ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

今季最後の紅葉狩りに醍醐丸と市道山をつなぐ吊尾根を歩いて来ました

2016年11月30日 | ハイキング/奥多摩

2016/11/20  今回もS子と二人の山歩きです。コースタイムの目途は5時間くらい。そしてもうひとつ、紅葉の綺麗なエリアを選びました。里のカエデも綺麗に色づいている頃ですから、あまり標高の高い場所ではすでに紅葉は終わっているでしょう。かと言って標高が低いと植林が多くて赤や黄色に色づく広葉樹は少なくなるのが普通です。

そんな条件でピンと来たのが吊尾根でした。


▲高尾駅から陣馬高原下行きのバスに乗りました。前日の土曜日が天気が悪かったですから、好天の日曜日に皆が集中したようです。臨時バスが2台も出ました。終点のバス停も人で大混雑。とりあえずその混雑から抜け出そうと、僕たちは歩き始めました。8:50ころ。


▲和田峠に続く車道を歩いていると、左に山道が出ていました。みんなその山道へ入って行きます。標識や地図もその入り口にあるのですが、要領を得ない標識や地図で、この山道を行けば和田峠に行けるのかどうかはっきりしません。車道を歩くよりも山道の方が心地よいですから、「まあ、つながってるはず」と、その山道を歩くことにしました。
ところで、僕の昭文社の『高尾・陣馬』のMAPは1992年発行でした。24年も前のものですから、新しい登山道が出来ていても載っていない可能性がありますよね。あまり行かない山域のMAPですけれど、最新のを買っておかなければ。9:12ころ。

買いました! 最新の『高尾・陣馬』です。出てますね。僕のこれまでのMAPには記されていない登山道が。陣馬高原下のバス停から徒歩20分の場所から陣馬山へ向かっている登山道が新しく出来ているのですね。


▲植林のなか、急登が続きます。車道も近くを通っているようで、時折、車の音も聞こえました。9:23ころ。


▲バス3台分の登山者のほとんどがこの山道を歩いているようです。のんびりゆっくりの僕たちはどんどん抜かれて行きます。この登山者たちはほとんどが陣馬山へ登るようです。
このころになると、ちょっと不安になってきました。どうもこの山道は僕たちが行こうとしている和田峠へは向かっていないようだ、と。9:40ころ。


▲このまま陣馬山まで行ってしまうのではと恐れていた矢先、和田峠への巻き道が現れました。陣馬山山頂の400m手前です。遠回りにはなりましたけれど、和田峠もさほど遠くありません。10:13ころ。


▲誰か読める方はいませんか? 10:15ころ。


▲モミジが光に透けて綺麗です。10:16ころ。


▲和田峠に到着しました。遠回りしましたから、40分くらいのロスですね。和田峠から陣馬高原下バス停に降りたことは幾度かあると思いますが、登るのは今回初めてでしたから、間違えてしまいました。車道をそのまま歩いて来た方がよかったようですね。10:30ころ。


▲峠ではトイレを使って、すぐに出発しました。まだ、朝食を食べていないのですが、和田峠はのんびりと朝食を食べるような雰囲気ではありませんでしたから。醍醐丸へ向かいます。10:36ころ。


▲苔の上に杉の若芽の森が出来ていました。10:42ころ。


▲小さな祠の横を通り抜けていきます。10:46ころ。


▲右のピークは高岩山800mだと思います。左を巻きます。10:54ころ。


▲写真ではあまり綺麗な色に見えませんが、もう少し鮮やかな黄色の葉です。コアジサイの黄葉。10:55ころ。


▲醍醐丸への登り。11:19ころ。


▲醍醐丸山頂867m。11:28ころ。

山頂でブランチにしました。


▲八王子市最高峰と書いてありますね。11:49ころ。


▲休憩を終え、吊尾根を市道山へ向かいます。11:50ころ。


▲途中から曇って来ていますから、モミジも少しくすんだ感じですが、綺麗です。11:59ころ。


▲見上げても青空ではありません。12:11ころ。


▲歩いていると、黄葉の森がずうっと続きます。12:13ころ。


▲足元には散り落ちた枯葉がたくさん積もっていました。12:18ころ。


▲たまに、少しだけ太陽が地面を照らします。12:23ころ。


▲こんな山道は奥多摩の低山ではないみたいです。奥深い山の風情ですね。12:26ころ。


▲ずうっとこんな山道が続くといいなぁと思います。12:30ころ。

この前だったと思いますが、久し振りにS子の足が攣りました。攣っている箇所も移動するようです。ただ静かに待って、収まるのを期待するしかありません。


▲雲を通して届く光がごく弱く、見上げる黄葉の葉を光が通り抜けません。透けて輝かず、影が出来て暗くなります。12:32ころ。


▲吊尾根は広葉樹の豊かな尾根ですが、植林もたまには現われます。12:44ころ。


▲あの山は御前山1405.0mでしょうか? 13:24ころ。


▲前方に市道山や峰見通りらしき山並みが見えて来ました。13:25ころ。


▲あれは大岳山1266.5mでしょう。13:27ころ。


▲尾根筋の登山道と並行して林道が現れました。僕の記憶にはありませんから、最近できたのでしょうね。13:30ころ。


▲左のピークが市道山795.1mでしょうか? 山の樹々の色づきが本当に美しいですね。13:45ころ。


▲木の根がむき出しになっていました。13:59ころ。


▲まだ作られて新しい林道です。14:00ころ。


▲その林道を車が走っていました。一般車両のようでした。この先は困難だったのでしょう。じきにバックしながら戻って来ました。14:05ころ。


▲これぞ野菊といった花が咲いていました。正式名は調べてもよく分かりません。リュウノウギクでしょうか? 14:15ころ。


▲峰見通りに合流し、市道山への最後の登りです。14:19ころ。


▲市道山山頂です。14:28ころ。


▲どうやら写真左の山が刈寄山687.0mのようですね。14:33ころ。


▲刈寄山南方のトッキリ場あたりだと思うのですが・・・・ 14:51ころ。


▲思いのほか順調に市道山まで来ましたから、山頂ではゆっくり休憩しました。下山も超ゆっくりでも大丈夫。下山スタートです。14:56ころ。


▲綺麗なカエデを見つけると、つい撮ってしまいます。15:17ころ。


▲またカエデ。15:25ころ。


▲尾根筋からは離れて、下山ルートはヨメトリ坂です。
檜原村のこの近辺の集落にとってはこのヨメトリ坂が八王子に出るための最短コースだったのだそうです。八王子は絹織物で栄えていましたから、このヨメトリ坂も重要な交易路のひとつでした。春になると「お蚕雇い」と呼ばれる臨時募集もあり、稼ぎがいいので多くの若者が働きに出たのだそうです。新緑のころ、若い男女が坂道を登りながら互いを意識し合ったりすることもありました。それが縁で男女が結ばれることもあったとか。この坂がヨメトリ坂(嫁取り坂)と言われるようになった所以です。15:30ころ。


▲小坂志川を渡る木橋が見えました。16:00ころ。


▲小坂志川の流れ。16:01ころ。

今年の7月小坂志川を沢歩きしました。詳しくはこちらを。
http://blog.goo.ne.jp/1940sachiko/e/611fc2c4a56a2b3233560470a74951dc


▲木橋を渡り、林道へ上がります。16:01ころ。


▲林道を少し歩くと、笹平橋が出て来ます。16:13ころ。


▲笹平橋から南秋川を見下ろします。紅葉がちょうど見頃でした。日が照っていれば最高でしたけれどね。16:14ころ。


▲川沿いに見事なカエデの木が色づいていました。16:15ころ。


▲笹平バス停到着です。16:17ころ。

バス時刻にあわせてゆっくり下山しました。バスは16:33です。バスには乗客が多く、座れませんでした。その後もたくさん乗ってきます。臨時バスも出て、3台が一緒に走っている状況。十里木の手前では信号渋滞でなかなか進みません。

「音羽鮨」には17時をかなり回ってから着いたと思います。S子と二人でゆっくり下山祝いを楽しみました。


日和田での岩トレに三人が初参戦! 熱心に楽しくトレーニングしました

2016年11月27日 | 岩登りトレーニング

2016/11/13  YYDは沢登りと雪山登山中心の山岳会です。沢登りもせいぜい中級下レベルまでですし、雪山もアイゼンとピッケルをガリガリさせながら登って行くような厳しい山へは行きません。雪山歩きといった山行ですね。今の僕にはちょうど楽しめるレベルです。
とは言え、沢登りでは何が起こるか分かりませんから、沢のオフシーズンにクライミングとザイルワーク(分けて考えるものでもありませんが)のトレーニングをしておくことはことさらに重要なことだと僕は考えています。
というわけで、今日は僕もいれて5人のYYDメンバーによる日和田での岩登りトレーニングです。

I城さんは岩トレはほぼ初めてのようです。でも、基本は理解されているようですから、T口さんと組んでもらいました。SRさんもほぼ初心者です。今年、沢登りに初めて行きました。SRさんは僕とSS木さんの組に入ります。


▲女岩が空いていましたから、まずは女岩の中央ルートから。3級でしょう。僕がリードし、SRさんに登って来てもらいました。出だしで少し手間取ります。10:13ころ。

続けて、SS木さんにも登って来てもらい、脇の山道で降りてもらいました。そして、僕はトップロープをセットします。


▲SS木さんに確保をしてもらいました。10:54ころ。


▲登っているのはSRさん。この時はもうクライムダウン中です。ただ、ここから下はSRさんには少し難しいクライムダウンになりそうですから、最後の2mほどをザイルにぶら下がってロワーダウンの練習をしてもらいました。11:02ころ。


▲これがそのロワーダウン。まだちょっとおっかなびっくり気味。11:03ころ。

同じルートをもう一度登ってクライムダウンして最後少しロワーダウンしてもらいました。

続いてSS木さんも同様に2回。僕の確保ですから写真はありません。

今度は少し右のルートを僕が登ってみました。出だしが3級+くらいでしょうか?


▲出だしの足場を教えてあげると、スイと体が上がります。その先は左に寄りすぎて登れなくなったので、また少し右へ戻って来ました。上部は楽に登れます。11:48ころ。


▲最上部からザイルに体重をあずけて、ロワーダウンです。まだ少々体が立ち過ぎですね。11:55ころ。

ここでも2回同じことを繰り返します。


▲SS木さんはスムースに2回終了。ロワーダウンではなく、クライムダウンしました。12:07ころ。


▲SRさんが確保もしてみたいというので、体験してもらいました。しっかりと間違いなく、確保してくれています。12:07ころ。


▲今度は女岩南面の左端をできるだけカンテ沿いに登りました。僕がリードして、上で確保。SRさんが登りましたが、カンテ沿いは難しいようで、右に行ってしまいます。登り着いたらそのままロワーダウンし、もう一度繰り返します。12:39ころ。

SS木さんも同様に。


▲SRさんが所用で14時ころには下山しなければなりませんから、ぶっ続けで練習することに。最後に懸垂下降を練習しました。SS木さんはもう問題ありませんね。12:54ころ。


▲SRさんはほぼ初めての懸垂下降。確保用のザイル(青ザイル)をセットしてあります。13:02ころ。

確保用ザイルをセットした状態で4回繰り返しました。そのたびに脇の山道を登って来てもらいます。


▲ついに5回目は確保用ザイルを外しました。ただ、念のために下でザイルを持っておきます。写真は6回目。下のザイルをSS木さんに持ってもらっています。13:25ころ。

これから2度3度、練習すればSRさんも懸垂下降は安心して行えるようになるでしょう。これで沢登りの幅も広がります。

T口さんとI城さんパーティーは男岩でトレーニング。I城さんも初めてのリ-ドを体験できたようです。おめでとうございます!

僕たちは遅い昼食をとり、SRさんは下山しました。


▲男岩南面の三段フェースルートにT口さんたちのトップロープがセットしてありましたから、合流した僕とSS木さんもトライさせてもらいました。4級+のルートですから、まだSS木さんには手の負えないレベルです。一段目のフェースを何度も何度もトライしたのち、結局左の易しい場所から登りました。二段目も三段目も限定されたフェース内では登れませんでした。この課題もトライし続ければいつか解決するでしょう。14:46ころ。


▲T口さんも再度のトライ。やはりダメでしたが、もう少しと言った感じです。15:04ころ。


▲僕も登ってみました。T口さんたちにホールドの説明をしながら登りました。今日は暖かくて快晴の最高な日和です。(I城さん撮影)


▲最後にT口さんの希望で松の木ハングにトップロープをセット。T口さんがチャレンジします。この写真の場所より上には行けませんでした。K藤さんやM力さんと同じ場所です。15:38ころ。


▲結局、松の木ハングの右の易しいルートから上のテラスに出て、上部にもチャレンジ。これもK藤さんやM力さんとまったく同じ。でも、上部はT口さんの方が少しだけ上まで登りましたね。ただ、左へ登って行ったので、小ハングにぶつかりそこで力尽きました。15:52ころ。

最後に僕にもやらせてもらいました。前回は松の木ハングでワンテンションだけで登ることが出来たのですが、今回は数回テンションが入りました。残念! でも、登ることは出来ているので、登り続けていればノーテンションで、さらにはリードも出来るようになるかもしれません。頑張るぞ!

16:30少し前に下山開始。『しょうへい』に16:55ころに着いたのですが、まだ開いていないのは当然として(17時開店なので)、中から何の音もしませんし、灯りも見えません。同様な時間帯の経験も何回かありますけれど、中の灯りが見えたりしたものです。今日はお休みなんだろうとしか思えませんでした。じゃあ、飯能で下山後の反省会(YYDではよくこう言います)をするしかないなと、駅へ向かい始めました。でも、まだ未練があるので、チラチラと振り返って見てみます。
すると、店の中にほんのりと小さな灯りがともりました。直後、店の内外のたくさんの灯りが一斉にともります。
喜んで、僕たちは戻り、無事に反省会も終了。


S子と二人、散歩感覚で日和田で岩トレを楽しんで来ました

2016年11月24日 | 岩登りトレーニング

2016/11/6  日曜日の天気が晴れて暖かいということですから、3日の日に山を歩いてきたばかりですけれど、急遽、日和田へ岩トレしに行くことにしました。S子と二人だけですから、レベルの高いトレーニングは出来ませんけれど、S子も岩登りは好きですし、僕も岩に触るだけでもいいことですから、散歩気分で行くことにしたのです。


▲家をゆっくり出ましたから、日和田の岩場に着いたのは10時をずいぶん過ぎたころ。久し振りに女岩を登ってみることにしました。女岩といっても西面の難ルートはお呼びでありません。南面の左半分の易しいルートが対象です。
写真に矢印がありますが、そこにはリングボルトが打たれています。左半分の易しいルートの下部にはここにしかピンがありませんでした。ですから、まずはこのピンのある位置から登りました。11:00ころ。


▲女岩での2本目は1本目のさらに左を登ります。グレードは3級+くらいでしょうが、真ん中を少し過ぎたあたりまでプロテクションを取れませんから、ちょっと緊張しますね。S子には易しいところでいいからと登って来てもらいました。12:00ころ。


▲女岩から男岩へ移ってきました。ザイルをトップロープ状態にして張っています。日和田の日曜日にしては少ない方ですから、写真中央部の易しいルートを登ります。上部では左に垂れているザイルをくぐって左上へと登って行きました。12:16ころ。


▲叫んだり、笑ったり、泣いたり、わめいたり、ワイワイガヤガヤ楽しんでいるグループがいました。小さな子供も3人います。そのうちの一人の女の子が登って来ました。ザイルを張っている箇所の最上部はけっこう難しい箇所、5級はあるでしょう。その真下までこの女の子が来ると、下から「もうそこから降りて来なさい!」と声がかかります。女の子は「いやだ~っ! のぼる~っ!」と泣きそうな声でわめきます。上へ登りたくて仕方がない様子。でも、下からは何度もそこで諦めるよう促す言葉が。女の子はとうとう諦めて下へ降りて行きました。この子は将来楽しみですね。この負けん気の強さが上達の強烈な武器ですよね。12:26ころ。


▲僕が確保している場所から男岩のてっぺんを見ました。今日も空は秋晴れ! 12:34ころ。


▲女の子が降りて来るのを待って、S子が登って来ました。12:40ころ。


▲男岩西面へ懸垂下降。13:05ころ。


▲左の2本はセルフビレイ用、右はフォロワーの確保用です。14:06ころ。


▲今日最後の4本目のルートは男岩中央の広いクラックを抜けるルート。下部は凹角を登って来ました。写真は最後の核心部。14:18ころ。


▲男岩南面を懸垂下降。この直後、S子は右へ傾き体の右側を岩へ付けてしまいました。何故だか体が右へ右へと傾いています。右足の踏ん張りに欠けているのでしょうか? 14:39ころ。

今日はこれで終了です。15時くらいに下山開始。高麗駅発15:51の電車に乗って帰りました。
今日のように家を朝遅く出て、まだ陽のあるうちに帰ってくるのですから、ちょっと長い散歩に出かけたようなものです。


丹波山村から鹿倉山~大寺山を歩きました。紅葉が少し始まっていました

2016年11月22日 | ハイキング/奥多摩

2016/11/3  およそ一ヶ月前にS子と大岳山を歩きました。標準的コースタイムで6時間ほど。それでも、少々腰に来ましたから、今回はコースタイム5時間ほどのコースを選択したのです。

奥多摩の一般登山道やバリエーションルート、有名無名の沢などそれなりに歩き回っている僕とS子でも、まだ歩いていない一般登山道はあります。それが今回の丹波山村から大丹波峠を経て鹿倉山(ししくらやま)までのコースです。丹波川の支流、ジゴク沢を遡行した際に鹿倉山から深山橋方面は歩いています。大寺山周辺も何回も歩いています。ですが何故か今日のルートは歩いたことがありませんでした。


▲奥多摩駅から丹波行バスに乗って、終点ひとつ手前の役場前で下車しました。向うに乗って来たバスが見えますね。9:30ころ。


▲丹波川を目立たないマリコ橋で渡ります。分かりにくいですが、S子のすぐ前にマリコ橋はあります。ずいぶん昔ですが、マリコ川も遡行しました。ずいぶん荒れた沢という印象でした。10:05ころ。


▲丹波山村にお城なんてあったっけ? あるはずないよなぁ? と思い、帰ってから調べました。
丹波山村には有名なローラー滑り台があるのですが、全長247m、高差42mで一時期は日本一と言われていました(3日で日本一の座を奪われたという説もありますが)。どうやらこの天守閣風建物はそのローラー滑り台の出発点なのだそうです。10:12ころ。


▲マリコ川の支流沿いに登山道は付いていました。写真のこの場所で遅い朝食タイム。さて、再スタートです。10:41ころ。


▲沢もまだほんの僅かですが水が流れています。11:01ころ。


▲大きな糞がありました。犬でしょうか、それとも熊でしょうか? 11:19ころ。


▲この辺りは植林がずうっと続きます。11:27ころ。


▲峠が見えて来ました。車も停まっています。11:31ころ。


▲ショベルカーが動いて、仕事中でした。11:31ころ。


▲ここが大丹波峠ですね。11:31ころ。


▲標識の指示通り林道を登って行きます。大丹波峠からはしばらく標識がないので、林道が分岐している箇所ではどちらへ進むか迷いますが、まあ何となく分かります。11:42ころ。


▲林道脇に久し振りの標識がありました。ここで小休止。その後、山道を歩き始めました。12:07ころ。


▲山道を抜けると、また林道に出て来ました。多分先ほどまでの林道とつながっているはず。12:25ころ。


▲枯葉で覆われていますから、林道というよりも幅の広い山道といった風情です。針葉樹の植林もありますが、だいたいが広葉樹の林でした。12:37ころ。


▲左の山が飛龍山2077m、右のは三ッ山1949.3mだと思います。12:38ころ。


▲クサギですね。葉に悪臭があることは知っていましたが(それが名前の由来でもありますし)、クサギがシソ科の落葉小高木植物だとは知りませんでした。花もまったくシソ科の花とは似ていませんし、そもそもシソ科で木になるなんて想像すらできませんものね。12:44ころ。


▲青空をバックに透けて輝くウリハダカエデ(多分)も綺麗でした。12:47ころ。


▲尾根筋にこんなに歩き易い林道が通っているとは知りませんでした。12:50ころ。


▲鹿倉山への道しるべが林道脇に貼られていました。12:54ころ。


▲鹿倉山(ししくらやま)1288.2m山頂に到着です。12:57ころ。


▲S子も到着しました。12:57ころ。


▲山頂で風を避けて休憩しました。山頂を後にすると、すぐにまた林道が出て来ます。13:27ころ。


▲何だろう? と思っちゃいます。13:31ころ。


▲これもウリハダカエデでしょうか? 青空が綺麗です。13:35ころ。


▲これほど尾根筋通しに林道の登山道が続くのも珍しいですね。13:37ころ。


▲写真の下には大寺山の純白の仏舎利塔が見えます。左遠方の山は御前山1405.0mでしょう。13:41ころ。


▲雲取山2017.1mのようですね。13:45ころ。


▲青空が素晴らしくて、何度も見上げてしまいます。13:49ころ。


▲まだまだ続きます。アップダウンのほとんどない林道です。13:51ころ。


▲1178m標高点につきました。ここにも大マトイ山という名前が付いているのですね。でも、ここにいても山頂という感じはまったくありません。13:57ころ。


▲林道は大マトイ山の手前でついに終了しています。もう林道ではありませんが、まだまだなだらかです。14:02ころ。


▲秋の日差しがだんだん傾いて来ました。14:10ころ。


▲標高も下がってくると、木々の緑も多くなってきます。紅葉や黄葉も探さないと見つかりにくくなります。14:29ころ。


▲西日に照らされて森も輝き始めました。14:31ころ。


▲大寺山950mの仏舎利塔が白亜に輝いていました。14:37ころ。


▲4つの方向にそれぞれの有り難い像が置かれています。14:38ころ。


▲以前見たぼんやりとした記憶では、もっと汚れていて、ところどころ剥がれていたような気がします。多分、綺麗に塗り直したのでしょうね。14:40ころ。


▲東の方向を見下ろすと、奥多摩湖がうねうねと見えていました。14:58ころ。


▲大寺山からの下山道は急降下です。15:09ころ。


▲岩っぽい痩せ尾根も出て来ます。15:17ころ。


▲分かりにくい箇所ではタイミングよく標識が出て来ました。15:32ころ。


▲こんなだだっ広い場所も分かりにくいですよね。でも、ピンクのテープがあるので迷いませんでした。15:34ころ。


▲また急な尾根の下降の後に効果的な道標が。15:45ころ。


▲タイヤの階段で出来た下山口に出て来ました。15:56ころ。


▲深山橋を対岸に渡ります。15:58ころ。


▲深山橋バス停。16:02ころ。

バスの時刻は16:07でした。それを逃すと18:08ですから、遅れないように歩いて来ました。とは言え、ゆっくりと歩いても大丈夫でしたから余裕でしたね。

帰りはもちろん『天益』へ寄ります。S子にとっては久し振りです。平日に行くことが多かったからですが、女将さんが言うには平日は休みになっていることが以前より多いそうなのです。
ミニチュアダックスフントのマーフィーとも久し振りに遊びました。


爽やかな秋空のもと、阿弥陀南稜を立場岳から青ナギまでハイキング

2016年11月19日 | ハイキング/長野県

2016/10/27  僕もS子はとくに山ではあまり朝食は食べません。まあ、僕は出されればたくさんでも食べることは出来ますが。
今日は本当は日の出とともに出発したかったほどですから、なおさら朝食を食べる時間はありません。もちろんほんとに食べないわけではなく、行動食として持って行っており、歩き始めてから早めに食べたりはするのです。ちょっとは体を動かしてからの方が、胃腸が食べ物を受け付けやすくなるようなのです。


▲出発です。まだこの天場には朝陽が差し込んでいませんけれど、素晴らしくいい天気です! 6:34ころ。


▲前回のYYDの山行ではこの左の踏み跡を辿りましたが、今回は右へ堰堤を越えて歩いてみました。6:35ころ。


▲朝からいきなりの急登です。6:40ころ。


▲阿弥陀南稜の尾根筋が見えて来ました。さほど違いはありませんが、若干前回の左からのルートの方が易しいと思います。6:51ころ。


▲尾根到着です。ペンキで矢印が記されています。6:57ころ。


▲こんな標識もありました。6:57ころ。


▲尾根道を歩いていると、こんな標識も。阿弥陀南稜の旭小屋側からの合流点がここです。7:05ころ。


▲カラマツ林に朝陽が当たって輝いています。7:25ころ。


▲どんどん急登を登って行きます。岩っぽいところも出て来ました。ペンキで書かれた「穴山」「四区」はどういう意味なのでしょう。この山の管理と関わっているのでしょうか? 7:49ころ。


▲「きのこ山」と書かれている割にはキノコは見つかりません。7:52ころ。


▲立場岳の反対側にあった朝陽が顔をのぞかせました。7:58ころ。


▲途端に暖かさを感じるようになります。8:00ころ。


▲でも、まだまだ急登は続きます。8:11ころ。


▲この山は西岳2398mでしょう。8:14ころ。


▲中央アルプスが見えていました。8:18ころ。


▲まだまだ急登は続きます。8:29ころ。


▲少し傾斜が緩み、苔の美しい尾根になりました。8:51ころ。


▲暖かい朝陽を前面から受けて登って来ます。傾斜も緩やかになり、立場岳の近いことが感じられます。8:59ころ。


▲立場岳2370mに到着です。山名標識には何故か2248mと記されています。9:02ころ。


▲ちょうど権現岳2715mから陽が差しています。権現岳の右にギボシ、左には旭岳2672mが。9:06ころ。


▲南アルプスも顔をのぞかせました。左から北岳3193m、甲斐駒ケ岳2967m、仙丈ヶ岳3033m。9:07ころ。


▲青ナギ到着です。今日の最終目標地。9:21ころ。


▲阿弥陀岳2805mの右の稜線が阿弥陀南稜。登って行って最初にぶつかる顕著な壁を持つピークがP3です。直登も出来ますし、一般的には左のルンゼを登ります。9:22ころ。


▲右のピークがP3、中央がP4です。9:23ころ。


▲右を見ると、権現岳~赤岳間にまあるいピークがあります。これはツルネでしょうか? 9:32ころ。


▲青ザレの手前の広場で昼食です。赤岳は右の山に隠されて見えなくなっています。9:33ころ。


▲一人の男性が登って来ました。今回の山行で出会った唯一の登山者でした。9:42ころ。


▲北の方に蓼科山2530.3mも見えました。9:43ころ。


▲権現岳も見えます。9:44ころ。


▲のんびりと過ごした青ナギからさよならです。9:58ころ。


▲青ナギから少し離れると赤岳2899.2mが見えて来ます。右には天狗尾根の大天狗や小天狗も。10:03ころ。


▲阿弥陀岳と赤岳。10:04ころ。


▲南アルプスの両サイドに編笠山2523.7mと西岳。積雪期に西岳から編笠山へ歩いたことがあります。S子と二人で。西岳山頂にテントを張りました。10:13ころ。


▲もう一度、権現岳と旭岳。10:14ころ。


▲立場岳山頂に戻って来ました。10:17ころ。


▲苔に陽が当たって輝いています。10:21ころ。


▲まるで苔の庭のようです。10:25ころ。


▲写真中央の尾根にスキー場の筋が見えています。そのすぐ左隣りの山が入笠山1955m。さらにピークを重ねて写真の左端、写ってはいないのですが、釜無山2117mがあるのです。いつか雪の時季にそこまで歩いてみたいと思っています。日帰りでは入笠山の右の尾根を末端から歩いたことがありました。スキー場のリフトに間に合うつもりだったのですが、ぎりぎり間に合わず、スキー場を歩いて降りた記憶があります。遠くには中央アルプスが見えていますね。10:47ころ。


▲青空バックに白く輝くシラカバを撮ろうとしますが、なかなか美しくは撮れませんね。10:58ころ。


▲山道の左(南)側に小屋掛けの骨組みがありました。ブルーシートも置いてあるようですから、利用する際は屋根を覆うのでしょう。キノコ採りに来るのでしょうか? 11:16ころ。


▲意外と早く旭小屋との分岐に到着しました。11:27ころ。


▲広河原沢への下降路があるコルに近づきつつあります。11:30ころ。


▲ここから下降します。11:31ころ。


▲急下降ですから、足を引っかけないよう注意しながら。11:33ころ。


▲不安定な足場が続きます。11:44ころ。


▲少しは傾斜が緩んで来ました。11:46ころ。


▲テントに帰着です。11:49ころ。


▲急いでテントの撤収をしました。12:14ころ。


▲パッキングをすませて、さあ、帰路につきます。12:28ころ。


▲カラマツの黄葉が美しいですね。12:36ころ。


▲カラマツ林の林道を急ぎます。12:50ころ。


▲舟山十字路を過ぎました。12:55ころ。


▲別荘地の建物が見え始めます。13:12ころ。


▲行きでも見たモミジの葉が光り輝いています。13:15ころ。


▲鳥居の額には『山神社』と書かれていました。調べてみると、日本中の各地に同様の名前の神社があるようですが、それ以上の詳細は分かりませんでした。13:25ころ。


▲鉢巻道路に出て来ました。13:55ころ。


▲前方に見える山は天狗岳、それも西天狗2646.0mではないでしょうか? 14:01ころ。


▲マユミ(真弓)です。雌雄異株だそうですが、雌株だけでも実を付けるようですね。実はメジロやヒヨドリが食べるそうですけれど、吐き気や下痢、筋肉の麻痺を引き起こす成分が入っているというのに大丈夫なのでしょうか? 14:13ころ。


▲学林バス停に到着です。S子は疲労で少々腰に来たよう。14:21ころ。

天場からバス停まで2時間かかりませんでした。この時季の平日ですから学林での最終バスは14:48なのです。青ナギではもうバスには間に合わないかもしれない、と思っていましたから、タクシーを呼ぶ可能性も考えていました。でも、のんびり旅ですから急いでもつまりません。とは言え、余裕で間に合いました。

茅野駅では駅前のビルが改装中でレストランも営業していませんでした。まだ時間も早いですから居酒屋さんは開いていません。駅の東口の方へ行ってみると、しばらく訪れないうちに随分変貌していました。市民館や美術館が出来ていたのですね。そば屋さんが営業中でしたから、そこに入りました。

今回は山行としては立場岳、青ナギまでしか行っていませんから、中途半端かもしれません。でも、幕営して、焚火を楽しんで、青ナギからの景色を楽しむのが目的でしたから大満足です。たまにはこんな山行もありですね。