連日コンサート

2014年12月28日 | 日記
年の瀬も押し詰まった12月27日、今年最後のイヴェントである東北復興支援チャリティコンサートが無事終わりました。
最初にM先生のオルガン演奏によるクリスマスキャロルを2曲、ア・カペラの古い合唱曲を1曲、そして小林秀雄の「飛騨高原の早春」と「落葉松」を歌って前半を終え、後半は昨年同様、このコンサートの会場であるルーテル教会のS牧師による聖書朗読を挟みながらの「メサイア」抜粋演奏でした。
私たちの合唱は月1回1時間の練習で本番を迎えているので、当日は薄氷を踏む思いですが、主催者で指導者のM先生には大きな見通しと信頼がおありのようで、どんな状況でも一言も不安を口に出されず、とにかくその場その時における最善を目指して根気よく、的確に熱く指導されます。その姿勢には私も大いに学ぶものがあります。今回は教会のオルガンの位置が会堂右後方に移動されていて、祭壇左手のアップライトピアノと遠く離れてしまっていました。この配置での演奏はオルガニストもピアニストも相当に骨が折れたでしょうが、指揮者のM先生のご苦労はそれ以上だったと思います。加えて、私を含め体調不良のメンバーが数名いて、前日リハでは合唱もかなり危なっかしく、最初はどうなることかと思いました。しかし「火事場の馬鹿力」で、ア・カペラの曲も小林作品も練習より数倍良い出来で、歌いながらちょっと感動してしまいました。
第1部の後、M先生が被災地の現状を聴衆の皆様に少しお話され、休憩をはさんで後半はいよいよ「メサイア」です。抜粋とはいえ量的には昨年の倍ぐらいあったと思います。メサイアは素晴らしい作品ですから、これを歌うことはメンバー一同にとって大きな喜びではありますが、腰痛・咳・五十肩のトリプルパンチからようやく脱却したばかりの私にとって、6曲の合唱曲と7曲のソプラノソロを併せてぶっ通しで歌うのは体力的にかなりの負担で、途中から姿勢を保つのもしんどくなってきました。しかし、お客様の雰囲気が非常に温かく、その空気に支えられて何とか最後まで歌いきることができました。最後の「ハレルヤ」合唱は昨年同様、M先生が「皆様もどうぞご一緒に」と呼びかけ、客席からお2人の女性が出てきて私たちの合唱に加わって下さいました。他のお客様も客席から唱和して下さってのグランドフィナーレとなり、演奏後、S牧師のお祈りで幕となりました。音楽会で皆で心を合わせて祈るということはあまりないことかもしれませんが、非信徒のお客様が「とても有意義だった」と感想を寄せて下さいました。高揚した心が祈りによって鎮められ、深い余韻とともにコンサートは終了しました。
会場にはくみさんの義理の妹さんと、くみさんの2人の姪御さんの姿も見えました。昨年夏の合宿でくみさんも一緒にメサイアを練習したことが思い出されました。今日もくみさんはきっと私たちと一緒に歌ってくれていたと思います。終演後、M先生と3人をお引き合わせすることもできました。くみさんも喜んでくれたことでしょう。
終演後の打ち上げも和やかに盛り上がり、11時過ぎに散会。そして翌28日、午前中の用事を済ませてJRで県南へ向かいました。Nさんが歌のコンサートをされるのです。Nさんは旅館の女将さんで、還暦を機に、旅館に併設のホールで毎年コンサートを開催しておられます。毎月のレッスンもここでさせて頂いています。理解あるご家族に支えられ、多忙な毎日の隙間時間にコツコツと練習を積み重ねられるお姿にはいつも頭が下がる思いです。今年は、前半に日本歌曲、イタリア近代歌曲、ドイツリート、そして後半は「いつか歌ってみたい」とおっしゃっていたシューマンの連作歌曲「女の愛と生涯」全8曲にチャレンジされました。2週間前のレッスンでは絶好調だったNさん、このところの寒さと忙しさも相俟って疲労の蓄積が限界に達したようで、開場30分ほど前に私が会場入りした時にはかなり辛そうなご様子でしたが、少しだけ発声の調整をしていざ開演。固定客の皆さんが温かく見守られる中、Nさんの美しい歌声が響きます。女将というお立場の宿命で、万全のコンディションで本番に臨むことはなかなか難しいNさんですが、歌声を聴いていると、与えられた環境の中で精一杯の努力を重ね、歌を愛する気持ちをこうしてお客様と分かち合おうとされる意欲こそ、演奏者として最も大切な資質なのだと教えられる思いがします。時折ハッとするほど伸びやかな声が響き、じっと聴き入っているお客様から感嘆の吐息が漏れます。心を尽くして歌いおさめられた後、アンコールに歌われた「落葉松」の日本語の美しさは出色でした。
終演後はお身内や親しいご友人たちとの楽しい宴が設けられ、私もお招きにあずかりました。Nさんのお身内はお互いとても仲が良く、皆でNさんの歌を理解し、支えておられます。この素晴らしい応援団とNさんのお人柄との相関関係は部外者の私にもよくわかります。何か打ち込むものを持っている人にとって、身近な人たちの応援がどれほど心強いか。お互いに対する深い信頼がなければ応援してもらうことはできません。Nさんのこれまでの生き方がここに反映しているのだと思います。
M先生とNさんと私の共通項は「制約の中での音楽活動」です。世界をまたにかけているM先生とてそうなのです。しかし、気持ち次第て制約は「くびき」ではなくチャレンジの踏み台となります。すべてが意のままになる身の上では却って頑張る意欲が湧いてこないものですよね。そう思えば、自分の置かれている環境にもっと感謝しなくては、という気持ちにもなります。Nさん、素敵な演奏を有難うございました。どうもお疲れ様でした!

クリスマス会

2014年12月24日 | 日記
わが教室恒例のクリスマス会が昨日、例年にまさる大きな感動をもって無事終わりました。
実を言うと前日の夕方から右腰に不気味な痛みが走り始め、次第にひどくなり、下手をするとぎっくり腰になりそうで焦って近所の鍼灸院に飛び込みました。少し前に左腰を痛めたので、それを庇って右にひずみが出たのだろうという診立てでしたが、ともかく鍼で少し落ち着き、何とか無事に明日を迎えられますようにと祈りながら就寝。朝目覚めると、まだ痛みは残っているものの何とか動けます。ゆっくりゆっくり身動きしながら支度を整え、10時に会場入りすると、9名分の伴奏を引き受けてくれているUさんが既に来ていたので、10:30からリハーサル開始の予定でしたが、早めに来られた方たちから前倒しでどんどん伴奏合わせを進めました。今年は出演者が多いので、次々に切れ目なく5分刻みでリハーサルを進め、1:00から合唱のリハーサルです。この日初めて合わせるメンバーで、体調不良やご家族の都合で残念ながら急遽欠席の方がお2人いたので全部で32名です。ソプラノ13名、アルト11名、テノール5名(2人の女性が助っ人に入ってくれました)、バス3名という構成でしたが、とりあえず一回通してみようと思って歌って頂いたら驚くほど素晴らしい響きで、思わずブラボーと叫んでしまいました。客演のチェリストたちも絶賛してくれました。
そして開演。第1部では、最初に旧友のチェリストの生徒さんである小学生2人によるピアノと歌の演奏があり、続いて今回初出演の8名がソロを歌われます。中1、中2、中3、大学3年とフレッシュな顔ぶれに続き、熟女4名がイタリア歌曲を熱唱。数か月前からレッスンを始めた方たちばかりですが、なかなか堂に入っていて、リハーサルよりも良い出来です。続いて客演のチェロ演奏がソロとアンサンブルで3組、今回初めて出て下さったオカリナグループの演奏、県外の教会の聖歌隊4人組によるグレゴリオ聖歌とア・カペラの讃美歌、そして弾き語りの名手Mさんの演奏を聴かせて頂きました。チェロもオカリナもうっとりと聴き惚れる美しい音色、毎年「心が洗われるようです」と評判の聖歌隊は今年もまさに天上の響きでした。Mさんは過労で声が出なくなり、ぎりぎりまで出演が危ぶまれましたが、前日に何とか持ち直して無事参加して頂けました。本調子ではないものの、そうと知らなければ気づかないほど見事に木下牧子とさだまさしを演奏して下さり、拍手喝采。
例年のホームコンサートであればここらあたりで終わるぐらいのタイミングですが、今年はここからがまたすごい。第2部の冒頭はセミナーでいつもアシスタントを務めてくれるSさんです。連日のオーバーワークで体力が落ちていて、この日も午前中は調子が上がらずかなり焦っていましたが、本番ではちゃんと声が出ていました。次は今年2回目の出演になるテノールのNさん、長足の進歩を遂げられ、輝かしい美声を披露されました。この後もシューベルトの渋い歌曲やシューマンの美しい小品、シュトラウスの技巧的な難曲、ナポリ地方の情熱的なカンツォーネ、イタリアの古典歌曲や近代歌曲やオペラアリア、抒情的な日本歌曲など、ヴァラエティ豊かで表現力抜群の素晴らしい演奏が次々と繰り広げられただけに、掉尾を飾ってくれるはずだったYさんが体調不良でご参加できなかったのがとても残念でした。盟友Iさんと私が「メサイア」のアリアを歌い(1曲の前半をアルト、後半をソプラノが歌うアリアです)、最後に「さやかに星はきらめき」の大合唱。本当に素晴らしかった!助っ人として歌いに来てくれた後輩のM君が、YouTubeにアップできるように動画撮影をしてくれました。録音があまりよくないので実際の立体的な響きは望めませんが、雰囲気は伝わるかな?というところでしょうか。
長丁場の演奏が終わり、聖歌隊からご出演の皆さんへ来年のカレンダーのプレゼントを頂き、茶話会に移行しました。
今回は人数が多いのでいつものように私が司会進行をするのは大変だと思い、古い生徒さんでフリーアナウンサーをしているMさんに司会をお願いしましたが、これは大正解でした。「来年もお願いね」と拝み倒し、既に来年の予約まで取り付けましたが(笑)、さすがにこれだけの人数になると会場が少し狭過ぎました。立ち見の方もいて申し訳なかったです。平成元年以来ずっと12月23日に固定して開催してきたクリスマス会なので、これからもこの日程で続けていきたいと願っていますが、どこかもう少し広くて雰囲気が良く、交通の便も良い会場はないか、年が明けたら本気で考えたいと思います。
ともかく、ご出演下さった皆様、素晴らしい演奏を有難うございました。ご来聴のご家族やご友人の皆様にも感謝致します。伴奏の皆様、司会のMさん、大変お疲れ様でした!

佳境

2014年12月21日 | 日記
明後日はクリスマス会。このところ駆け込みレッスンが引きも切らず、朝の10時から夕方7時まで立て続けにレッスンという日もあります。生徒さんの人数すら把握していない呑気者のこととて、プログラムを作ってみて「あらまあこんなに多かったの!?」と驚いている始末なのですが、それにしても、いつの間にこんなに増えたんでしょう?
それはともかく、本番直前のラストスパートのこの時期に皆さんがそろって長足の進歩を遂げられるのには驚きます。やはり真剣度が違うのでしょう、反応も吸収力も普段の数倍勝っています。こういうレッスンは実にやりがいがあり、充実感があるので、レッスンがギュウ詰めになってもあまり苦になりません。肉体的にはいささか疲れますが、満足感いっぱいでコトンと眠りに落ちるので翌朝の目覚めが実に爽やか。「今日も頑張るぞー!」と朝からやる気満々です。
とは言え、先月から腰痛、咳、五十肩と続き、大げさに言えば満身創痍。先週の土曜日の「ちきゅう音楽広場」というイヴェントで私は合唱団の指揮をすることになっていたのですが、その数日前から右腕が上がりにくくて困りました。鍼治療に行くと「だいぶ肩が凝っていますね、これが一つの要因です」と言われましたが、外科医である団長は一言「加齢でしょう」(笑)。「リハビリのつもりで指揮をして下さい」なんて言われました。鍼治療のお蔭か、多少ぎくしゃくしたものの何とか無事に指揮を務めることができましたが、昨年の今頃、クリスマス会を終えた途端声が出なくなり、チャリティコンサートの本番で歌えなかった苦い記憶が生々しくよみがえってきます。体には気を付けようと思うのですが、なかなか休むヒマがなく、いつも薄氷を踏む思いです。生徒さんの中にも風邪や過労で声が出なくなってしまった方が複数おられます。せっかくクリスマス会に向けて頑張って来られていたので、何とか当日までに復調して下さるよう祈っています。
さあ、明日も朝から晩までびっちりレッスンです。頑張るぞ!

背中

2014年12月11日 | 日記
昨日やっとW先生のところに伺えました。10月に行く予定だったのが先生の体調不良でキャンセルとなり、11月は忙し過ぎて私が身動きできず、今月やっと1日だけ時間をひねり出して日帰りで行ってきました。阿蘇の噴火で前日の最終便と当日の始発便が欠航となり、またしてもキャンセルかと思われましたが、有難いことに何とか飛んでくれました。
午前中の便で飛び、午後2時頃W先生のお宅へ。2月の門下生発表会の全体のプログラム構成のことなどお話している中で、シューベルトを歌う予定の私に「あなた、せっかくカークビーのレッスンも受けてきたことだし、宗教曲を歌ったらどうかしら」と言われました。当初はリートを歌う人が少ないはずだったのですが、状況が変わってきてリートが5人になったのだそうです。日本歌曲が4人、オペラアリアが13人。宗教曲を歌う人が一人しかいないそうなので、もうすぐ熊本でのチャリティコンサートでメサイアを歌うことになっていることを話すと、それでいきましょうということになりました。
そこで早速声を聴いて頂きましたが、もう何ヶ月も練習らしい練習をしていないにも拘らず「あら、よくなってるじゃない」と言われました。「先生、私このところずっと咳が続いて全然歌えていないんです」と申し上げたのですが、不思議にもここでは咳など全く出ません。そして、カークビーのレッスンで言われたこととW先生のおっしゃることは全く同じでした。カークビーから「あなたは少し上ずり癖があるから、背中を下げるようにしてごらんなさい」と言われていたのですが、W先生もこの日、背中を下げることを教えて下さいました。「つま先を使って足から息を上げなさい、っていつも言っていたでしょう?でも、足からでは息のスピードが遅いのよ。その一瞬前に背中を下げて、そしてつま先から息を上へ飛ばすのよ」と言いながら、椅子に腰かけて背中と肩を下げ、足を使って深いハミングで息を高く上げるやり方を教えて下さいました。背骨はまっすぐに立てておき、下あごの力は抜いて目の後ろを広く開けるようにして息を後ろから上へ強く高速で飛ばします。なるほど、なるほど。
メサイアの中のソプラノアリア、Rejoiceを歌ってみました。小さなトリルが連続で出てくる部分は「6Hの鉛筆で細く書くように」、長めのトリルは上ずりがちなので、2つの音を往復する時に下の音の方に全体を引っ張る感じにします。やはり背中を使って声を出している感じになります。peaceという言葉で長く伸ばす音もやはり背中を広げ、「イ」を発音した直後に口の奥を縦っぽくして息を上咽頭腔へ持って行きます。そうするとヴィブラートが止まり、充実した響きになります。上への跳躍は仙骨を手前へ巻き込むようにしてやはり背中を下げると、うまくレガートでつながり、しっかりした響きになります。
もう一つ、How beautiful are the feet of themというゆっくりめの短いアリアと組み合わせることになり、こちらも見て頂きました。beautifulとareが同音で続く時、areが喉にひっかからないよう、息を上へ引き上げること、beautifulのbをきちんと発音してビュという音がはっきり聞こえるようにすることなどを教わり、とても歌いやすくなりました。
もっと歌いたかったし、お話もしたかったのですが、日帰りなのでここで時間切れとなりました。大変充実した時間で、大満足で帰途につきましたが、今日はまた咳が出て、夕方鍼治療に飛び込みました。やはり熊本の空気の汚れが咳の主要因のようです。熊本にお住まいの皆様、どうぞ喉のケアにご留意を。
なお、門下生発表会は年明けの2月2日(月)午後6時から東京文化会館小ホールにて行われます。二期会が後援して下さるそうで、出演メンバーも気鋭の若手からベテランのソリスト級まで錚々たる顔ぶれで、かなりの場違い感です(笑)。チケットは3,000円。私の手許にも20枚ありますので、ご希望の方はご一報下さい。

聖夜を知らない若者たち

2014年12月08日 | 日記
その昔、「戦争を知らない子どもたち」というタイトルの歌があったと記憶していますが、今の大学生の中には、何と「きよしこの夜」の歌詞で始まるあの超有名な「聖夜」の歌を知らない人がいるのです。大学1年生の授業で「今月の歌」として取り上げているオリジナルのドイツ語版「聖夜」、毎年12月にはどのクラスでも歌うのですが、先日何気なく「さすがにこの歌を知らない人はいないよね?」と言ったら「僕、知りません」という学生さんが数名いました。他のクラスでも訊いてみたら、「知らない」という人がどのクラスにも数名ずつ。知っている、という人たちも最初の「きよしこの夜」までしか歌詞を知らないらしく、英語ヴァージョンを知っている人に至っては皆無。それじゃクリスマスの歌と言ったら何を知っているの?と尋ねると、かろうじて「ジングルベル」は知っているそうです(笑)。
オーストリアの寒村の教会で作られたこの歌の誕生秘話は、以前は中学校の英語の教科書に載っていたものですが、今はもう載っていないようですね。オーバーンドルフという村の教会で、クリスマス前に教会のオルガンが壊れてしまったため、その教会の牧師さんに頼まれて、村の音楽の先生が、牧師さんが書いた詩に急遽ギター伴奏で歌える曲をつけた、というのがその顛末で、その簡素で親しみやすいメロディが世界中に広がり、今では多くの国で愛唱されているわけです。
同じような経緯をたどって世界中に広がったクリスマスの歌として「O Holy Night」があります。フランスの片田舎の教会の牧師さんに依頼されてアマチュア詩人カポーがクリスマスの歌の詩を書き、それに著名な作曲家アダンが曲を付けた(ここが「聖夜」とは違いますが)もので、1847年のクリスマスイヴにカポーの地元で初演された後、やがてロンドンで楽譜が出版されたのを機に世界各国語に訳されて広まりました。日本では「さやかに星はきらめき」という題で讃美歌として歌われています。普仏戦争中の1870年のクリスマスイヴに、戦場でフランス軍の兵士がこの歌を歌い始め、呼応するようにプロシア兵がルターのコラールと「聖夜」を歌い、暗黙の裡に24時間の停戦が成立したエピソードはよく知られています。わが教室恒例のクリスマス会で、今年はこの「さやかに星はきらめき」を全員合唱する予定です。うちのクリスマス会の合唱は我ながら惚れ惚れするほど素晴らしいので、今年の合唱もとても楽しみです。