Umi kakasi

自分が感じたことを思うままに表現してみたい。

大阪造幣局の通り抜け

2017-04-14 01:51:07 | 日記
   
 大阪近郊の、花見スポットといえば、大阪城公園や桜ノ宮、夙川の河川敷など、
 様々ありますが、大阪市民を中心に「大阪に花の里あり通り抜け」(本田渓花坊作)
 と詠われるように愛されているのが、大阪は桜ノ宮にある、有名なのが、
 「造幣局の桜の通り抜け」で、100年以上前から、太平洋戦争中とその直後を
 除いて、毎年行われている、大阪の「春の風物詩」で知られる桜の通り抜けは、
 今年で131回目となります。

 大阪造幣局の、今年の通り抜けは、
 平成29年(2017)4月11日~4月17日まで開催される。
 平日は午前10時~午後9時、土日は午前9時~午後9時。入場無料
 今年29年は、昨年より1品種多い134品種、350本の桜が並ぶ造幣局の境内。

 造幣局が毎年選ぶ「今年の花」には、淡黄緑色の花びらが特徴の、鬱金(うこん)
 が選ばれた。

 花は「鬱金」(うこん)
 
 古くから知られた桜。江戸時代に知恩院(京都市東山区)に植えられていたという。
 樹姿は直立高木、花は淡い黄緑色。ショウガ科の「ウコン」の根の色に似ている
 ことからこの名前が付けられたんだとか、花弁数は10~15枚。

 今年の桜は134種350本です。
 今年の桜の通り抜けには、新たに「玖島桜(くしまざくら)」が登場しました。
 「玖島桜」は、
 
 長崎県大村公園(玖島城跡)発祥の桜で、1本の木に咲く花の約半数が二段咲きです。
 二段咲きとならない花は、普賢象に似ますが、花弁数は約40~50枚あります。

 
 桜といえば「染井吉野」が一般的で、ここ、大阪天満周辺の大川(旧淀川)沿いは、
 江戸期から桜の名所で、一足先に咲き乱れる、「ソメイヨシノ」の桜の満開を境に、
 八重桜の多い、造幣局境内に咲き乱れる桜を観て、1883年時の局長が「局員だけの
 花見ではもったいない」との一声から、公開が始まったと言われ、あれから134年
 に至った。
 現在敷地内には134品種350本の桜が560メートルにわたって通り抜けを彩って
 いるが。
 造幣局、施設課で2人しかいない、桜の専門知識を持つ通称「桜守」の職員の苦労は、
 計り知れないほどで、さくら1本ごとにカルテがあり、成長具合や枝折れ、害虫など
 季節ごとに、6項目以上の点検事項を毎月確認するのが主な業務で。
 ことわざに「桜切るバカ」とあるように、桜は枝の切り口から、菌が入り込みやすい
 というが、敢て、造幣局では「はさみ」を入れることもあるそうだ。
 担当者の渡辺氏によれば「垂れてきた雨水が切断部に入り込まないよう処置する
 『秘伝の技』がある」と言う事らしい。
 
 年間の苦労は、正念場の夏場を乗り切り、春の通り抜けに合わせ満開を想像しながら
 作業を続けている、
 広報室の担当者は「公開時期の決定も経験と知見の蓄積によるもの」で、毎年、
 3月上旬から中旬に発表される。学識経験者などにも相談しながら、過去の開花状況や
 その年の気温変化から予想。全体の華やかさを最大にするため、最も館内で本数が多い
 「関山(かんざん)」の満開に合わせて、開催日が決められてるという。
 恒例の行事だけに、寒い日や暖かい日が続き状況が変わっても、警察や消防など
 関係各所もすでに態勢を組んでいるため変更はしない。
 広報担当者は「3月から4月はいつもハラハラドキドキしている」らしい。
 今年は、淡いピンクの「玖島(くしま)桜」が新たに加わり、全350本になるという。
 ピーク時の1931年には、764本あったというから驚きだ。
 45年には空襲で300本が消失、70年ごろには、大気汚染のせいか多くの桜が枯死した
 こともあるといい、造幣局博物館の岩崎光男館長は「歴史は決して順調だった
 わけではない」と強調する。 敷地内の養成地では小さな枝から育てられた143本の
 苗木が晴れの舞台へのデビューを待ち望んでいる。
 「生き物である以上、絶えず変化するが、最高の姿を見せ続けるのが我々の使命」
 (渡辺さん)。今年も、大阪造幣局の通り抜け百花繚乱(りょうらん)を、守り
 伝える関係者の思いに触れながら、いっそう楽しみになってきた。

 
 ここ数年、開催される初日に、雨に遭うことがなかったが、やはり初日は、雨など
 関係ないが如く、見物客も晴天と違い雨により多少、少ないようだ。
 10時開門を待つ造幣局の通り抜けに向け、天満の神橋橋詰から、造幣局の南門まで、
 大勢の花見客の行列、雨の桜も風情はあるが、何となく傘の花には戸惑った。
 
 今年のさくら「鬱金」(うこん)南門から入ってすぐ近くに、珍しい紅手毬、その
 近くの左側には、今年の桜に選ばれた「うこん」を観ながら、博物館近くまで行くと、
   
 ここには養老桜、そして旧正門、近くの中央に、今年仲間入りした「玖島桜」
 (くしまざくら)、その少し先、大川側でも、今年の桜「鬱金」(うこん)を
 見ること出来る

 いつもなら、ゆっくりと写真も取れたが,傘を広げたり、しぼめたり、何となく
 落ち着いて、桜を眺めながら思いの写真も取れないまま、数時間、園内で写真撮り
 続けたが、いつもより早く帰宅。
 
 天気の良い日、週末に出直す事にして、初日は天神橋商店街で食事し、梅田駅界隈を
 ぶらつきながら帰宅。
 次、天候次第で再度、金曜日に、「大阪に花の里あり通り抜け」に行くとしよう。