今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

遅ればせながらワイルド7をば

2016年03月30日 | 映画

 ワイルド7が実写映画化されたときに「おお、これは見ねば!」と思ったのですが、なんだかんだで機会を逸し、ようやく見ました。って、CSで放送されたのを録画したのですが。

 ワイルド7については劇画のファンなのですが、見たのはドラマ版が先でした。なので初めて原作を読んだときは、「あら、ブラックスパイダーは?」「真理アンヌはどうした?」「モヒカンはどこいった?」とか思ったものです。

 私の認識では原作の最初の7人は、飛葉、ヘボピー、チャーシュウ、両国、世界、八百、親分。ですが、今回の映画は結構キャラが変わってるんですね。ドラマは最初飛葉の兄貴が出てきたりしますが、原作では兄はいるもののワイルドとはかけ離れたキャラでしたし。

 さて、映画の評価ですが「まぁなんとか映画にした」という感じです。それぞれのキャラが立ってないし、飛葉もそうなので、あの7人がどれだけ凄いかってのが伝わってきません。おまけに深キョンに無理矢理ユキの名前付けて出演させても、まったく必然性なしと。

 映画にするならまずはワイルドの7人がどうやって集まったかというあたりもやって、普通に警察が解決できない問題をとんでもない手口で片付ける事件をやって…というのがよろしいかと。今回のように警察の幹部自体が悪役ってのは何本かシリーズ作って5作目くらいでやるべきかと。(それでも無理ありますけど)

 とにかく飛葉ちゃんが原作の最終回で「悪党に生きる資格はねぇ!」と叫んだあの感覚がなければ、ただの悪党がいきがって暴れて犯人を殺すっていう風にしか見えんのですね。

 この映画の世間一般の評価はどうだったのでしょうか。原作抜きにしてこの映画だけで見ようとしてもなんか消化不良だし、原作のファンが見ると違和感あるだろうし。