垂下降中。写真中央ではK田さんとI城さんが待っています。その下のナメ滝はクライムダウンします。12:44ころ。


▲この滝あたりから水の流れがありますね。3mもない滝ですが、懸垂下降。僕が持って来ていた30mザイルをセットしました。13:03ころ。


▲上部で遭遇したパーティーの方が言っていた、水が「あんまり」ないとの答えの理由が中流域で分かりました。この写真の10分ほど前から沢の水が伏流して地上から消えたのです。13:24ころ。


▲ヒキガエル。水も出て来ました。13:26ころ。


▲やっぱり沢には水がなくっちゃ! 滝のクライムダウンも途中からドボ~ン! 13:35ころ。


▲この小さな隙間にも、最後はドボ~ン! 13:36ころ。


▲登ると易しい滝も、下りではけっこう気を遣います。K田さんがクライムダウン。13:41ころ。


▲沢登り2回目のI手さんには念のためのお助け紐連結で。13:43ころ。


▲東沢と西沢の合流点に戻って来ました。13:54ころ。


▲朝、沢装備を装着した場所で今度は装備解除します。14:02ころ。


▲木橋を渡って林道へ戻ります。14:27ころ。


▲今朝、タクシーで送ってもらった落合橋が見えて来ました。14:45ころ。


▲南郷バス停到着です。14:57ころ。

着替えを持って来ている人はここで着替えました。僕も上着だけを着替え、Tシャツに。パンツから全部着替えている人もいましたね。
I手さんは今日の暑さにちょっとやられたようでした。多分、暑い中での詰めが大変だったのでしょうね。

バスで武蔵五日市の五日市バス停で降りて、「音羽鮨」に向かったのですが、なんとなんと! 今日はお休み。その理由は秋川の多分何かの大きな催しなのでしょう、そこで出張料理を頼まれたのだそうです。スタッフは全員そちらへ行ってしまうのですから、仕方ありません。
別のお店を見つけなければなりません。そば屋さんに入ったのですが、料理は美味かったものの店の親父さんが何となく不機嫌そうな方で・・・・

最後にT口さんの沢の下降の印象をひと言。(会への山行報告より)
「降りられない滝は懸垂下降でおりながらの快適な沢下降でした。沢の中は涼しくて体力をさほど使う事もないですし、慣れない下降の足の運びに何度か足を滑らしましたが後半はだんだんとコツも分かってきました」

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盆堀川と棡葉窪 2/2 ――― 盆堀川の支沢、棡葉窪(ゆずりはくぼ)にひと苦労

2016年07月18日 | 沢歩き

2016/6/24  盆堀川の沢歩きを途中の盆堀集落でいったん打ち切り、棡葉窪の沢歩きに向かいました。今日は夕方も遅くなると雨が降る予報ですから、短い沢をさくっと終了させたいものですね。 


▲路傍に立っていました。左のは馬頭観世音(ばとうかんぜおん)、その右の仏様はどんな仏様か分かりませんが、文政と彫られていますから19世紀前半のものですね。14:24ころ。


▲今日は平日ですから、採石場との間を行き来するダンプがしょっちゅう通ります。14:26ころ。


▲盆堀集落です。こちらは集落の西の端ですね。14:29ころ。


▲採石場前に到着しました。この真ん前が棡葉窪出合です。14:43ころ。


▲沢へ降りました。中央付近に右へ分かれている棡葉窪があるのです。14:58ころ。


▲S子はいきなり出合から高巻いて棡葉窪入渓です。後方の明るいところが出合。15:05ころ。


▲今日はずうっと曇っていて、これから雨が降るかもしれないくらいですから、谷底は本当に暗くなっています。ですから、フラッシュを焚いてみましたが予想通り周囲が真っ暗になってしまいいます。岩はヌルヌルと滑り易く、丸太やゴムのパイプがS子には邪魔です。15:11ころ。


▲6mほどのトイ状滝が出て来ました。下から見ると容易に登れるかと思いましたが、滝の中ほどに立つと見た目と違って嫌らしい。流れのままにまっすぐ登るとすれば小柄なS子にはちょっと嫌な登りになりそうです。両足を突っ張るようにして登らないといけないからです。ですから、中央部からは右の壁を登ることにしました。残置のロープも残されていたからです。15:47ころ。


▲僕自身はノーザイルで登り、S子へザイルを投げ降ろしました。S子は苦労はしていたようですが登って来ました。16:02ころ。

このころからだったかと思います。とうとう雨が降り始めました。僕自身はTシャツ1枚でしたから、思いのほか体が冷えて来ています。少し焦る気持ちも生まれますが、それをS子に気取られる訳にもいきません。このまま小雨であって欲しいと祈る気持ちでした。


▲この滝は見覚えがあります。いつもは乾いていて、もっと気楽に登れるのですが、今日は濡れていて滑り易かったですね。16:09ころ。


▲この滝が棡葉窪の核心です。僕自身は水流のすぐ右をホールドの掴み方を少し工夫して登ります。3級+~4級-くらいでしょうか? ワンムーヴかツームーヴだけなので問題ありません。ただ、腕を伸ばしてホールドを掴まないといけませんから、脱臼癖のあるS子にはちょっと辛いかもしれません。と言うわけで、S子には残置ロープや残置シュリンゲのある反対側を登ってもらうことにしました。僕にはこちら側を登った経験はないのですが、まあ大丈夫でしょう。滑り易そうではありますが、危険度はなさそうです。16:27ころ。


▲S子は1度か2度は滑りましたが、残置ロープを利用しながらすぐに登って来ました。16:32ころ。


▲続いてすぐに5m滝が出て来ます。念のためにザイルを出しました。ここは最初だけが滑り易いのです。案の定、S子も滑ってくれました。16:40ころ。


▲二俣です。雨もほとんどやんでいます。いつもならここで沢装備解除するのですが、今日はとりあえず林道までこのまま下ることにしました。16:46ころ。


▲仕事道でまずは尾根へ向かって登って行きます。16:52ころ。


▲一般登山道ではありませんから、こんな感じに崩れかけて危険な箇所もあります。16:59ころ。


▲尾根を越えて植林帯に入ると後は降るのみ。17:01ころ。


▲棡葉窪出合横の林道に出て来ました。17:14ころ。

棡葉窪出合から再びこの場所に戻ってくるのに2時間15分ほどかかりました。まあ、一般的にはほぼコースタイム通りです。入門の沢ですから入門者の必要タイムに合わせているのです。
昔、沢のベテランSS木さんと盆堀川のどこかの支流を登りに行ったのですが、その帰り道、まだ時間が早かったので「棡葉窪を登って行く?」とどちらからともなく言いだして、登ってみたことがありました。二人とも全部の滝をノーザイルで登って行きます。結局、スタートから再び同じ場所に戻ってくるまでたったの30分。
僕にはそんな印象ばかりが強い沢なので、今日は雨がいつ降り出すかという心配もあって、少々焦り気味でした。まあ、焦ってもしようがありませんから、もう少し精神的に強くあらねばと反省したこの日の棡葉窪遡行でしたね。


▲傘を差して林道を歩いていると、慰霊塔がありました。「天正十八年 戸倉城山合戦 盆堀之戦没者 慰霊塔」と読めます。豊臣秀吉の小田原攻めの際にここでも合戦があったのでしょうか? 調べてみると、ここでは合戦はなく八王子城へ応援に行ったようなことも書かれています。よくは分かりませんが、この盆堀集落からも戦に出陣し亡くなった人がおられたのでしょう。ちなみに、戸倉城山はこの盆堀集落のすぐ裏の山の山頂にあった山城です。17:36ころ。


▲沢戸橋の手前でシャッターの閉まったお店の前にベンチが置いてありました。ここまで雨も降っていましたから沢装備のままで歩いて来ました。このベンチを有り難く使わせていただきました。ここでやっと沢装備解除。18:06ころ。

雨もほとんどやみました。休んでいる間にバスも目の前を通りすぎて行きました。とは言え、バスに乗ることはまずないのですが・・・・
五日市の町の中心道路を歩いて馴染みのお店「音羽鮨」へ行きました。久し振りです。馴染みの店は落ち着きますね。

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盆堀川と棡葉窪 1/2 ――― 盆堀川の沢歩きは期待以上に楽しく美しく・・・・

2016年07月15日 | 沢歩き

2016/6/24  S子とは二人でいろいろな沢へ行き、沢登りの技術を高め、経験を積んで来ました。前の山岳会では僕やS子と同レベルの沢屋さんがあまりいませんでしたから、中級レベルの沢へも二人で行かざるを得ないことが多かったのです。大きな沢へは万が一の事故対応等を考えると数人パーティーで行きたかったですから、二人だけで行くには制限がけっこうあったものです。

S子の体力も昔とは比べようもないほどに低下し、バランス感覚も悪くなり、ザイルワークも不如意になってきていますから、普通の沢登りは到底無理な状況です。

最近は短くて簡単そうな沢へ行くようにしています。でも、ただそれだけでは詰まりませんから、これまで行ったことのない沢へ行くのですが、そんな沢は概して記録がないものです。僕としてはちょっと探検的な気分を味わえる楽しみもあります。

今回も色々と考えて、沢歩きで楽しそうな沢を選んでみました。それが盆堀川。もし、時間が余れば棡葉窪(ゆずりはくぼ)も沢登りしようと計画しています。


▲久し振り? に武蔵五日市駅で下車します。すると、いい香りがします。周りを見てみると壁や天井や柱が木で覆われているではありませんか! 地元の木材なんでしょうね。9:59ころ。


▲駅前のメインロードを西へ歩いて来ました。黒茶屋の門があります。10:34ころ。


▲沢戸橋の上から盆堀川の出合が見えました。本当はあの出合から歩きたいのですが、最初はまだ多くの民家の中を流れていますから、ちょっと遠慮してもう少し上流から入ろうと思います。10:37ころ。


▲久保河原の集落が終わったあたりの盆堀川の様子です。このあたりは沢と言うよりは川ですね。10:46ころ。


▲すぐに河原へ降りる道がありました。そこからスタートすることに。10:47ころ。


▲穏やかでいい雰囲気の河原です。10:49ころ。


▲倒木に座って、沢装備を付けました。11:07ころ。


▲スタートです。11:27ころ。


▲いい雰囲気の沢歩きが続きます。誰でも歩けますね。11:36ころ。


▲こんな感じ。11:49ころ。


▲初めて堰堤が出て来ました。12:00ころ。


▲堰堤を右から簡単に巻くことが出来ました。12:04ころ。

堰堤を越えたところでお昼にしました。


▲再スタートするとすぐに、車道が橋で横切ります。送電線も頭上を横切っています。12:41ころ。


▲橋の先には何やらよく分からない家があります。人は住んでいるのでしょうか? けっこう大きな家です。12:42ころ。

その後、ネットで調べてみると『水哉亭(すいさいてい)』というヤマメ料理のお店のようです。オーナーの本業がヤマメの養殖なのだそうですよ。いつか入ってみたいお店です。


▲車道が前方に見えます。車道と沢とが法面(のりめん)で接しているのは今日の沢歩きではここだけでした。12:51ころ。


▲こんなところでも、それなりに緊張感があって楽しめますね。12:56ころ。


▲お気付きかと思いますが、今日の天気は完璧なる曇天。夏の昼としては暗い感じの中を沢歩きしています。しかも気温も上がっていません。寒いくらいです。Tシャツ一枚で来たことを後悔し始めています。13:07ころ。


▲簡単な回り込みも膝を濡らしたくない一心ですから、ホールドを探したり一生懸命です。13:13ころ。


▲今日の初小滝の出現! 高さ50cm! 13:15ころ。


▲瀞のおでましです。小さな沢の沢歩きですが、何やら重厚な雰囲気が漂っていますね。13:25ころ。


▲今日はパンツを濡らす可能性は考えていませんでした。ザック内の防水もいい加減なままです。ですから、深みには入らずに必死にへつっているのです。それはそれで面白い! 13:28ころ。


▲瀞はさらに続きます。本当に盆堀川という小さな支流だとは思えない素晴らしさですね。13:33ころ。


▲この瀞は確実にパンツが濡れそうなので高巻くことにしました。とは言え、すでに僕のパンツは半分ほど、S子はおそらく全部パンツが濡れています。
左岸にかすかな踏み跡が付いていました。13:36ころ。

途中の小さな河原で再びの休憩。


▲再スタートすると小さな少し崩れた堰堤がありました。14:09ころ。


▲水面に森が映ります。橋も見えています。14:11ころ。


▲橋と橋の下の瀞。90°傾いたままです。頭を左に傾けて見てくださいね。14:13ころ。


▲橋の下の瀞も深そうでしたから右岸を高巻きました。結局、道路へ出てしまいます。14:21ころ。


▲この橋が沢床から見えていた橋です。ここは盆堀集落の西部分に架かっている橋ですね。14:22ころ。

今日は棡葉窪出合までは盆堀川を沢歩きするつもりでした。でも、予定の6割くらいしか沢歩き出来ていません。しかも、意外と瀞もあり深いですから、この先を沢歩きするとしてもしっかりと濡れる準備をしておいた方が良さそうです。
と言うわけで、盆堀川の沢歩きはここで終了とし、棡葉窪の沢登りへこれから向かうことにしました。せっかくハーネスも付けているのですから、少しは使いたいと思ったからです。

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鷹ノ巣山避難小屋泊まりを楽しみました。2日目 ――― 石尾根を下降しました

2016年07月12日 | ハイキング/奥多摩

2016/6/11  今日は石尾根を奥多摩駅へと下降するだけですから、朝のひと時はゆっくりと過ごすことが出来ます。まあ、そうでなくても大抵はのんびりと過ごすのですがね・・・・


▲僕たち以外に4人が泊まっていましたから、その中にはすごく早く出発する人もいます。窓からの光も入って来て明るくなりますし、早くから目は覚めていました。外へ出てみると、昨晩に続いて薄い霧に包まれています。6:01ころ。


▲この写真の中で寝ておられたもう一人の単独行者はすでに出発しています。6:17ころ。


▲ほぼ大雑把には片付きましたね。6:36ころ。


▲陽が高くなり気温が上がるにつれ、薄い霧も晴れて来ました。青空ものぞき始めています。6:39ころ。


▲鷹ノ巣山避難小屋のトイレです。7:14ころ。


▲清潔に保たれているようです。どなたが綺麗にしてくれているのでしょう? 7:14ころ。

トイレ内に貼ってあった『山のトイレマナー』をここにも記しておきますね。
「便槽の中は紙と生理用品でいっぱい
山のトイレはほとんどが浸透式です。便槽の中にゴミが混入していますと、し尿の分解を妨げます。特にティッシュペーパーはそれ自体溶けにくく、分解を妨げます。トイレットペーパーは溶けやすいものの、分解を妨げるのは同じです。
ペーパー、生理用品は持ち帰りましょう。
私たちの排泄行為が野生動物に悪影響を与え、水源を汚染し、景観を損ねているということを自覚してください。あなたが何気なく捨てたペーパーが、後から入る人の目にとまる、ちょっと恥ずかしいと思いませんか?」
正論ですね。ただ、紙の持ち帰りに慣れていない僕は、恐縮のあまり出るものも引っ込んでしまいました。


▲上記に続いて書くのも何ですが、朝食はまずはおさかなハンバーグ。右に箸が写っていますけれど、昨晩から使っている木を削った箸です。家から割り箸を持ってくるのを忘れてしまったので・・・・ 7:17ころ。


▲続いてラーメン。一人分を二人で分けました。野菜は昨晩のを少し残しておきました。7:44ころ。


▲朝の陽光が美しい縞模様を作っています。7:51ころ。


▲避難小屋の前のヤマツツジとS子。7:59ころ。


▲朝食も終え、のんびり過ごしていましたが、やっと僕たちも出発です。マウンテンバイクの男性が先行して登って行きました。8:40ころ。


▲昨日登った浅間尾根が見えます。8:50ころ。


▲鷹ノ巣山1736.6m山頂です。9:09ころ。


▲今日は薄霧が広がっていて遠くの山並みは見えません。眼下の谷は峰谷川の支流、入奥沢です。易しく心地よい沢です。9:11ころ。


▲このあたりの石尾根にはヤマツツジがあちこちに咲いています。9:15ころ。


▲こんな風にヤマツツジを愛でながら歩けます。9:17ころ。


▲本当に満開ですね! 9:28ころ。


▲陽も当たり始め、輝きも増します。9:33ころ。


▲水根山1620mはこれまでほとんど意識したことのないピークだったのですが、ここだったんですね。9:41ころ。


▲途中、小さな甲虫がS子の腕にとまりました。ネットで調べると、意外にすぐ分かりました。どうやらゾウムシ科のリンゴコフキゾウムシのようですね。でも、どうしてそんな名前が付いたのでしょうね? 10:19ころ。


▲ジシバリでしょうね。10:27ころ。


▲なだらかな尾根が続きます。10:33ころ。


▲城山1523mの先で北へカラ沢尾根が降りています。この写真がそうですが、木と木の間にロープが渡してあります。間違えてカラ沢尾根へ降りてしまう登山者が多かったからなのですね。10:45ころ。


▲前の写真の小ピークから登山道の急下降が始まります。10:51ころ。


▲斬新な自然のオブジェ。10:55ころ。


▲サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星)の小さな花がたくさん落ちていました。10:58ころ。


▲この花もよく分かりません。ユリ科のツクバネソウのようにも思いますが・・・・ 11:25ころ。


▲将門の伝説が数多く残っている奥多摩ですが、ここもそのひとつ。確かに馬が走り回ることが出来そうな平らな場所です。11:34ころ。


▲ヤマツツジの花もこのあたりではほとんど落ちていました。11:36ころ。


▲こんな花も落ちていました。バラ科のような気もしますが、ぜんぜん分かりません。11:58ころ。


▲六ッ石山に近づくと石尾根の北面に登山道は回りました。12:01ころ。


▲六ッ石山1478.8mにもちょっと寄って行きました。12:10ころ。


▲石尾根が南東を向くと大岳山1266.5mが見えて来ます。12:33ころ。


▲ウツギの花が咲いていました。13:06ころ。


▲フタリシズカの花。花と言ってもフタリシズカには花びらも萼もないのだそうです。白く見えるのは3つの雄しべでそれに囲まれて子房があるのだそうです。13:13ころ。


▲S子が奇妙なものを見つけました。僕は直感的に「これは虫だ」と思いましたけれど、脚も頭も何も見えません。でも、帰って家でPCで拡大して見ると、何となく脚らしいものも見えます。「綿毛 虫」で検索してみるとヒットしました! エノキワタアブラムシのようです。13:23ころ。


▲登山道は石尾根の南面に移りましたが、日陰が多いので涼しいですね。13:45ころ。


▲左の石像には「享保」の年号が見えます。「甲子待供養同行」という文字も読み取れます。甲子待は大黒天のことだとか。右の石像の文字はよく読めませんね。14:16ころ。


▲山道からいったん舗装された林道に出て来ました。14:26ころ。


▲「神社にすぐ着くからそこで休憩しよう」と言っていたのですが、なかなか神社が出て来ませんでした。羽黒三田神社です。1000年以上の由緒ある神社なのです。14:51ころ。


▲氷川の集落が見えて来ました。15:06ころ。

天益へ行くと、カウンターは若者(地元の人が多いようでした)でいっぱいです。今日も天益では食事できずに帰らなければならないのかな? と覚悟しましたが、「外にテーブル出すけど、それでいい?」と言ってくれます。カウンターのお客さんが料理やお酒も運んでくれて、S子にとっては久し振りの天益での食事となりました。

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