秋の発声セミナー

2015年08月28日 | 日記
10月12日(月・祝)の午後、「秋の発声セミナー」を開講することにしました。前回取り組んだバッハの合唱曲を仕上げます。前回の反省を踏まえ、今回は3部構成とします。最初の1時間はレクチャー&エクササイズ、次の1時間は合唱、そして最後の1時間は茶話会形式のディスカッション(質疑応答)。質疑応答と言ってもあまり堅苦しくなく、10~15分ずつ各テーブルを回って懇談するという形です。参加費は各部1,000円。リサイタルの時に受付にチラシを置きたいと思います。教材の「Jesus bleibet meine Freude」は今年のクリスマス会の合唱曲にする予定です。そろそろクリスマス会が視野に入ってきました。リサイタルが終わったら、気分を一新して12月に向かうこととしましょう。
そうそう、昨日の地方紙にリサイタルの告知記事が出ました。取材当初は夕刊に掲載されるという話だったのですが、朝刊に空きスペースができたそうで、結構大きな記事でした。担当は若い記者さんでしたが、確かにそんな話もしたよなあ、というようなことが端的な言葉でわかりやすくまとめてありました。「歌詞の宗教性が強く、祈りや喜びに満ちているところにひかれました」、「歌詞が描く喜びと歌える喜びを重ね合わせて歌いたい」と吉田は語った、と書かれています(笑)。いかにも私が言いそうな台詞ではあります(爆)。自分がもともと文学寄りの人間で、歌詞に対する共感が歌う原動力になっていることを再認識しました。ドイツ歌曲のテキストの精神性の高さは、声楽諸ジャンルの中でも群を抜いています。それらのすべてが喜びや祈りの表現というわけではありませんが、少なくとも深い内省や俯瞰的なまなざしに貫かれていることは確かです。歌だけでなく、ドイツ音楽は全般的に精神的な深みを感じさせますよね。スペシャルゲストのN氏によるバッハのシャコンヌも際立って「深さ」を感じさせる曲です。ああ、すごく楽しみ!!
来年1月のチャリティコンサートに向けて明日からメサイア合宿です。阿蘇に一泊します。こちらも楽しみです。

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