ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

我が家の節電――その②

2012年07月27日 | 家庭の事象

暑い夏が続いていますね。暑さに負けて体調を崩しては元も子もありませんし、かと言って、冷房使い放題では地球の環境にも自分のお財布にも大いなる負担がかかってしまいます。

まあ僕は8月生まれだからでしょうか? 夏の暑いのはさほど苦にはなりません。生まれ落ちた瞬間からこの日本の暑さだったのですから、人生で最初に適応した気候だったわけです。それでも寝苦しい夜(熱帯夜)はあります。

ですから、暑さを、室内の暑さを和らげる工夫はいろいろと試してみました。簾(すだれ)を垂らしていた時期も長かったのですが、最終的に辿り着いたのが遮光ネットでした。一昨年の夏からこれを使っています。

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▲簾と比べての利点は安くて軽くて長持ちすること。それにしっかりと固定できるので、風にも強いことです。一番向こうの色付きのヤツは以前からあったもので、勿体ないので使っています。手前の黒い2枚の遮光ネットが本命。

1枚のサイズは2m×2m、ハトメが8つ付いています。上部のハトメは小さなカラビナでロープにかけていて、遮光ネット同士を離せば左右に開くこともできます。布団を干す際にはそうしています。左右や下の部分はハトメに紐を付けていますから、しっかりと張っておきます。

そして重要な点は、遮光ネットをベランダの手摺りの外側に垂らすこと。手摺りのコンクリートや金属部分が直射日光に当たって高温になるのも室内が暑くなってしまう熱源なのです。直射日光に当てないだけで、コンクリや金属の温まり具合がかなり違ってきますよ。

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▲我が家のベランダです。遮光ネットによるたったこれだけの日陰が出来るだけで、ずいぶん違うものです。ちなみに温度計をベランダのコンクリの上に置いて温度を測ったところ、遮光ネットの日陰部分では33~34℃、向こうの日なた部分では39℃でした。時刻は13時ころです。

ところで、またまた今回もタイトルが落ちです。実は「節電」と言っても、我が家にはエアコンがないのです。遮光ネットを付けようが付けまいが、使用電力は変わらないのです。若いころは地獄のように暑い部屋に住んでいたこともありました。それでも、エアコンは購入せず何とか凌いで来ましたから、暑さには強いのでしょうね。

年老いて耐えられなくなったら、購入することにしましょう。

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沢登りも場数を踏むことが大切、だから勘七ノ沢

2012年07月24日 | 沢登り/酒匂川四十八瀬川水系

本当はO橋君、寄沢本流のイイハシの大滝を登攀したいと思っていたのですが、僕にはそこまでの大胆さはなく、勘七ノ沢で我慢してもらいました。

イイハシの大滝はずいぶん昔にS子と二人で行って登ったことがあります。3段45mの滝で、最上段の滝は一般的には登攀対象になっていません。ですから、2段目の25m滝が核心部になるのですが、これが非常にいやらしい。僕は何とかフリーでリードできましたが、濡れ具合や苔の状態次第ではA0連発になりかねません。4級+というグレードですが、ゲレンデの4級+とは違って本ちゃんの滝の4級+はそれは緊張感が半端ではありません。

その時は本当の緊張感は登攀後に襲って来ました。2段目の滝登攀後、ビレイ点を探したのですが、ハーケンやボルトはもちろん灌木すらありません。仕方なく高巻きルートを灌木で確保できるところまで上がらざるを得ませんでした。しかし、その場所からはS子との意思疎通ができません。声も滝の轟音に掻き消されてしまいますし、互いの姿もまったく見えないのです。

それからは相手の能力、習性に対する理解度に頼るしかありませんでした。これほどに時間がたてば相手はこう動くだろう、こういう状況だと相手はこう判断するはずだ。などと、指先に伝わって来るザイルの僅かな感触をつてに決断するしかなかったのです。

僕とイイハシの大滝との間にはこのような記憶が横たわっていたので、O橋君の登攀能力への信頼はあっても、まだ2回しか一緒に沢へ行っていないO橋君と寄沢本流へ行くことは無理筋でした。

そんな、ちょっと可哀想なO橋君との勘七ノ沢遡行です。

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▲2012/7/22  大倉から二俣へと歩き、遡行開始が10:08ころ。勘七は人気の沢ですから、遡行者も多く、この写真のパーティー以外にも2パーティーと会いました。

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▲人気の沢の割には堰堤も多く、7つほどあります。これが最初の堰堤。10:11ころ。

堰堤と言っても、すっかり沢の景観に溶け込んでいるので、それを登って越えること自体がまずまず楽しくなっています。

ところで、この日の写真はずっとオートにしていましたが、肉眼ではあまり見えなかった霧の粒にフラッシュが当たって光る結果になってしまいました。ご勘弁を。

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▲最初の滝F1です。この滝が一番難しい滝で、4級+はあるでしょう。1本目のピンをとる辺りが核心部。10:18と10:26ころ。

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▲F2。滝の右壁を登ります。一部もろい箇所もあるので気を付けなければいけません。10:36と10:39ころ。

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▲F3。深い釜を持っている。10:48ころ。

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▲少し苔色をした岩床のナメ。ほんの少しの長さしかないが、美しい。10:52ころ。

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▲2段15mのF4。この滝の1段目は簡単に登れるとすぐに見てとれるが、2段目は一見登れそうには見えない。それを通い慣れた通路を辿るがごとくに、スタスタと登って行くO橋君にはちょっとびっくり。ルートの説明を頭に叩き込んでいたのだろうか? それにしては「・・・・残置ボルトで区切り、・・・・上段の出口はちょっと気をつけたい」と書かれているのに、ザイルを出すことを一顧だにしないとは。

下の写真が2段目なのですが、いまO橋君がいる右上へ岩の間に隠れて行くかのように通り道があるのです。10:57と10:59ころ。

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▲F4の上流では堰堤が連続しました。堰堤の上で小休止をとってからF5の大滝10mへ向かうと、そこには先行パーティーが。最後の一人がこれから登るところでした。11:33ころ。

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▲大滝のグレードは3級+。ピンもしっかりありますし、易しい登攀です。でも、初見では緊張するでしょうに、O橋君はいともスムースに登って行きました。11:39~11:44ころ。

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▲フラッシュで光る霧の粒がすごいですね。大滝の上流では小滝が連続します。11:55ころ。

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▲イワタバコです。沢へ行くたびに「イワタバコの花はまだかな~ぁ」と思っていたので、蕾を見て嬉しく感じました。来週からはイワタバコの花に出会えるかもしれませんね。12:03、12:05ころ。

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▲O橋君が「ハーケンを打ってみたい」と言うので、持って来ました。熱心にクロモリハーケンを鳴かしているO橋君。いろんな場所で使ってみることですよね。僕も教えてあげるほどには経験はありませんから。12:11ころ。

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▲さらに小滝は続きます。12:14と12:20ころ。

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▲この日はすべてのルートファインディングをO橋君に任せました。最後は花立山荘に突き上げる支沢の選択。それも大正解でした。写真は山荘下の草地です。13:15ころ。

ルートファインディングをほとんど間違えてくれないのは、教える身としてはつまらないのですが、山仲間としては心強い限りですね。

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▲最後の落ちがこの写真。ヤマビルです。僕のザックのアプローチシューズの中にいました。大倉から二俣の間で付いたのでしょう。多分、二俣で付いたのだと思います。13:25ころ。

踏んでも、小石でグリグリしても、潰れません。弾力性があって頑丈な体です。丹沢へ行く際には、塩でも持って行くべきですね。

花立山荘を2時前には出発、大倉発15:38のバスに乗りました。渋沢ではいつもの『いろは』。下山報告を入れると、さっそくS子から返信。「了解 ごゆっくり! ただし、飲みすぎないように」

帰りの南武線、一人だとよく行ったり来たりするものですから。いつぞやは、終電になってしまって、まんが喫茶で夜を過ごしたことも。

この日の『いろは』は山屋でいっぱい。僕も嬉しくて、黒霧島をボトルキープしてしまいました。

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今年初めての焚火をナメラ沢で

2012年07月20日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

せっかくの3連休、沢の中で泊まってまったりとしたいと思っていました。メンバーはS子と沢中ビバーク未経験のK美さんですから、易しくて楽な沢を探しました。いろいろと候補はありましたが、2人が確実に満足できる沢ということで選んだのがナメラ沢です。

S子は25年前にも僕と二人で遡行したことがありますが、そんなに昔ですから初めての沢といった感覚でしょう。それにその時は“耐寒ビバーク訓練”を兼ねての遡行でした。5月上旬に源流部でシュラフカバーとツエルトでのビバーク。朝目が覚めると、周囲は凍っていました。詰め上げた稜線にはまだ雪がたくさん積もっていて、地下足袋のまま下山したものです。

僕は他にも2回遡行経験がありますから、今回で4回目のナメラ沢。直近では一昨年の7月に訪れています。

2012/7/15  塩山駅から8:30の西沢渓谷行バスに乗って約1時間。雁坂峠入口で下車。すぐ近くに「道の駅みとみ」がありますから、ちょっと寄ります。

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▲イワツバメが飛び交い、庇の下の巣へ出入りしています。その巣の中には写真のような巨大な楕円球状の集合住宅が………??? よ~く見るとただとまっているだけで、出入りはしていません。球状のものもスズメバチの巣のようです。今はハチの姿は見えませんが、イワツバメとスズメバチは共存できていたのでしょうか? 9:49ころ。

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▲雁坂峠へ歩いて行くと、林道終点が沓切沢橋になっています。そこには「ここは沓切沢ではありません」という看板が立っています。実際、この橋がかかっている沢は唐松尾沢だと昭文社の地図や昔の遡行図には出ています。クッキリ沢はもっと先で登山道と出会っています。どうしてこの橋の名前が沓切沢橋となってしまったのでしょう?

その不思議な橋から少し山道を進むと写真のような看板が現われます。左下へ踏み跡を下ると、そこは峠沢です。11:16ころ。

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▲右の沢が峠沢です。ここで少しの腹ごしらえと沢支度をしました。11:21ころ。

峠沢をほんの少し下降するとナメラ沢出合です。

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▲右が峠沢で、左がナメラ沢。12:14ころ。

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▲ナメラ沢はその名の通りナメの多い沢。さっそく現われるのが「くの字」のナメです。12:24ころ。

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▲堰堤状5m滝。12:26ころ。右端を登ります。念のためにお助け紐を出しました。

源流部の小滝を除くと、この滝が唯一のナメやナメ滝ではない滝です。

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▲途中、クリンソウの群生がありました。花期は終わって実を付けています。12:42ころ。

お寺の屋根の上の柱状のものを九輪とか宝輪と言うそうです。それに似ているからクリンソウだとか。

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▲ナメラ沢はこのようなところが多く続きます。心地よい! 13:17ころ。

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▲向こうに10×20m滝が見えて来ました。天気も最高です。13:19ころ。

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▲10×20m滝です。13:22ころ。10は滝の高さ、20は滝の長さを表します。sin(サイン)の値が0.5ですから、この滝の傾斜は30度ということでしょうか?

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▲ナメやナメ滝の多い沢は遡行図(一番新しい記録が掲載されている『東京起点 沢登りルート120』を参考にしています)との照会が難しいですね。人によっても表記の仕方がまるで違いますし。7×10mかなとも思いますが、右の支沢の滝を15×30mとしていますから変ですよね。支沢の方が傾斜が強いですから。13:43ころ。

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▲足を止め、目線を下げて、そこを流れる水のさまを眺めるだけでも感動があります。13:55ころ。

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▲天場になりそうな場所を探しながら歩いていました。幾つかあったのですが、まだ時刻も早いのでもっといい場所をと、先に期待をしていました。そして出て来たのがこの場所。14:14ころ。

すぐに思い出しました。一昨年、泊まった場所です。049

▲岩の隙間に綺麗な蛾がいたので撮影しました。オオミズアオ(大水青)と言うそうです。14:59ころ。どうやらこの個体は♀のようです。

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▲タープを張りました。15:42ころ。さっきから同じ岸の山側のすぐ近くで鹿がずっと啼いています。警戒音を発しています。鹿にとってもこの場所は居心地が良いのでしょうね。僕たちに立ち去って欲しかったのでしょう。

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▲焚火の場所も一昨年と同じです。この辺り、流木は少ないのですが倒木はたくさんあります。まずは土台となる木を敷きます。以前の炭もその下にあるので、土台としては申し分ありません。15:54ころ。

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▲新聞紙を丸めて置き、その上に細い小枝をたっぷりと載せます。新聞紙に点火すると、中心部に熱がこもるように、見守ります。小枝が良く乾いていたのでしょう。今回は一発で成功しました。16:00ころ。

それからはあまりむやみにかき回したりせず、だんだんとより太い枝に火を燃え移らせます。

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▲焚火が安定したところで、サプライズ! なんと、K美さんがヤマメを自宅から持って来たのです。釣りを始めたのは知っていましたが、自宅そばの川で釣ったヤマメを冷凍して持って来ていたとは! 17:19ころ。

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▲写真に撮るのを忘れて、最後の残り物をパチリッ! 僕の定番メニュー高野豆腐+漉き昆布です。18:21ころ。

交代交代におかずを作りながら、ぼちぼちと食べ進むのが僕は好きです。当然その間にもチビリチビリと焼酎のお湯割りは飲み続けます。焼酎は屋久島の「三岳」、お湯は焚火にかけたビリー缶からですからほんのりと木だか炭だかの味がします。

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▲焚火周辺はこんな感じ。まだ18:22ころですから、薄明るいのです。フラッシュをたいていますから、火の赤みも消えてしまいます。S子は少し寒いと言って火のすぐそばに移って来ました。

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▲ちょっと小ぶりなヤマメです。美味!美味! 18:53ころ。

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▲またまた写真を撮り忘れました。K美さんの作った豚汁です。18:57ころ。

K美さんのザックの重量がやたらに重いので不思議に思っていましたが、天場に着いてからその訳が判明。ヤマメとビール1缶は大歓迎ですが、豚汁用の大根、人参、豚肉、コンニャク、………、その量の多いこと!多いこと! これでは重くなるのも当然。

それでも、共同装備から少しは持ってもらいました。強いですからね。

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▲S子がフライパンを使って焼きビーフンを作りました。20:04ころ。

み~んな美味しかったですよ。

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▲焚火を実際見ているのと同じように写真に撮るのは難しいことです。それ以上に、焚火の傍らで夜を過ごす心満たされる感覚を伝えることはほとんど不可能でしょう。

会話が途切れて焚火のはぜる微かな音しか聞こえなくなっても、そういう一瞬の方が豊かに感じられるほどですから。20:05ころ。

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▲おやすみなさい。21:45ころ。

2012/7/16  一昨年も同じ7月に同じ場所で寝ました。今年の方が暖かい夜でした。まったく寒さを感じません。途中、用足しで一回目覚めましたが、あとは熟睡。

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▲山で焚火をする際は、夜は火を消しません。主な燃え差しは離して置いて、熾きには風で舞い上がらないように石を載せておきます。風が強い夜は石をびっしりと置きます。夜中目が覚めた時に、もし少しでも火の粉が見えていたら要注意! 

穏やかな夜でしたから、焚火は寝る前と同じです。

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▲少しの新聞紙と少しの細い小枝、要領は前日と同じですが、いとも簡単に炎は上がります。明るくなったばかりの谷間に灰青色の煙が棚引いて行きます。4:45ころ。

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▲朝食当番はK美さん。メニューはうどんです。ウィンナーもたっぷり入った豪華なうどん。5:44ころ。

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▲最後に小さなゴミ拾いをして、いよいよ出発です。気持ちの良い天場でした。7:29ころ。

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▲この辺りから綺麗なナメのスタートです。何メートルあるのでしょうか? 7:50ころ。

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▲まだナメは続きます。7:51ころ。

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▲これまでもそうですが、綺麗な沢にも倒木くらいはあります。8:21ころ。

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▲二俣を過ぎると、傾斜がきつくなります。8:31ころ。

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▲谷も次第に狭くなってきました。8:47ころ。

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▲マタタビの花です。8:52ころ。

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▲水の流れも細くなり、源流の様相です。9:07ころ。

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▲水もほとんど涸れて来ました。9:34ころ。

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▲ツメは忠実に沢型から逃げずに登って行きます。最後は赤紐に導かれるようにして、ゴロゴロの岩の間を詰め上げます。上から10:10、10:53、10:58ころ。

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▲登山道に飛び出す一歩手前です。11:04ころ。手前の岩のところで、装備解除しました。

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▲歩きながら「シャクナゲはもう終わったよね~ぇ」と喋っていたら、こんな白いシャクナゲがここだけで現われました。キバナシャクナゲかなぁと思うのですが。11:54ころ。

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▲どうやら山の稜線にだけガスがかかっているようです。ときおりガスが飛ばされて青空が見えると、とたんに夏の暑さに見舞われます。12:01ころ。

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▲まあ!とげとげの草だこと!と思っていたら、調べると小灌木なんですね。ハリブキという名前です。12:22ころ。

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▲稜線を歩いていると、このように樹々が立ち枯れしている箇所が何箇所も出て来ます。12:24ころ。

縞枯れ現象なのでしょうか? それとも、酸性雨などの環境変化が原因なんでしょうか?

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▲雁坂峠を過ぎて、高度を下げると、ガスは完全に周囲からは消えました。目の前の谷沿いに下って行くのですが、まだまだ先は長い。14:06ころ。

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▲やっと見覚えのある沓切沢橋が見えました。ここからは林道歩きですから、暑さが身にこたえます。15:34ころ。

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▲林道脇の広場に鹿が3頭いました。そのうち山へと逃げて行きました。15:52ころ。

「道の駅みとみ」に着いたのは16:50ころ。すでにバスは終わっていたのでタクシーを呼んだ。

思いのほか早く来たタクシーで塩山温泉へ向かいました。ぬるぬるした泉質で石鹸が洗い流せたかどうかはっきりしません。塩山に来た時にはよく入る、いい温泉です。

温泉を出たところに、無料の桃が置いてあって「ご自由にお食べ下さい」と書いてあります。遠慮なくそこでむいて食べましたが、すごく甘~い!

塩山での打ち上げのお店は『菊亭』です。以前は一定していなかったのですが、大菩薩の山小屋「丸川荘」のHPに出ていたのを読んでからはここになりました。

K美さんは麒麟ビールから入ります。僕は黒霧島のオンザロック。芋焼酎です。

僕は4杯くらい飲んだと思いますが、お会計が滅茶苦茶安過ぎたような気が………。電車に乗ってから気づいたのですが、お店の方が間違えたのではないでしょうか?

お会計はともかく、このお店でも桃をたくさん貰ってしまいました。白桃3個とプラムのような外見の桃20個くらいです。K美さんと分けて貰いました。甘くて美味しい桃でした。

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久し振りに丹沢の滝を登攀して来ました

2012年07月09日 | 沢登り/金目川水無川水系

2012/7/8  前の週に雨で実行できなかった丹沢のセドの沢右俣へ行って来ました。調べてみると、2003年9月にS子、M島さん、H原君、Y根君等と共に行っています。9年ぶりのセドの沢右俣です。

天気の方は何とか持ちそうな気配ですけれど、電車から見える丹沢の山々は上半部が濃い雲に覆われていました。霧雨程度は覚悟しなくてはいけません。

渋沢駅発8:20の大倉行バスに乗り、何度来ても長~い!戸川林道を歩きます。今日は日差しもなく、空気も比較的ひんやりしているのでまだましですね。

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▲水無川本谷の堰堤上で朝食&沢支度。そして遡行スタートです。10:28ころ。

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▲水無川本谷のF1です。O橋君は水流左を直登したがっていましたが、僕はしょっぱなからシャワーを浴びたくはありません。「登るんなら確保はするよ」と言ってあげたものの、後続の4人パーティーがザイルを出して準備し始めたこともあって、我々はパス。さらに左の鎖場から登りました。10:40ころ。

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▲本谷F1のすぐ上がセドの沢の出合。O橋君は本谷F2に吸い寄せられて行ってしまいましたが、戻って来て、無事セドの沢へ。10:46ころ。

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▲セドの沢のF1(以下、“セドの沢の”は省略)。10:47ころ。

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▲F2です。気楽に越えて行きます。10:48ころ。

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▲二俣です。今日は右俣へ入りますが、左俣も手頃な滝が多く連続する楽しい沢です。10:50ころ。

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▲F3です。看板には右俣F1となっていますが、通しナンバーで説明します。

見た目よりもいやらしい登攀です。10:54と10:58ころ。

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▲F4です。水流左が容易に登れるようなのですが、この日の僕にはそれが見えませんでした。O橋君は最初そちらへ行こうとしていたのですが、僕のひと言で変更。11:07ころ。

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▲F4。右壁のバンド状が簡単に見えたのです。

ところがどっこい、フォロウしてみて分かったのですが、白い看板のあたり、意外とバランスが悪い。O橋君はそのまま滝の落ち口へのトラバースを試みたのですが、ハーケンに信頼を置けず、断念。11:13ころ。看板から右へ上がって、高巻くことにしました。

ここを高巻いている連中もいるようで、残置シュリンゲもあります。でも、前傾している斜面の木登りをしなければなりませんでした。結構、パワフルムーブ!

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▲ナンバーがあっていいほどの滝です。F4とF5の間にある無ナンバー滝。11:37ころ。

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▲F5は2段15m。写真は下段の滝です。上段の滝上部がチラッと見えています。11:39ころ。

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▲F5の上段。11:40ころ。

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▲大滝F6の全貌です。2段35mあります。この手前で小休止したので、時刻は12:00ころです。

ルートは幾つかあるようですが、一般的なルートしか登ったことはありません。他のルートはかなり奮闘的ルートなのではと思います。

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▲まずはすぐ上のテラスまで登って、1回ピッチを切りました。12:00と12:09ころ。

そのままピッチを切らずに終了点まで登っても構わないのですが、この滝を初めて登攀するO橋君にはルートファインディングが課題です。「登れるルート」ではなく、「一番容易なルート」を選択できなくてはいけません。

一般的ルートはO橋君が立っているテラスから左の壁を登って行きます。

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▲テラスからの2~3mはちょっと難しい所。左端を行くと一番楽かとは思いますが。ほとんど真上を向いてこの写真は撮っています。12:21ころ。

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▲大滝に着いたころには雨が降っていましたが、登攀途中には止み、薄日も射すようになっていました。大滝登攀終了点からは滝の落ち口へは嫌らしいトラバースをしなければならないので、普通、左を高巻きます。その高巻きは大高巻きとなって、僕たちはちょっと先に行き過ぎ、沢床へ降りるために懸垂下降が必要になってしまいました。

その時の写真がこれです。13:02ころ。薄日が射すことはあっても、霧は消えていませんから、フラッシュに霧の水滴が光ってしまっています。

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▲奥の二俣あたりから水はほとんど消え、源頭の様相を呈して来ます。後は稜線へ詰め上げるだけ。13:24ころ。フラッシュをOFFにしたので、こんな感じで写りました。

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▲13:33ころ、政次郎尾根の登山道へ出ました。藪漕ぎはありません。

戸沢までの山道はそんなに長く感じませんが、やっぱり戸川林道は長く感じますね。何回歩いても同じ感想。普通のスピードで歩いて、15:55のバスが見えて来たので、やっぱりラスト50mくらいは走ってしまいました。飛び乗った直後に発車!

               *   *   *   *   *

渋沢での馴染みのお店は『いろは』です。僕のお師匠さんはアルパインクライマーでしたから、奥多摩や奥秩父のような沢は嫌い。登攀的な滝が連続する丹沢によく連れて行ってもらったものです。そのお師匠さんから続いている『いろは』なんです。

渋沢駅北口が再開発されるまでは『いろは』は南口にありました。バスだって、南口から発着していたんですよ。僕は個人的にはその当時の『いろは』が大好きです。小さな敷地に小さなテーブルがたくさん並び、テーブル周りには小さな椅子が置いてあります。お客さん同士、肩や背中をくっつけあって狭い店の中に大勢のお客さんがひしめいていたものです。しかも、その大部分のお客さんは登山者ときますからね。

ですから、店のお姉さん(と言わないときつく叱られます)とは30年近い顔馴染みになります。お姉さん曰く「みんな、次々に死んで行っちゃって」。このお店には日本の登山史を飾っているクライマーも多く通っていたのでしょう。僕のことも「大きな怪我もなく続けているのは立派よね」と、褒めてくれました。

そして、会(僕が今春まで所属していた)のO原さん、O庭さん、K島さん等の現況を聞かれました。よく覚えて下さっていますよね。

そんな話で盛り上がったので、サービスをしてくれたのでしょうか。薩摩宝山のオンザロックが少し量が多かったような気がします。それを3杯だか4杯だか飲んで、美味しい料理も頂き、いい気分に。

帰りの電車は寝過ごしてしまうこともなく、無事家まで辿り着きました。

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我が家の節電――その①

2012年07月06日 | 家庭の事象

福島の原発事故をテレビ画面や新聞記事などで見て、原発の安全性・危険性についての自身のあまりもの無知さ加減を思い知らされました。そのようなことに無関心だったり無知だったりのまま、利便性のみを享受していた自分を振り返ると、恥ずかしくもあります。

ただまあ、事故以前はそのような情報が身近になかったことも事実ですから、我々一般庶民にとっては事故以降の報道でしっかりと勉強できる良い機会だと思うことにしましょう。

そもそもあまり消費電力の多くない我が家ですけれど、さらに節電を推進しようと最近始めたのが冷蔵庫の節電です。

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▲何が節電かというと、この冷蔵庫内部のカーテンです。冷蔵庫を開けても全面から冷気が逃げることが無くなります。ビニール(だと思いますが)カーテンには露が付いて濡れていますから、外側との温度差はあるのでしょうね。

でも、ここで大きな疑問点が浮かび上がりました。我が家の冷蔵庫はあまり開け閉めの回数が多くないので、夏でも「弱」のままなのです。カーテンでより冷えることはあるのでしょうが、節電にはなっているのかな???

ただ、よほど暑い時季には「中」くらいにはすることもあるそうなので、それはしなくても済みそうですね。

カーテンを貼る際に気付いた点があります。使用方法を説明した図ではカーテンをもっと前面に、ほとんど外枠の縁に貼る絵が描いてあったのですが、それでは扉の棚と毎度接触し、くっ付いて、引っ張られたりします。出来るだけ奥に貼って、扉の棚と接触しないようにした方がいいと思いました。

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