のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

お江戸吉原事件帖

2007年12月23日 20時07分29秒 | テレビ鑑賞
■お江戸吉原事件帖
■のりぞう的2007年秋クール3位
■金曜夜20時放送
■出演:東ちづる、萬田久子、横山めぐみ、小林恵美、
    渡辺裕之、海東健、神山繁、高松あい
■ストーリ
 天下御免の遊郭、色里・吉原。徳川幕府公認の遊び処。
 そこにひしめく遊女なんと三千人。また、そこで商いをしている
 人たちも含めると、人口一万人を越える一つの町であった。
 周囲を塀で囲まれたこの町で精一杯生きようとする遊女たち。
 彼女たちを悲しませる傲慢な男たちに対し、鉄槌を食らわせて
 懲らしめる女たちがいた。
 「芸は売っても色は売らない女」芸者・おれん、元花魁で現在は
 番頭新造・ひばり、花魁たちの恋文配達人・あけみ、吉原きっての
 事情通、おこう。彼女達四人の思いはひとつ。
 「吉原(なか)の女を泣かす奴は絶対に許さない!」

■感想
 時代劇大好きです。
 なんせ、小さい頃はドラマといえば、時代劇という家庭で育ったもので。
 水戸黄門や暴れん坊将軍のテーマソングで軽くテンションが上がります。
 とはいえ、ここ数年、現代ドラマのほうに比重が傾いており
 時代劇からは少しずつ足が遠のいています。小さい頃から見ていた
 シリーズ物は流し見することがあっても、新たに始まった時代劇には
 手を伸ばしていませんでした。
 が、今回はたまたま第1回放送時に家にいたこともあって、鑑賞。
 キャストの豪華さと「吉原」という大好きな場面設定にすっかり
 魅せられてしまいました。

 万田さんは色っぽく、東さんはかっこよく、横山さんは艶やかに
 そして小林さんは凛々しく、男性を懲らしめていました。
 こういう女性が活躍する時代劇、大好きです。
 女性の哀しみに焦点を合わせたお話も大好き。
 そして、女性の哀しみといえば、「吉原」だと思うのです。
 が、この作品では吉原の女たちを「悲しみを背負った女性」として
 だけでなく「誇りを持って花魁として生きている女性」として
 描いていて、そこも素敵でした。続編希望。

 女性たちがかっこよかったため、男性陣の影は薄かったのですが
 海東さん演じる左平次が最終回で大活躍。
 「吉原では、裏切り者には死が待ってるんだよ」とニヒルに
 つぶやく科白と表情がツボでした。

 音楽のすばらしさも印象に残りました。
 オープニングだけでなく、エンディングもストーリ中のBGMも
 どの曲も実に耳に残りやすく聴き易い曲ばかりでした。
 特にエンディングの曲は「江戸」の雰囲気にぴったりの
 ちょっぴり哀切漂うメロディで、サントラがほしいなぁと思ってます。
 それにしても、このドラマの出演者で「豪華!」と興奮している
 あたり、テレビ好きにも程があるだろう!という気がしないでも
 ありません。

モップガール

2007年12月23日 19時30分34秒 | テレビ鑑賞
■モップガール
■のりぞう的2007年秋クール1位
■木曜深夜放送
■出演:北川景子、谷原章介、池津祥子、佐藤二朗、高岡蒼甫
■ストーリ
 葬儀屋「リトル・エンジェルズ」の特殊清掃課に異動した桃子は
 遺品に触れると過去に遡る能力“タイムリープ”を身につけてから、
 その能力に戸惑いながらも死ぬ運命にある人を助けるために奔走する。

■感想
 大好きな北川さんの初主演作品、しかも大好きな金曜ナイトドラマ枠
 ということもあって、楽しみに見ていました。
 期待通りの面白さ。でも、ナイトドラマ枠にしては、やや毒も笑いも
 少なく、そこがちょっと残念。

 北川さんが今まで演じたことないようなドジでノロマで天然さんの
 キャラを実にかわいらしく魅力的に演じてました。いつもは天然さん
 だけに、人の死に直面したときのシリアスな演技にはひきこまれました。
 彼女の演技は沢尻さんと同じくらい好きです。特に、役に入り込んだ
 ときの「泣き」の演技はとってもカッコイイのです。堪能しました。

 そして、突っ込み役の谷原さん。
 生き生きと桃子をどついたり、楽しそうに外人女性を口説いたり、
 「もしかして、素で楽しんでいるのでは?」と思えるような
 吹っ切れた演技っぷりで、見ているこちらまで楽しくなりました。
 同様に「過去に何かあったらしい」経理の未樹さんを
 池津さんも楽しそうに生き生きと演じていて、本筋には
 全く関係ないにも関わらず、存在感をかもし出しまくり。
 そのインパクト大の演技で金曜ナイトドラマの雰囲気を
 作り上げていました。この時間帯のドラマの魅力はこういう弾けた
 キャラと脱力しつつも実は毒のあるストーリ展開なのです。
 これでこそ、ナイトドラマ!

 そういう意味では、第四話「メイド桃子、秋葉原で愛を叫ぶ」は
 最後の最後まで毒があって、悲しくて、切なくて、人間の闇を
 描いていて、最も心に残ったストーリでした。ナイトドラマでは
 こういうふうに見終わった後にまで棘が残るようなお話希望。

働きマン

2007年12月23日 18時56分43秒 | テレビ鑑賞
■働きマン
■のりぞう的2007年秋クール2位
■水曜夜22時放送
■出演:菅野美穂、速見もこみち、平山あや、佐田真由美、荒川良々
    吉瀬美智子、吉沢悠、津田寛治、伊武雅刀、沢村一樹
■ストーリ
 松方弘子は29歳独身。週刊「JIDAI」編集部の女性編集者だ。
 編集長や上司や同僚たちと一緒に右往左往しながらも良い雑誌を
 作る為に日夜奮闘している。寝食を忘れ、恋人との逢瀬もままならず
 ジレンマに悩み、誰かとぶつかり・・・。それでもいい仕事をする為に
 弘子は職場で、取材で、「働きマン」になる。
 一所懸命に働く人に、男も女も関係ない。弘子や彼女に関わる人々を
 通して「仕事とは」「働くとは」をテーマに描いた大人気漫画をドラマ化。

■感想
 大人気漫画ですが、原作は少々苦手。4巻まで持っているのに。
 でも苦手。自分の人生をすべて仕事に費やしている弘子が痛々しくて
 見ていられないのと、「仕事している」と堂々と言えない自分の
 現状を突きつけられ、コンプレックスを刺激されるのとで
 見るたびに、ひりひりと痛い気持ちにさせられる漫画です。

 その漫画の雰囲気を見事に再現した実に痛いドラマでした。
 菅野さんが突っ走って仕事をしている弘子を熱演。
 女優さんという仕事自体、「働きマン」ではないと勤まらない
 職業だと思うので、重なる部分が多々あったのではないかな、と
 勝手に邪推しながら見ておりました。

 オープニングで必ず出演者がカメラに向かって、
 科白ではなく本音を語りかけるシーンは、原作の雰囲気が見事に
 伝わってくる場面で、大好きでした。この場面からだけでも
 原作の雰囲気を損なわないようにしているスタッフの想いが
 伝わってきます。

 どの登場人物も見事に原作のキャラクターと合っていて、
 納得できる人ばかりだったし。沢村さんもとても「セクスぃー部長」
 と同一人物とは思えない好青年ぶりで、俳優ってすごい仕事だと
 しみじみと感嘆しながら見て折りました。
 原作を読んでいても納得できるキャスト陣に、久々の大満足です。
 特にもこみちさんの田中は見事でした。
 今まで、もこみちくんが「かっこいい」と言われているのを見るたびに
 「そうなの~?確かにスタイルはいいけどさ~?」と
 大変失礼なことを考えていたのですが、今回の田中役はもこみちさんに
 とってもとってもとっても似合っていて、実に素敵でした。
 嫌なやつ役が似合うって俳優として素敵なことだと思うのです。
 少なくとも、のりぞうは「東京タワー」の好青年役のもこみちさんより
 今回の役のもこみちさんのほうが数倍魅力的に見えました。
 (「東京タワー」は見てないけどね。)

 最近のドラマの原作ブームにうんざり、なおかつ原作がいいものほど
 びっくりするような作品が出来ることもあって、なおさらうんざり
 することが多かったのですが、この作品は楽しく見ることができました。
 火曜日の「有閑倶楽部」がひどかっただけに、救われた気分。

ガリレオ

2007年12月23日 18時23分16秒 | テレビ鑑賞
■ガリレオ
■のりぞう的2007年秋クール3位
■月曜夜21時放送
■出演:福山雅治、柴崎コウ、渡辺いっけい、真矢みき
■ストーリ
 突然、燃え上がった若者の頭、池に浮んだデスマスク、
 幽体離脱した少年。警視庁捜査一課の内海薫は説明のつかない
 難事件にぶつかると、帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学を
 訪れ、助けを求める。常識を超えた謎に天才科学者が科学の力で挑む。
 東野圭吾原作の連作ミステリーをドラマ化。

■感想
 ごくごく普通に面白かったです。
 面白かった、のかな?
 面白かった、というよりはかっこよかったです。福山さんが。
 それはもう!壮絶にかっこよかったです!
 すごいなー。30代後半でこのかっこよさ・・・・と
 惚れ惚れと見とれながら、毎回、見ておりました。

 でも、ドラマとしては今ひとつ。
 特に最終回はクライマックスのセットがとっても安っぽくて残念。
 そもそも「東京の半分が壊滅する爆弾を研究室に設置されて、
 湯川先生が大ピンチに陥る」という設定が今までの展開から
 全くピンチに見えなかったし。
 「湯川先生だもん、解決するに決まってるよ。東京半分?
 なくなるわけないじゃん。」という気持ちで、本来ならば
 クライマックスに味わうはずの「ドキドキ」がまったくなかったのは
 やはり残念としか言いようがないのです。

 でも、湯川先生と薫のふたりの関係は好きでした。
 原作を映像化するときに、テレビ局の都合で原作にはいない人物を
 増やすと、とっても残念な結果になることのほうが多いのですが
 今回の作品では、科学の世界に突っ走りがちな湯川先生に
 視聴者目線でつっこみを入れてくれる薫に共感できることが多く
 必要な人物だったんだな、と思えました。

 それにしても福山さんは本当にかっこよかったなー。
 メガネ姿がまた素敵で素敵で。

そういう季節です

2007年12月23日 18時00分27秒 | 日常生活
一週間ほど、ブログを更新していなかったところ
友人から「元気?」というメールをいただきました。

元気です!

ここ一週間ほど、忘年会に出席したり
飲んだくれたり、二日酔いで頭痛が抜けなかったり
年賀状を書いたり、年賀状を書いているうちに眠たくなって寝てしまったり
と大忙しの日々を送っておりました。

というか、年賀状作成が全く終わっておらず
精神的にちょっぴり「あわわ・・・」となっております。
とりあえず、確実に3日に会うことになる
会社の先輩方への年賀状だけでも作成し終えなければ!

いつもは年賀状作成に余裕を持って取り掛かっているのに
温暖化のせいで「年の瀬」という感覚が今ひとつ薄く
のたりのたりと過ごしているうちに、こんなことに・・・。
と、自分のナマケモノ振りを地球規模の理由に棚上げしつつ
年賀状作成に鋭意、取り組んでおります。

年賀状作成自体は大好きですしね。
メールにその座を奪われ、廃れつつあるようですが
一年に一度、その人に思いを馳せながら季節の挨拶をしたためる年賀状は
面倒だと思う部分もあるけれど、季節を大切にする日本人の
感性が見事に活かされた素敵な風習だと思うのです。
さあ、頑張るぞ。

メリークリスマスイブイブ☆

2007年12月23日 17時45分10秒 | 日常生活
本日の教会は、クリスマス礼拝でした。
正直、ここ数ヶ月の私は教会に行ってはいるものの
そして、教会での生活を楽しんではいるものの
神様ときちんと向き合っているとはとても言えない日々を過ごしていました。

祈りもおざなり。
説教も若干、上の空。
こんなんで、本当にクリスチャンと言えるのかな
神様信じてるのに、なんで神様と向き合えないのかな
やっぱり中途半端なのかな。と迷い続けた数ヶ月。

けれど、本日のクリスマス礼拝で
「神はその独り子をたまわるほど、この世を愛された。」
という聖書の言葉と、
「神様が愛されたのは「この世」です。
 教会でもなく、教会に来ている人でもなく
 この世を愛されたのです。」
という牧師の言葉にほんの少しだけ、迷いがはれました。
胸が熱くなりました。
まだまだ自分の信仰にまったく自信がもてないでいるけれど
そして、なかなか思い描くクリスチャン生活を送れないままでいるけれど
神様も聖書の言葉も信じられる。信じていると確信できる。
そう心から思えた喜びいっぱいのクリスマスでした。

さあ、明日はイブ礼拝。
今から楽しみです。