谷崎潤一郎は東京出身だが関西でも、芦屋、特に東灘区内では何度も転居していて縁が深いことで知られている。それほど作品を読んでいるわけではないが、佐藤春夫との妻譲渡の一件など、作品以外の私的な面に野次馬的興味があって、芦屋市立谷崎潤一郎記念館の展示を観てきた
といってもちろん谷崎潤一郎が身辺整理したという話ではないが
等身大の谷崎
お気に入りのネコを剥製にしたそうだ
ノーベル文学賞の候補にもなり、海外での評価も高く様々な言語に訳された書籍の展示もあり。谷崎の詠んだ歌を棟方志功が版画にしている作品もおもしろかった
私生活の乱れも赤裸々に文学に昇華せてしまうところが凡人とは違うところなのだと変に納得してしまう。
晩年も自分の老いを見つめた作品を書いている。最期は書斎で倒れたとのことで、最後まで執筆意欲が強く、これ本当のが終活だったということか
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