94.ハリー・ポッターと謎のプリンス(上)(下)
/J・K・ローリング
■感想 ☆☆☆*
先に読み終えた友人からは
「4巻あたりから、怒涛のごとく、人が死ぬよ。覚悟しとき。」
と伝えられていたものの、まさかこんな重要人物までが!!と
驚きの第6巻だった。
魔法使いが主人公ということもあって、読み終える瞬間まで
「そうは言っても、死んでないのでは?
何かの方法で復活するのでは?」
とどこかで物語のキーパーソンの死を信じられずにいた。
それほど「信じられない」展開だった。
読み終わり、起こった出来事が覆されないこと、
亡くなってしまった人は蘇らないことを実感して
改めて悲しみや寂しさが襲ってくる。そんな展開だった。
第6巻とは言え、4巻からは上・下巻セットになっていて
このシリーズと付き合ってきている時間はかなりのもの。
だからこそ、主要登場人物それぞれにしっかりと愛着が
沸いている。親しい人の死が与える衝撃をしっかりと
味あわせてくれた今作品。
たとえ魔法が使えたとしても、人の命はどうにもならない。
失ってしまったものは取り返せない。亡くなった後に
「もっと話しておけばよかった」と思うことか
「あのとき、あの人に伝えておけばよかった。」と後悔することが
あっても、どうにもできない。
そうきっぱりと伝える作者の姿勢はこの物語の読み手と
想定している年代に対しての愛情があふれているメッセージだと思った。
ちなみに。
私はこの時点で、ひたすらシリーズ中の憎まれ役だった
あの先生を信じたい、あの先生がどうか味方であってほしい
と心から願っていました。切実にそう思わずにはいられない
ストーリ展開でした。
/J・K・ローリング
■感想 ☆☆☆*
先に読み終えた友人からは
「4巻あたりから、怒涛のごとく、人が死ぬよ。覚悟しとき。」
と伝えられていたものの、まさかこんな重要人物までが!!と
驚きの第6巻だった。
魔法使いが主人公ということもあって、読み終える瞬間まで
「そうは言っても、死んでないのでは?
何かの方法で復活するのでは?」
とどこかで物語のキーパーソンの死を信じられずにいた。
それほど「信じられない」展開だった。
読み終わり、起こった出来事が覆されないこと、
亡くなってしまった人は蘇らないことを実感して
改めて悲しみや寂しさが襲ってくる。そんな展開だった。
第6巻とは言え、4巻からは上・下巻セットになっていて
このシリーズと付き合ってきている時間はかなりのもの。
だからこそ、主要登場人物それぞれにしっかりと愛着が
沸いている。親しい人の死が与える衝撃をしっかりと
味あわせてくれた今作品。
たとえ魔法が使えたとしても、人の命はどうにもならない。
失ってしまったものは取り返せない。亡くなった後に
「もっと話しておけばよかった」と思うことか
「あのとき、あの人に伝えておけばよかった。」と後悔することが
あっても、どうにもできない。
そうきっぱりと伝える作者の姿勢はこの物語の読み手と
想定している年代に対しての愛情があふれているメッセージだと思った。
ちなみに。
私はこの時点で、ひたすらシリーズ中の憎まれ役だった
あの先生を信じたい、あの先生がどうか味方であってほしい
と心から願っていました。切実にそう思わずにはいられない
ストーリ展開でした。
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