2.3日前に、気づいていたのだ、それに。
孫達が泊まりに来たその日、トイレから出てきた孫が「バアバ、天井から蜘蛛の巣が下がってるよ!」
あッ、しまった。払っておくのを忘れた。
床は素足で歩いても大丈夫なようにしっかり磨いたのに、にっくき蜘蛛の巣め!
さっそく長柄のついたワイパーで払う。
「バアバの家はね、蜘蛛が威張ってるのよ。」
「なんで?」
「だって、バアバは蜘蛛は見つけると手かテイッシュでふんわりとって逃がしてやるの。どうも、蜘蛛同士で
情報が入ってるらしくて、蜘蛛が集まるみたい」
「あのね、パパもバアバとおんなじだよ。必ず逃がすの」
「エッ、そうなの?」
「ママは違うよ、虫が嫌いだからピシャッとやっつけるよ」
「そうなんだ。虫が怖いんだね。でも蜘蛛は蚊を食べてくれるいい虫なのよ」
「私も虫怖いからきらい!」
傍で聞いてた姉娘が「千葉のママのババちゃんも潰すよ!」とリアルに一言。
「それで、あんたたちはどうなの?」
「怖いからやっつける!」
う~~~ん、どちらがいいとも言えないか・・・
単純にいえば、私は少し嬉しかった。
パパは優しいんだよと子供に言われてる息子を。
そういえば、私は父から蜘蛛は殺すなと言われて育ったのだ。
その結果、蜘蛛と仲良し?の家になり、これはいいのか、悪いのか、疑問だ。