のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

賢者の贈り物

2010年03月08日 00時37分54秒 | 日常生活
友人の結婚式に出席するため、週末は旅に出ていた義弟くん。
その間、妹は束の間の帰省を楽しみました。

・・・とはいえ、妹夫妻の家は、我が家から徒歩十分程度。
帰省という言葉を使うのが図々しく感じられる近さです。
旅行から戻ってきた義弟くんもすぐに合流できる近さ。
本日も我が家に寄り、夕食をご一緒することになりました。

合流した義弟くんは、なぜかワタクシを手招きで呼び寄せます。
「お姉さん、これ。
 これは、ちゃんと自分のおこづかいから買ったんですよ!」
と渡された小箱。




・・・の中に入っていたお土産です。
島根名物「安来節人形」だそうです。

いやいやいや!
名物かもしらんけど!
思わず、図らずも笑ってしまいましたけど!
な、なにゆえに、これをワタクシに!?

動揺しているワタクシを見て義弟くんは、心底、幸せそうでした。
とてもとても満足そうでした。

「これ見つけたとき、これだっ!て思ったんですよ。
 絶対にいらんでしょう?
 めっちゃ迷惑に違いないと思って。」

嬉しそうに、幸せそうに。
ほくそ笑んでいます。
く、くやしいっ!


でも。
この安来節人形。
見ればみるほど愛敬のある顔立ちで、
どんどん愛着が沸いてきます。
手も足も雑なつくりで、指も一本もないのに。

なんだか憎めない。
むしろ、なんだか親しげな気持ちが沸いてきます。
ワタクシ、ついうっかり気に入ってしまいました。


それもまた、悔しいのです。

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