教会のクリスマス

2019年12月22日 | 日記

世界遺産になっている天草の崎津集落に、崎津教会という教会があります(崎津教会自体は世界遺産ではないのだそうです)。海の見える素敵な教会です。昨日そこでクリスマス・コンサートがあり、私たちもM先生に率いられて出演してきました。東京、北九州、熊本と各地から集まったメンバーで構成されたクワイヤーで30分間のミニ・コンサートです。私たちは讃美歌とゴスペルを歌いましたが、他に古楽器や合唱のグループの演奏もありました。
崎津教会の内部は畳敷きで、その上に椅子を並べてお客様が腰かけ、私たちは祭壇の前に立ってお客様の方を向いて演奏しました。雨天にも拘わらず立ち見が出そうなほどのお客様の数でした。
しっとりと格調高い讃美歌と、愛のメッセージのこもったゴスペルの組み合わせがとても良かった、と思います。歌っていてとても楽しかったし、胸が熱くなる瞬間も何度もありました。それに、東京から歌いに来てくれた若人3人衆の素晴らしい声とリズム感が出色で、お客様もとても喜んで下さって、濃密な時間でした。
それにしても崎津は随分遠いところでした。何しろ車で片道3時間以上です。日帰りできないこともなかったのですが、大事を取って前泊することにして、下田温泉の鄙びた民宿にIさんと2人で泊まり、ゆったりと一夜を過ごしました。これは正解だったと思います。お陰で日常から完全に離れ、身も心もコンサート仕様に整えて(笑)臨むことができました。
終演後、ライトアップされた教会を写真に撮ったのでアップします。もう少し暗くなっていればもっと鮮やかに写ったと思いますが、雰囲気だけでも。せっかくなので大江天主堂にも行ってきましたが、こちらも見事なイルミネーションで、とても感激しました。寒く暗い戸外に美しく光る電飾、こんなにも心を引き立ててくれるんですね。

クリスマス会終了

2019年12月16日 | 日記
令和元年も残り半月。昨日は令和初にして最後のクリスマス会を開催しました。例年12月23日に開催してきたこの会は、生徒さん方の年に一回の演奏発表の場として32回を数えますが、12月開催が難しくなったので、次回から2月23日に日を移すことにしました。
さて、そのクリスマス会、昨日無事終了しました。年々皆さんが上達していかれるのが嬉しくて、演奏を聴けば準備の大変さも吹っ飛んでしまいます。今年も高校2年生から80代までの24名の生徒さんが、個性豊かにいろいろな歌を歌って下さいました。オープニングの混声4部合唱「こころに主イエスを」に始まり、イタリア歌曲、日本歌曲、ドイツ歌曲、オペラアリア、ポピュラーソング、讃美歌などなど、そして今年は邦楽の演奏も。着物を着て三味線で端唄を歌われた美魔女のTさんには客席(特に男性(笑))の目が釘付けになり、和太鼓の演奏には文字通り痺れました(爆)。客演のチェロ独奏、メゾソプラノ独唱もさすがの貫禄です。全部で2時間半ほどの、心満たされるひとときでした。
終演後の会食の時も、皆さんとても楽しそうで、やりきった充実感に溢れていました。聴きに来て下さったお客様からも「皆さんが純粋に真摯に歌われる姿に感激しました」というお言葉をたくさん頂き、「どの方も皆、本当に毎年上達していかれますね、素晴らしいです」というお言葉もあり、心から嬉しく思いました。毎年この日はレスナー冥利に尽きる一日です。

最後のクリスマス会のご案内

2019年12月09日 | 日記

先日の福岡でのクリスマス・コンサートは、アットホームな雰囲気の中で無事終了しました。昨年も一緒に出演したNさんご一家の3人のお子さんが大きくなっているのに驚きました。子供が大きくなるのは早いですね。
私は今回はシューベルトの「野ばら」、「音楽に寄す」、リストの「愛の夢」、最後にマロッテ作曲「主の祈り」を英語で歌いました。終演後、教会の信者さんが「礼拝で「主の祈り」を日本語で歌っているので、英語版を聴けて嬉しかったです」と仰って下さって、皆さん喜んで下さいました。私も嬉しかったです。
さて、来週の日曜日はうちの教室の発表会です。毎年12月23日の天皇誕生日に「クリスマス会」として発表会を開催してきましたが、今年は12月23日が祝日ではないので日曜日に行うしかなく、ちょっと早めの15日と相成りました。
来年以降も12月23日は祝日にならないようなので、次回から発表会を新しい天皇誕生日の2月23日に移動したいと思います。12月にこだわると第九の演奏会とぶつかるリスクが大きいですし、日曜日開催だと教会の聖歌隊の皆さんが出演できませんので。
そういうわけで、「クリスマス会」として開催するのは今年で最後になります。今回は和太鼓や三味線の演奏もあります。入場無料ですので、お時間のある方はどうぞご来聴下さい。