ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

広沢寺での岩トレは何年ぶりでしょう? いやいや! 岩トレ自体が2年ぶり!

2016年04月27日 | 岩登りトレーニング

2016/4/10  沢仲間や新しいザイルパートナーとの出会いを求めて山岳会を探していました。その第一候補の山岳会がYYDです。YYDは沢登りと雪山中心の山岳会。そのレベルも先鋭的でも上級レベルでもありませんから、僕にぴったしです。
ただ、岩登りトレーニングは年に1回、沢シーズンの直前にしかしないようです。岩トレも大好きな僕としては物足りない気持ちですが、とにかく、YYD体験山行2回目に参加しました。


▲林道から広沢寺の弁天岩が見えて来ました。岩場の下にはすでにたくさんのクライマーがいます。9:00ころ。


▲今日のメンバーは僕も含めて9名。そのうち女性が4名で、岩登り初めての人はその女性4名です。男性5名は僕も含めてスタッフ側にいるようですね。
細引きでのシュリンゲの作り方や、ハーネスをどう付けるかなど、幾つかの説明があってから、ぼちぼちと準備が進行します。9:32ころ。

広沢寺でもいつもそうでしたが、初心者レベルのクライマーが多く来ています。弁天岩の右下付近が易しい岩場なのですが、次々と他のパーティーがザイルをセットして練習を開始しています。すでにもう一本もザイルを張る余地は残されていません。そのもっと右に一般的にはルートではないのでしょうが、3級マイナスくらいの感じがするルートが空いていました。そこへT口さんがザイルをセットしました。岩登り初めての女性陣が練習をスタートです。


▲メインの岩場でザイルを張るスペースが空きました。すぐにザイルをセットすべくリードを開始。中央の黄色ザイルでリードしているのがYYD会長のS原さん。10:18ころ。


▲中央のトップロープで登っているのはT口さんですね。11:02ころ。


▲あっ! 違いました。T口さんはクライムダウン中のようです。11:02ころ。


▲中央で登っている2人ともYYDメンバーです。昼休みに空いた際、ザイルをセットし2ルートでトレーニングできるようになりました。最初の1本では懸垂下降をしています。登っているのはS原さんとT口さんでしょう。13:48ころ。


▲確保の練習もしています。今日岩登り初めてのs木さん。H川さんとK谷さんの姿も見えます。13:48ころ。


▲岩場を登っていて、上の方で奇妙な虫と出会いました。これまで見たこともない虫です。家に帰って調べると、ヨコヅナサシガメの幼虫のようです。カメムシなどに近い仲間のようですね。13:59ころ。

3時過ぎても練習は続きます。いつまでやったか忘れましたが、YYDとしてはとても充実したトレーニングが出来たようです。やっぱり岩トレは楽しいですね。

本厚木の街で全員で打ち上げをしました。打ち上げをする会は僕としては大歓迎です。

それが決め手ではないですが、YYDに入会を決めました。目出度し、目出度し。


景信山から高尾山には春が爆発していました 2/2 ――― ヤマザクラはまだでしたが、キブシの花盛り

2016年04月23日 | ハイキング/中央線沿線の山

2016/4/1  小仏峠548mに到着しました。距離的には今日の行程の三分の一程度ですが、最高到達点の景信山727.1mは過ぎましたし、後はほぼ緩やかに下るばかりですから、感覚的には道半ばでしょうかね?


▲小仏峠。12:55ころ。


▲左のお地蔵様は昔ここに関所があったころ、道行く人々の安全を祈って作られたものだそうです。300年以上たって近年修復されました。右側の像は庚申様なのだとか。12:55ころ。


▲なぜタヌキの置き物があるのでしょう? 調べても不明でした。12:56ころ。


▲「明治天皇小佛峠御小休所阯及御野立」とありました。明治13年(1880年)に明治天皇が山梨巡幸の際、立ち寄られたことを記念して建てられたようです。12:57ころ。


▲次は城山を目指します。12:59ころ。


▲相模湖が見えて来ました。13:03ころ。


▲城山670.3m山頂には行かないことにしました。ここから巻き道があります。13:23ころ。



▲タンポポ。13:26ころ。


▲巻き道からメインの尾根道に戻って来ました。13:37ころ。


▲キブシの花があちらこちらで咲いていました。13:42ころ。


▲コブシなのか? タムシバなのか? 僕には明確な同定は困難ですが、葉がちらちら見えるのでコブシではないかと思います。13:48ころ。


▲何ザクラなのかよく分かりません。なんとなくマメザクラかなぁ? と感じます。13:49ころ。

一丁平あたりでお昼にしました。


▲キブシの花が実にたくさん咲いています。よく見ると、綺麗な花ですよ。14:23ころ。


▲一見、サクラのように見えますけれど、違います。これはモミジイチゴ(キイチゴ)。14:28ころ。


▲モミジ台手前の巻き道を行くことにします。14:31ころ。


▲登山道の脇に古い鳥の巣が落ちていました。笹の葉などが使われているのかな? 14:45ころ。


▲これもタチツボスミレでしょうか? 群生しています。14:46ころ。


▲クサイチゴ。酸味があるジューシーな実が待ち遠しい。14:50ころ。


▲稲荷山コースに入り、もうすぐ展望台です。15:30ころ。


▲展望台からの眺め。中央に八王子駅横の高層ビルが見えています。15:32ころ。


▲ヤマザクラが咲いていました。尾根筋はまだでしたが、少し標高を下げると、咲いているのですね。15:56ころ。


▲最後の階段が出て来ました。16:10ころ。


▲旭稲荷と呼ぶのだそうです。狛犬(狛狐?)がいますけれど、阿吽の吽の方は雌だとの意見を聞いたことがあります。その故でしょうか? 左の狐の足元には子狐がいます。16:11ころ。


▲登山道終了。16:18ころ。


▲ケーブルカーの駅前広場のソメイヨシノが満開でした。16:19ころ。

今回、S子は歩きが少々不調で、前回よりもずっと遅くしか歩けませんでした。翌日からも足腰が痛くなって、ちょっと辛そうでした。
まあ、肉体と相談しながら、無理はしないように楽しく歩き続けて欲しいと思います。


景信山から高尾山には春が爆発していました 1/2 ――― スミレがお花畑のように

2016年04月19日 | ハイキング/中央線沿線の山

2016/4/1  一週間前にH樹さんから山行の打診があり、行くことになりました。H樹さんのホームグラウンドは高尾ですから、高尾方面へはめったに行くことのない僕には歩いていないコースがたくさんありますし、S子にとってはちょうどいいレベルのハイキングが出来ます。


▲JR高尾駅から小仏行きに乗車。終点で降ります。上には中央自動車道が見えていました。10:38ころ。


▲車道脇に白い花の群生がありました。ニリンソウだと思うのですが。10:41ころ。


▲シャガが咲いていました。10:46ころ。


▲モミジイチゴ(キイチゴ)はこんなに早く咲くんですね。10:48ころ。


▲中央線の線路をくぐったり、右上に高速道路を走る車の音を聞いたりしながら、進みます。左に薄っすらと見えている黄色っぽい木はアブラチャンでしょう。10:49ころ。


▲景信山への登山口です。10:54ころ。


▲間違いを恐れずに言いますね。多分タチツボスミレでしょう。綺麗な花で、この日はあらゆるところで見かけました。10:57ころ。


▲スミレとしか言えませんね。本当にスミレの同定は難しいです! 11:08ころ。


▲これまたよく分かりませんね。11:10ころ。


▲元の木から二本のひこばえが生え太い幹になったのでしょうね。最近、S君から教わったのですが、「萌芽(ぼうが)」と呼ぶようですね。11:14ころ。


▲まだまだ山の木々は新緑の季節にはなっていません。11:15ころ。


▲ミヤマセセリだと思います。幼虫で越冬し、春先に成虫となり卵も産むそうです。蛹になっているのは短期間なんですね。11:19ころ。


▲エイザンスミレ。11:21ころ。


▲モミジイチゴ(キイチゴ)。11:23ころ。


▲景信山への最後の急登です。11:44ころ。


▲エイザンスミレが群生していました! 11:47ころ。


▲山頂727mです。11:57ころ。


▲山頂の小屋には可愛い猫がいました。12:07ころ。


▲山頂茶屋です。12:17ころ。


▲ミツマタの花。12:19ころ。


▲これから歩く山山です。左のピークが城山670.3m、その手前に小仏峠548mがあります。12:20ころ。


▲エイザンスミレも実にたくさん咲いていました。12:22ころ。


▲中央自動車道やJRの中央線、圏央道などが見えています。12:27ころ。


▲アブラチャンだと思います。ダンコウバイもそっくりなのですが・・・・ 12:32ころ。

スミレの花が本当にたくさん咲いていて、嬉しくなりますね。
高尾山は初春真っ盛りでした。


久し振りにハイペースな山行をヤケト尾根で 2/2 ――― 日陰名栗山からの下山もハイペース!

2016年04月15日 | ハイキング/奥多摩

2016/3/27  石尾根に出ました。天気もまだまだ持っています。晴天ではなくなりましたけれど、薄曇り程度。ひょっとしたら、石尾根に出る前後には雷もあるかと予想されていたくらいですから、嬉しい予報外れ。

 
▲左端には奥多摩湖が見えています。その右上には三頭山。三頭山の手前左右に走る尾根は赤指(あかざす)尾根、その尾根の手前には峰谷の集落が見えていますね。12:46ころ。


▲右に三頭山、左には御前山が見えています。御前山手前の山が榧ノ木山だと思います。そしてその榧ノ木尾根の手前の尾根が下山に使う浅間尾根。12:46ころ。


▲右から左へパーンしています。左端に鷹ノ巣山1736.6mが見えました。12:47ころ。


▲ヤケト尾根は終了点が日陰名栗山ではありません。少し西へ行かねばなりません。この写真がそう。12:52ころ。


▲日陰名栗山1725m。12:53ころ。


▲見たことのない感じの山名板が掛けられていました。焼き物です。13:12ころ。

さすがに山頂ではゆっくりと休みました。


▲鷹ノ巣山方面へ下山開始です。13:17ころ。


▲鷹ノ巣山の避難小屋。13:34ころ。


▲中の様子。なかなかいい避難小屋ですよ。13:46ころ。


▲鷹ノ巣避難小屋の水場。13:51ころ。


▲浅間尾根は歩き易い尾根です。丸太がたくさん置いてありましたが、シイタケの榾木でした。14:15ころ。


▲山中にしては立派な神社がありました。鳥居もあります。14:33ころ。


▲続いて幾つも祠があります。3つはあったでしょうか? 14:37ころ。


▲文字はよく読めないのですが、富士登山とか大正とか、また、富士山の絵も見えますね。ここは浅間尾根ですからね。14:38ころ。


▲峰谷の奥集落(多分)が見えて来ました。14:44ころ。

このあと林道に出て、奥集落まで行きました。以前とはちょっと違うような・・・・
林道の記憶がありません。


▲奥集落です。この小屋はお風呂のようです。こんなお風呂最高ですね。14:49ころ。


▲また山道となり、また車道に出て来ました。14:54ころ。


▲また長めの山道でした。そしてまた、車道に出ます。15:08ころ。


▲とうとうゴール到着。峰谷バス停です。15:22ころ。

ここまで鷹ノ巣避難小屋から1時間34分ほど。一般的なコースタイムとほぼ同じでした。とは言え、休憩なしです。
ところで、峰谷は一日3本のバスしか出ていません。今度のバスは16:55ですから、あと1時間30分も待たなければなりません。と言うわけで、続いて峰谷橋まで歩くことに。そこまで行くとバスの本数が多くなるのです。


▲峰谷橋が見えて来ました。たったの30分で着いてしまいました! 15:53ころ。


▲峰谷橋バス停です。16:12のバスに乗ることができました。15:56ころ。

S原さんも奥多摩駅での行きつけは天益でした。カウンターに座れました。一昨日来て予約で満席でしたから、来れて良かったです。S子がいないのは残念ですけれどね。
警察のH本さん、元有名な沢屋さんで今はマウンテンバイクで山を走り回っているというM野さんとそのMTB友達(自衛官)がいて、沢の話しや彼が所属したり創設したりした有名な山岳会の話しとか、面白かったですね。かつての未知の沢を解明する喜びが、今はMTBで未知のコースを走ることの喜びにつながっているのだそうです。

今回のYYD体験山行で、僕はこの会への入会を決めました。すぐに入会手続きをするわけではありませんが、たとえ他の会をさらに探したところで、帯に短し襷に長し、なのはどこの会だとて同様でしょう。山は連れて行ってもらうものではありません。仲間とともに楽しく作り上げて行くものです。HPを見ての最初の直感を信じることにしましょう。


久し振りにハイペースな山行をヤケト尾根で 1/2 ――― 前半はザレやガレの急登、後半は雪のヤケト尾根

2016年04月12日 | ハイキング/奥多摩

2016/3/27  前々日にS子と榧ノ木山へ登ってすぐの、今度はヤケト尾根からの日陰名栗山1725mです。体調は万全なのですが、何しろこれから入会しようと考えている山岳会の体験山行ですから、いろんな意味で緊張します。ちなみに会の名前をYYDと表記します。

ヤケト尾根は日陰名栗山の北尾根で、明瞭な踏み跡乏しく、けっこう奥多摩の中では体力勝負の尾根。昔、雪の多く残る中を終始トップでラッセルし、山頂に着いてゆっくりと座った途端に脚が攣った記憶があります。

今日のメンバーはYYDの会長のS原さんと女性会員のN本さん。HPを見るかぎり、S原さんは強そうな方ですし、この山行に参加する女性ですからN本さんも強い方なんでしょう。
S原さんには電車の中で合流。HPの写真で見るよりがっちりした体躯の方です。N本さんとは奥多摩駅で合流。 大柄な女性です。


▲終点の東日原バス停にこれから到着です。8:46ころ。


▲いつも迎えてくれる稲村岩。8:59ころ。


▲八丁橋の先のゲートが立派になっていました。S原さんとN本さん。9:33ころ。

コースタイム1時間のところを40分ほどで来ています。写真を撮る暇もありません。


▲もうヤケト尾根取り付きへ向かう入り口に到着です! 東京都水道局の看板が立っていて「通行禁止 この先、危険のため通行を禁止します」と書いてあります。僕たちにとってはそんな看板は逆効果ですね。ますます行ってみたくなります。9:45ころ。


▲「通行禁止」の看板の横を素通りし、しっかりした踏み跡を辿ります。トップはN本さん、僕が続いて、ラストがS原さんです。9:50ころ。


▲小尾根を右に回り込み、沢床へ下降していくと、吊り橋が見えて来ます。9:54ころ。


▲か細い踏み跡が急な山肌にジグザグについています。枯葉も多く乗っていますから、踏み外しは厳禁。滑落すると谷底へ真っ逆さまです。9:57ころ。


▲高度計を持って来ていませんでしたから、このコル状の地形がどこなのか? 特定できませんでした。僕は860mのコルだと思うのですが。S原さんはまだそこまでは来ていないのでは、という考えでした。確かにまだ吊り橋(標高750m)を渡ってから10分も経っていませんから、810m付近なのかもしれませんね。10:03ころ。


▲踏み跡が尾根の左側(下から見て)に付いていましたが、途中で急なザレ場をすぐ上の尾根へジグザグに登って行きました。尾根に踏み跡がしっかりと付いています。その踏み跡がこの写真の先で再び尾根の左側へ回り込みます。一瞬、ここは踏み跡から離れて尾根を直登した方がいいのではないか? とも考えましたけれど、しっかりした踏み跡があるとどうしてもそちらを選んでしまいますよね。
この写真の左上に写っているコルが860mのコルかもしれませんね。10:19ころ。


▲案の定、その踏み跡は尾根からどんどん離れてしまい、どこかから尾根へ戻らなければならない羽目になってしまいました。尾根へ戻る斜面はどこもすごく急です。そんな中で比較的緩やかそうな斜面を選んで登りましたが、やっぱり急です。枯れ木を掴まないよう、浮石に乗らないよう、細心の注意を払いながら、時には大胆に一歩を踏み出して登って行きました。10:26ころ。


▲N本さんも慣れないこんな斜面をしっかりと登って来ます。10:31ころ。


▲もう、あのあたりまで来ると安全です。10:35ころ。


▲尾根に出るとピンクのテープがありました。最初から尾根を歩いているようです。ここからも時折かすかな踏み跡があることも。基本的には地形的に楽なコースを選んで歩きます。後ろに見えている山は何でしょう? 山座同定する時間もありませんでしたから、よく分かりませんね。タワ尾根なのか、長沢背稜なのか? その両方なのか? 10:37ころ。


▲予報は曇りメインでしたが、思いのほか好天です。10:43ころ。


▲この傾斜がずうっと続くとなかなかに大変です。10:49ころ。


▲後方は長沢背稜でしょうね。カラマツが多くなってきました。11:10ころ。


▲今度はブナの木が現われ始めましたね。11:26ころ。


▲S原さんもブナを写真に収めています。11:37ころ。


▲ときおり雪も出て来ました。11:40ころ。


▲本格的に雪が多くなってきました。11:58ころ。


▲こんな感じ。12:03ころ。


▲見事な太い馬酔木の木が出現しました。12:20ころ。


▲馬酔木の木がたくさん。この辺りの馬酔木にはたくさんの蕾があります。今年は表年のようですね。12:29ころ。


▲とうとう石尾根ニ到着です。あと10mくらい。ずっとN本さんがトップを歩いて来ました。12:45ころ。

ヤケト尾根の取付きから石尾根まで約3時間。東隣りの稲村岩尾根のコースタイムが3時間5分ですから、とてもいいペースです。しかも、休憩込みの時間ですし。途中、2回ほど休憩したのでしょうか? 1回だったかな? 僕がリーダーなら、途中で2回は行動食をとる休憩をすることでしょう。YYDはペースが速い! S原さんが速いのかな? ゆっくりとは意識的に歩けますが、いくら頑張っても速く歩けない人は歩けませんから、速く歩けることはいいことですね。