徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人 東海道53次膝ガクガク旅~関から坂下・土山・水口~23日目(5月7日)

2014年05月11日 | 街道を歩く
  昨日(5月6日)、名古屋経由で亀山のビジネスホテルに着いた。
  大浴場があるのだが、宿泊客は皆部屋の狭いバスタブで体を休めている
  みたいで、大浴場には誰もいない。
  風呂上がりに、恒例の部屋飲み。(笑)

  そして、今日から「歩き」を再開。
  今日は気合いを入れて歩かなければならない。
  その理由は鈴鹿峠を越えれば、水口まで「エスケープ・ルート」、
  つまり「電車の駅」がないからだ。
  朝、8時3分発で隣の駅の関へ。
      
      JR関の駅で下車したのはワタシ ひとり。
      今日は向こうの山の峠を越すぞ~~~~!
      
      「お休み処」の二階から街並みを見るが、先を急ぐ
      
      どこかの寺のお地蔵さんは、まるで「ミイラ」みたいで
      薄気味悪いよな~~。
     水口宿をさっさと通り過ぎ、坂下宿に入ると鈴鹿峠にさしかかる。
      
      
      
      お~~~427キロまで来たか~~~。
      国道はトラックが行き交う。
      
      結構、危険だが、旧東海道は国道1号線に合流したり
      
      側道に入ったりして進む。向こうからトラックが来るこんなところ
      怖くて歩けないよね。だから、側道って正解なんだ。
      
      側道っていうより旧東海道はだ~~れも歩いていないし
      車も通らない。天気が良くてよかったよ。
      で、旧東海道を歩いていると
      
      な、なんだ?! 人がしゃがんでいる。
      「考える人」中?(笑)
       固まっている!
      
      切り株で作った彫刻だった!
      「お姉さん、そんなに深刻な表情をして考えこまないで。
       人生に困ったら、ワタシんところに来なさい」(笑)
     でも 怖いよな~~~! こんなの夜にひとりで歩いていて見たら!
      
      鈴鹿馬子歌の碑とか馬子歌会館などあるが、連休も終わり
      訪れる人もなく、「休館」
     先を急ぐ「旅人」(ワタシ)は、即、通り過ぎる。
      
      いよいよ鈴鹿峠に向かう。
     国道1号線の方は大分高いところを通っているようで、上り・下りと
     道が分かれているところもあるようだ。
     国道1号線を歩いたら大変だよ。
      
      こちらは峠道。
      
      朽ち果てた片山神社の脇を通り、峠を登って行く。
    難所は東の箱根峠、西の鈴鹿峠と伝えられているそうだが・・・・
      
      国道1号線を横切り、また旧東海道の入ると、峠はオシマイ。
      ちょっと拍子抜け。(笑)
      平坦な道を少し行くと
      
      常夜灯があり、ここから下りだ。
      
      ここから、また国道1号線に合流し、どんどん下って行く。
      
    下りだから車はビュンビュン飛ばして通り過ぎて行く
      
      「山賊茶屋」っていう名の店があったが・・・・・
      山賊に襲われたのか、現在は廃墟? 「夢の跡」
      そりゃ~~そうだよな~~~。
      場所が悪いよな~~~。(笑)
      
     で、親切な案内板に従って 
      
      神社の杉並木を通り
      
      道の駅「あいの土山」に到着。丁度、歩き始めて4時間。
      ここで昼飯を・・・と思った。
      が、が! 「定休日」!
      え~~~っ!道の駅って定休日があるの?!
      ガクッ!
      道理でなんとなく雰囲気がおかしかった。
      駐車場にはトラックしか止まっていない。
      非常食として「おにぎり」を持っていたが、飲み物を買いたいが
      5千円札と万札しか持っていないので、自動販売機で買うことが
      できない。困ったな~~~。
      
      この道の駅で、グッタリしている若者がいた。(笑)
      なんとなくお互いに「こんちは!」
      昨日の朝午前2時に京都を出発して東海道を走り本庄まで
      11日間で行く予定だという。
      昨日40キロ、今日は60キロ進む予定だと・・・・。
      いいね~~~、この若者の無謀さ、いや別の言葉でいえば
      チャレンジ精神!
      東海道は492キロだが、それに本庄分がプラスされるので
      600キロくらいになるだろう。
     まあ、ワタシの知り合いでも1週間で東海道を走る人もいるのだから
     できないことはない! 
     このブログ用に写真を撮らせてもらおうとすると
     「学長の写真と一緒でいいですか?」
     「学長なんていらないよ!(笑)君のグッタリしている写真がいい」
     これからは暑い日が続くので、無事頑張って走り切ってほしい。
      今頃は浜松あたりを走っているのだろうか?
      車に気をつけてな~~~~~!
    この若者と別れて、道の駅の裏道の「土山の宿」を歩く。
      
      宿場は整備されていてきれいだが、ここも食べ物屋は「定休日」が
      多くて、お金を崩すことができない。
     やっと「お茶処」の店に入り
      
      ざるそばを注文。やはり宿場巡りをしている旅人がいた。
      もっとも、ワタシのように「線」で旅するのではなく
      「点」で旅している人たちだ。
      宿場までバスで行き、宿場を見物して、宿場に昔風の宿があれば
      その宿に泊まるという優雅な旅だ。
      まあ、同じご同輩(年金生活者)のようだ。(笑)
     昼飯もそこそこに、ワタシは先を急ぐ。
     なにしろ、水口石橋駅まであと10キロくらいはありそうだ。
     どんどん歩き、土山の宿から今宿を通り
      
      112番目の一里塚を通り
      
      水口宿の入口に到着。
       
      水口の入口だがまだ駅は遠い。
       
      この辺りは「曳き山車」が有名らしいが「山車会館」なども
      会館時間が終わっている。
      やっと近江線の「水口石橋」駅に到着。(無人駅)
      ご同輩の先着がいた。土山の宿で見かけた人だった。
    ワタシはここから貴生川まで行き、電車を乗換草津で下車した。
    草津は大きな街だった。予約したホテルは街から離れているため
    格安だが、駅までの送迎がある。
    駅前のデパートで食糧を買い、ホテルに電話すると、すぐ迎えに
    来てくれた。
      
      ホテルの部屋からは沈む夕日が美しい。
      今日一日頑張ったな~~~~~。
      
       餃子の王将は午前5時半まで営業だと。
       
    今日の歩いた歩数: 42665歩
     歩いた時間:      8時間
    「小用の旅」       5回  
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