徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと トリバンドラム日乗(令和5年11月8日、水曜日、曇のち一時豪雨)

2023年11月10日 | 南アジア

 朝食を取りに行ったら4人の先客がいた。モンゴロイド系の顔だが話している言葉はミャンマーかラオス辺りの言葉のようで動作が狩猟民族のようでブッフェの器を上げて匂いを嗅いでから皿に取るかどうか決めている。面白い。係員に「コーヒー」と言ったらしいのだけれど通じない。係員は後退りする。もう一人の仲間がこれがコーヒーだと言ってカップに注いでやる。なんだかアマゾンの密林から来た人のようで面白い。仲間はスマホで写真を示したりして問題なく、ワタシより鷹揚に席を立つことなく持ってこさせて食べている。ワタシなんぞは今日はこれだけだ。朝食後、寺院巡りに出かけた。スマホの使用言語をインド英語にしてあるからかグーグルマップはいやに細かい近道など教えてくれるがワタシはそれを信じないので度々道を間違える。大体大通りをそのまま歩いて行けるのに。車一台しか通れない道を指示したりして、片道4キロほど歩いてガナパティ寺院に到着した。中に入るには荷物を預けなければならないので外から見る。この寺院から近い所にお目当てのスリー・パドマナヴァースワミー寺院がある。クリーム色の大きな寺院だ。天気が良いと青空にクリーム色の寺院が映える。今日はあいにくの曇り空だ。この寺院に入るには男性はズボンを脱ぎ腰巻きをレンタルして上半身裸でお参りしなければならない。勿論、ワタシは中には入らない。よく調べていないが異教徒は入ることができないかも知れないし、腰巻きだけで上半身裸と言うのは、それだけでカーストが判明するからカースト判断のためかも知れない。ワタシは池の端に腰掛け眺めるだけだ。団体観光客がやって来てワタシの前でツアコンが英語で説明するのを聴いていないふりをして聴く。小学生の団体も来る。沐浴場の角にある小さな社の外壁には蛇の上で昼寝をするクリシュナ神のレリーフが。つまりこの寺院はクリシュナ神を祀ってあるそうな。沐浴場には鯉がいっぱいいてゴイサギが狙っている。休憩したので戻ることにしたのでした。今度は間違えないように大通りを戻る。州政府の建物の前では政治集会が開かれていた。トリバンドラムは共産党の勢力が強く十数年前に来たときはストライキで街の商店は皆休業になった事を思い出す。お腹が空いたのでピュアーヴェジタリアンの食堂でミールスを食べる。これで105ルピー(210円)だ!南インドの物価は安いのだが円安がね〜!食べ終わって外に出ると1台のバスに女性が群がりシュプレヒコールを繰り返し、それを女性警官が阻止しようとしている。バスは警察の護送車だった。翌日の新聞に護送された女性(政治家)の写真が載っていた。まるでドゥルガ神のような形相だ。ホテルに戻ると流石に疲れた。1万5千歩も歩いたのだから。汗を流すためシャワーを浴びようとしたらいつまで経っても水しか出て来ないので、エイヤッと気合を入れてシャワーを少しだけ浴びて昼寝をした。凄い雨音で目が覚めた。パンツのまま廊下に出てみると激しく雨が降っていた。通行人はびしょ濡れだろう。雨が降る前に戻ってよかった。今夜もビールだ!今回はスナックにして野菜天ぷら(パコーラ)を注文したらこんなにどっさり。今夜も完食してしまった!

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