そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

「最後の忠臣蔵」 明治座12月公演

2009-12-10 09:37:51 | Weblog
明治座12月公演 ”最後の忠臣蔵”

 寺坂吉右衛門・・中村梅雀
 大石内蔵助・・西郷輝彦
 瀬尾孫左衛門・・原田龍二
 
 原作池宮彰一郎の作品は、4・5年前にテレビで放映されたのを見た覚えがある。
討ち入りの場面が最初にやってくる。
通常の忠臣蔵はそこで切腹へと至って終わりになるが、ここでは違うのだ。
寺坂は四十七士の中でも一番身分の低い足軽である。
その足軽に大石内蔵助は「お前はここを出て、京都へ向かい浅野家の家臣だったものたちに会い、自分達の討ち入りの顛末を皆に正しく伝えよ。そして皆の生活が成り立つようにしてやるのだ。そのための財は京都の天野屋に預けてある」と頼む。

過酷な使命を受けてしまった寺坂の、死ぬわけに行かない16年間の物語。
死を免れた男と誤解を受けながらも、愚直に元赤穂藩士を尋ね周り、旅をし続け大石の想いを果たす寺坂。
その為に、自分の人生も犠牲にしてまで走り回る。
こんな人物いたのだろうか?


時代小説には良く出てくるが・・・永遠の理想像だろう。
特に男性にとっての理想像だろうと思う。

第一幕で大石が寺坂に蜜命を与え、彼に過酷な運命を与えてしまったのではと逡巡しながら花道を去る場面は、ぐっと来てしまった。

12月に見る芝居としては最適!

友人へ・・・一年間見せて頂きありがとう!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
う~ん泣かせるね~ (ゆっこば)
2009-12-11 11:01:15
お芝居ならではの楽しくも切ない物語いいね~。
いつも舞台にしろ音楽にしろ正統派ばかりのようだからたまにはいいでしょっ!羨ましい。

予定では出掛けるはずだったけど雨なので延期しました。
思わず一日中空いたので読書します。
小川 糸の「ファミリーツリー」です。ほのぼの系です。

お会いする時まで自慢話を沢山ためておいてね。楽しみ・・・
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ほのぼの系! (ヤナコ)
2009-12-12 20:16:33
ほのぼの系、いいですね。
予約していた本の推理小説ばかり急にきてしまいました。道尾秀介と東野圭吾2冊!
雨の日は読書に向いてるわね。出かけなければの話しですが・・・
読む暇がないというか、電車の読書が多いこの頃です。電車は気が散らなくていいのよね!
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