六甲山を歩いていると実に多くの堰堤に出くわして高巻きを強いられる。同時に雨で崩れた登山道の迂回路にもよく出くわす。さらには、せっかく大きく成長した木でも伐採して植樹し直しているところも多い。そこで人と防災未来センターで開催中の六甲山の災害展をのぞいてきた。
堰堤がないとどうなるかの模型での実演
各種パネル展示
神戸では昭和13年の大規模な水害で、山からの大量の土石流の被害があったことを受けて、堰堤の建設が進んだことは知っていたが、その後昭和42年にも大きな水害の被害があったことは知らなかった。山を歩くのには堰堤はあまりありがたいものではないが、昨今の災害の多さを考えると山に人の手を入れていく必要性をあらためて考えさせられた。
ついでに阪神淡路大震災関連の展示も見学。最初に4階で震災時の様子を再現した映像を観たのだがそのおどろおどろしさに少々違和感があった。ビルや高速道路が崩壊したあの時の様子はすさまじいものではあったと思うのだが、再現された映像に大音量と光の点滅などの演出を加えたものはゴジラでも出てきそうでかえって現実離れを感じさせるものになっている気がした。
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