そとさま雑記

自然と平凡な日々の暮らしを記録します。 

魔の月曜日?

2009-06-30 06:31:06 | Weblog
ああ、また月曜日がやってきてしまった!

 基本的に月曜日には予定を入れない事にしている。
 この日に、なるべく掃除をしっかりする為にあけておく。
 ただ、これはあくまでも原則、原則。

 このところ毎週映画を見てるのだ、月曜日に。
 今日こそは、換気扇の掃除をしよう!
 さっさと掃除機をかけ、いよいよ換気扇の2枚のフィルターをはずし、マジック
 リンを染み込ませたペーパーで覆い、15分置くことに。
 私は気が短いので、いつもは漬け置きしたりせず、ゴシゴシ石鹸液かソフトクレ
 ンザーで洗ってしまう。でもこれだと完璧にきれいにならないのだ。
 それで今回はマジックリンを買っておいた。あまり使わないのだが。

 その間、洗濯もおわったし、新聞を読み始めた。
 はっと気づくと1時間たってる。
 汚れは綺麗に落ちていた!
 しかし、落ちてはいけない物まで落ちていた。

 家の換気扇は、黒色のレンジフードである。
 その黒色があちこち落ちてしまった!
 始めは洗剤の泡かなと思い、強く水を流したら、何と白い部分が広がってしまっ
 た。な、な、なんだ?
 漬けすぎで塗料が浮いてきたのだった。
 使用方法を読むと、ひどい汚れには原液をかけて5分と書いてあった。
 でも、過去の経験で5分では落ちないと知ってる。
 なので、長めにと思ったのだが・・・
 知ってるつもりで、説明書を読まなかった自分の責任だ!

 しかし、この洗剤、暫く使わないうちに強力になったのだ。
 ふだん、合成洗剤をあまり使用しないので失敗してしまった。

 これからは、まめに換気扇をきれいにしましょ。

 次は、庭の草むしりと植木の剪定だ。狭い庭なのにどんどんのびて困ってる。
 でも、外は日差しが強い。やる気にならない!
 もっと曇りの朝早くすることにしょうっと。

 そうなると時間があまる。
 そうだ、ワーナーマイカルのポイントカードが昨日から切り替わったので、手続
 きをして来よう。
 今までは、6回見ると1回無料になったのが、今度は5回に1回無料。
 お得である。行かねば・・・

 お隣駅の妙典まで160円。往復320円。
 
 折角交通費を使って来たのだ、やはり1本観ていこうとなるのに時間はかからな
 い。
 丁度いい時間にかかってたのが、「レスラー」。
 興味のある映画、しかも3時半には終わる。最高だ!
 
 やっぱり月曜、こうなった!

黒法師(クロホウシ)!

2009-06-27 16:10:43 | Weblog
黒法師と書くと、お坊様か忍者のような姿を想像するのでは?

 それもあながち間違いではありません。
 つい先日、友人から頂いてきた植物です。
 とってもユニークです。
 
 1ヶ月位まえに友人宅に伺った時、変わった苗木を挿し木してたので、「珍しい
 はね、何て言う植物?」と聞いたら「黒法師っていうのよ」と。
 「挿し木が根付いたらあげるわね」

 そして4日前に貰ってきました。
 立派にスッくと育っていました。友達は植物を育てるのがとても上手。
 それに引き換え、私ときたら見るのは大好きなのに育てるのは下手です。

 クロホウシさんの運命やいかに!

 黒法師、ネットで調べました。
 ベンケイソウ科、エオニウム属
 常緑多肉性低木
 地中海西部原産だそうです。

 太陽に当たると葉がどんどん黒くなり、まんなかの緑の葉まで黒くなるそうです
 よ。ユニークでしょ?
 私は気に入ってしまいました。

 昨日、植物好きの他の友人にその花(?)の説明をしながら住宅地を歩いていた
 ら、急に友達が素っ頓狂な声を上げ「あッ、それってあれ?」と。
 ドンピシャリ、玄関前の鉢植えの中にあったのです。
 大きめの鉢に三本育ってて、なかなか凛々しい姿でした。

 しかし、私の説明が抜群だったのか、はたまた友人の想像力が図抜けていたのか
 どちらにしても、こんな嬉しい偶然もあるんですね。

 昨日は、その友達が月桂樹の苗木もくれたんです。
 私が料理用にいつも友達から庭の葉っぱを貰ってると言ったのを、しっかり覚え
 ててくれたらしく、20センチに育った苗木を持参してくれたんですよ。

 なんて皆さん親切なんでしょう!
 しかも、こちらがつい忘れてしまう事もしっかり記憶して、次回会う時に渡して
 くれるなんて、もしかしたら私には出来ないかも・・・

 このごろ、3歩歩くと忘れる自分がイヤになりますね。

 なんと言っても、持つべきものは友達です!
 それにしても、どちらもしっかり育てなくちゃ★

 
 
 

長靴

2009-06-25 10:23:45 | Weblog
今は梅雨の真っ最中。

と言っても、今年は関東南部はそんなに降らない。
やはり、それなりに雨量がないと作物への影響やら水不足やらと大変になるので、メリハリのついたお天気になってくれないものだろうか?

しかし、こればかりは自然現象なので、このごろやたらに増えた名物気象予報士さん達にもどうにも出来ない。そればかりか、気の弱い予報士は翌日謝ったりしてる。
こればかりは仕方のない事と思えど、時に腹が立つ!

そう、昨日(24日)も午前中は激しい雨になるので早めにお出掛け下さいとテレビの感じいい予報士が、繰り返し言ってるので、洗濯物は部屋に干し、靴も雨用の
履きにくい靴で出かけた。
しかし、雨はたいした事はなく、時々明るくなったりして午後には雨はやんでしまったのだ。
友達は昔買った長靴を久しぶりに取り出して履いてきたのにと、困惑顔!
電車の中が格好悪いわと。
「オバサンの事なんて誰も注目しないわよ!」
「それもそうね」
と、こんな調子だ。

しかし、いい事にこの頃長靴が復活してきたようだ。
素適な模様のゴム長靴を履いてる人を見かけたりする。
かく言う私も、通販で可愛いのを買ってしまった!
コーラスの練習会場の前が、雨で歩きにくく、しかも翌日靴が白く汚れて落ちないのだ。土に何かが混ぜてあるらしく、いつも不愉快になるので買った。

昨日の帰り、市川駅で長いブーツ型のゴム長を颯爽と履いてる人が居た。
薄いグリーンで模様なし。格好いいのだ。

ウン、姿勢もいいし、歩き方だな、要は!!!

 最近、右足に違和感がきてるのをいいことにダラダラおばさん歩きをしてる自分
 に、“喝”をいれる!

雪やすごい雨の時に、思い出す事がある。
 母は雪深い富山で育った。
 結婚してからは東京と市川でズーッと過ごしてる。
 或るとき、1月にどうしても仙台の親類へ行かねばならなくなった。
 東北新幹線が出来たばかりで、私が切符を手配し、土曜日の午後勤め先から上野
 駅まで送りに行く事に。
 その日、大雪になった。
 勤務先の東京駅周辺は、何時もはみんな格好良く忙しげに歩いてるのに、その日
 は一変した光景に。
 みんな革靴やヒールなので、滑ったり転んだりみっともないのだ。

 上野駅に着くと、母が。
 なんと、そのイデタチ。着物の上に短めのコートを羽織り、着物の裾をたくし上
 げ、長靴をしっかり履いて、髪は勿論ショールで覆い、完全防備!
 まるで映画の中の人物だ。
 そのすがたの凛々しかった事!決まっていた。

 初めて見た母の勇姿、今でも私の網膜に焼き付いている。
 雪国での経験が物を言った瞬間だった。

映画「剣岳」

2009-06-24 05:43:45 | Weblog
6月22日

 待望の映画「剣岳」を観た。
 
 私の両親は富山県出身である。
 なので、立山には何回か行っている。
 中でも、一回目に行った時は完全に登山で行ったので一番思い出深い。

 20歳だったと思う。
 友人2人と私の弟、そして富山市に住んでいる従兄弟に案内を頼んだ。
 従兄弟はお猿のように身軽だった。
 その頃、低山歩きを面白いと思ってあちこち行き始めた所だった。
 お天気に恵まれ、楽しい山行だった。
 朝3時半起きで、ご来光を拝む為室堂小屋を後にする。
 雄山への道は急な悪路で、バテたのを覚えてる。

 頂上からの眺めは素晴らしかった!
 特に剣岳は峻烈な印象だった。
 友人は「何時か登りたいね」と言ったが、私はとっても無理だよと答えたのを覚
 えてる。
 友人は、その後ズーっと山女で剣岳にも登って今でも意気軒昂である。

 ところで映画「剣岳」
 この映画は、新田次郎原作「点の記」を下敷きに作られた。
 明治39年、陸軍測量部の上司の命をうけ、白羽の矢をたてられた柴崎隊員の奮
 闘記。
 日本中の山岳の中で、未だ測量出来てない最後の山「剣岳」の測量を陸軍の権威
 にかけてやることを求められる柴崎。
 折しも、発足したばかりの日本山岳会のメンバーも未踏の「剣岳」を目指してる
 ので、陸軍の名誉にかけて負けてはならないと。

 登山技術や装具の発達した今でも、簡単に登れる山ではない。
 年に数人の死者は出るようだ。
 登る人数も半端ではない。凄い人のようだ!

 結果的には、苦労の末に目的を達し、頂上に運びえる四等三角点を頂上に設置し
 た。
 測量がこんなにも大変な作業であると言う事を、始めて知った。
 あの急峻な山に、大きな荷物を運び、しかも周辺の幾つかの山の頂上にも設置し
 ないと測量が完成しないのだ。

 この映画の凄さは、CGを一切使わずにごまかし無しの撮影。
 俳優たちも年の内200日以上山にこもったそうだ!
 登山家でもない俳優たちがこの山を何度も登り降りしたのかと思うと、尊敬の念
 を覚えた!勿論もっと大変なのは撮影隊だが。

 何といっても、圧倒的な「剣岳」の映像!凄い!

 ただ、一つ違和感があったのは、山岳隊の隊長役の仲村トオルが裾の長いコート
 を羽織って、山を登る姿だ。
 その時代の先端を現したのだろうとは思うが、やはりおかしい。
 しかも、その姿で崖からおちる映像がある。当たり前だろ落ちて、と思ってしま
 った。
 俳優仲村トオルが好きなだけに残念である。

 そんな事は小さなこと。
 素晴らしい映画なので、お薦めです。

新日フィル名曲シリーズ<クラシックへの扉>

2009-06-21 10:33:14 | Weblog
6月20日  於トリフォニーホール

 第一曲  ショスタコーヴィチ
      チェロ協奏曲第一番変ホ長調

 第二曲  プロコフィエフ
      組曲「ロメオとジュリエット」より

  指 揮  クリスティアン・アルミンク
  チェロ  堤 剛

 今日のプログラムは何時もと違って、いきなり協奏曲から始まった。
 普通は短い序曲などを最初に演奏してからメインの曲になる。
 自分なりの考えだが、これは聴衆の心の落ち着きを促す為のプログラムなのでは
 と思ってきた。
 日常から非日常への入り口、心のざわめきを消す通り道。

 ところが、のっけから尊敬する堤剛氏のチェロ協奏曲。
 しかも、ショスタコーヴィチの難曲だ!
 度肝を抜かれる感じで、一瞬にして音楽に集中してしまった。

 堤氏のチェロをはじめて聴いたのは20年も前で、その頃から自分よりずーっと
 年配と誤解していた事が今日判明。
 昔はもっと恰幅がよく、そのころからとても落ち着いてる雰囲気だったので。
 パンフレットでそんなに違わないと分かったのだ。
 
 演奏は素晴らしく、クラシックとはいえ難しい近代の曲を激しく弾きこなす姿に 感動させられた!
 拍手鳴りやまず、アンコール。
 チェロは大好きだ。

 第二曲は複数の作曲家が作っている有名なバレエ音楽。
 プロコフィエフの曲は、最初全然認められず、酷評を受けたそうだ。
 その後何回か手を加え、完成したバレエ曲の中からアルミンク氏の選曲・構成の
 7曲で演奏された。
 堤氏に触発された如くに熱演だった!
 アルミンク氏は指揮振りが若々しく、お辞儀も板についてきて失礼だがかわいら
 しい。楽しい人物!しかもハンサム、言う事なし。 

まり子先生!

2009-06-20 11:18:44 | Weblog
6月19日

 今日は月一回のボイス・トレーニングの日。
 今週は、それがあるのでプレッシャーに押しつぶされそうなのだ。
 増してや当日、朝からドキドキ、どうしようかとずっと考えてる。

 先月から好きな歌を先ず歌うことになった。これはうれしい!
 5月は「この道」を選んだので、今月もそれで行こうと決める。
 私にとって、「あ~あ そうだよ・・・」の高音部分を出すのが実に難しい。
 そこを難なくクリアに出す為に、ボイトレを受ける気になったのだから。

 しかし、道は険しい。
 「あなたは、物をしっかり見てないでしょ!」
 「こっちをしっかり見なさい!」
 「なんで目が泳ぐの?##!」
 「やる気あるの?どうしたいわけ?」
 こう矢継ぎ早に繰り出されては、もうお手上げ状態。
 冬だと言うのに、背中は汗だく、頭はまっしろ!
 去年の秋から始めて、最近まで「息の流れと発声」だけをしてきた。

 帰り道のなんと嬉しい事か。
 ルンルン、「これで3週間はのんびり出来る~」
 多分、これだからダメなんだと思う。

 ちゃんと言われた事をしっかり毎日してれば身につくのに、開放(?)されると
 なかなか出来ないものだ。

 そんな状態なのに、先月から歌っていいとお許しが出て張り切った。
 ところが、やっぱり先生の前で歌うとそれだけで緊張して歌えない。
 先生も大変! 緊張を解くのに気を使い、それでも気持ちよく歌わせたいと心を
 砕いてくださるのだ。

 そこはプロ、何とか終わる頃には自分でも最上の声が出るようになってる。
 先生は厳しい、しかしあったかい!

 11月の演奏会までにはみんなに迷惑かけないようにしたい一心なのだ。
 それまでマリ子先生よろしく!!!

江戸川だより  水玉ヒカル!

2009-06-17 07:41:12 | 江戸川ウォーク
6月17日

 今朝も曇天。5時40分スタート。
 でも東の空は明るんでるので、晴れてくるのではないかしら?

 昨日の雷雨はすごかった!
 行ったり来たりの迷走雷雨。迷惑この上ない。
 
 昨夜の雨風のせいで沢山のアシが横に薙ぎ倒されてる。
 でも、大丈夫だ、アシは強いので晴れれば元に戻り、そよそよと何処吹く風だ。
 
 そういえば、2年前に高谷川にフェンスが巡らされて以来気になっていることが
 ある。
 毎年、お盆のころになると、このアシを刈りとって昔ながらの風習通りのかざり
 つけをしてる地元の方々はどうしてるのだろう?
 いい風習だと思うのに・・・

 下の道を行くと、少しだけ陽が差してきたようだ。
 タケニグサの柏葉に似た大きな葉っぱに水滴が乗って、キラキラと美しい!
 
 でも、すぐにまた曇り空に。アーァ。

 そういえば、昨日の16日は夫のMRIの予約の日だった。
 MRIは高額と聞いてる。ただ治療の一環としてなら安いとは聞いてたが、心配 なので銀行に寄り、大枚を下ろして一緒に病院へ。

 先日行った西船クリニックの親の病院、船橋整形外科は船橋の飯山満にある。
 夫は初めてのところはカーナビ代わりに私が行くのが当たり前と思ってる。
 うちの車のカーナビは5年目で壊れてしまったので。

 予約は6時20分、30分前に来るようにと言われてる。
 雨も少し降ってきたので、1時間前に家を出る。
 まあまあ、しっかりしたナビのお陰で、無事到着。
 思った以上に大きな病院でビックリ。

 今の大きな病院はカードで診療の申し込みをするぐらいは知ってたが、清算もカ -ドとは驚きだった。
 病院へ殆ど行かない我々夫婦は取り残されてる風情だ。

 予約通りの時間に呼ばれ、不安そうにMRI室に入ってく夫。
 病院に来てから、何だか急に元気がなくなる。病人に戻ったようだ。
 室からは大きな音がし始める。

 35分後、夫が解放された。
 聞いてみると、音が大きいのでヘッドホンをされて機械に入ったとのこと。
 外の私にも大きな音に聞こえたので、さにあらんである。
 この音で、具合が悪くなる人が居るので、ヘッドホンをするようになったとの事 だそうだ。驚きの連続!

 清算でもっと驚いた!
 たったの1990円だった。 

江戸川だより (アシとヨシ)

2009-06-15 16:19:44 | 江戸川ウォーク
6月15日 (県民の日)

 今日も曇り。
 5時半スタート。
 2日サボって歩いてない。もっともその分出歩いて、せっせと歩いてはいたが。

 土手の上はヒバリの天下。三羽しか見えないのにとても賑やか!
 本当にこの頃他の鳥の姿をあまり見ない。あ、ツバメは見かける。

 途中から下に降りる。
 下の道も今や全く花はないが、緑は濃くなっていてさみしくはない。

 高谷川のなかに生えるアシの背丈が半端じゃなく高くなっている。
 3メートル近いのではないかな?びっしり生えてる。

 ところで、アシとヨシ。昔はよくこれは同じもの、いや違う種類だという議論が
 あったように思う。
 でも、今は同じ物ということで落着したようだ。
 諺に「ヨシの髄から天井のぞく」というのがあるが、前にヨシは中が空洞の物を
 いうとテレビで言ってる人が居た。
 でも、そうじゃないらしい。ずっと誤解していた!

 アシで草笛のように吹く事が出来るので、前にやってみたらいい音が出た。
 子供の頃にやった覚えがある人は多いのではないだろうか。

銅版画 長谷川潔展

2009-06-13 22:59:06 | Weblog
(昨日の続き)

「夏時間の庭」を見た後に、同じく銀座の永井画廊に向かう。
丁度友達も私も好きな版画家(長谷川潔)の展覧会が開かれているとの情報で、
それなら映画の後に見ようということに。

目指す永井画廊は昭和通りに面したペンシルビル。
1階・3階・4階・5階が展示室。
5階だけは油絵のみの展示。あとは全部版画。
断然版画の方がいい! インパクトがある。

この方は、20代でパリへ渡り、89歳で亡くなるまで生涯日本へ帰らなかった。
メゾチントという銅版画の難しい技法を蘇えらせた人である。

地下鉄水天宮駅の近くにある浜口陽三美術舘で銅版画のメゾチント画法を見たときに何と大変な技法かしらと驚いた。
その手法を、先に蘇えらせたのが長谷川潔だったのだ。

友達は横浜美術舘で去年展覧会があった時、とても気に入った絵があったという。
今日もあるといいなあと、二人で期待したのだがそれはなかった。
でも、図録の中にはあった。
「一樹・ニレの老樹」
人目で私も好きになった。何しろ私は「樹」に弱い。

私達のほかには2組ぐらいしか会わなかったので、ゆっくり見てまわれた。
ま、画廊の場合は売るための物なので、私達のような買わない(買えない)お客は
迷惑のようなものだろうが。

のどが渇いたので、4丁目でお茶をしケーキ一つとって、メタボ対策の為二人で半分こ! もっとも友達はスリム、もっぱら私のため。
ウエートレスの気が利いてること。言いもしないのにフォークを2本持ってきてくれた。スルドイ!

そうそう、映画を見る前の一騒動(?)
約束の時間より20分早く着いたので、先にチケットを買っておいた。
この頃混むし、全席指定なので安心だ。
其のままそこで待ったれば良かったのに、つい5分ほど動いてしまった。
その間に、友達が来て同じ発想をしようとは・・・
二重に買ってしまった。
しかも友達は「返金は出来ません」とご丁寧にも言われたという。
さあ、困った。

こうなったらオバサンパワーしかない!
「私が交渉するわよ!」と宣言(そんな大げさなモンじゃない)。

5階のチケット売り場にとって返し、丁度整理のために出て来た若きイケメン(としておく)さんを目がけ突進。
こういう時男性は優しい。OK。
女性はダメだ!規則に真面目だから。経験上わかっている。

教訓・・・女同士は気を廻しすぎるというか、気の使いすぎ。
     気を付けよう。









またまた映画 「夏時間の庭」

2009-06-12 08:42:47 | Weblog
8日の月曜日、友達に誘われて映画をまた観てしまった。

今回は銀座テアトルシネマ、「夏時間の庭」だ。
この映画館は、良質な映画や変わった映画を上映するので好きな映画館のひとつ。

「夏時間の庭」はフランスのオルセー美術舘開館20周年記念の企画として作られた映画である。
登場する美術品や家具は全て本物、美術館や個人所蔵の物を借りて撮影されたとのこと。
そして、庭や風景の素晴らしさ。
イギリスの文学に良く出てくる風景のようで、何か懐かしい。

画家であった叔父の家をついで、アールヌーヴォーの家具やコローの絵などに囲まれて暮らした来た母が亡くなる。
母は生前、自分の死後は全ては消えてなくなると達観していた。
その為、長男に美術品のリストを託し、家は売るようにと伝えてある。
美術品は、美術舘へ寄贈するのが条件だ。

長男は、懐かしい家を売りたくないが、弟や妹は海外で暮らし、それぞれに事情を抱えてて結局売ることになる。
妹はアメリカで叔父のスケッチブックをバラさずに売りたいと願うが、法規によって出来ないことが判明。
美術品の梱包はすばやくされ、家も売りに出される。

最後に家を使う事を許された長男の娘が、沢山の友達を呼んで、そこで楽しくすごすのだ。
孫にとっても、おばあちゃんの家は懐かしい場所だったのだ!

人って、懐かしい場所(人間)を沢山持っていると、大変な時も救われるという。

フランス映画でこんなに、相続がスムースにいったのは始めて見たようなきがする。大概は激しい口論か喧嘩が付き物。

風景の素晴らしさといい、美術品といい、展覧会でしか見られない品の数々。
これらを日常的に使う風景がとてもいいのだ!
もともと絵でも家具でも、まして花器など使う為の物だ。
それを再認識させてもらった。