ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

前代未聞の雪のないGWの尾瀬ヶ原 4日目 ――― 水芭蕉はますます大きく育ち、ハイカーも増加

2016年06月06日 | ハイキング/尾瀬

2016/5/5  今日はGW尾瀬ヶ原の最終日です。
今冬の異常寡雪による、まったく雪のない尾瀬ヶ原をのんびりと味わうことができ、別の意味で充実した山行となったと感じています。今日の(6月6日)テレビでも例年なら今頃がミズバショウの盛りなのに、今年の尾瀬ではすでにミズバショウの花は終了し葉っぱだけになっていると、紹介されていました。 

 
▲今朝の朝食はわかめご飯をもとに作る雑炊です。残りの野菜、ブナシメジとねぎを加えました。6:13ころ。


▲少し濡れているテントの裏を乾かします。7:35ころ。


▲同じく今日下山するS君一家もキャンプ場まで来てくれました。彼らの方が一足先に出発します。7:51ころ。


▲いよいよ我々も出発! 8:37ころ。


▲見晴ともおさらばです。8:45ころ。


▲景鶴山も見送ってくれています。8:48ころ。


▲まず目指すのは、至仏山麓の山ノ鼻。9:06ころ。

竜宮小屋の手前で登山者が南側をしきりに眺めていました。「どうかしたのですか?」と聞いてみると、「さっきクマがあちら方面に走って行ったんですよ」とのこと。


▲竜宮小屋のキクザキイチゲもまだ朝は花びらを閉じていました。9:15ころ。


▲行者ニンニクも日に日に大きく育っていっていますね。9:16ころ。

ここでは収穫できませんから、大きな心残りだったのでしょう。鎌田でバスが少し待つ間に、物産館で販売していた行者ニンニク一束を購入しました。


▲リュウキンカも相変わらず綺麗で、明るいですね。9:31ころ。


▲木道の間で咲いているミズバショウも、この3日間で葉が大きくなったようです。9:32ころ。


▲写真の右上に小魚が群れているのが分かるでしょうか? 魚にはまったく疎いので名前は知らないのですが、ネットで調べた限りではアブラハヤかと思います。9:34ころ。


▲竜宮の地下通路から水が噴き出ている場所です。写真左の暗いところが穴になっているのです。水がどんどん左から右へ流れ出ていました。9:38ころ。


▲そこに大きめの魚も泳いでいました。イワナなのでしょうか? 9:39ころ。


▲波紋が美しく広がっていました。9:51ころ。


▲これで3回目になりますが、下ノ大堀川のミズバショウ群生地に寄りました。9:58ころ。


▲逆さ燧です。10:37ころ。


▲中央にアカハライモリがいるのですが、分かりますか? 10:40ころ。


▲S君に追いつきました。「※◎が鳴いてるよ」と鳥の名前も教えてもらったのですが、忘れてしまいました。S君、ご免なさい。10:51ころ。


▲山ノ鼻到着。10:59ころ。

しばしS君一家と山ノ鼻で一緒に休憩しました。これから昼食にする彼らとお別れして、僕たちは鳩待峠へ向かいます。


▲川上川に架かる橋を渡ります。11:23ころ。


▲ミズバショウもこれで見納め? 11:34ころ。


▲鳩待峠から入って来るハイカーも鳩待峠へ帰るハイカーも初日以上にずっと増えています。尾瀬がこんな様子だということが報道でもされたのでしょうか? 11:45ころ。


▲鳩待峠ももうすぐです。12:08ころ。


▲到着しました。12:23ころ。

戸倉へのバスチケットを購入すると、「このチケットでバスにも乗合タクシーにも乗れますよ」と言われました。でも、バスの発車時刻も近いことですし、乗合タクシーなんかGWの時季にはいたためしがありませんから、「へぇ~っ」と思いながら、バス発着場へ行ってみると(今年から少し下の駐車場へ移ったのです)、びっくり!
乗合タクシーが10台以上並んでいるではありませんか! 関係者の方が僕にも声をかけてくれます。バスよりも早く、僕たち2人が載ればすぐにスタートする乗合タクシーがあるそうです。
係員からそちらに案内され、乗車しました。


▲乗合タクシーの中から写してみました。12:36ころ。

乗合タクシーは戸倉の駐車場へまず向かいました。そこで僕たちのほかは全員降ります。みんな車で来ているのですね。それから僕たちふたりを尾瀬ぷらり館の前で降ろしてもらい、温泉へ。

温泉から出て来ると、バス停のそばに見覚えのある車が泊まっていました。S君の車です。
「もしよければ沼田駅辺りまで送りますよ」と言ってくれます。そのためにここで待ってくれていたようです。その親切を無碍に断れない心持ちもあるのですが、せっかくの家族水入らずの中にお邪魔しても悪いと感じ、断ることにしました。
でも、時間的にはまだ早いですから、S子と二人、のんびりと家路の旅を辿りたかったというのも本当のところです。
どちらにしても、S君の気持ちに感謝。


▲戸倉で馴染みのお店「健太」へ入りました。ここでの食事もS君のお誘いを断った理由のひとつでしょうね。写真の漬物が毎回うなる逸品! 上の皿には右から行者ニンニク、葉ワサビ(だったと思います)、ワラビ。下の器にはノビルが盛られています。14:33ころ。


▲天ぷらはタラの芽。他のは何だったか? 忘れました。14:41ころ。


▲バス停の斜め向かいにある「健太」です。15:57ころ。

バスで沼田駅へ向かいます。途中、鎌田でしばらく待ちますが、地元の物産を販売しているお店がありましたから、行者ニンニクを買いました。他にも何か購入しましたが、行者ニンニクのことしか覚えていません。

今年の尾瀬は異常なGWでしたけれど、これはこれでのんびりと楽しめてよかったと思います。
でも、今後もこのようなことが続くのはご免ですね。やはり、GWの尾瀬には雪がたっぷりあって欲しいですね。

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前代未聞の雪のないGWの尾瀬ヶ原 3日目 ――― 東電小屋からヨッピ橋への散歩

2016年06月01日 | ハイキング/尾瀬

2016/5/4  この日には雨が降ることは前々から天気予報で分かっていました。問題は何時ごろ止むかということです。
夜中の何時だったかは忘れましたけれど、トイレに起き、傘をさして行きました。それほど強い雨ではありませんが、しとしとと降っていました。
目が覚めたときにもまだ降っていました。

昨日の朝と同様、ドリップ式のインスタントコーヒーを飲みます。
テントの外へ出てみると、テントの周りが水溜りになっていました。水をはき出すべく、溝を掘ろうとしましたが、草の根が強く絡み合っているようで、簡単には掘れません。出来る範囲でわずかに水溜りを減らしましたが、やはりテントは水の上。
傘を差したり、差さなかったりしながらの作業を終え、テントの中に戻りました。 

 
▲テントの中で異変に気付きました。テントの奥の方、銀マットの上が濡れています。よく見ると、銀マットの下には水溜りが出来ています。水がしみ込んで、テントの中に侵入していたのです。銀マットの上を持って来ていたタオルで拭き、水を絞って外へ捨てます。銀マットの縁には水が越えて入らないよう、濡れても困らないものを写真のように置きました。6:52ころ。

まあ、こんなアクシデントは初めてではありませんから、それほど驚きはしません。それに、雨は止みそうですから、ノープロブレム!


▲まずは軽くトマトのスープなぞ。7:30ころ。


▲今朝は雑炊です。アルファ米の白飯ではなく五目御飯をベースにベーコン、ブナシメジ、ネギを入れての豪華版! 8:16ころ。


▲雨も8時台は降ったり止んだりでしたが、9時台になると完全に止みました。そろそろ行動開始です。S子も靴を履きます。9:32ころ。


▲弥四郎小屋のcafeに行くと、S君が息子さんと将棋を指していました。S平君はすっかり将棋にハマってしまったみたいで、何度も何度も繰り返しお父さんと戦ったようです。9:45ころ。


▲天気もどんどん良くなり、S君一家は東電小屋方面へ散歩に出かけます。見送った途端にすぐ立ち止まり、何やら覗きこんでいます。僕もそばへ行ってみると、どうやらクモが巣を作っている最中のようでした。何にでも興味を示す年頃なんですね。10:25ころ。


▲キャンプ場に戻り、テントの張ってある場所を見ます。だいぶん水は引いているようですが、まだまだジトジトしています。テントの中も濡れていますから、なかなかすぐには乾かないでしょう。10:42ころ。


▲と言うわけで、テントを乾いた場所への移動大作戦。中身を外に出し、テントの底を日に当てて乾かします。11:00ころ。


▲シュラフ+シュラフカバーは木の枝に掛け。11:01ころ。


▲テントの底が乾いたので、少し隣りの乾いた地面に引っ越しです。11:14ころ。


▲エアマットも乾かしていますが、壊れていることに気付きました。エアマット内部のスポンジ部分と外側の布とをくっ付けている接着剤が劣化したのでしょうか? 剥がれて、そこに空気が溜まってしまいます。こうなるとドミノ倒しのように剥がれは広がって行きます。これはISUKAの製品ですが、以前にはモンベルの製品も同様になりました。サーマレストはそんなこともなく長持ちしますね。値段も一番高いのですが。11:16ころ。

テントもテントの中のものもすべて完全に乾きました。
そして僕たちも散歩へ出かけます。12:14ころでした。


▲朝までの雨が嘘のように快晴です。12:22ころ。


▲リュウキンカ。12:34ころ。


▲枯草の中で咲くミズバショウ。どこかしっくり来ませんね。12:36ころ。


▲温泉小屋との分岐を過ぎ、東電小屋へ向かいます。頭上に雲が見えますが、三条ノ滝や渋沢温泉小屋のある只見川の谷から勢いよく雲が流れ出してくるのです。快晴だった尾瀬ヶ原上空の青空が次第に谷からの雲に覆い尽くされて行きました。12:41ころ。


▲縞状に池塘が並んでいます。12:48ころ。


▲東電尾瀬橋は欄干を外しているだけで、楽に渡れます。12:54ころ。


▲木道の両サイドにミズバショウ。12:58ころ。


▲ミズバショウとコバイケイソウ。12:59ころ。


▲東電小屋に到着です。13:06ころ。


▲食事をしながら、ここから先を眺めていると、S君一家がいるのが見えました。13:19ころ。


▲S平君が先頭で歩いて来ます。13:24ころ。

東電小屋でしばらくS君一家と楽しく過ごしました。


▲ヨシッ堀田代と言うのでしょうか? 水の流れに沿ってミズバショウが咲き誇ります。13:53ころ。


▲水の中で咲くミズバショウがやっぱりしっくりきますね。14:09ころ。


▲ヨッピ橋が見えて来ました。S君一家はここで引き返したのです。14:11ころ。


▲僕たちも引き返すつもりだったのですが、S子に「渡ってみる?」と聞くと、「渡ってみる」と。ゆっくりとでも、落ちさえしなければ大丈夫。14:16ころ。


▲竜宮小屋へ向かいます。ここは沼尻川の拠水林があるので、シラカバなどの森があるのです。純白のシラカバが陽に照らされるとさらに美しく輝きます。14:40ころ。


▲竜宮小屋が見えて来ました。左には燧ヶ岳が。15:02ころ。


▲あの行者ニンニクの大群生! 15:15ころ。

 
▲見晴が見えて来ました。15:30ころ。


▲やっぱりまた将棋をしています。S平君は本当に将棋が好きになったようですね。15:43ころ。


▲S君が持ち帰ったキツネの糞を水で洗って、何を食べているのか調べてみました。でも、白っぽい毛ばかりで骨のかけらも出て来ません。これではよく分かりませんね。15:51ころ。


▲桧枝岐小屋でハーフボトルの赤と白のワインを買って来ました。オーナーさんのニックネームが「ひげくま」なんですね。それがこのワインの名前にもなっています。コルク栓なのでスクリューも貸してくれました。16:20ころ。


▲天気もいいですし、座るにちょうどいい丸太もあるので、外で食事を作って食べました。16:51ころ。


▲フリーズドライのカレーです。左はグリーンカレー、右はチキンカレーです。高級感のあるカレーですよ。この時ばかりはアルファ米は白飯です。17:22ころ。


▲なんと! 納豆も持って来ています。納豆は意外と持ちがいいですから。18:05ころ。


▲明日の朝食が最後ですから、残っていたベーコンと玉ねぎ、人参、ピーマン、ネギをほとんど全部使ってベーコン野菜炒めを作りました。3泊目でこの野菜の量は贅沢ですね。18:31ころ。


▲二人でトイレに行ったついでに僕だけ散歩に出かけました。トイレで灯りが点いていますが、S子が入っているからです。18:50ころ。


▲至仏山の右側に夕陽が深く沈みこんでしまいました。18:55ころ。


▲弥四郎小屋のcafeがまだ明るいですね。写真のいちばん右の明るい部屋がS君一家が泊まっている部屋です。18:56ころ。


▲燧ヶ岳もまだよく見えます。19:00ころ。

就寝前、ひとりで少しだけ尾瀬ヶ原に出て、木道の上に寝転んでみました。大自然と触れ合える瞬間瞬間がとても幸せです。

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前代未聞の雪のないGWの尾瀬ヶ原 2日目 ――― 平滑ノ滝を見物し、燧裏林道を天神田代まで行きました

2016年05月26日 | ハイキング/尾瀬

2016/5/3  夜中に目が覚め、テントの外に出、夜空を眺めると、満天の星でした。天の川はさほどくっきりと確認出来ませんでしたけれど、北斗七星が大きく北の空で輝いていました。

シュラフに戻ると、再びぐっすりと眠りに落ち、次に目覚めたのは夜が白みかけたころ。
街ではなかなか目覚めの遅い僕ですが、山では日の出とともに起き出します。S子は僕とは逆で、山の自然の中では実によく眠ります。
しばしシュラフの中でじっと待ち、まだ眠っているS子を置いて、ひとりで散歩に出かけました。 

 
▲尾瀬ヶ原が見渡せる場所へ来ました。原の盆地の底に朝霧が溜まっていました。至仏山もまだ眠たそうに見えます。4:43ころ。


▲景鶴山も同様ですね。4:44ころ。

テントへ戻り、ドリップ式のインスタントコーヒーを作ります。
S子も目覚め、シュラフから出て来ます。


▲今朝の朝食は山の棒ラーメン。1人前を二人で分けて食べます。ベーコン、人参、ネギも加えます。6:34ころ。


▲僕たちにしては早い出発。水場で喉を潤して、さあ出発。8:02ころ。


▲見晴からは温泉小屋の方へ進みます。8:09ころ。


▲リュウキンカ。今日は荷が軽いので、しゃがんでマクロ撮影しても大丈夫。8:25ころ。


▲温泉小屋が見えて来ました。右は燧ヶ岳2356m。8:29ころ。


▲元湯山荘の前で休憩しました。8:45ころ。


▲目の前に休憩所があるのですが、看板のすぐ下にスコップが2つぶら下がっているのが見えるでしょうか? 普段の年なら雪が積もっているので、楽にスコップに手が届くのでしょうね。8:48ころ。


▲平滑ノ滝や三条ノ滝への分岐です。ここを通るのも何十年ぶりでしょう? 9:01ころ。


▲さすがにここの登山道には雪が残っていました。9:06ころ。


▲むかし訪れた時の印象通り、けっこう嫌らしい登山道です。9:15ころ。


▲平滑ノ滝展望台に到着しました。写真ではなかなか伝わりませんが、大迫力のナメ滝です。9:23ころ。


▲上の写真の右(下)側を写しました。あの流れの中をトコトコと歩いてみたいものです! 9:23ころ。


▲三条ノ滝へはさらに谷沿いの登山道を進まねばなりません。でも、ここまでの登山道の様子、ここから先の登山道の予測、S子の気持ちを考えあわせて、進むのはやめることにしました。9:28ころ。


▲来た道を戻ります。9:33ころ。


▲さきほどの分岐まで戻り、今度は燧裏林道へ入ります。ここは燧ヶ岳の西や北麓になるので、まだ雪が残っています。9:58ころ。


▲幾つもの沢を渡りますが、こんなに立派な木橋もありました。10:16ころ。


▲ベンチ(?)があったので休憩することにしました。すると、S子が滑って尻もちを。めったに撮れないシーンが偶然撮れました。10:52ころ。


▲登山道脇にこんな朽木が。キツツキがつつきまくった跡でしょうか? 11:24ころ。


▲先行者の足跡があったので、ルートは分かりやすかったですが、ところどころ出ている木道を目で探しながら歩きます。11:35ころ。


▲雪の上に動物の糞。シカの糞でしょうか? 11:56ころ。


▲大きな岩を包み込むように数本の木が生えていました。11:59ころ。


▲裏燧橋です。渋沢に架かっている橋ですが、「シボ沢」と書かれていますから、そう読むのですね。12:03ころ。


▲裏燧橋の上からは遠く平ヶ岳2141mが見えました。12:09ころ。


▲時々、巨樹も現われます。12:17ころ。

燧裏林道は御池側は美しい湿原が点在して登山者を飽きさせないのですが、これまで歩いた場所は単調な山道が続きます。S子はそれに飽きて来たみたいです。まあ、でも最初の予定場所まで歩きましょう。


▲ここがその予定していた場所。12:30ころ。


▲天神田代です。あまり雰囲気はない湿原ですね。残念。12:30ころ。


▲裏燧橋まで戻って来ました。ここにベンチがありますから、休憩します。12:50ころ。


▲行くときには気付かなかったタムシバが、帰り道では目に止まりました。おそらくタムシバです。13:36ころ。


▲この幹の肌はなんでしょうね! 14:41ころ。


▲元湯山荘へ戻って来ました。同じ場所で休憩しました。14:51ころ。


▲温泉小屋から見晴までの写真がわずかしかありません。それには理由がありまして、とても風が強かったのです。S子は体が小さいですから強風をとにかく怖がります。S子の手を取って歩いて来たのです。このあたり、ちょうど風の通り道のようですね。15:32ころ。


▲天場に帰着しました。ここは穏やかです。15:39ころ。


▲弥四郎小屋のcafeに入りました。コーヒーを頼みました。16:49ころ。

このcafeに入ったのにはコーヒーを飲みたかったことの他に、もうひとつ理由があります。
それは今日、S君一家がこの弥四郎小屋に来るからです。
当然、もう到着しているものと思い、宿のスタッフに聞いてみましたが、分かりません。まだ着いていないのでしょうか?
すると、そんな中、見慣れた顔が小屋の前へ。
今、到着したようです。
S君に声をかけ、彼は少ししてcafeへ顔を出してくれました。
どうやら、高速道路の渋滞につかまってしまったようで、鳩待峠に着いたのはお昼過ぎ。急いで歩いてきて、やっと到着したとのこと。
お疲れさまでした。


▲テントに戻ります。17:26ころ。


▲今晩の御惣菜は少し甘めの黒豆。17:42ころ。


▲そして麻婆春雨。ベーコン、ブナシメジ、ピーマン、人参、ネギも入っています。18:24ころ。


▲主食? と言うより炭水化物はペペロンチーノ。お湯をかけるだけで出来上がります。19:02ころ。


▲眠りに就いたのは20:51ころでした。

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前代未聞の雪のないGWの尾瀬ヶ原 1日目 ――― まさか、まったく雪がないとは!

2016年05月22日 | ハイキング/尾瀬

2016/5/2  10年ほど前からGWには尾瀬およびその周辺の山を歩き回ってきました。ですから、4月中旬にS君と平ヶ岳を目指し尾瀬に来たとき、そのあまりもの雪の少なさに驚き、今年のGWの尾瀬に来ても残雪期の春山を楽しむことが出来そうにありませんから、来ても仕方がないと最初は諦めてしまったものです。
でも、ちょっと視点を変えると、こんな珍しいGWの尾瀬はありません。雪がこんなに少ない尾瀬なんて!

と言うわけで、僕とS子はGWの尾瀬なのにハイキング装備で尾瀬に来ました。でも、まだ雪は少しは残っていると想像していましたから、登山靴はもちろん雪対応です。


▲鳩待峠もほら御覧の通り。10:25ころ。


▲登山道にはほんの少し雪が残っていましたけれど、周囲の笹原にはまったく雪がありません! 驚きです。10:37ころ。


▲木道はすべて完璧に出ています。まあ、このことは予想していましたが。10:47ころ。


▲さっそくミズバショウが! 11:22ころ。


▲山ノ鼻到着。キャンプ場ですが、あんまり心地よさそうな場所ではありません。人通りが多いですからね。11:36ころ。

ところで、山ノ鼻に来て本当に驚きました。来る前の計画では山ノ鼻を北西に進み、柳平のあたりでテントを張る可能性も案のひとつだったのです。でも、尾瀬ヶ原に雪が全然ありません! これでは柳平はもちろん、木道から一歩もはみ出すことは出来ないのです。
他の案として、東電小屋周辺やら温泉小屋周辺やらと考えてはいたのですが、これほど雪がないのではそんな場所でテントを張るのは無理でしょう。
GWに雪の上ならどこでもテントを張っていたのは(本当はそれもダメなのかもしれませんが)、雪があるからであって、雪がないと・・・・

それで、決定です。3日間、見晴のキャンプ場に定着することに決めました。


▲ゆっくりと山ノ鼻で休憩後、見晴へ向かって出発です。至仏山にも雪がほとんどありませんね。12:06ころ。


▲あれっ? 雪あるじゃん?
この写真は一昨年の5月3日の山ノ鼻。これでもあまり多くはない方です。12:07ころ。


▲燧ヶ岳方面もほら! こんな感じ。12:09ころ。


▲橋の板も嵌められています。12:14ころ。


▲S子の前を歩く男性は、これから出勤するような服装でした。手には水色のビニール袋をぶら下げて・・・・ 12:26ころ。


▲中央少し下にアカハライモリがいるのが分かるでしょうか。頭が下で、尻尾が上です。12:31ころ。

ハイカーが池塘を覗き込んで何やら喋っていましたから、何だろうと僕も加わり、上の写真を撮ることができました。その彼女が言っていました。「今朝、ヨッピ橋の向こう側でクマが木に登っているのを見たわよ」と。


▲牛首を過ぎ、東電小屋への分岐を過ぎ、至仏山を振り返りました。13:05ころ。


▲下の大堀川のミズバショウ群生地です。昭文社の地図には6月が最盛期と書かれていました。13:18ころ。


▲竜宮です。先月より水が少なくなったような? 13:33ころ。


▲木道の間に咲いていたミズバショウ。13:38ころ。


▲リュウキンカ(立金花)も咲いています。リュウキンカも6月が開花シーズンですね。13:38ころ。


▲龍宮小屋が見えて来ました。13:41。


▲龍宮小屋の周りでキクザキイチゲ(菊咲一華)が咲いていました。写真のは白花ですが、ほんのりと水色のも咲いていましたね。これまた6月の花です。14:18ころ。


▲こんな芽がたくさん生えていました! 行者ニンニクです! ワオ~ッ! 普通なら大興奮して、収穫しまくるところですが、ここは尾瀬。一木一草、石ころ一個、枯葉ですら持って帰ってはいけません。14:26ころ。


▲こんな風景がありました。本来なら雪解けの時季には水が滔々と流れているはずの流路です。冬の雪があまりにも少なすぎて、融け出すはずの水がもはや尽きたのでしょう。ここまで眺めて来て、流れる水の少なさに驚いていました。ミズバショウも水の中で咲いていたりするのがもっと多いはずですが、枯草の土の上で咲いているケースが普通以上に多かったようです。水の流れも例年ならばもっと水勢強く水位も高いはず。14:30ころ。

真夏になって尾瀬の山々の水が干上がってしまうんではないか? と心配です。水の乏しい湿原なんて洒落にもなりません。


▲小鳥を食べたキツネの糞でしょうか? 羽根が見えています。14:49ころ。


▲見晴の山小屋が見えて来ました。14:51ころ。


▲山小屋の壁がクライミングボードになっていました。14:56ころ。


▲見晴キャンプ場は山ノ鼻に比べると、静かで感じのいい場所です。15:11ころ。


▲テント用の石も数多くありますし、水も蛇口から汲めます。15:48ころ。


▲今日のメインディッシュはこれ。豚肉を冷凍して持って来て、玉ねぎ、ピーマン、ネギを炒めました。ご飯と一緒ではなく、三岳(芋焼酎)のお湯割りのつまみです。17:43ころ。


▲うの花の惣菜があったので買って来ました。山で食べるとおつなもの。18:13ころ。


▲トイレに行きました。実に綺麗です。18:50ころ。


▲洋式トイレも掃除が行き渡っていました。18:50ころ。


▲S子とトイレに行ったついでに、ちょっと夜の見晴を散歩。これは弥四郎小屋のcafe。18:58ころ。


▲薄墨色の尾瀬に景鶴山が浮かび上がっていました。18:59ころ。

この日は、早朝3:30ころに起床して家を出て来ましたから、早めに眠りに就きました。20:30ころにはシュラフの中だったと思います。
これから3日間をこのキャンプ場で過ごしますから、明日も明後日も移動する必要がないのはとっても気が楽ですね。

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