ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

黒檜山(赤城山)

2018年03月13日 | 山旅

北関東の山にに登ってみようと前橋へ来て前泊。初めての土地だが大きなケヤキ並木のがある駅前に賑わいがない。コンビニもセブンイレブンが1軒あるのみ。スタバもタリーズも見当たらない。こんな地味な県庁所在地は初めてだ。飲み屋はいくつかあるが夕食を食べられるようなところがない。やむなく駅構内のマクドナルドで済ますことに。

マンホールはバラの花

 

駅前の某ビジネスホテルへ宿泊、明日に備えて眠りに就いたのだが、夜中に目が覚めると枕元近くでスースーと一定の間隔で寝息らしき音がする。もちろん誰も他にはいないのだが・・・。

霊とかオバケとかの類の話はまったく信じないのだが、原因が気になる。起きて音の方向を探るとどうも枕元近くに置かれた冷蔵庫の辺りから聞こえてくる。試しにスウィッチを切ってみると音はピタリと止まった。なんだこれだったのかと拍子抜け。起きているときはテレビの音などで気が付かなかったのだ。

冷蔵庫は気持ちよく寝息を立てるが、こちらは目がさえて眠れなくなってしまった夜だった。

ということで寝不足のまま朝のバスで赤城山登山口へ向かう。赤城山一帯はいくつかの小さな山や大沼(おの)、小沼(この)などの沼を巡るハイキングコースが多数あるので無雪期には賑わうところなのだろうが今は静かなものだ。正式には赤城山という山はないが今日上る黒檜(くろび)山(1827M)が最高峰ということになっている。

ビジターセンターでバスを降りて駒ヶ岳登山口から登り始める。この時期らしく登山道はクラスト状、シャーベット状の雪、凍結したところ、地面が露出したところなど目まぐるしく変わる。50分ほどで尾根に出ると雪面になり足元が安定する

今日快晴、やっぱり山、特に雪山はこういう時に登らないとね

 

木々の間から大沼が見える

 

左に転じると山の中腹に小沼が見える

 

稜線を辿っていくと黒檜山が見えてくる

 

1時間ほどで駒ヶ岳到着。ここからはいったん下りになるのでアイゼンを付ける。用心深くヘルメットも被る

鞍部から黒檜山への登りとなり50分ほどで黒檜山到着。標識は赤城山になっている

 

すぐ先の絶景スポットから見えるのは至仏山らしいが、春らしく遠くは霞がかかってくっきりとはいえない

 

下りは黒檜山登山口に下りていくが急傾斜の雪面と凍結に要注意だ。途中の岩場はほとんど雪がなくアイゼンを履いているとかえって危険なので外すとまた凍った樹林帯になって履きなおす。登山口まで下りてあとは大沼沿いをビジターセンターに戻る。

大沼の上ではワカサギ釣りをしている人がいる。岸に近いところだけでなくど真ん中でものんびり歩いている人がいて、全面結氷しているようだ。この辺りは標高1300Mくらいなので平地より7、8度気温が低いとは思うが、このところの暖かさで思わず大丈夫かと思ってしまう

白いので雪原に見えるがここは凍った沼の上

 

今日は標高差500M、3時間半ほどの雪山ハイクだったが雪、凍結面の急傾斜の下りはそれなりに神経を使いなかなか侮れなかった。しかし天気は上々、雪の稜線歩きは快適だった。


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