そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

シアターコクーン 「日の浦姫物語」

2012-11-30 07:27:36 | Weblog

11月29日(木)

今日は木曜日。気分はゆっくりだ。

朝6時半にスタート。

すぐに大きな満月に出くわす。まだはっきりと満月だった。

上流へ先ず行き、新行徳橋からUターンして下流へ行こう。

川沿いの小道を行くが、結局カワセミは居なかった。カルガモ一家は4羽のみ。

空を見上げると、まだお月様が見える。

新行徳橋で土手にのぼる。

次第に雲が出てきて、月の姿は消えてしまった。

スカイツリーは展望台から上だけが見え、下は霞の中で幻想的な姿。

このスカイツリーの見え方が一番好き。

~~~~~~~~

先日、コクーンの舞台を観て来た。

井上ひさし原作 「日の浦姫物語」

演出は世界の蜷川幸雄。主演、大竹しのぶ・藤原竜也。

この作品は、1978年に書かれ初演されたもの。

その時この数奇な運命をたどる日の浦姫を演じたのは、あの名女優杉村春子。

こんな事を考えてはいけないのかも知れないが、34年前だと杉村女史は確か70代の筈。

15才の姫を演じたのか~

でも、女の一生の布引けい役も10代から始まるから大女優としては、何てこと無いか!

大竹しのぶも50代だが、姫役はとっても可愛らしかったし、30代50代へとめりはりの効いた

演技。さすがだった。

もう一人の主役、藤原竜也。私と友人はこの人のファンである。

それ故、若者でめちゃくちゃ混みあう大嫌いな渋谷へ足を向けたのだ。

彼の変身ぶりにも驚いた。どう見ても彼に見えない。

終わってから「あれって竜也なの?話しの流れ上ね?」と友人に聞いてしまった。

「そうよ。」当然でしょと澄ましたもの。負けた!

このお話しは、近親相姦を扱っている。

母と引き換えに双子として生まれた姫と稲若が、それ故にか非常に仲良く育つ。

そして、父親が亡くなった15才のその日、二人は禁を冒してしまう。

その後の数奇な運命は現代ではあり得ないような展開。いやあり得るのか・・・

先日、テレビで最近の親族による性暴力を取り上げていた。

全部正確に見たわけではないが、父や兄などによる一方的な行為で、みていて気持ちが悪く

なってチャンネルを変えてしまった。

舞台では何故か、そうなってはいけないいけないよと念じながらも、哀れが増してしまう。

その違いは、やはり相思相愛だということ。

平安時代という閉塞的な家柄の中では仲睦まじく育てばあり得る話しと受け止められる。

しかも、二人とも相応の重い罰が降りかかる。

降りかかるだけではない、自ら目を突き、盲目になってしまうのだ。二人共に・・・

人間の性の根源的なものを扱っている。

見終わって、清清しさは無いが、なんだか分からない悲しみが残った。


江戸川だより・・・カルガモ

2012-11-24 15:02:42 | Weblog

11月24日(土)

今朝はいつもと順序を逆にして、息子のお弁当を先に作ってから家を出る。

6時20分スタート。

この時間だと明るいのでいろいろ見えるはず。でも曇りだ。

先ずは下流へ。下の道を行く。カワセミには会わない。

いつも居るハクセキレイは相変わらずちょこまかと元気一杯。

工事現場でおとなしく引き返す。

土手をのぼって、上を行く。

風はないので寒くは無い。スカイツリーは曇りでもくっきり見える。

上流へも行って見る。

新行徳橋までは行かずに水道管のところから下へ降り、高谷川に沿った道を選ぶ。

そういえば、3日前にこの道でカワセミにあった。

今日は出会えるか・・・

結局会えなかったが、カルガモ一家というか一族13羽に会えたから、ま、いいか。

 


再び、十一月歌舞伎夜の部へ。

2012-11-20 15:07:00 | Weblog

十一月歌舞伎夜の部 「天竺徳兵衛新噺」

 またまた、嬉しくも歌舞伎を観る機会に恵まれた。

 通し狂言「天竺徳兵衛新噺」

 通し狂言とは何ぞや?いろんな狂言を幾つか組み合わせるということ?

 歌舞伎初心者の身にとっては、分からない事だらけ。

 おいおい勉強することにしてと、喜び勇んで明治座へ。

 今日は出先から直接会場のお席で会うことにした。

 西京漬けのお弁当を買い求め、一階の席へ行こうとしたら友人とバッタリ。

 人込みの中、不思議な縁を感じるなどと思いながら席へ。

 さて、この演目。

 パンフレットに曰く「奇抜な発想と斬新な仕掛けで江戸の観客を虜にした四世鶴屋南北

 の出世作をさらに練り上げた一大スペクタクル」

 本当に本当!その通り!

 いろんな仕掛けが次々現れるので、目が離せない。

 4時間以上そんな調子。役者は大変だ! しかも昼夜。

 猿之助の若さあればこその役だろう。

 しかし面白い。小幡小平次の幽霊譚の早変わりにはすっかり騙された。

 実に素早く、婀娜な女房おとわと夫小平次に成り代わる。笑ってしまう!

 そして宙吊り。葛籠抜けの宙吊りなどサービス満点だ!!!

 歌舞伎の並々ならぬお客様大事の精神を見させて貰った気がする。

 素晴らしかったなあ、新歌舞伎座が出来たら必ず観に行きたい。

 ちゃんと自分でチケットを買ってと友人と決めた。

  

 


野川歩き№3

2012-11-17 22:14:50 | Weblog

11月16日(金)

素晴らしいお天気!!!

同行5名、全員の行いが良かったらしい。

みんなの予定が一致した今日、三回目の野川歩きを決行。

決行なんて大仰だが、何しろ忙しいメンバーばかり。スケジュール合わせも大変。

そんな日が快晴なんてそれこそ「青天の霹靂?」!例えがおかしいかな?

ま、いいや。頭も可笑しいんですからね・・・

国分寺駅で10時40分集合。

電車の遅れで11時に全員集まれた。こういう時5名もいると便利。

話は尽きないので、あっという間に時間がたつ。

Mさんの希望の殿ヶ谷戸庭園に先ず寄る。

三菱財閥岩崎家所有の庭園を都が買い取って公園にしたもので、回遊式林泉庭園。

モッコクや野草がおおく植えられていて、ノコンギクがとても可愛らしく咲いていた。

そう広い庭園ではないが、起伏があり紅葉亭からの眺めもよい。

庭園を出て、のんびりと野川へ向かう。

本当はもみじ橋へ行くつもりが、道なりで不動橋を渡ってしまう。

それもこれも地図を確かめるのが面倒だから・・・メガネを出すのが煩わしい。

あくまでもいい加減である。

橋の袂に、「里芋コロッケ始めました」の小さな看板が。

目ざといメンバーが「里芋コロッケ?」と頓狂な声をあげる。

またもやあっという間に一つづつ紙に挟んでもらって歩き出す。

閑静な住宅街を食べながら歩く。

こんな事滅多にしないのに。5人は強い。

ま、人も通らない道だしね、許してもらいますか。

ねっとりした味で美味しかった!

次はお鷹の道を行く。将軍が鷹狩りに通った道なので命名されたらしい。

なんか艶っぽい話しを期待してたので、呆気に取られる。なんだそりゃ?

途中、野菜の直売所で何と紫大根を買う輩が現れてしまった。

そしたら我もわれもと全員何かしら購入。

何しろ美味しそうなのだもの、許されよ!男性はこんな事絶対しない!

女性5人でよかった。

すぐ先が美味しい水が湧き出る野川源流。

山ガール(?)のMさん水を汲む。

昼食はいい広場を見つけて、持参のお弁当をほおばり、食後にその美味しい水で沸かした

コーヒーを頂き、ご機嫌! 広場には立派な木がたくさんあり、アキニレの古木があったので

嬉しかった。

そうそう、姿見の池ではカワセミを堪能。なかなか去らないので我々がさよならした。

いい所だったなあ。

帰りはまた国分寺駅構内の茶房で十分に女子会をしたのは言うまでも無い。


江戸川だより・・・ジョウビタキ

2012-11-15 13:18:59 | 江戸川ウォーク

11月15日(木)

5時45分スタート。

今朝は上流に向かう。昨日より大分寒いようだ。

昨日は禁を冒した。

下流の一部が妙典橋の工事の為通れなくなった。

その通れない筈のところから出てきた人がいる。

「向こう側に抜けられます?」と聞くと

「暗いと足元が危ないが、もう薄明るいので大丈夫。工事始まる前まではいいよ」

と太鼓判(?)押され、なら私もと軽くのる。

張りめぐされた防護板のはじっこから草の中を行く。簡単だった。

今の内だけだろう。

毎日禁を冒すのは、さすがに悪いので、きょうは上流へ。

いい事があった!

富士山がきっかりと姿を現していたのだ。

昨日は禁を破って行ったのに、富士山はボンヤリと見えただけ。

しかも、久しぶりにジョウビタキが身近にきた。かわいい!

やっぱり、今日は行いを良くしたせいか?

 

 


明治座十一月花形歌舞伎!

2012-11-12 12:07:03 | Weblog

いつになく早い時間に友人から電話が入った。

「はい、どうしたの?」。何かあったのかな・・・

「昨日の夜、宅配便で届いたのよ、チケットが!」あくまでも低い声。

私の頭はまだはっきりしない。

「チケット・・・明治座?」だんだんはっきりしてくる。

「エッ、今月って? もしかして歌舞伎?」

声が上ずる。

友だち、未だ静かな声で「9日の昼の部あるのよ、一緒に行ければ行ってくれない?」

「行く、いく~~」とオクターブあがる。

一緒に行かないと拒否したご主人に感謝感謝のアメアラシ。

~~~~~~~~~

11月9日(金) 午前11時開演

十一月花形歌舞伎

 演目   一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

       二、蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)

 出演   一、市川右近 市川笑也 市川寿猿 市川猿弥 市川門之助

       二、市川猿之助 市川右近 市川猿弥 中村米吉 中村亀鶴

          市川男女蔵 市川門之助

   傾城反魂香は文楽で今年一回観ているので、大筋は分かる。

   しかし、歌舞伎というのは破天荒だ。

   お家騒動で捕らえられた狩野元信が自分の血で襖に描いた虎の絵が、本物の虎となり

   元信を救うかと思えば、場面変わって今度はその虎を、上からなぞって虎を消す。

   消した元信の弟子は土佐将監から土佐の名字をもらう。

   それを聞いた兄弟子の又平は女房おとくと共に嘆き、師匠の将監からも見放され絶望。

   二人で心中することにした。死ぬ前に庭の手水鉢に自身の絵、つまり自画像を描けと

   おとくにすすめられ、真剣に描く。

   すると、その絵が裏から突き抜けて正面に浮かび上がるのだ。

   それを察した師匠が、あっけなくも名字を与える。

   人の良い夫婦の愛情物語でもあるのだ。

   この又平さんは吃音があり、なかなか上手く話せない。

   こういう人間味のあるキャラクターが登場する歌舞伎はやはり厚味がある。

   「蜘蛛~」は凄い!!!

   七変化ならぬ六変化舞踊。

   次々と猿之助がスピーディに早変わりで目が離せない。

   それなのに、目くらましに会うという変化は素晴らしかった!

   クライマックスの蜘蛛の糸に絡め取られたいと思った。

   終わって、”ああ、おもしろかった!”

     友人夫婦に感謝で~す。


江戸川だより・・・日の出

2012-11-11 15:30:01 | 江戸川ウォーク

11月11日(日)

その女性は今朝もいた。

今朝はゆっくり5時50分スタート。

雲が少し多いが、東の空は明るんできてる。

土曜日なので釣り船屋はぼちぼち客が入ってるようだ。

橋の袂でゆっくり覗き見るが、カワセミは今日も姿を見せない。

相変わらず鯉達が大きく口を開けて待っている。

「そう世の中甘くない、自力でおなかを満たしなさい!」と胆力で声をださずに諌める。

土手に上がる。

東の空を望むと、美しいオレンジ色のグラデーションとグレーの雲が鮮やか!

つい、立ち止まって暫く見つめる。

まばたきすると微妙に色が変化するので、おもしろくて歩き出せない。

光りが強くなってきたのでようやく歩き出す。

すぐに声が「綺麗ですよね!」とかかる。

少し先にいたカメラの彼女だ。

いつもの場所、定点観測?

「よく撮影してるようですが、ブログでもやってらっしゃるの?」と私。

「いいえ、天気のサイトに入ってるんです。朝6時半出勤なので忙しないんですよ!」

「あら、そうなんですか。楽しみですね。」

30代(?)の知的な感じの若い女性と言葉を交わし、残りを元気に歩く。

途中、姿は見えないが変わった鳥の鳴き声がした。

「チーック、チーック」続いて「トントントン」と軽く叩くような音!なんだろう???


チケット申し込み!

2012-11-07 16:12:30 | Weblog

11月7日(水)

5時半、家を出てみると凄い霧!

霧のうえ暗くてはウオーキングはやめておこう。

6時に明るんできたので、ウオーク開始。霧は大分うすくなり、半月が見えている。

明日から土手の迂回路が始まるので、ミミが来ているか確認。

やはりまだ来てなかった。

今日は11月7日、12月の文楽のチケット申し込みの日だ。

なるべく全ての家事を済ませて、電話に張り付くつもりがついテレビを見てしまい、家事は後回

しになる。意志薄弱!

10時と同時に電話できるように携帯にナンバーを打ち込んでおく。

家電話も駆使し、10時にそれっと掛けるが「ただいま、この電話は非常に混んでおります!」

のオンパレード。たまに腹を立てて「真面目にやれ!」「そんな言葉聞きとうない!」

とか言い返すも反応無し。あったりまえだ。

それでも何とか11時半に繋がった!有難い。

いい席はもうあらかた無いが、何と一列目が二席空いていた。

たまには被りつきもいいかな。楽しみだ!

 

 


賢い鳩!

2012-11-03 16:29:04 | Weblog

11月3日(土) 文化の日

今月はゴミ当番。

今朝も早いとこネットを出さなくてはと焦った。

ネットをかかえて門を出ようとして思い出した。文化の日だ!

なんか文化的なことしなくては・・・

朝江戸川歩いた時、またも道が変更された。これは分化だ!・・・すみません

11月8日からは下流の土手も歩けなくなるのだ。

コノハズクのミミチャンとも会えなくなった。残念!

富士山のビュー地点も行かれない。何てこっちゃ・・・

先週、夫の故郷から新米が届いた。

丁度、お米が4,5日でなくなるのでグッタイミング。嬉しかった!

その玄米を精米しに車に乗っていく。

いつも感心するのは鳩!

コイン精米所に人が来ると、どこからともなく鳩がやってきて表で待機する。

今日も終わる頃には10羽以上集まった。

これじゃあ、やらないわけに行かなくなる。

夢中で食べてる鳩たちにサヨナラして次の目的地コルトンプラザへ向かう。

孫たちへのプレゼント選び。これが結構難しい。

いつも頭を悩ましながら、そして楽しみながら選ぶので時間がかかる。

なので、夫とはここで別れる。サヨ~ナラ~

 

 

 


江戸川だより・・・白雪の富士

2012-11-02 07:27:23 | 江戸川ウォーク

11月2日(金)

雨戸を揺らす音で目覚めたぐらい風が強い。

5時35分ウオーキングスタート。

外環道の工事が進んで、また道が変わるようだ。

右に朝の月を見ながら進む。月のすぐ上には金星(?)が、これも美しい。

土手に上ると左手の黎明が家々のシルエットを映し出し、右手はだんだん薄くピンクがかかる。

今日は富士山が見えるだろう。

いつも会う人達には何故か会わない。風のせいか?

今日もシラサギのグループが2,3組飛んでいく。

どうもこの時間、5時半ぐらいがシラサギ達の食事タイムなのかな?

土手をいったん下りて、また上る。

ビュー地点。ああ、綺麗な富士山!!!

夏のグレーな富士と違い、半分近く白雪をかぶった様子は美しい。

背景の空は、ブルーグレイとピンクがかった紫なのだ。

風が強く、いつもなら歩かないのだが今日は歩いてよかった!