コンサート案内

2016年07月28日 | 日記
9月3日(土)午後3時から友人のヴォーカルコンサートがあります。私も賛助出演させて頂きます。
チラシを添付しようと思ったのですが、プリンターが変わったせいかやり方がわからなくなってしまい、何度トライしてもダメで、しまいには画面が真っ暗になって固まってしまいました(-_-;)仕方ないので文面でお知らせします。

岩佐銘江ヴォーカルコンサート
日時 2016年9月3日(土)15:00開演(14:30開場)
場所 日本福音ルーテル健軍教会(熊本市東区新生)
出演 岩佐銘江(メゾソプラノ)、西田博(特別出演、ヴァイオリン)、蓑毛富子(オルガン、ピアノ)、吉田李佳(賛助出演、ソプラノ)
プログラム 「スターバト・マーテル」より(ペルゴレージ)、この道 待ちぼうけ 赤とんぼ(山田耕筰)、我が母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)、サマータイム(ガーシュイン)他 ヴァイオリン独奏:愛の喜び(クライスラー)、トロイメライ(シューマン)、ユモレスク(ドヴォルザーク)他
入場料 一般2,500円、大学生以下1,000円(全席自由)

昨年の同じ日に私がリサイタルをした折「来年は私が賛助出演するから」という話になり、会場も早々に予約してあったのですが、地震でホールが使えなくなり、会場探しで準備が遅れてしまいました。それでも、阪神大震災の被災者でもあるIさんは「こんな時だからこそ」という深い思いをもって準備に勤しんでいます。チラシ裏の挨拶文を転載します。
~この春、私たちは予期せぬ大きな出来事に見舞われました。さまざまな思いを抱えながら、私たちはまた日常をあゆみ始めました。今、どのような音楽をお届けすれば、皆さまに喜んで頂けるのか。いつの時も音楽は私たちに寄り添ってくれます。心癒され、元気になれる、そんなコンサートにしたいと願って、素敵な仲間たちにも集まって頂きました。ゲストにヴァイオリンの西田博氏、オルガン、ピアノ、編曲の蓑毛富子氏、在熊のソプラノ、吉田李佳氏。多彩な個性が心ひとつに織り成すハーモニーから、明日への活力が生まれることと信じています。音楽のあるひと時をご一緒に過ごしませんか。ご来場を心よりお待ちしております。~

オーガナイザー兼伴奏者のM先生は、東京から東北と九州に毎月足を運び、精力的に被災者支援に取り組んで下さっています。今も避難生活を送っている方が身近にたくさんいらっしゃる中でのコンサート開催には理屈では割り切れない葛藤もありますが、私たちにできるのは、どんな時も自分の本分を尽くすこと。Iさんも私もそう自らに言い聞かせながら迷いを振り切っています。熊本の皆様、お時間がおありでしたらどうぞご来聴下さい。




研究会構想

2016年07月11日 | 日記
今年の8月11日は初の「山の日」という祝日だとか。かねてからの懸案だった声楽発声研究会をこの日に行おうと思います。
昔の話ですが、その当時師事していた歌の先生が定期的に「研究会」という内輪の催しをなさっていました。お弟子さん達が集まって、練習中の曲を皆さんに披露するのです。無論伴奏付きの暗譜で。曲を「仕上げる」練習です。外国語の歌の場合は、歌う前に自分で訳した歌詞を読み上げ、簡単な解説もします。発表会ほどの緊張感ではありませんが、人に聴いてもらうわけですからそれなりに「満を持して」(?)、その時点なりの精一杯の演奏をします。歌い終わると先生から一言コメントを頂き、終了後の茶話会では参加者がそれぞれ感想や意見を交換し合います。
以前から「ドイツリートの研究会をやって頂けませんか」と生徒さんに言われていたのですが、やり方の具体的なイメージが湧かず、棚上げにしていました。でも、あの「研究会」のような会なら、一般向けの「発声セミナー」と年に1度の「クリスマス会」の中間的な位置づけで実現可能かもしれません。ともかく最初の一歩を踏み出してみることにしたいと思います。

梅雨の終わり

2016年07月09日 | 日記
まだ梅雨明け宣言は出ていませんが、高温注意報が出るほどの暑さで梅雨明けかと思いきや、またまた土砂災害が危ぶまれる大降り。それでも、鳥や虫の声が聞こえると日常を実感します。
毎日を丁寧に生きよう、と心に深く期した大地震の後、モノにも人にもきちんと心を添わせて生活することを自分なりには心がけているつもりですが、もともと超がさつな性格なので、我ながら「あーあ」と思うことしばしばです。しかし、地震以来「有難いなー」と思う回数が増えました。人と会うだけでも、一瞬「一期一会」という言葉がよぎります。会おうと思えばいつでも会えると思っていたのは錯覚で、これが最後かもしれないのだから、この一回が有難い(あることがむずかしいという意味で)。その気持ちと裏腹に、たとえ離れていても、その人を思えば一瞬にしてスイッチが入る、とでもいうような繋がりの感覚もあります。「あの人どうしてるかなー」と思っているところにまさにその人からメールが来たり、なぜか妙に気になってちらちらと心をよぎっていた友人から、人生の大事な決断についての報告があったりして、感慨を味わうこともよくあります。
今月もいつものようにM先生が東京から来られて、レッスンや合唱の練習プラス炊き出しや歌の会などつむじ風のように走り回ってまた東京へ戻られました。私は仕事があるのでご一緒できないのが残念ですが、心だけは一緒に連れて行ってもらっています。たくさんの方が遠方から熊本に心を運んで下さっています。M先生に物資を託される方もいらっしゃいます。特に東北の方たちは、まだご自分たちも復興の途上にありながら本当に親身になって下さって、涙が出ます。
こんなどさくさの中で本当に開催できるのか危ぶまれていたIさんのリサイタルも、9月3日(土)午後3時から開催が決定しました。M先生の伴奏で、私のリサイタルに特別出演して下さったヴァイオリンのN氏が今回も来て下さいます。私も賛助出演させて頂きます。熊本の皆様、ご来聴をお待ちしています。
そういうわけで、私もそろそろ歌の練習に本腰を入れないといけません。この際、以前からやりたいと思っていたレッスン会も始めようかと思っています。地震発生から3カ月、どうやら社会復帰の時のようです。