ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

天覧山平日岩トレ№4 ――― 入門の最下部岩場で順調にレベルアップ中

2023年05月30日 | 岩登りトレーニング

この日はHTさんと二人だけの天覧山平日岩トレ。最初から根を詰めるとすぐに疲れてしまうでしょうから、のんびりとスタートします。柔軟などで体をほぐし、おもむろにトラバース。

 

2022年11月4日(金) 天覧山平日岩トレ№4

▲11:35。HTさんは最初は1往復できずに落下。まだ体が岩に慣れていません。

 

▲11:39。左端の核心部のホールドのひとつ。小さなポッチで思いのほか効くホールドです。

 

▲11:48。身体も温まり、トラバースに再チャレンジ! 目標はまずは5往復、N村さんに並ぶことです。N村さんには負けたくないという気持ちが何故か強いみたいですね。

 

▲11:49。まずは2往復を成功させて、自己新!

 

▲12:10。順調に回数を増やして、5往復はなんなく成功。N村さんに並びました。次の目標は8往復です。W科さんの7往復を越えること!

 

▲12:19。6往復成功、7往復目に入ります。ところが、戻り始めたところで小さくミスって落下、記録は6往復でした。

 

N村さん、W科さん、HTさん、この3人は十分10往復する能力はあります。ミスさえなければ大丈夫。このトラバースの目的は10往復することではありません。筋持久力を付けることが目的です。そのための最低数が10往復。10往復することがウォーミングアップになって欲しいと思います。

 

▲13:47。HTさんと二人だけですから、登る練習もいつもと趣向を変えてみました。僕がリードし、HTさんがフォロウ、そして懸垂下降。それを繰り返すことにしたのです。より実践的な練習です。僕のリードをHTさんが確保します。1本目は左の壁では最難の3級+ルート。2本目は右の壁の3級ルート。写真は2本目ですね。

 

▲13:54。懸垂下降も繰り返します。

 

▲14:11。3本目は小ハングルート4級+。このルートはHTさんはまだまだまったく歯が立っていなかったんですが、この時は以前よりはずっとスムーズに登って来ました。

 

▲14:24。懸垂下降します。

 

▲14:59。4本目はフェースルート4級+。ここはハングしていないので、女性にも登り易いはずなんですが、ガバがなくて、このルートの方が苦労するようですね。

 

そして、なんとなんと、この直前にN村さんの姿が出現! この日の仕事を済ませてから駆け付けたようです。

 

▲15:15。ですから、HTさんは中間で、N村さんは末端で登りました。前日はスムーズに登ったこのルートですが、この日はいつものN村さんに逆戻り。非覚醒状態のN村さんでした。

 

トラバースにも挑戦しますが、上手くいきません。仕事疲れが残っていたんでしょうね。

 

3人が岩場の上に揃ったついでに、鏡岩を触ってみました。5.7なんですが、両足を地面から離す最初のムーブだけをトライしてもらいました。なかなかに難しいです。今月末くらいには鏡岩にもチャレンジできるようになっていることでしょう。鏡岩でマスターできることは、垂壁でのバランスと、細かいホールド・スタンスの使い方です。

 

▲15:34。両足が地面から離れるまでのムーブを鏡岩でチャレンジしました。ですから、ザイルは使用していません。

 

▲15:34。僕も大昔、初めて鏡岩のトライをした時、両足(とりわけ右足)がなかなか地面から離れませんでした。

 

懸垂下降して、終了。

 

▲16:18。この日は雲が多く、16時ころには薄暗くなっていました。帰り支度をしながら、HTさんはトラバースに励んでいます。

 

前日にひき続きの2日目はHTさんと二人で静かにしっとりとお酒を酌み交わそうと思っていましたが、 N村さんが明るく楽しく五月蠅い場に変貌させてしまいます。その勢いは地元の酒飲みもお店の女将さんも巻き込んでしまいます。


天覧山での岩トレに熱が入りそうです

2023年05月26日 | 岩登りトレーニング

天覧山での岩トレの良い点は以下の3点です。

①岩場が低く、回数多くトライできる。

②ルートのグレードが〈低→高〉へ揃っている。

③トラバースルートがあり、筋持久力トレーニングが出来る。

僕自身、32歳くらいの時だったでしょうか、毎週木曜日の仕事開始が夜でしたので、昼間は天覧山に通っていたことがあります。1年間以上通ったと思います。当時、僕より数歳年長のM田さんという天覧の主がいました。彼は教え好きな人で、僕は幸運なことに彼から毎回コーチしてもらっていたのです。どんなルートも裸足で登る人でした。5.11の3段ハングルートも裸足でソロクライムし、クライムダウンもする人でした。彼のコーチは鏡岩5.7とトラバース岩からスタートしました。蛇岩5.8に進み、地蔵岩5.9、最終的には3段ハング5.11もトップロープで登れるまで指導してくれました。

僕がM田さんから教わったように、YYDのメンバーにも教えることが出来ればと思っています。F沢さんにもそのようなメニューで教えて行きました。彼女はこちらの予想を超えて成長していきました。32歳当時の僕より速い成長スピードだったように感じます。

今、YYDの天覧山岩トレは最下部岩場です。ここは3級ルートと2本の4級+ルートがあります。そしてトラバースルートもあります。最下部岩場を卒業するには2本の4級+ルートが楽に登攀でき、トラバースを10往復できるようになることです。やまづとのメンバーは着々と卒業レベルに近づいて行ってます。

 

2022年11月3日(祝・木) 天覧山岩トレ

▲11:50。ハーネス等の装備を身に着ける前に、トラバースにトライしています。最下部岩場の左端が核心部なんですが、そこをT内さんがチャレンジしています。見ているのは背の高いI城さんとW科さん。

 

▲11:53。3日のメンバーのN村さんとW科さんはトラバースに燃えていました。何故なら、HTさんが先月トラバース1往復を他のメンバーに先駆けて成功させたからです。対抗心メラメラです。 

 

▲12:02。早速、N村さんがチャレンジ! 1往復成功させました! それで満足して止めようとするので、僕は「2往復にチャレンジしなよ」とけしかけます。

 

▲12:13。2往復も成功し、止めようとします。「3往復、目指さなくちゃ」と僕がはっぱを掛けると、成功! 同じように4往復、5往復も成功。あんまりそれ以上続ける気がなさそうなので、5往復で僕は「もういっか」と許してしまいました。

 

▲12:20。I城さんも1往復にトライ! いいところまでは行くのですが、左の核心部で落下してしまいます。指とか腕とかの筋持久力が続かないんですね。このトラバースは筋持久力をアップするためのトレーニングですから、当然ですけれどね。

 

▲12:41。続いて、W科さん。彼女はN村さんと違って目標は高い!

 

▲12:47。その間に、N村さんが岩場の左ルートにトップロープをセットしてくれました。

 

▲12:59。初心者の二人、T内さんとI城さんも左端の核心部だけは成功させました。T内さんはいいバランスで、I城さんは高身長を活かして。写真は成功して喜ぶI城さん。

 

▲13:00。W科さんは「じゃあ、とりあえず6往復ね」と、N村さんの上を目指します。時々休みを交えながら、順調に回数を増やしていきます。5往復を成功させました。

 

▲13:17。続いて、6往復、7往復も成功させました。こうなると目標は10往復です。ところが「好事魔多し」で、8往復目の真ん中あたりで惜しくも落下。記録は7往復となりました。

 

小ハングルート4級+と左の3級ルートにN村さんがトップロープをセットしました。N村さんが正しくセットしてくれます。

 

▲13:18。天覧山初見参のT内さんとI城さんも、頑張りました。N村さんが丁寧親切に指導していました。

 

▲14:03。左のフェースをI城さん、小ハングをW科さんがトップロープで登ってます。

 

僕は小ハングをリードします。降りて来て、ザイルを抜き、プリプロ状態で「リードする?」とN村さんに聞きます。「する」と言うので、N村さんのリードスタート。問題なくリード出来ました。再びザイルを抜き、同じくプリプロ状態で、今度はW科さんに聞きます。「リードする?」。W科さんもトップロープでは問題なく登れていましたから、チャレンジします。勇気がありますね。核心部で2回落下しましたが、最後にはリード成功!

 

▲14:44。小ハングルートをリードするW科さんですね。

 

▲15:09。左下にはT内さん、小ハングをリードしているのはN村さんですね。N村さんはこの日2度目のリードかな? プリプロテクションではなくて、自分でプロテクションをセットしながら登ったんだと思います。

 

この日のN村さんは『新・ゴ』ジラ状態、これまでとは別人の覚醒したN村さんでした。フェースの4級+もトップロープではありますが、スイスイと登ってしまいました。前回まで、まったく登れなかった人と同一人物とは思えません。将に覚醒していましたね。

 

▲15:27。I城さんもトップロープで小ハングにチャレンジしました。でも、身長が高いので体をハング下に潜り込ませる必要がなく、楽に上のガバホールドが掴めてしまいます。ハングでの体勢の取り方の練習にならないんですよね。得なんだか、損なんだか?

 

▲15:59。T内さんは初めての小ハングルートに悪戦苦闘。こうでなくちゃね・・・・。誰しもが通る道です。これで楽に登れるようになった時の喜びも味わえるというもの。

 

▲16:28。小ハング右のフェースルート4級+です。W科さんもバランスよく登って行きます。

 

日没も近づき、薄暗くなって来たので、岩トレも終了です。尾根歩きもしたいですし、これからのシーズンは雪山も魅力的です。岩トレばかり出来るわけではありません。でも、コンスタントに継続して欲しいと願っています。

反省会でのスターはN村さん。ひとりでその場を盛り上げてくれます。会話も盛り上がり、楽しいひと時を過ごせました。


ナメラ沢の2日目、訳あって青笹尾根を下降することになりました

2023年05月23日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

山ではどういう訳か早起きの自分です。下界ではいつまでも寝ていたいタチなのに、山では目も早く覚めますし、覚めるとすぐに起きたがります。

 

2022年10月23日(日) ナメラ沢天場~青笹尾根下降

▲4:25。この日も早起きですね。焚火に載せていた石をどけ、小枝をあるだけ置いて、新聞紙に火を付けます。そこからだんだんと火を大きくするんです。温度は下がってしまっていても、消し炭ですから簡単に火が熾きます。4時には起きたんでしょうね。

 

▲5:24。しばらくすると、N村さんもHTさんも起きて来ました。

 

▲6:06。明るくなって来ましたね。朝食担当はHTさんです。

 

▲6:14。きのこ雑炊だったかな? キノコたっぷりです。美味しかったですね。

 

▲6:50。天気は上々! 青空に黄葉が映えます。

 

▲7:18。泊まった痕跡が無くなるようにします。出発です。

 

▲7:31。朝イチはまだちょっとへっぴり腰です。岩は見た目以上にぬめっていて滑り易いんです。

 

▲7:33。この日もN村さんはチャレンジング!

 

僕の体調ですが、この日も同様です。歩く分には問題ありませんでした。

それが変わったのはぬめった岩床で滑って、軽く尻餅をついた時からです。普段なら何でもない尻餅なのに、その尻餅が腰に酷く影響したのです。明らかに歩く際にも痛みが残ります。

なかなか登って来ない僕をN村さんとHTさんが心配そうに上から眺めています。なんとか二人のところまで行くと、N村さんが「荷物持ちましょうか?」と言ってくれます。僕はここで強がっても逆に二人に迷惑をかけることになりそうなことが分かりますから、素直に「じゃあ、そうしてください」と言います。HTさんも持ってくださり、13kgほどあった僕のザックは10kg以下ほどまでに減ったと思います。随分軽くなりました。

そのまま遡行を続けながら、次第に歩く分にはさほど影響は出なくなって来ました。でも、尻餅以前と同じではありません。このまま遡行を続けて、予定通りのコースも歩けるとは思いました。でも、また小さなアクシデントで再び腰に影響が出るようなことがあれば、下山が遅れる可能性もあります。僕は決断しました。「青笹尾根を下降しよう」と。

 

▲8:12。二俣です。見えているくの字滝は左俣出合の滝。

 

▲8:20。左俣に入ってすぐに右岸から流れ込んでいる支沢です。ここから上がった尾根が青笹尾根です。

 

最近は日帰りで青笹尾根を下降路にナメラ沢遡行をするのが主流のようですね。でも、やっぱり沢登りの醍醐味はショートカットせずに稜線まで詰め上げることだと思います。でも今回は、初めての青笹尾根を楽しむことに気持ちを切り替えました。

 

▲8:20。支沢の先頭を歩くN村さん。

 

▲8:29。気持ちよく高度を稼げる支沢です。

 

▲8:46。青笹尾根の稜線が近づいて来ました。背の低い笹原が心地いいですね。

 

9時前には青笹尾根に出ました。少し休憩し、装備も解除しました。

 

▲9:38。青笹尾根の下降スタートです。

 

青笹尾根の上部ではピンク色のテープ、下部は広い防火帯に沿って進めば迷うことはありません。僕は万が一のエスケープルートとして青笹尾根のことは調べていましたけれど、 N村さんは僕とは比較にならないほど詳細に青笹尾根のことを調べてくれていたのには驚かせられましたね。N村さんは僕の腰のことを心配してくれながらゆっくりペースで下山してくれます。HTさんも含めて感謝しかありませんね。

 

▲10:11。途中のピークで3人そろって記念撮影。

 

▲10:26。大きな倒木がありました。N村さんは遊び足りないんでしょうね。

 

▲11:17。どんどん下って行きます。

 

▲11:33。広い防火帯が現われました。これに沿って進みます。

 

▲12:20。防火帯にも急な箇所があったりします。

 

▲12:38。防火帯も終わり、踏み跡に導かれて、下降路は明瞭です。

 

▲12:40。鶏冠山大橋の横に出ました。

 

▲12:46。車道を向こうに見えている鶏冠尾根の方へ歩いて行きます。

 

▲12:57。バス停です。

 

ナメラ沢自体は相変わらずナメの綺麗な沢でした。早朝に歩き始め、青笹尾根を下降路に使えば、十分に日帰り可能な沢。でも、東京を朝発ちする場合はどうしても泊りになってしまいますし、楽しく泊まれる沢なので、僕は沢泊まりをお勧めします。

最近のガイドブックでの悪く言われ様は可哀想なくらいで『ツメと下山は地獄』とまで言われる始末。昔のガイドブックでは「詰めの森の美しさは日本庭園のよう」と称賛していたのに比べると、最近の見方は間違っていると思いますね。下山だって、雁坂峠経由だと確かに短くはないですけれど、あのくらいは普通です。沢登りもお気楽志向に走るのは如何なものかと思いますね。

沢登りは水に濡れ、泥にまみれ、藪と格闘し傷だらけとなり服は破け、汗にまみれて、詰めの急登に疲労困憊してこその沢登りの楽しさだと思っています。マゾの世界ですね。それは冗談として、ありのままの自然をそのまま受け容れて、自然に抱かれつつ遊ぶのが沢登りだと思います。自然のありのままの姿を、やれ地獄だの、逆に天国だのと差別化するのはおこがましいことでしょう。ナメラ沢の詰めを地獄と呼ぶ人に、ナルミズ沢の詰めを天国だと表現する資格はないと思いますが・・・・

 

このたびはN村さんにたくさんたくさんお世話になりました。しかも、塩山での反省会では僕とHTさんの誕生日祝いもしてくださって、感謝に堪えません。N村さんの誕生日も僕の前日なのに、彼の誕生日祝いはしてあげませんでした。何と酷い山仲間なんでしょうね。

最後になってしまいましたが、HTさんにとっては初めての沢泊まりでした。しかもタープで、こんな寒い季節に。テントにも泊まったことがないそうです。でも、本人は楽しめたみたいです。良かった、良かった。それが最高の収穫ですね。


奥秩父のナメラ沢で6年ぶりの沢泊まりです

2023年05月18日 | 沢登り/富士川笛吹川水系

まずは私的なつぶやきから入ります。

小学5年生までの小生は運動が苦手な小太りな男の子でした。担任の先生が体育が得意な先生で、僕が運動苦手なのを気にかけてくださったのです。母親との面談で母にこう告げたそうです。「○○君は体育の通信簿は本当なら2なんです。でも、他の教科はいいので体育だけ2だと可哀想に思い、3にしておきました」

それから、僕は先生に励まされているような気がして、少しは頑張りました。ちょうど東京オリンピックの熱気が子供たちの間にも溢れていて、休み時間になると鉄棒も子供たちで鈴なりになっていました。1度も出来なかった懸垂が1回出来るようになったり、マット運動の前転が出来るようになったり、 跳び箱も普通の段数が跳べるようになってきたのも5年生のころでした。その後も運動が好きでないのは同じですし、中学や高校でも体育会系ののりが大嫌いな子供でした。

そんな僕がスポーツの価値に目覚めたのは登山を始めてからです。登山靴を購入して登山を開始してすぐに、膝を傷めました。とりわけ下りで無茶をしたからだと思います。しかも、脚の筋肉が弱いのに。今でも膝サポーターは外せませんが、その他にも膝周りの筋肉を強化することにしたのです。近所のスポーツジムに通い始め、生まれて初めて自主的にスポーツをし始めたのです。20歳台後半のころでした。その後、沢登りやクライミングもやるようになって、そのためにも体を鍛えることを開始しました。しかし、河原でのボルダリングで飛び降りた際に腰を痛めてしまいます。腰の強化のトレーニングとして腰回りの筋肉(腹筋や背筋など体幹の筋肉)を意識し始めたのもこのころです。

 

つまり、僕にとって持病と言えるようなものは膝痛と腰痛なんです。その腰痛が今回のナメラ沢で表面化してしまったという訳。ただし、その前段階があります。それは前の週の1泊2日の阿弥陀南稜でした。 立場岳までの1日目で重荷を背負った僕の腰に痛みが出始めていました。歩く分には大丈夫なのですが、座った姿勢から立ち上がる際に腰に痛みが走っていました。僕の古傷が再発症したのですね。

ただ、以前は翌週の山行にまで影響することは皆無でした。でも、今回は違いましたね。腰痛は残ったままでした。高齢の影響で、治りが遅くなっているのでしょうね。でも、さほど影響なく歩けてはいました。焚火で座っていても、立ち上がる際にイタタタタと呻く程度でした。シュラフから起き上がる際もイタタタタとなりました。

そんな心配を抱えてのナメラ沢。いったいどのような結末になるのやら。

 

2022年10月22日(土) 久渡沢ナメラ沢(初日は天場まで)

▲10:16。塩山駅からバスで西沢渓谷へ向かい、道の駅みとみで下車しました。バス道路の反対側に雁坂峠への登山道があります。

 

▲10:16。登山道入り口から道の駅を見ると、こんな感じ。

 

▲10:53。最初は林道歩きが続きます。今回の仲間はN村さんとHTさん(右)。HTさんはまだ沢登り初心者ですし、沢の泊まりも初めてなので、易しいナメラ沢を選びました。

 

▲11:21。沓切沢橋が最初の目印です。昔はこの橋が架かっている小さな沢を下降して久渡沢に降り立ったものです。僕も最初の2回はこの橋から沢に入りました。

 

▲11:24。でも今は、沓切沢橋を渡ってから始まる山道経由のルートを採ることがほとんどだと思います。楽に入渓できますからね。

 

▲11:32。山道を進むと、ナメラ沢への標識が出て来ます。この標識を見落として、ずっと先まで進んでしまったこともありました。標識がもっと古びて朽ちかけていたからです。この標識の少し手前の斜面から降りました。

 

▲11:34。なだらかな斜面を降りて行きます。

 

▲11:35。久渡沢です。ここで少し休憩しました。左の下流へ進むと、すぐにナメラ沢出合があります。

 

▲12:12。ナメラ沢遡行がスタートです。

 

▲12:19。ナメラ沢というくらいですから、ナメの多い沢なんですね。

 

▲12:23。ナメラ沢の中では珍しいナメでない滝が出て来ました。

 

▲12:25。滝の右側はこんな感じ。簡単に乗っ越せます。

 

▲12:42。今日はさほど急ぐ必要はありません。小休止。

 

▲12:58。こんな中を進めるのは楽しいですね。

 

▲12:58。でも、思いのほかぬめっていて、滑りそうです。

 

▲13:02。こんな滝が幾つも出て来ます。

 

▲13:16。水流脇が滑り易かったので、僕は高巻き始めました。N村さんはナメを直登しようとチャレンジしています。

 

▲13:16。HTさんも僕同様、高巻いています。

 

▲13:21。N村さんも結局高巻いたと思います。岩が滑り易いのでこの写真の左を巻いた方が良さそうですよね。

 

▲13:25。それでも、N村さんはチャレンジを継続中。傾斜が緩くて簡単そうに見えますが、意外と滑り易くて手こずりました。

 

▲14:01。名々勝手に右岸を左岸を登って行ってます。

 

二俣を過ぎると傾斜が増して、天場がなくなりますから、2時過ぎくらいからは天場を探しながら歩いていました。

 

▲15:07。格好の天場があったので即決。すぐに焚火を熾しにかかります。

 

▲15:28。こんな感じの天場です。

 

▲15:29。乾燥しきった流木が多いと、火は燃え盛り易いのですが、少し湿り気味の倒木が多かったので、なかなか火が大きくなりません。N村さんが頑張って息を吹きかけているんだと思います。

 

▲16:26。落ち着いたら、ひとまず乾杯!

 

▲16:33。僕は毎度のネパール風チキンカリーでしょうね。家で作って、冷凍して持って来ます。

 

▲16:33。僕が持って来たつまみはミックスナッツとトマトのお菓子。余ったら2日目の行動食の足しにします。

 

▲16:35。まだ明るいです。

 

▲16:35。物干しもあります。

 

▲17:40。暗くなると、焚火が美しく輝き始めます。

 

▲19:17。N村さんが今晩の主食を作ってくれています。

 

▲19:19。きのこパスタだったかな? 美味しかった記憶だけは残っています。

 

▲20:39。いつまでも焚火を見つめておれますね。

 

焚火は翌朝また熾しますから、水は掛けません。燃え残っている木を離して、熾きの上に石を積んでおきます。風で煽られて火が熾きないように。

穏やかな夜だったと思います。さほど寒くもありませんでした。僕は夏用シュラフ+シュラフカバーだったと思いますが、大丈夫でした。途中1回、トイレで起きました。起き上がる時、横になる時、腰が痛くて、イテテテテとなりましたね。