4月28日(土)
テレビでは良く見かけた津軽三味線のデュオ吉田兄弟の一日だけの明治座公演。
兄の良一郎は純邦楽ユニット「WASABI」を結成、弟は津軽三味線集団「疾風」をプロデュー
す。
この二つのグループで仲良く演奏、素晴らしいコラボレーションだった。
私の父は、40代の始めに仕事中に大怪我をし、半年以上の入院となった。
病院での無為な日々に、ある日院長からお三味線をなぜか渡された。
父はあっという間に嵌り、その後の日々を自己流三味線三昧。
いつ行っても三味線の音がして呆れたとは母の弁。
入院患者が少なかったのか、苦情もなかったらしい。よき時代!
退院してから民謡グループに入り、腕を上げ師範をとって教えもしてた。
この父、音感がいいのかヴァイオリンに出会えば弾きこなしたのでびっくり。
晩年は津軽三味線に変更、尺八も吹いて楽しんでいたが、母はどちらかというと斜めに見てい
たようだ。日曜というと居ないので当たり前かも・・・
子供たちには音感のいいのは一人も居ない!不思議だ。
吉田兄弟の素晴らしい演奏を聴いている内に父や母の事が偲ばれた2時間だった。
若々しい演奏をありがとう!
この機会をくれた友人にも感謝です。