今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

本日の東京新聞

2008年08月21日 | ニュースに一言
 社会面の「奥運便り08」というコラム。北京五輪の裏話的な記事なのですが、今日の内容は
<サッカー女子準決勝の日本-米国戦ではそろいのTシャツを着た中国人応援団がいた。近づくと、一人の女性ボランティアに制止された。「この人たちは何者?」。質問すると彼女は公安担当者の視線をうかがい小声で話した。「何も言えないの。ごめんなさい。」応援団は中国当局が動員していたことがあとで分かった。>
というもの。なんかわかりにくいので、もっと踏み込んで書いて欲しいです。

 あとは
<路地裏で住民に五輪の感想を尋ねた時も数人のボランティアに囲まれ、デモ専用区に指定された公園に入ろうとすれば厳しい口調で詰問された。>
のですと。

 北京五輪が開幕して各国のメディアが大挙押し寄せて、こういう話がいろいろ出てくるのかと思ったらちっちゃい囲み記事だけなんですね。東京新聞の記者の方が経験したということは他のマスコミ各社も同じ目にあってるような気がするのですが、もっと生々しい話を伝えて欲しいです。

 もしかして絶対安全なところで当たり障りのない取材しかしてないのか、あるいは危険な目にあっても中国を批判するような事を書くと肝心の五輪取材に支障がでるので控えてるのか。

 なんにしても、今回のコラムも一般人のレポートならこれでいいのですが、新聞記者ならもっと突っ込んでもらいたいところです。ボランティアに囲まれてすごすご引き下がったのか、あるいは一悶着あったのか。

 一方芸能ワイド面ではまたまた視聴者からの投書が冴えてます。フジの「熱血!平成教育学園」に対してですが、最初のが
<新人アナウンサー三人が出演し、(中略)こんなにものを知らなくて将来大丈夫かと思ってしまう。他局のアナと比べて、同局アナには知的な印象がなく、残念な気がします。>(川崎市・37歳主婦)

 二つ目は
<同局の男女の新人アナウンサーたちが登場しました。「あの程度でもアナになれる」と子どもたちに勇気と希望(?)を与えてくれました。テレビ局には良識とか恥の感覚がないのでしょうか?>(足立区・67歳無職男性)
というの。

 なかなか厳しいですね。たしかに今がバブル全盛期ならいいでしょうが、街にワーキングプアの若者が溢れている時代では「生涯賃金7億と言われるフジの社員であれか?」という批判がくることも考えねばならないでしょう。

 ワーキングプアに関するテレビ討論会なんかだと、なんとかコンサルタントのおっさんが「収入はスキルに比例するんだよ。スキルアップとか資格取得とか何か努力してる? 簿記の資格とか持ってれば企業はいくらでも雇ってくれるよ」とか言うのですが(いや、簿記の3級とかがどこまで効果があるのか知りませんが)、「え? じゃあフジの新人アナウンサーはどれだけすばらしいスキルがあるの?」とか思いますもの。

 「フジテレビは内定を貰った時点で生涯賃金7億が確定する」というのは、そのテレビ討論会で聞いた話だったのですが、それを聞いて以来私も鼻につくようになりましてね。なので東京新聞に投書したお二人はナイスです。ラブユー東京新聞!