週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#326 -’15. クルーズ船のキャビン

2015年11月15日 15時09分49秒 | 海外旅行(クルージング)
今回の旅でクルーズは6回目。

船のキャビンのカテゴリーは大きく分けて普通(内側窓なし)(海側窓あり)(海側バルコニー付)、そして(スイート)です。
スイートキャビンも細分化されていてピンキリです。

今回、キャビンを話題に取り上げたのは、全てのキャビンの値段に目が向かいがちですが違う基準にてのスレッドです。
それは、目的に見合ったキャビンを選択すると言う事です。
即ち船内でどんな船旅を楽しむ事を目的にするかと言う事です。
日本人は兎角見栄を張りたがる人種だと常々思っています。
個人の価値観を踏襲してのキャビンを選択する方法も楽しいクルージングだと思いますよとのスレッドです。

外国の大型クルーズ船では船内にて時間を過ごすエンターテイメントも設備も充実しています。
色々のイベントを行うには大きな船に大勢の人を乗せねばペイしません。
ですから、余暇を上手に過ごせない、只々時の流れに身を委ねる事の下手な日本人には大型船は向いていると思います。
何もせずに心地よい時だけが流れ、食べる事も寝る事も気にせず太陽の下(もと)で本を読むもよし。
夢の世界に落ちるのも由です。
小さなリバークスーズでは時の使い方が上手下手により楽しさも大きく異なるかと。
その点大型のクルーズ船(今回こちらで定義するのは7万トン以上を念頭に置いています。)
それと忘れる所でした。
小型船や個人旅行でのクルージングでは同席した他国の方とのコミュニケーションを図る事は勿論ですが、その会話には己の人間性も出るものです。
コミュニケーションを重要ししていない日本人には不向きな分野かと思います。
ろくに挨拶も出来ない大人なの日本人の何と多い事か
食事のテーブルは決まりますから同席の方とは英語が喋れるか以前に人間として付き合えるかが問題だとおもうのですが。
その点、日本人だけのツアーであれば問題は無いのかも。

内側窓無し:最大の売りは安い事ですが、キャビンはただ寝に戻るだけの空間と割り切れれば最高のお部屋・キャビンです。
キュナードクルーズライン等一部の船ではキャビンに寄ってレストラン迄異なりますが、概ね団体ツアーの場合はレストランは同じです。
朝起きて外の景色を見たければ、外の見えるデッキに出れば済みますし、沢山の方が大きな船のウォーキングコースを歩いています。
そのた、前方にも後方にも行く事ができますから、いやと言う程眺めている事ができます。
キャビンに備え付けのTVでブリッジからの画像が見えるので問題はない。
朝食が済んでショアエクスカーションに参加するので有れば下船して観光です。
船に戻ればスポーツジムでのエクササイズも有りますし、食事が終わればシアターでショーを見れば寝る時間になります。
終日航海日で有れば乗客を飽きさせない為にクルーズ会社も色々のイベント等盛りだくさんです。
船内探索も由ですし、ショップも開きますし買い物も由し、ジムで汗を流すのも由しです。
プール脇でうただ寝するも由し、サウナに入るも由しです。
図書館で本を読むも由しです。
公海上で有ればカジノも開かれますから、ビギナーズ・ラックもあるかもね。
狭いキャビンが嫌なら、船内には沢山の時を過ごす方法が有ります。
一度が二度美味しい旅が楽しめるかもしれません。

海側窓有:窓が無い空間だと閉塞感があると言う事を気にする方に良いかも。
内側も海側窓有も低いデッキになる事が多いかもしれないので、大きな船とは言え揺れる時は揺れます。
ですから、船の中でも揺れの少ない場所に位置しているかも。
若干部屋の広さが広くなる。
また、窓がある事により昼夜が分かり易くなる。
その他の内容は内側と変わる事が無いです。


海側バルコニー付:部屋から海などの景色を堪能したい方にリーズナブルな選択である。
ものぐさで無ければ接岸時も離岸時もオープンデッキに行けば部屋のキャビンから眺める事の景色より何倍もの風景を堪能できるが、ガラス戸を開ければ直ぐ海が見えるのは最高です。
椅子とテーブルも置かれているのでお茶もできますが、潮で少しべたつくのが問題です。


スイート:差別感を持たせて少しだけ豪華にと言う事でしょうか。
10万トンを越える船に数室しかないスイートから海側バルコニーと大差無いスイートまで沢山種類があるのが普通です。
値段に合うサービスなどか?個人の考え方かもしれません。
個人的に航空機のビジネスクラスより船の方がリーズナブルかと思います。
ツアー参加者によっては、年に何回も無い旅行だから飛行機もビジネス、船のスイートと言う方もおります。
また、船はスイートでは無く、飛行機のみビジネスクラスの方も。
その反対に船はスイートで飛行機はエコノミークラスの方もおります。
それぞれ個人の価値観で多様な選択になる昨今です。

スイート追記
ベランダ付キャビンとの差別化はどのようにされているかとの事ですが。
最低のスイートでも20万円~30万円は高くなりますからそれなりの付加価値が無いとみあいません。
(あくまでも日本でのツアー販売価格にての話ですが。クルーズ会社からの直接購入ならその差は少なくなります。)
その差別化は乗船する時から始まります。
スイートキャビンやプライマリに於いては優先乗船手続きがあるのが普通です。
でも、時に依り語学の弱い日本人の団体ツアーではその特権が生きずに皆と一緒に手続きする時もあります。
乗船してキャビンに入るとウエルカムドリンクがテーブルに置かれています。
ボールに氷が入りシャンペンやスプマンテ等の発泡ワインが一瓶置かれているのは嬉しいです。
今までのスイートでプリンセス・クルーズのみグラスに入った発泡ワインが一杯置かれていたのには驚きました。
シャンペン等の発泡ワインですか気が抜けてしまいます。
何と陳腐なサービスかと思った次第です。
ベランダ付より基本的に平米数が広くなります。
シャワーがバスタブ付のお風呂になりますし、収納場所も格段に多く広くなります。
クロゼットもウォークイン・クロゼットになり使用も楽になります。
アメニティーはブルガリ等(船舶会社によりますが。)自宅でも使用する事の無いブランド物になります。
バスローブも厚手ものになり、スリッパもシッカリした造りの高級な物になります。
色々有るスイート・キャビンでの特典の中で特筆すべきは何と言っても、バトラー(執事)がつく事です。
諸々の用件をお願いする事が出来ますし、人間関係を構築できればより船旅が楽しい物になるのは間違いありません。
一つのキャビンには清掃など担当してくれるスチワードが決まっています。
その下にアシスタント・スチワードが居ますから、スイートはワン・キャビンを三名で担当してくれている事になります。
ノルウェージャン(フォーマルナイトの無いドレスコートを売りにしているカジュアル船)のスイートではバトラーがおりませんでした。
部屋担当のスチワードが卓越した技量の方を配置している感じでした。
今回のセレブリティは海側バルコニー付でしたが、スイートの方はダイニング・ルームがスイート専用を利用して私達とは別のレストランでした。
MSCのヨットクラブ(スイートクラスの格付けです。)では別のダイニングでしたが、三度目の利用にしたセレブリティも今回初めてキャビンに依ってダイニングルームの差別化を図っていました。
キュナードラインのお得意な差別化の手法です。
メインダイニングルームとは別にスイート専用のダイニングが出来た事は出される料理など食材も吟味されているのでしょうか。
食べ比べて居ませんので分かりませんが、一般のダイニングでも美味しく頂きました。
スイートと一般のキャビンの両方利用したのはセレブリティ・クルーズのみですから、個々での対比はあくまでセレブリティでのお話と言う事で。
三時になるとバトラーさんがワゴンでコーヒーや紅茶やその他スイーツやカナッペ類やオリーブなどの木の実を持参してくれます。
欧米人ならいざ知らず、食べられる量ではなく且つ色々の種類の物をサーブしてくれます。
これでもか、と言った感じです。
バトラーさんにしてみれば喜んでもらえれば嬉しいのかもしれませんが、そこは胃袋の小さい日本人です。
全部はたべられませんし、勿体無いとの気持ちが先にたちます。
大きな親切大きなお世話とは言いませんが、難しい所です。
食べたい物であれば、デッキ14に行けばバイキングスタイルでスイーツもソフトドリンクも好きな物が頂けます。
ですから、三時のお茶は無くても全く問題ありません。
それと有料レストランでの無料での利用が二回ほど出来る事です。
有料レストランですから予約が必要ですが、バトラーさんがいつどこを予約しますかと尋ねてきます。
好きなレストランの好きな日の好きな時間帯にブッキングしたいとのバトラーさんの気持ちなんです。
団体ツアーでは全体が流れも気になる所ですから単純に自分の好みの日程で決まられない所があります。
いつもJTBで有料レストランの招待日があるのが恒例ですから、その日は外さなければなりません。
でも、少し気取って高級な有料レストランに行くならば、フォーマルナイトに利用したいのが人情です。
フォーマルナイトで無い日だと、わざわざ少しおめかししてスマートカジュアル程度にしなければなりません。
また、フォーマルナイトのシアターは招待状がキャビンに届き、スイートクラス専用の席が確保されています。
シアターの上の階の中央部に確保されていますが、ショーの開始時間になるとスイートの優先が解除されてその他のキャビンの方も入れます。
我が家は殆どショーを見に行く事が有りませんでしたから、バトラーさんから来るように催促されて眠い(夕食時に飲むので)目をこすっていきました。
その他スイートなのかリピーターの特典なのか分からない面もありますが、有料アイスの無料での試食券やランドリー詰め放題の割引やその他細々した特典があります。
スイートキャビンの最後の特典として下船時の優先スーツケースです。
前日にスーツケースに番号の付いたタグを付けてドアの前に出します。
スイートですから優先下船されますが、団体ツアーで全員同じ番号のタグとつけるのが普通です。
添乗員さんに引率されて降りますから、全員同じ所に無いと不便なのです。

如何でしたでしょうか。あなたはスイートそれともリーズナブルな内側窓なしでしょうか。
どのキャビンを選択するかはその人の船での時の過ごし方に依るのかもしれません。









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7 コメント

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海側バルコニー付 (ピアノ)
2015-11-16 10:01:06
おはようございます。
私は海側バルコニー付のお部屋を選びます。
一度の経験のみで他を知らないのですけれど、スイートは予算上はじきます(^^;;上等のサービスを享受する知識も無いですし。
寝るのみのお部屋はその閉塞感が怖いです。
つかまり歩きしかできないほど台風で大揺れした時、潮風を浴びながらバルコニーで1時間過ごしたら船酔から立ち直りました。内側のお部屋の方は、お部屋で寝ていられない~( i _ i )と。
プライベートの空間から外の景色や風が感じられないお部屋に10日間、私には辛そうに思います。
クルージングの旅、ダイニングで 出される物を全て食べていたら絶対肥りますね(^^;;さらに無料だと思ってビュッフェであれこれ食べたらえらいことです(*_*) だから、飲食のサービスをそれほど享受できない私(^^;;お酒が無料なら元は取れるかも?
部屋にいながらいつでも見られる大海原とエクスカーション、これが一番の魅力です。次はワイン持ち込みで行こうと思います(^.^)
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海側バルコニー付 (原村)
2015-11-16 19:57:12
こんばんは、ピアノさん。
いつもコメントありがとうございます。
旅の形態も多様化する現在に於いて選択肢は大いにこしたことが無いとおもいます。
閉所恐怖症でなければ内側窓なしも良いかもとかんじました。
プールサイドでエアロビクスや料理教室(寿司の造り方)などイベントは盛り沢山です。
酔い止めのピルはゲストリレーションで無料に頂けます。
吠える南緯40度線で話題になりました。
頂かずに済みましたが、大きくても揺れる時は揺れますよね。
公共空間ではない、プライベート空間での景色や風景や潮の香や風を感じる事は船旅の醍醐味の一つかもしれません。
重点をどこに置くかで旅の姿も多様化する事ができます。

クルージングでは基本的に船内にアルコール類は持ち込めません。
セキュリティで預かられて下船時に戻ってきます。
でも、エクスカーションから船に戻った時のセキュリティーで二度とも通過できました。
保管するのも面倒なためでしょうか。
飛行機の液体物での爆発物問題ではありません。
船内での営業的な問題からです。
また、タックスフリーとの兼ね合いです。
ワインを持ち込む時、セキュリティーを通過出来て預けられない事を祈っています。
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ウォッカ (ピアノ)
2015-11-16 20:16:31
こんばんは。

私もドキドキでサハリンからウオッカを2瓶持ち込みました。
添乗員は絶対没収になって返してもらえないですと言いましたが、現地ロシア人ガイドさんは絶対大丈夫!と。どちらを信じようか悩んで持ち込みましたらスルーでした。
横浜で乗船する時、1人ワイン750ml2本まで持ち込み可でした。キャビンで開栓するなら非課税、それ以外は幾らかの手数料と税金がかかりました。荷物が重くなるからと持ち込みませんでしたが、船内でアルコールがあまりに高くて持ち込めば良かったと思ったのですけれど、船によって色々なのですね。
酔い止めは酔う前に飲まないとダメですね(^^;;
私はまずいと思って直ぐに飲んだので良かったですけれど、ちょっと我慢した人は数時間は苦しむことに……。
船の中ではショー、映画、コンサート、カルチャー、どこかでいつでも何かやっていて、船内新聞の読み方がわかれば退屈する暇がありませんね。
JTBから新コースの案内が届きました。
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プリンセスクルーズ (原村)
2015-11-16 22:21:51
知りませんでした。
プリンセスクルーズでは船内持ち込み可なんですね。
キャビンで飲むならと言う事は、ご自宅で飲むのと同じであると船会社が考えてくれているのでしょうか。
それとも日本発着のみなのか知りたい所です。
基本的に没収はあり得ないと思っています。
下船時に戻る筈です。

細かい事ですいません。
一寸気になる事が、船に持ち込む時大桟橋にタックスフリーの売店があるのですか。
例えば空港のセキュリティ&イミグレーションを通過後のタックスフリーのようなお店が。
国内のお店だと既に課税されて居ますので、キャビンで飲んでも日本の税金は課っているかと。
キャビンで飲めば、持ち込み料が取られないとの意味でしょうか。
プリンセスクルーズはバルト海の航海の一度だけでしたので船外でのアルコール類購入の経験はしませんでした。
船内の店舗で買えば免税ですが、レストランなどで飲むアルコール類は高く感じます。

JTBさんのお得意さん誕生ですね。
素敵な船旅を満喫してください。
新しい情報ありがとうございます。
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ワインの持ち込み (ピアノ)
2015-11-17 00:38:06
少し寝ぼけまなこですけれどお返事を(^^;;
スーツケースに1人750ml2本まで可でした。
桟橋付近で購入とかの条件はなく、
父と2人で4本、我が家にストックしてあるお気に入りを持ち込みたかったのですが、重くなるしかさばるし諦めて後悔しました。
下船時に請求書みて、あちゃーでした。

寄港地で購入するアルコール、サハリンでは現地ガイドさんは外貨を落として欲しい感じ。JTB添乗員は面倒を避けたいという思惑か、船の中で買うことを勧められました。お預かりという没収で返却されないかもしれないですが、それでも良ければどうぞって言われて、ムッとした私はチャレンジしました(^^;;ポケットが一杯付いているベストに突っ込んでペットボトルに見える事を祈りながら…。
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補足 (ピアノ)
2015-11-17 00:47:22
寝ぼけまなこでのコメントですみません。
税金でなくて、持ち込み料だったのでしょうね。
公のスペースで開栓するなら1本につき幾らか支払うことになっていました。
説明書きのどこかに書かれていました。
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アルコール (原村)
2015-11-17 17:55:59
こんばんは、ピアノさん。
アルコール類で一番好きなのがビールでしょうか。
自分にとっては取り敢えずビールではなくて、ビール一番です。
オクトーバーフェストに行ってみたいです。
次に好きなのがワインでしょうか。
ワインは奥が深い感じで、アルコール度がそれほど強くも無いところが好きなのかも。
朝ドラのマッサンで余市をオンザロックで飲んだら大変美味しく昔を思いだしました。
最近は殆ど飲まなくなったウヰスキーでしたが、味わえばやっぱり美味しいですね。
アルコールで有れば何でも良いのかも。
サハリンの現地ガイドさんは外貨を落としてほしいのでしょうね。
モスクワやペテルブルグから遠く離れえ極東の地ですか、地域活性化に意欲的なんですね。
JTBさんは問題が起きると困るので、どちらの気持ちも分かります。
クルーズ船ではシーパスカードで支払いができてしまうので、ついつい飲み過ぎてしまいます。
5分も歩けば我が家のキャビンに到着ですから。
酔いつぶれて、ショーをいつも辞退していました。
シアターでイビキかいて寝ているのでは迷惑なので。
寝に帰るのが近いのもよしわるしですね。
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