徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和4年5月28日、土曜日、晴れ)

2022年05月29日 | 日記
   朝は
       
       まるで雲海から山が頭を出しているかのような雲が出ていた。
   太陽が昇るにしたがって
       
       怪獣のような雲が出たと思うとやがてはそれも消えてしまった。

   朝から遠くで雷鳴のような音がする。
   気温上昇による大気が不安定で山の向こうで雷か?と思った。
   だが時折、窓枠を揺るがすようなドスンという音がする。
   ネットで調べてみると自衛隊の東富士演習場での砲撃訓練だった。
   午前6時半から夜10時までの訓練らしい。
   国を守るための訓練なのだから文句は言えないが、何十キロも離れた富士山の麓の
   大砲着弾の音が熱海まで聞こえてくるというのは、これが現実となったら怖いことだ。
   ウクライナは今まさにこのような状況にあるのだな~~。
   ウクライナではロシアが攻勢を強め、このまま推移すればウクライナという国は
   消滅しまうのではないかという心配さえある。
   もし、そうなったら、ウクライナを支援していた国々はどうなるんですかね~?
   プーチンだけが「ざま~~みろ!」と叫ぶんですかね~~?

   お昼前にバイクで熱海駅の商業ビルに買い出しに行った。
   駅周辺は観光客で大変な混雑だった。
   若者が多いし、英語圏の外国人の若者も多かった。

   夕方、いつもの通り徘徊に出ると、一棟貸切のホテルの方から重低音のドラムの音が
   聞こえて来る。ここのホテルは一泊12人宿泊で33万円なのだが、
   デイユーズ(11時から21時まで)の場合は人数制限なし(多分)で11万円だ。
   だから時々、若者のパーティーが開かれている。
   会費制ならデイユースの方は人数制限がないから
   30人も集めれば5千円以内で上がるかもしれない。
   食べ物、酒を持ち込みにすればね。
   今日もそんなもんだろうと思って歩いて行くと、門の前にテーブルを出した受付があり
   列ができていた。
   ほとんどが外国人の若者だった。数えたら20人位並んでいた。
   並びながら缶ビールを飲んでいる男女もいる。(ほらほら持ち込みだよ(笑)
   すでにパーティーは始まっているから、30人以上はいるんじゃないの?
   山の上から海を眺めながら温泉の露天スパに入ったり、音楽聴きながら酒飲んだり
   踊ったりは、そりゃあ楽しいだろうが、この音楽は下界まで聞こえてきていることは
   頓着しないんだろうな~~。
   うち等のところはこのホテルとは山で隔たれているから音は聞こえてこないが
   ホテルの下の谷あいの住宅は大変だな~~~。
   まあ、午後9時にはお開きになるから我慢だね。
   このホテルの門からホテルの建物までは急坂を登って行かなければ
   ならない。酒のんだあとに下って来る時足がもつれて転んでも知らね~~ぞ~~。
   で、交通手段はタクシーしかないからね。(笑)

   夜はテレビは面白くないのでYoutubeで50年位前に観たインドのベンガル語映画 
   サタジット・レイ監督の『大地の歌』(Pather Panchali)を観た。
   50年前に観た時は白黒だったが、
       
       今回観た映画には少し色が付いていた。
    最近日本でも一般的になってきているボリウッド映画やタミル映画とは異なり
    現実を直視したドキメンタリータッチの映画で酒を飲みながら魅入ってしまった。
    名画というのは色あせないもんだな~~。
    なのに色を付けられてはな~~。(笑)

  こうやって好きな時に好きなことができていることは「一人暮らし」だからだな~~。
  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする