ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

日和田でリードトレーニングしたのですが、途中から・・・・

2023年07月10日 | 岩登りトレーニング

天気予報でも11時半くらいから雨となっていました。3、4時間の小雨予報でしたから、予報が外れることを期待して岩場へ。でも、11時45分くらいから霧雨が落ちて来ました。この程度の霧雨が降ったり止んだりならば、もう少し続けることも出来たかもしれません。しかし、12時ころ僕がフォロウして登ると、岩はすでにかなり濡れて、滑り易くなってしまってました。日和田の岩はチャートなのですが、この岩は濡れると凄く滑り易いんです。リードすること自体が危険になります。すぐには岩が濡れない前傾壁にトップロープを張って練習することも考えましたけれど、もはやそんな雰囲気でないくらいの雨になっていました。

 

この日はW科さんのリードトレーニングだったのですが結局易しい3級ルートを3本リードしただけに終わりました。

 

2023年1月14日(土) 日和田岩トレ

★1本目:女岩南面3級

▲10:30。女岩南面の易しいルート。特にどことは決まっていませんが、脱出訓練のために他のパーティーがザイルを張っていましたから、その右を登ることに。W科さんのリード自体には問題なし。

 

▲10:53。セカンドの確保は、トップロープやリードする人の時の確保時と同じようにボディービレイしていました。そのやり方でセカンドをビレイするのはやり難いですから、少し上にカラビナをセットして、ザイルをワンクッションさせる方法を教えました。これは初期のATCの時の確保法です。

 

★2本目:男岩南面右端の緩やかな傾斜の岩場3級

▲11:16。このルートはY山さんの講習時にリードしたはずのルート。リード自体には問題なし。

 

▲11:32。セカンドの確保も前に教えたやり方で正しく出来ていました。

 

★3本目:男岩南面凹角から右上へ3級+

▲11:53。易しいルートにはトップロープが張りっぱなしになっているので、間隙を縫ってのトライ。最初のプロテクションは良い位置で取りましたが、2つ目のプロテクションが高過ぎたと思います。直前で落下すると、グラウンドフォールの可能性もありました。最初のプロテクションの2mほど上で取ることが出来ましたから、見落とさないことが大切です。ゲレンデでは(とりわけ日和田は)プロテクションが欲しいと思う場所にはほぼ確実にハーケンやボルトが見つかります。しっかりと探してください。

 

▲12:16。セカンドの確保はATCガイドやルベルソの機能を活かした確保法が出来ていました。

 

フォロウ後、僕はそのまま先行して男岩の頂上へ行き、地面のある安全地帯へ向かいます。その際、この確保法ではザイルが送り出せませんからハーネスのビレイループに移さなければなりません。それがちょっと面倒ですけどね。僕はフォロウだったのですが、岩が濡れて滑り易くなっていました。滑り易いと怖いです。

 

▲12:33。トレーニングを中止することに決定。他のパーティーも帰る用意をしています。すでに傘をさすほどの雨になっていました。

 

天気が良ければ、4級+ルートにもリードチャレンジして欲しかったですね。男岩西面の広瀬ルート5.6はピンも多いですから、このルートにもチャレンジして欲しかったなぁ! 次回に期待しましょう。

 

飯能駅へ行き、ランチ。昼からアルコールも臓腑へ注ぎ、幸せ気分。けっこう長い時間、山から人生の多岐にわたる話題を語り合いました。

コメント
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