忙しくてしばらく更新できない間に北海道でも大きな地震がありました。熊本にも大きめの余震が何度もやってきた上、追い討ちをかけるような雷と豪雨。雨漏りに悲鳴を上げている友人たちがいるのに為す術がなく、もどかしさでいっぱいです。自然の前に人間の何と無力なこと。しかし、人間も本来は自然の一部であり、すべてはつながりあって大きな一つの命を成しているのだ、という感慨も湧いてきて、雷鳴と稲光の交錯する中で一瞬奇妙な恍惚感に打たれました。
万象の触媒たらむ小夜の雷(らい)
夜通し雷鳴の轟いた翌日の句会で満票を頂いた一句です。
さて、レッスンに復帰された生徒さん方と共に、以前ご紹介したエクササイズNo.1を繰り返し試しては有効性を実感していますが、もう少し補足したいと思います。
耳、眼球、鼻をゆるめた後、今度は口です。首の付け根を両手の指で支えて上を向き、視線を後方に動かしながらムガーッとライオンかオオカミのように口を開けます。こめかみや額関節がメリメリッと音を立てるぐらい開けると、後頭部の筋肉が動いて首の付け根がぐーっと縮み、口を閉じると元に戻ります。これを何度か繰り返すと、蝶形骨にアソビができるのが実感できます。
次に、蝶形骨とともに大事な骨である仙骨に動きをつけるエクササイズ。仙骨が動くことで脳脊髄液の循環が促進され、ポンプ作用で後頭骨が押され、連動して篩骨と鋤骨の間にわずかな隙間ができ、そこから声が抜けるのだと以前W先生から教わりました。その仙骨エクササイズは至極簡単です。足を肩幅に開いてまっすぐに立ち、視線は真正面に。両手を「前へならえ」のポーズにセットし、水を掻くように両手を背後へ持っていくと反動で両手が元の位置に戻ってきます。これを間断なく繰り返します。両手が後ろに行く時に上体が前傾しないよう、まっすぐに立ったままで。数十回繰り返して静止すると、掌と足の裏に熱を感じます。このエクササイズは力を入れずにやります。とても気持ちが良いです。
この後、かかとに重心を置き、呼吸とともに重心がゆらぐのを確認するエクササイズもありますが、それはまたいずれ。ともかく、蝶形骨と仙骨を動かすと体の感度が高まり、その後の呼吸の練習やストレッチの効果も倍増します。どうぞお試し下さい。
万象の触媒たらむ小夜の雷(らい)
夜通し雷鳴の轟いた翌日の句会で満票を頂いた一句です。
さて、レッスンに復帰された生徒さん方と共に、以前ご紹介したエクササイズNo.1を繰り返し試しては有効性を実感していますが、もう少し補足したいと思います。
耳、眼球、鼻をゆるめた後、今度は口です。首の付け根を両手の指で支えて上を向き、視線を後方に動かしながらムガーッとライオンかオオカミのように口を開けます。こめかみや額関節がメリメリッと音を立てるぐらい開けると、後頭部の筋肉が動いて首の付け根がぐーっと縮み、口を閉じると元に戻ります。これを何度か繰り返すと、蝶形骨にアソビができるのが実感できます。
次に、蝶形骨とともに大事な骨である仙骨に動きをつけるエクササイズ。仙骨が動くことで脳脊髄液の循環が促進され、ポンプ作用で後頭骨が押され、連動して篩骨と鋤骨の間にわずかな隙間ができ、そこから声が抜けるのだと以前W先生から教わりました。その仙骨エクササイズは至極簡単です。足を肩幅に開いてまっすぐに立ち、視線は真正面に。両手を「前へならえ」のポーズにセットし、水を掻くように両手を背後へ持っていくと反動で両手が元の位置に戻ってきます。これを間断なく繰り返します。両手が後ろに行く時に上体が前傾しないよう、まっすぐに立ったままで。数十回繰り返して静止すると、掌と足の裏に熱を感じます。このエクササイズは力を入れずにやります。とても気持ちが良いです。
この後、かかとに重心を置き、呼吸とともに重心がゆらぐのを確認するエクササイズもありますが、それはまたいずれ。ともかく、蝶形骨と仙骨を動かすと体の感度が高まり、その後の呼吸の練習やストレッチの効果も倍増します。どうぞお試し下さい。