ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

N村さんも僕も初めて30分を切りました!

2023年12月19日 | 岩登りトレーニング

19日にはW科さん、21日にはN村さんに声を掛けていただき、天覧山で共に岩トレを励むことが出来て本当に感謝です。妻・S子の入院の寂しさが相当に軽減されて心身ともにリフレッシュされます。有難うございます。

(これまで妻・S子のことはこの山ブログでは伏せていましたが、もう理由もありませんからオープンにします。妻・S子に関するブログはさっちゃん 空を飛ぶ (goo.ne.jp)を訪れてください)

22日もHTさんと天覧山でしたし、WBCの準決勝、決勝の興奮も僕の心を掻き混ぜてしまっていて、この日21日の僕の心理状態がどうだったか忘れさせてしまっています。

多分、19日から中1日開けての自分の肉体的疲労の状態がどのようなものだかに関心があったのだと思います。19日トラバース岩10往復で僕は初めて40分を切りました。1往復平均で4分を切ったのです。その時、両端での休憩を意識的に少なくした結果、そのような嬉しいタイムが出たのです。

 

2023年3月21日(祝) 天覧山岩トレ

ですから、この21日も両端での休憩を少なくしようとは思っていました。ただ、肉体の疲労がどの程度の影響を及ぼすかだけが心配でした。先週の連荘ではあきらかに影響がありましたから、中1日ではどうなんだろうな? と興味深かったのだと思います。で、その結果は

1往復目:3分00秒30

2往復目:2分58秒93

3往復目:2分47秒77

4往復目:2分55秒75

5往復目:2分42秒57

6往復目:2分46秒84

7往復目:2分47秒83

8往復目:2分48秒27

9往復目:2分51秒97

10往復目:2分33秒35

トータルで28分23秒58、1往復平均で2分50秒36でした。

19日よりもトータルで10分、1往復平均で1分も縮める驚きの記録でした。トータルで30分くらいで出来るようになりたいと思っていた願いが早くも実現したのです。10往復目はこれが最後ですから、休憩もせずに、少しスピーディーに実行しました。この日最速の2分33秒35という記録も出ました。嬉しい!

 

最下部岩場ではN村さんが頑張っていました。N村さんの努力の継続が生み出した素晴らしい記録が出ました。最下部岩場10往復の記録です。

1往復目:2分49秒94

2往復目:2分22秒11

3往復目:2分31秒81

4往復目:2分40秒37

5往復目:2分34秒51

6往復目:2分22秒87

7往復目:2分29秒17

8往復目:2分34秒78

9往復目:2分25秒07

10往復目:2分29秒12

トータルで25分19秒80、1往復平均で2分31秒98でした。

N村さんが1往復平均で3分を切ったのも初めてですし、途中で一度もフォールせずに10往復できたのも初めてだったのですね。素晴らしいですね! ただ、N村さんとしてはいつも以上に頑張った結果でもありますから、これだけですでに腕がパンプ気味になってしまったそうです。その原因はN村さんにもよく分かっているようで、まだまだ腕力に頼りがちなんですね。少しずつ、腕力に頼らずバランス重視の登り方に変わっていければいいですね。

毎回僕が言っていることですけれど、この最下部岩場10往復はあくまでもウォーミングアップです。さほどタイムにこだわる必要はありません。30分前後で出来れば充分だと思います。腕や指にさほど負担がかかることなくバランス重視でこなせて、身体がいい状態に温まればと思っています。

 

僕がトラバース岩を終えて、最下部岩場へ行った時にはN村さんの10往復は終了し、すでにトップロープがセットしてありました。

 

▲11:32。そうなんです、この日はI城さんもいるんです。ですから、この日の主役はI城さん。トラバースをN村さんが指導しています。僕とN村さんとはムーブが微妙に違うのですが、I城さんはもっと身長が高いので、僕のムーブとは全然違って来ます。I城さん用のムーブを僕もN村さんも考えながらあ~でもないこ~でもないとアドバイスします。往きの片道は出来たのですが、帰りの初っ端がI城さんはなかなか出来ませんでした。次回は帰路の初っ端を出来るようにしましょう。

 

続いて、トップロープでセットされたルートを登るのですが、その前に「足で登る」ことの意味を説明しました。クライミングに対して一般の人々が抱いているイメージとして、「腕や指の力が凄い!」ってのがありますよね。世界一流のクライマーがハングしている岩場に指だけでぶら下がっているような映像を見せられると、誰しもそんな風に感じてしまいます。でも、それは究極のクライミングの一部でしかなくて、クライミングの大部分は指や腕以上に足が大切なんです。それが理解できる簡単なメニューにもトライしてもらいました。

他にもトップロープでの確保も経験してもらいました。3級ルートも登ってもらいました。登山靴ですけれど、問題なく登っていましたね。ロワーダウンでザイルにぶら下がる経験も初めてなのかな。

 

▲12:04。続いて、4級+の小ハングルート。 N村さんが久し振りですけれど、問題なく登って行き、そこをクライムダウンしてきました。

 

▲12:20。合い間合い間にI城さんはトラバース練習をしていました。1往復を完成させたいようですね。でも、そんなに甘くはない。

 

▲12:30。トップルートで3級ルートを登るI城さん。

 

▲12:40。ロワーダウンを初体験(?)するI城さん。

 

▲12:51。I城さんにハング下でのバランスのとり方を教えてあげました。ハング下では体がエビ反り状態になりますから、そんな姿勢でも足だけで立っておられれば腕への負担は軽減されます。見本で、僕がハング下まで登って見せました。ハング下で片手を離します。両手を離すこともできます。I城さんにも「ハング下まで行こう!」と促します。I城さん、ハング下で手を離すことが出来ました。バランスいいですね。手を離すということは、トップロープでとは言え、思いのほか怖いんですよね。ついでに、その小ハングを越えてもらいました。幾度か試してから見事に越えて行きました。凄いですね。ただ、I城さんは高身長なので、ガバホールドが簡単に掴めてしまいます。

 

N村さんからも言われていましたけれど、コンスタントに継続すれば必ず上達すると思います。ジム等の自主練も含めて、可能ならば週1、少なくとも月2、最低限でも月1で継続すれば進歩はあるはずです。

 

I城さんがトラバースとトップロープでの登攀練習でそれなりに腕がパンプしてきたところで、いよいよN村さんの練習です。鏡岩にトップロープをセット。回数多く練習しているHTさんが早々と鏡岩を卒業してしまいましたから、N村さんも刺激を受けているのかもしれません。

▲13:58。久し振りなので、最初のうちはなかなか下部の突破も出来ません。でも、次第に出来るようになり、中央まではコンスタントに行けるようになりました。

 

▲14:52。途中、腕を休めるために鏡岩を中断して、最下部岩場のトラバースでI城さんの指導をするN村さんです。花粉症が酷いので、マスクとゴーグルを付けていますね。

 

▲15:37。そして、ついにノーテンションで上まで登れました。後2回続けて登れれば鏡岩卒業です。でも、残念ながら失敗。この日はそれ以降もノーテンでの完登は出来ませんでした。まだまだ腕の力頼りの登り方ですから、3回もは続かないのですね。でも、この日の完登が鏡岩完登の2回目だそうです。完登の頻度を少しずつ上げて欲しいと思います。

 

筋肉を休めて再度トライしましたが、駄目でした。で、4時も過ぎたので終了。

 

N村さんは僕と同じ八高線で帰ります。ですから、「H島で反省会をしませんか?」と持ちかけました。N村さんは歓迎してくれましたし、I城さんもH島経由で帰ることにしてくれました。H島でなら万が一病院から電話があっても15分くらいで病院へ駆けつけられます。まあ、S子の状態も落ち着いてはいるようですから、急変の心配は減っているのだと思います。H島では贔屓のネパール風居酒屋さん『ララ』に入りました。久し振りの反省会で楽しいひと時でした。


天覧山平日岩トレ№20 ――― HTさんは蛇岩の5.7ルートを卒業しました

2023年11月08日 | 岩登りトレーニング

2023年3月16日(木) 天覧山平日岩トレ№20

二日連荘の天覧山です。若いころならば、こんな二日目は絶好調確実なんですが、高齢者となった今はどうなんでしょうね? 個人的にはそれが一番の関心事でした。

いつも通り、中腹広場で合流し、その後は僕はトラバース岩へ、HTさんは最下部岩場へ。最下部岩場には人の姿が確認できましたから、「トラバースできなかったら、ここに戻って来な」と言っておきます。でも、戻っては来ませんでしたから、出来てるんだな、と思っていました。

 

さて、僕のトラバース岩10往復ですが、前日の疲れは確実に残っていました。かと言って、それがマイナスの影響を及ぼしているかと言うと、それほどではありません。いちばん影響があったのは、左足の指先でした。左足で岩を掴もうとすると、指先が痛いんです。我慢して、慣れるしかありません。こんなところに前日の影響が現われるとは! 

ただ、全体的に前日の疲労が完全には回復していません。若いころなら1日で回復する筋肉疲労がまだ少し残っています。残っている筋肉疲労に追加されていきますから、前日よりも疲労の影響が早く現われるんです。7往復目でHTさんが下から上がって来ました。そんな中での8往復目。パワー系ムーブの箇所で右足が外れてしまいました。力が残っていれば、体勢を立て直して、再度やり直すことは容易なんですけれど、この時は駄目でした。足が地面に着いてしまいました。この日は7往復まででした。その記録です。

1往復目:4分01秒44

2往復目:4分06秒56

3往復目:4分57秒17

4往復目:4分18秒26

5往復目:4分56秒56

6往復目:3分52秒79

7往復目:4分44秒90

トータルでは30分57秒68、1往復平均は4分25秒27でした。

1往復平均では前日よりも14秒ほど速くなっていますから、連荘の好影響が出ていますね。疲労が残っていたのは高齢者あるあるでしょうね。

 

さて、HTさんですが、やっぱり通常通りにはトラバースできなかったようです。最下部岩場の右側で4名がトップロープを張っていたので、左半分だけを15往復したんだそうです。左端の核心部が含まれていますから、通常の10往復よりはハードだったみたいですね。さらに、右側も空いたので、右側だけの3往復もしたのだとか。と言う訳で、記録は採っていません。

前日はトラバース岩10往復を達成したので、この日は蛇岩の達成を目指します。蛇岩の膨らんだ岩ルート5.7です。前の週にノーテンでの完登はしていましたから、この日の卒業は確実視されていました。でも、そんなに甘い訳でもないので、確実視されていることを実際に実現できるかどうか、それなりにプレッシャーがかかると思います。

 

▲11:33。案の定、1回はぶら下がってしまいました。

 

▲11:39。続けてトライします。

 

▲12:09。その後、3回連続ノーテンションで完登! 

 

無事卒業です。卒業と言っても、まあ次の段階に進むための通過儀礼のようなものです。鏡岩もそうですが、卒業したからと言って今後いつでも必ず登れるわけではありませんけれどね。それはHTさん自身がいちばん分かっていると思います。

とは言え、実際にやっている人なら分かると思いますけれど、トップロープで3回連続ノーテンション完登することはた易いことではないのです。HTさんの成長の賜物でしょうね。5.7ルートを卒業したので、いよいよ蛇岩のメインルートへの挑戦です。

天覧山の岩では最下部岩場が初心者練習用、鏡岩5.7、蛇岩5.8、地蔵岩5.9、獅子岩5.11といった大雑把なグレードがあります。蛇岩は5.8なんですね。ですから、これからが蛇岩への本格的挑戦なんです。

 

▲12:32。12:09に5.7ルートを卒業し、12:30くらいからその右隣りの5.8ルートにチャレンジし始めました。いま両手で持っている場所にバンドがあります。このバンドに立ち込むのが意外と難しい。

 

▲12:42。そのバンドに立ち込むことが出来たHTさん。ここからのフェースが蛇岩の核心部です。

 

▲13:30。蛇岩フェースの全貌。思いの外、前傾しています。

 

▲13:41。バンドへの立ち込みのムーブを確実なものにしようとするHTさんです。

 

▲15:05。バンドに立ってから、左側の膨らんだ箇所を左手と左足で使うことは許しています。

 

その後蜿蜒と、16時過ぎまで4時間ほどぶっ続けに挑戦し続けました。途中で、僕も登ってみたり、充分に休憩も含めながらではありましたけれど、よく何回もチャレンジし続けられるなと感心します。ある程度、腕等がパンプしていてもこのレベルのルートになら登り続けられる持久力が付いているのですね。

このルートを完登するための、自分なりのムーブはだいたい掴めたみたいです。このルートをノーテンで完登できる日も近いと思われます。


天覧山平日岩トレ№19 ――― HTさんがトラバース岩10往復を初めて達成しました!

2023年11月04日 | 岩登りトレーニング

2023年3月15日(水) 天覧山平日岩トレ№19

3月は僕とHTさんのそれぞれの事情が合致して、平日岩トレ雨霰です。今日も先週同様、まずはそれぞれのウォーミングアップ。僕はトラバース岩で行ないました。先週は7往復したのですが、時間があれば10往復できそうに思えましたから、今日は出来れば10往復するつもりでした。

1往復目:5分06秒05

2往復目:5分14秒23

3往復目:5分39秒27

4往復目:4分54秒89

5往復目:4分52秒20

6往復目:4分46秒94

7往復目:4分35秒39

8往復目:4分12秒57

9往復目:4分09秒74

10往復目:3分04秒56

我ながら、今日は調子よく出来たと思います。スタート時点ではコンディションはあまり良く思えなかったのですが、回数を重ねるごとに、調子が上がって来ました。

トータルで46分35秒84、1往復平均で4分39秒58でした。

3往復目までは筋肉疲労が蓄積されて、その影響が出ています。でも、それ以降は体が慣れて来て、タイムが少しずつ縮まっています。トラバースのスピードが上がったという訳ではなくて、両サイドでの休憩時間が短くなったせいだと思われます。短時間で、筋肉の疲労が取れるようになって来たのでしょう。10往復目だけ3分台になっていますが、これは後1往復なので、休憩なしに続けたせいです。それに、少しスピードアップしてみました。

今後、まずは40分を切りたいですね。ゆくゆくは30分くらいで出来るようになればと思っています。恐らく、若いころは20分くらいで行なっていたのでは、と思っています。

 

僕のトラバースの終盤になって、HTさんが下から上がって来ました。今日のHTさんのタイムは以下の通りです。

1往復目:1分50秒76

2往復目:1分47秒61

3往復目:1分51秒72

4往復目:1分46秒66

5往復目:1分48秒80

6往復目:1分46秒34

7往復目:1分48秒77

8往復目:1分46秒59

9往復目:1分48秒39

10往復目:1分45秒96

トータルで18分01秒64、1往復平均は1分48秒16でした。

先週よりも速いとはいきませんでしたけれど、充分驚異的速さですね。先週は蛇岩の後にトラバース岩をやったのですが、もう力が残っていませんでした。と言う訳で、HTさん、今日はトラバース岩を先にやります。

今日の目標は5往復。先月の平日岩トレ№17では5往復達成直前で落下しましたからね。今日は順調に往復回数を重ねて行きます。

 

▲11:35。トラバース開始です。

 

▲11:38。コーナーを過ぎたパワー系ムーブの箇所。左手でアンダーホールドを掴みに行っています。

 

▲11:41。ここでの右足、この位置から少しでもずれると、とても滑り易くなって不安定なんです。

 

▲12:03。2往復達成! まだまだ序盤ですね。

 

▲12:33。コーナーを右へと移動中。右手の位置に左手も移して、体全体を沈めて行きます。

 

▲13:02。5往復も問題なくクリア。この日の目標は達成できました。

 

▲13:29。右端でも長く休憩します。

 

▲13:40。7往復もクリアです。10往復も見えて来ましたね。

 

▲13:57。トラバース岩は南向きの日当りのいい場所です。

 

▲14:40。ここでも楽に休憩できます。

 

▲14:42。10往復達成です!

 

十分すぎるほどの休憩を取りながら、ついに10往復を達成させました! YYDで10往復達成したのは、僕、F沢さんに続いて3人目ですね! まあ、真面目に挑戦したのはその3人だけなんですけれどね。とは言え、僕が思うに、現時点でのYYDでそれが出来るメンバーは他には1人いるかどうかだと思います。

写真の時刻表示から往復にかかったタイムを記録しておきます。

1往復目:10分

2往復目:18分

3往復目:20分

4往復目:20分

5往復目:19分

6往復目:19分

7往復目:19分

8往復目:20分

9往復目:18分

10往復目:24分

トータルで3時間07分、1往復平均は18分42秒でした。

1往復目は休憩が右端での1回分だけですから、短いタイムです。10往復目が長いのは僕と同年配くらいの女性ハイカーとお話をしていたからです。鶏冠尾根やジャンダルムに旦那さんと一緒に行ったんだそうです。その旦那さんはもう亡くなったんだとか。

もっと短時間で筋肉疲労が軽減されるようになっていくと思います。まずは、1往復平均10分を切ることが目標ですね。とにもかくにも、僕はHTさんがこれほど早く10往復できてしまうとは予想していませんでした。凄いですね。

 

この終了時点で3時近かったですから、この日はこれで終了としました。明日もありますし、続けて蛇岩をしたところで、いいパフォーマンスは出来ないと思うからです。明日は蛇岩メインでトレーニングします。

 

▲15:26。天覧山の麓の公園にドラえもんのどこでもドアが置かれていました。このドアはその後、奥武蔵の山の麓に移動したみたいで、僕の山仲間のH原君が見ています。


天覧山平日岩トレ№18 ――― 最下部岩場のトラバースで驚異的記録&蛇岩の5.7ルートを初完登!

2023年10月23日 | 岩登りトレーニング

天覧山中腹の広場で合流し、HTさんは最下部岩場のトラバース10往復へ、僕はトラバース岩へ。各自のんびりと準備したのち、それぞれの課題に向き合います。

 

2023年3月8日(水) 天覧山平日岩トレ№18

▲10:24。朝食は家で食べて来ましたが、小腹が空きますからいつもコロッケを食べます。飲み物はインスタントのミルクチャイ。

 

僕はトラバース岩でのノーマルルートでウォーミングアップ開始。久し振りに10往復しようと思ったのですが、やはり思った以上に時間がかかり、最終的には7往復で止めることになりました。でも、時間的余裕があれば10往復は可能だと分かりました。その結果は

1往復目:4分18秒33

2往復目:5分56秒25

3往復目:6分05秒11

4往復目:5分44秒61

5往復目:6分13秒68

6往復目:8分20秒28

7往復目:6分30秒45

トータルで43分08秒72、1往復平均は6分09秒82でした。

もし10往復していたとすると、1時間はかかりそうですね。最終的には10往復を30分ほどで行なえるようになりたいと思っています。現状では、トラバース自体は1往復4分少しで行なえているのですが、両サイドでの休憩時間が長いのです。筋肉も休めないといけませんし、息も上がっていて呼吸も荒くなっています。

HTさんは僕のトラバース中に下から上がって来ました。早いですね。僕自身の終了後、その結果を知らされて、本当にびっくりしました。

その結果ですが、

1往復目:1分52秒01

2往復目:1分53秒92

3往復目:1分35秒55

4往復目:1分41秒73

5往復目:1分41秒39

6往復目:1分39秒26

7往復目:1分38秒35

8往復目:1分32秒39

9往復目:1分36秒87

10往復目:1分28秒17

トータルは16分39秒67、1往復平均で1分39秒97!!!

凄いタイムですね! すべてが1分台です。もはや異次元の記録です。僕自身はここのところこの最下部岩場10往復はしていません。でも、自分の最速記録は1往復平均2分を切っていません。もう少し頑張れば2分は切れそうだなと感じていましたから、HTさんが前回2分の壁を破った際も、さほど驚きませんでした。このレベルまでは予想の範囲内だったからです。

しかし、今回のこの記録には心底驚いています。しかも、HTさんは「1分30秒を破れそうな気がする」と言っています。ただ、これまでも何回も繰り返し言って来ましたが、このトラバース10往復はウォーミングアップです。速く出来るようになることが目的ではありません。とは言え、速いに越したことはありませんけれどね。

 

二人ともウォーミングアップが終わりましたから、次へ移動します。HTさんの希望で蛇岩へ。HTさんがトップロープのセットをします。その間、僕はトラバース岩で6往復目や7往復目を行なっていました。HTさんを待たせても悪いので、7往復で終わりにしたのです。

 

▲11:47。蛇岩へのトライが始まりました。5.5のルートはHTさん問題ありません。

 

▲11:53。課題は膨らんだ岩場5.7ルートです。1回目だったか2回目だったかは忘れましたけれど、HTさんは初めてノーテンション(1度もザイルにぶら下がることなく)で登りました。初めてのことです。

 

「3回続けてノーテンで登れたら卒業だね」と僕は言います。でも、続くトライではぶら下がってしまいました。僕も登ってみます。少しでもHTさんの参考になればとの気持ちで登りました。HTさん、再度トライ。2度続けてノーテンで登れましたが、3度目はぶら下がってしまいました。まだ安定的には登れないのです。でも、ほぼこのルートは克服していますね。次回のトライでは確実に卒業できることでしょう。 

 

▲13:17。5.7のルートの右隣り、5.8のルートに初めてチャレンジしてみました。ここは2mほど上にあるバンドに立ち込むまでも意外と難しいのです。HTさんはそのバンドには何とか立ち込みました。でも、その上のフェースには苦労しています。僕も登ってみました。さすがに5.8ともなると難しいです。なんとか登れましたけれど、余裕はありませんね。HTさんはさらに幾度かチャレンジしました。

 

▲14:01。ここのところ使っている30mシングルザイルですが、実はN村さんのものを借りて使わせてもらっています。HTさんが持って管理しています。N村さんのものですから汚しては申し訳ないですから、使用する最中にもこの布製のバケツのような容れ物を使っています。

 

蛇岩で相当筋力を使ってから、HTさんはトラバース岩へ移動しました。この日の目標は5往復です。

最初のトライではコーナーを過ぎたパワー系ムーブのエリアでケアレスミスの落下。気を取り直して、再度トライを再開しました。今度は1往復を問題なく達成します。9分ほどで1往復できています。ところが、2往復目を目指したのですが、パワー系ムーブの箇所であえなく落下。その後、やっぱり同じあたりで落下してしまいます。どうやら蛇岩で力を使い過ぎて、もうパワーが残っていないんですね。まだまだ蛇岩とトラバース岩の両方で全力を出せるだけの筋持久力はないと言うことでしょう。

別の言い方をすれば、蛇岩の登攀がバランスをもっと重視した登り方が出来ていれば、これほどにはパワーを消費してなかったでしょうね。時刻は3時半ほどになりました。 これ以上続けてもいい成果は生まれそうにありませんでしたから、この日はこれで終了と言うことに。

 

▲15:22。トラバース岩には陽が当たって暖かく気持ちの良い場所です。

 

HTさんは毎回のように新しい進歩が見られます。まさに「継続は力なり」を地で行っていますね。素晴らしいことです。僕もセカンドルートのムーブを探していますけれど、まだ繋がりません。

4時半ころのHK線電車に乗れたんですが、車内で寝てしまってHOJまで行ってしまいました。帰宅後も疲れていたのでしょうね、早めに布団で横になると、そのまま寝てしまいました。目が覚めると、脹脛の下部が攣りそうになります。足をリラックスさせて、本格的に攣らないようにします。それからお風呂に入りました。翌日も上半身が久し振りの筋肉痛。心地良いですね。


日和田でHTさんが初リード練習!

2023年10月19日 | 岩登りトレーニング

5日の日和田は天気も良く最後まで雨にも降られずに思い切り練習できました。日曜日の天気予報があまり良くなかったせいなのか、これまで経験したことのないほどのクライマーたちの少なさでした。人数的にはこれほど少なかったこともあったと思うのですが、何故だかみんな男岩西面を登っていて、南面にはゼロ。僕たち3人パーティー独占状態がずっと続きました。奇跡的出来事ですね。HTさんのリード練習を祝福しているのでしょう!

この日のHTさんへのコーチ役はN村さんです。N村さんはジムでリード講習を受けたばかりですし、最新のリード方法をHTさんに教えます。HTさんには現代最新のリード方法をまずは学んで欲しいですからね。僕が教えると、ひと時代古い方法になりますからね。まずは最新の方法をマスターして、その後の崩し方なら幾らでも教えられます(笑)。

 

2023年3月5日(日) 日和田

▲9:40。N村先生はやおら杉の幹にシュリンゲとヌンチャクをセットしていきます。何をするんだろうと見ていると、ザイルをヌンチャクにクリップする方法から教えています。そんなことを最初に教えるなんて、如何にも現代的ですね。僕の時代はハーケンにシュリンゲを通して、カラビナ1個をシュリンゲとザイルに通すという時代でした。くるくるとよく動くのでザイルをクリップする方向なんて考える必要はありませんでした。それに「絶対に落ちるな!」といった時代でもありましたから、落ちた時にどうなるかなんて考える必要もなかったんです。ハーケン等信用していませんから、実際問題落ちてはいけなかったのです。今のゲレンデはピンがしっかりしていることが多いですから、フリークライミングの進歩もあって、落ちることを前提にしたスポーツになっています。

 

●1本目:男岩南面左端 4級

▲10:33。N村さんのリード、HTさん確保です。出だしは易しい3級です。

 

▲10:41。最上部を登るN村さん。そのまま直上するつもりのようです。少し前傾していますが、ガバホールドがあるので4級ですね。

 

▲10:57。HTさんは中間でヌンチャクを回収しながら登りました。最上部のちょっとハング気味の箇所を直登していますから、そこでHTさん苦労しています。ザイルにもぶら下がりましたが、易しいルートに逃げることなくなんとか直登しました。

 

▲11:20。ラストは僕がフォロウ。全員で懸垂下降しました。

 

▲11:29。下に降りると、N村先生の講習が行なわれます。今度は上でのフォロワーの確保法です。HTさんはATCガイドやルベルソを持っていませんから、自分の8環を使っての確保法を教えてあげています。きっちりと教えてあげています。

 

●2本目:上のルートと同じ

▲11:50。さ~て、HTさんのリードです。

 

▲12:03。苦労していた最上部のハング気味の箇所も1回落下しましたけれど、すぐに立て直して登り切りました。

 

問題は上での確保が正しく出来るかどうかです。僕も昔、同様のケース(初めてリードして、初めてフォロワーの確保をする)でフォロウしたことが何度もあります。その内のひとりのケースでは、口を酸っぱくして確保法を何度も教えたのに、本番ではパニクってしまって、まったく確保になってなかったことがありました。当然、僕もそんな可能性を考慮していますから、絶対に落ちない決意でフォロウします。ただ、HTさんは精神的に安定した人ですから、教えられたことをキチンと出来る筈との信頼感があります。N村さんが「○○さん、セカンドで行きますか? ラストで行きますか?」と聞くので、僕がセカンドで登ることにしました。

 

▲12:30。HTさんは教えられた通り、正しくセットできていました。もちろん、微妙な修正点はありましたけれど、その辺は慣れるにしたがって、徐々に修正されるでしょう。ラストはN村さんで、懸垂下降で降りました。

 

この時だったかなと思いますけれど、僕が微妙な修正点をHTさんに言うと、すぐ隣りで仲間を確保していたお年寄り(僕より少し年上かな?)が言うんです。「私も言おうかな、と思ったんだけど、悪いかなと思って」。さらに、「岩登りではATC使うけど、沢登りでは8環使ってますよ。みんなもっと8環の良さを認識した方がいいと思うな」と。確かに、8環は少し重くて、ザイルがキンクし易いけれど、制動もよく効くし、懸垂下降中の仮固定も簡単だしね。そうかもしれませんね。僕も沢登りでは8環に戻してみようかな。この方、僕よりずっとクライミングも上手そうですし、沢登りも実力者なんでしょうね。

 

▲12:41。HTさんが懸垂下降で降りて来ます。青空バックで格好いい!

 

●3本目:男岩南面中央の凹角~クラック 4級

▲13:26。N村さんリード。凹角を抜けるところで、Zクリップの失敗。この失敗は誰しもがやってしまうものですね。緊張する箇所でやってしまいがちなんです。僕も何度もやってしまったことがあります。早めに気付けば問題はないのですけどね。

 

▲13:51。HTさんが中間でフォロウ、最後のクラックで苦労しています。1度くらいぶら下がったかな? 僕がラストで登ると、最後のクラック部分にヌンチャクが残されています。N村さんのHTさんへの優しさですね。ただ、この日のように我々だけで男岩南面を独占しているからこそ出来るワザではありますね。

 

●4本目:上と同じルート

▲14:24。HTさんリード。凹角の途中で、どうしても左のフェースに出たがってしまいますね。それでは少し易しくなってしまいますから、あくまでも凹角をどん詰まりまで登って欲しいのです。でも、無事に突破。 

 

▲14:38。最上部のクラックを苦労するかと思いきや、一発で突破、見事でした。N村さんがセカンドで、僕がラスト、懸垂下降で降りました。

 

▲15:06。懸垂下降するHTさん。

 

●5本目:女岩南面の中央ルート 3級

▲15:22。最初からHTさんがリードしてオンサイト。まったく問題なし。

 

N村さんセカンドで、1本目のヌンチャクを外してから西面との境い目のカンテを登りました。気を抜いてしまったせいなのか、登り始めで落下。絶対に気を抜いては駄目ですよ。僕もラストでカンテを登らせてもらいました。N村さんがヌンチャク全て回収したので、下から上までカンテを登ることが出来ました。N村さん、ありがとう。このカンテルートにもピンがあればいいんですけれど、1本もありません。3級+くらいなんですけれどね。女岩の上からは徒歩で降りました。

 

●6本目:男岩南面右端(と言うか右隣り)のルート 3級

▲16:08。HTさんがリードしてオンサイト。

 

▲16:14。終了点ではこれまでのピン(ボルト)を使ってのシステム構築ではなくて、3本のしっかりした木の幹を使うものです。僕が上に行って、アドバイスしました。N村さんセカンド、僕ラスト。ここも安全な場所まですぐなので、移動して、その後歩いて下りました。

 

本当は最後にN村さんが男岩南面右端の3段フェースルート4級+~5級-をリードする予定でした。でも、N村さんの花粉症の症状が酷くて断念。ここでこの日の練習は終了です。

HTさんのリード練習がこの日のメインメニューでした。4本の比較的易しいルートをHTさんはリードしました。最初の2本は上部が難しくて、ザイルにぶら下がったりしていたのに、怖がらずにリードにチャレンジしていました。精神的に強いと思います。最後の2本はHTさんはオンサイトしています。オンサイトというのは、一度も登ったことのないルートを登り方のアドバイスを受けることなく自力で完登すること。その人のオンサイト能力が本当のその人の実力だとも言えますから、HTさんには3級レベルの登攀能力が備わっているということですね。この能力を少しずつ押し上げていって欲しいと思います。この日登ったくらいのルートを今後数多くリードして欲しいと思っています。

N村先生、お疲れさまでした、ご苦労様でした。教え方が上手ですし、細かなところまで心遣いが行き届いています。自分にとっての練習はあまり出来なかったでしょうけれど、人に教えることで上達できる部分も大きいですよ。必ずN村さんにとってもプラスになっていると思います。

僕も久し振りに反省会をして、楽しかったです。