中止・延期

コロナウィルス禍で、3月に予定されていた様々なイヴェントが軒並み中止ないし延期になっています。
直近では、3月6日に南阿蘇のカフェ・ティッペルで開催予定だったミニ・コンサートが日延べになりました。一応4月3日に延期ですが、その頃の状況次第です。
3月20日に予定されていたくにたちコンサートも中止、内輪のコンサートも中止、お世話になった先生の退官記念の最終講義も延期。うちの合唱団の練習もしばらくストップです。練習会場が老健施設のホールなので、これは致し方ありませんね。
春の発声セミナーが開催できてよかったです。これが例年通り3月のお彼岸ごろにやる予定だったら、自粛せざるを得なかったでしょうね。
不運にも罹患された方々の一日も早いご回復と、事態の早期収束を切に祈ります。

発声セミナー終了

2020年春の発声セミナーが無事終了しました。
今日は15人のご参加を頂き、いつものようにレクチャー＆エクササイズ、合唱、質疑応答（茶話会）の3部構成で行いました。今日は男性のご参加が珍しく5人もあって嬉しかったです。
第1部はいつもあっという間の1時間です。今回は後ろ向きに歩きながら声を出す実験をやってみました。これは呼気筋優位になるのを防ぐ効果があり、立ち止まっている時よりも格段に声量もアップするし、何より自然で楽な声が出ていたのが素晴らしかったです。第2部では「おお、ひばり」を二重カノンで歌いました。音取りから始めて、今日は半分できればいいかなと思っていましたが、小一時間で何とか二重カノンの形になりました。すごい！コーダの部分はまだですが、次回しっかりやりたいと思います。第3部には7人の方が残って下さり、いろいろなお話をしました。邦楽をなさっている方から「腹式呼吸というのはお腹を膨らませることだと思っていましたが、違うんですね」というご質問がありましたが、これはよく訊かれる質問です。お腹を意図的に「膨らませる」のではなく、必然的に「膨らむ」、というのが本当です。息を吐き切って体の緊張を緩めると、反射的に肺に空気が入ってきて横隔膜が下がり、なりゆきとして横隔膜の下にある内臓が押し下げられる。でも下といってもスペースに限りがあるから、それ以上行くところがなくなって前へ押し出される。それで結果としてお腹が膨らむわけです。「横隔膜の動きを感じることができませんが．．．」という質問もありました。直接見たり触ったりできないので確かにわかりにくいのですが、小刻みに鼻呼吸をしてみると、お腹のあたりが動くのがわかると思います。これを横隔膜の動きととらえて差し支えないでしょう。今更ですが、やはり呼吸を理解し、マスターするのが声楽発声の第一歩ですね。
次回は9月です。「おお、ひばり」がどんなふうに仕上がるか、今から楽しみです。

アレクサンダー・テクニーク講習会のご案内

発声セミナー、ティッペル・コンサートのご案内に続き、アレクサンダー・テクニークの講習会のご案内です。
3月7日（土）熊本県立劇場第３練習室にて、S先生によるアレクサンダー・テクニークのレッスンが開催されます。午前中は個人レッスン、午後は2時半から4時半までグループレッスンです。翌８日は、希望があれば午前中個人レッスン、午後から金峰山の友人宅を会場にしてレッスンがあるそうです。9日の午前中は八代でグループレッスンです。
アレクサンダー・テクニークとは何ぞや。これは体験してみないとわからないことの典型です。キャッチコピー的に言えば「意識が変われば動きが変わる。動きが変われば体が変わる。」でしょうか。先生が言葉で体の仕組みや動きの機序をガイドされるのですが、それに意識を合わせてついていくと、自然と心身が解放されていくのです。不思議不思議。この間マッサージに行った時、施術中にアレクサンダー・テクニークの話をしたら、マッサージ師さんが「吉田さん、話の途中から肩が柔らかくなってきましたよ」と言われました(笑)。この不思議で嬉しいレッスンを多くの方とシェアしたいと願っています。ご参加希望の方はどうぞご一報ください。

ティッペル・コンサートのご案内

3月6日に、南阿蘇のカフェ・ティッペルで春のミニ・コンサートを開催します。春と秋の恒例行事になりました。
自家製バウムクーヘン（絶品！）とドリンクが付いて3,000円です。早春の阿蘇、とても良いですよ。皆様のおいでをお待ちしています。座席数20の小さなお店なので、要予約です。
この前の金曜日、M先生とお仲間たちと一緒に、阿蘇の保育園に訪問演奏に行ってきました。雪模様のお天気でしたが、天使のような子どもたちと歌って踊ってすっかり童心に戻り、とてもリフレッシュして帰ってきました。ちょっと足を延ばせばこんなに豊かな自然に包まれることができて、くまもん（熊本県人）はなんて幸せなんでしょう！