ワーグナーのガラコンが終わりました。我らが合唱団にとっては最初で最後であろうと思われる体験でした。ドイツ語で歌うというコンセプトの我が団が、イタリア人マエストロの指揮で歌わせて頂く機会があろうとは想像もしなかったことでした。オケ伴で歌う機会も貴重でしたし、何より、ワーグナーのような大規模の作品には我が団単独では到底手が出ません。一緒に歌いませんかというオファーがあったからこそ実現したことでした。主催者ならびに関係各位に心から感謝申し上げたいと思います。
これだけの規模の催しとなると関係者の数が半端ではなく、様々な手違いや行き違いは避けられません。しかし、若い人の多い組織体には情熱を形にするだけのパワーがあります。様々なトラブルに臨機応変かつ機敏に対応する力もあり、結果的に素晴らしい公演になりました。とりわけゲストのソリストお二人の歌は驚嘆すべき演奏で、オケの後ろにいる私たちのところにも少しのムラも曇りもなく、ドイツ語の歌詞の一字一句まで完璧に聞こえてきました。あの響きの豊かさ、艶やかさは、お二人の年齢を考えると(失礼!)神技に思えます。絶頂期の声と言って過言ではないと思います。
すべてが終わり、打ち上げの席で一言挨拶を求められた私は、団長の代理として今回の経験に謝辞を述べた後、「熊本の片隅でこそこそと(笑)ドイツ語の歌を歌っている私たちの存在を、こちらの皆様がどうしてご存じだったのでしょうか。おそらくはI代表と私が大学の同窓であることから、同窓生の誰かを通じて情報が伝わったのだと思いますが...」と言うと、I代表が「えっ!?」と声を上げて立ち上がるではありませんか(笑)。何と、彼は私が大学の同窓である(それも2学年違いで、在学期間が重なっている)ことを知らなかったのです。この反応にはこちらが驚きました。だって、彼とは数年前、大学同窓会でモツレクをやった時にもご一緒したのですから。どうやら私は彼の記憶からすっかり消去されていたようです(笑)。道理で、何だかやけに私に対して他人行儀だった訳です。雑談の時に「これからはもう私を先生と呼ぶのはよして、名前で呼んで下さいね」と言うと、即座に「はい、李佳様」と来ました(爆笑)。ともあれ、これからも音楽仲間として良い関係を保っていきたいと思います。
一夜明けて今日、従妹の結婚式がホテルのチャペルで行われました。親戚たちと一緒に着席すると、女性2人のコワイアーの声が、どうもどこかで聴いたことのある声です。遠目から見る立ち姿も何となく誰かに似ています。退場する時に側に寄ってみてわかりました。2人のうち1人は、大学の同級生のMちゃんでした。もう1人も、時々Mちゃんとユニットを組んでいるOさんです。私は直接はOさんと面識はありませんが、うちの合唱団のメンバーにもOさんのグループの方がいらっしゃるし、彼女の歌は何度も聴いています。熊本は狭い!
そう言えば、前述のモツレクの打ち上げの席でI代表と親しくお話をした時、その場に一緒にいたのがMちゃんでした。昨夜そのことを思い出していただけに、ちょっと奇妙な気分になったことでした。
これだけの規模の催しとなると関係者の数が半端ではなく、様々な手違いや行き違いは避けられません。しかし、若い人の多い組織体には情熱を形にするだけのパワーがあります。様々なトラブルに臨機応変かつ機敏に対応する力もあり、結果的に素晴らしい公演になりました。とりわけゲストのソリストお二人の歌は驚嘆すべき演奏で、オケの後ろにいる私たちのところにも少しのムラも曇りもなく、ドイツ語の歌詞の一字一句まで完璧に聞こえてきました。あの響きの豊かさ、艶やかさは、お二人の年齢を考えると(失礼!)神技に思えます。絶頂期の声と言って過言ではないと思います。
すべてが終わり、打ち上げの席で一言挨拶を求められた私は、団長の代理として今回の経験に謝辞を述べた後、「熊本の片隅でこそこそと(笑)ドイツ語の歌を歌っている私たちの存在を、こちらの皆様がどうしてご存じだったのでしょうか。おそらくはI代表と私が大学の同窓であることから、同窓生の誰かを通じて情報が伝わったのだと思いますが...」と言うと、I代表が「えっ!?」と声を上げて立ち上がるではありませんか(笑)。何と、彼は私が大学の同窓である(それも2学年違いで、在学期間が重なっている)ことを知らなかったのです。この反応にはこちらが驚きました。だって、彼とは数年前、大学同窓会でモツレクをやった時にもご一緒したのですから。どうやら私は彼の記憶からすっかり消去されていたようです(笑)。道理で、何だかやけに私に対して他人行儀だった訳です。雑談の時に「これからはもう私を先生と呼ぶのはよして、名前で呼んで下さいね」と言うと、即座に「はい、李佳様」と来ました(爆笑)。ともあれ、これからも音楽仲間として良い関係を保っていきたいと思います。
一夜明けて今日、従妹の結婚式がホテルのチャペルで行われました。親戚たちと一緒に着席すると、女性2人のコワイアーの声が、どうもどこかで聴いたことのある声です。遠目から見る立ち姿も何となく誰かに似ています。退場する時に側に寄ってみてわかりました。2人のうち1人は、大学の同級生のMちゃんでした。もう1人も、時々Mちゃんとユニットを組んでいるOさんです。私は直接はOさんと面識はありませんが、うちの合唱団のメンバーにもOさんのグループの方がいらっしゃるし、彼女の歌は何度も聴いています。熊本は狭い!
そう言えば、前述のモツレクの打ち上げの席でI代表と親しくお話をした時、その場に一緒にいたのがMちゃんでした。昨夜そのことを思い出していただけに、ちょっと奇妙な気分になったことでした。