■ストーリ
歴史学者・早乙女静香は、沖縄への研究旅行中に殺人事件に
巻き込まれた。事件には徳川家の秘密が関係しているようなのだが。
静香は、彼女に憧れる学生・三宅亮太、美人女子大生・桜川東子と
ともに、沖縄―北海道の同時殺人事件と、童謡に隠された歴史の
新事実を探る。
■感想 ☆
びっくりするほど、文章が軽くて浅い。
キャラクターの浅さや話の運びのうそ臭さにどうにも
違和感が漂う作品だ。鯨さんの過去の作品に既に登場したことのある
女性ふたりが探偵を務めているため、たぶんに説明不足の部分
ふたりの魅力の説明を読者の記憶に頼っている部分が大きい。
途中で何度、読むのをやめようと思ったかしれない。
読み終えた後の最初の感想も「くだらない・・・」の一言に尽きた。
それでも作品を放棄することなく最後まで読み進めたのは
童謡や童話にまつわる謎、というテーマに弱いからだ。
この作品では主人公二人が殺人事件だけではなく、
童謡「ずいずいずっころばし」にまつわる謎も解いていく。
この童謡に隠れている「徳川家光」にまつわるメッセージを
大胆に読み取っていく展開は面白い。
何より、日本の童謡には、こういった謎が隠れていても
おかしくない、と思わせる「陰」の雰囲気が漂う。
その雰囲気を楽しむのが好きなのだ。
ただし、この作品自体は読み終わった後、
脱力すること請け合い。人には薦められない。
歴史学者・早乙女静香は、沖縄への研究旅行中に殺人事件に
巻き込まれた。事件には徳川家の秘密が関係しているようなのだが。
静香は、彼女に憧れる学生・三宅亮太、美人女子大生・桜川東子と
ともに、沖縄―北海道の同時殺人事件と、童謡に隠された歴史の
新事実を探る。
■感想 ☆
びっくりするほど、文章が軽くて浅い。
キャラクターの浅さや話の運びのうそ臭さにどうにも
違和感が漂う作品だ。鯨さんの過去の作品に既に登場したことのある
女性ふたりが探偵を務めているため、たぶんに説明不足の部分
ふたりの魅力の説明を読者の記憶に頼っている部分が大きい。
途中で何度、読むのをやめようと思ったかしれない。
読み終えた後の最初の感想も「くだらない・・・」の一言に尽きた。
それでも作品を放棄することなく最後まで読み進めたのは
童謡や童話にまつわる謎、というテーマに弱いからだ。
この作品では主人公二人が殺人事件だけではなく、
童謡「ずいずいずっころばし」にまつわる謎も解いていく。
この童謡に隠れている「徳川家光」にまつわるメッセージを
大胆に読み取っていく展開は面白い。
何より、日本の童謡には、こういった謎が隠れていても
おかしくない、と思わせる「陰」の雰囲気が漂う。
その雰囲気を楽しむのが好きなのだ。
ただし、この作品自体は読み終わった後、
脱力すること請け合い。人には薦められない。
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