ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

天覧山平日岩トレ№17 ――― 最下部岩場は20分切り! トラバース岩は4往復半!

2023年07月26日 | 岩登りトレーニング

季節は着実に春真っ盛りへと進んでいますね。天覧山は日向ではシャツ1枚になりたいくらいの陽気。木陰の涼しさが心地良い、そんな一日でした。2時には下山という短時間の限定された岩トレですけれど、 その分集中して充実したトレーニングになっていると感じます。最下部岩場のトラバース10往復、トラバース岩、蛇岩、それぞれに進歩が見られました。

最下部岩場では空前絶後の大記録が誕生しました。20分を切ったんです! 人類史上初! ギネス公認の大記録! と言っても、この記録にチャレンジしているのは、YYDの4人だけなんですけどね。

冗談はほどほどにして、そのタイムは

1往復目:2分17秒72

2往復目:2分05秒32

3往復目:1分58秒87

4往復目:1分59秒05

5往復目:1分53秒49

6往復目:1分48秒56

7往復目:1分44秒66

8往復目:1分44秒40

9往復目:1分56秒40

10往復目:1分42秒32

11往復目:1分40秒21

そして、トータル11往復で20分51秒05、1往復平均1分53秒73です。

ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっと待てって?

10往復じゃなかったの? どうやらHTさんは途中でラップを2度押ししたような気がして、念のためにもう1往復したんだそうです。でも、このラップタイムには2度押しした形跡は見られませんね。10往復ですから、2往復目から11往復目の記録を採用しましょう。すると、トータルでは18分33秒33です! 1往復平均は1分51秒33! このトラバース10往復というのは、野球で例えると、 ランニング、キャッチボール、基本的なゴロ捕球の守備練習みたいなもの。これらの基本的動作がきちんと出来るということは大切なことなんです。

 

2023年2月27日(月) 天覧山平日岩トレ№17

 

HTさんと僕はトラバース岩で合流しました。僕はS子をデイケアに順調に送り出せましたから、到着が10時半くらいでした。その時刻にはHTさんはトラバースのウォーミングアップ中ですから、僕はトラバース岩でウォーミングアップをすることに。とりあえず、HTさんと合流するまで3往復しました。

 

▲11:09。試みにラップタイムも採ってみました。

 

1往復目:4分51秒65

2往復目:4分14秒10

3往復目:4分34秒89

トータル13分40秒64、1往復平均4分33秒55です。

トラバースの動画をN村さんに撮ってもらった時も1往復が4分10秒ちょっとですから、まあそんなところでしょうね。撮影の時は意識的にゆっくりと動きました。でも、この日は途中ゆっくりと時間をかけてレストしていますから、動いている時間は4分ないと思います。レストも含めて1往復平均3分くらいで行けるようになりたいですね。

 

HTさんもトラバース岩にチャレンジします。2度続けて3往復半に失敗していますから、この日は絶対に3往復半を達成しようと燃えています。もうHTさんはこのトラバースでも危険な場所で落下して、さらに崖の下に転落してしまうような危なっかしさはありません。でも、慣れたころが危険でもあるので油断はできません。これまでよりも両端の休憩ポイントでの休憩時間が短くなりました。それほど筋肉も疲労していない、と言います。

 

▲11:18。1往復目の帰路ですね。ここからパワー系ムーブになりますけれど、さほど心配はいりません。

 

▲11:22。まずは1往復達成!

 

▲11:28。2往復目の往路。コーナーで左足をクロスさせるムーブを行なっていますね。

 

▲11:33。2往復目の帰路。パワー系ムーブに入ったTころです。体が後傾しますから、腕に負担がかかります。

 

▲11:36。2往復達成!

 

▲11:51。これまでなら筋肉疲労の影響が顕著に出て来る3往復目もそんな様子は全然見えず、快調です。

 

3往復半は問題なくクリアし、ほとんどレストすることなしに、4往復へと向かいました。

 

▲12:07。4往復も問題なくクリア!

 

▲12:15。4往復半もクリア! 5往復目指して帰路をこなします。写真はパワー系ムーブの入り口。ここは無難にクリアしました。

 

5往復に向かい、コーナーも過ぎ、いつもならレストするポイントもレストすることなく通過します。「レストの必要を感じない、筋肉疲労を感じない」とHTさんは言っています。でも、そのレストポイントを通過してすぐ、「あ~あ~! 駄目だ! 落ちる!」と叫ぶじゃぁありませんか! 5往復目前で後1m50cm進めばゆっくりと何分でも休憩できます。「ガンバ~~~!!」と、僕は叫びますが、「ダメダメダメ、落ちる」と、HTさん。結局、少し支えてあげながら、HTさんはそこで落ちてしまいました。

記録は4往復半。それでも凄いですよね。

途中でHTさんに僕は「回数を重ねると、確実にずっしりと筋肉に疲労の影響が出るよ」と言ってました。まさに、その通りのことが起きたようですね。いつものレストポイントで、充分に休憩して、筋肉疲労を軽減すれば良かったですね。ちなみに、HTさんは1往復平均10数分(休憩込み)かかっています。

僕はと言うと、HTさんが両端とかで休憩している最中に、セカンドルートのムーブ発見に注力しています。完璧に忘れてしまっているムーブを0から思い出すというよりも創り出しているのです。HTさんが行なっているノーマルルートよりも格段に難しいので、やりがいがあります。必ず完成させたいと思っています。

これでトラバース岩は終了。

 

続いて蛇岩に行きました。蛇岩には4つのルートを設定しています。左から5.5、5.7(膨らんだ岩のルート)、5.8、5.8+です。HTさんは左の2本のルートにチャレンジ中。トップロープのセットをこの日もHTさんが行ないました。

 

▲13:04。5.5のルートは余裕があるわけではありませんけれど、いいバランスで登れています。

 

▲13:13。問題は5.7のルートです。ルートの中間部で力尽きてしまい、ザイルにぶら下がってしまうのです。つまり、下部の登り方が悪いんですね。そこまでに力を費やしてしまうのです。まだまだ斜めホールドの使い方が悪いんですね。岩の形状に対して、最適な体勢を取れば、さほど力を必要とせずに登れるんです。そういう登り方が練習できるルートなんです。

 

午後の1時40分になりました。これで終了です。僕はザイルを束ね、HTさんはトップロープのセットを回収します。HTさんは3時間半ほどほぼ休みなしに動き続けましたから、思いのほかハードな運動だと思います。

コメント
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