夢七雑録

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豊島区内名所めぐり(4)大塚から池袋へ

2022-11-26 07:49:13 | 散歩道あれこれ

「コース」

大塚駅―10番・鈴木信太郎記念館―雑司が谷霊園―11番・雑司ヶ谷旧宣教師館-大鳥神社―法明寺―池袋駅

大塚駅南口から南大塚通りを南に向かうと春日通りとの交差点に出る。地下鉄丸の内線・新大塚駅の入口を横目に横断歩道を2回渡り、それから、春日通りを左に行く。その先の角を右に下れば直ぐに道が分かれるが、右に行く方を選ぶ。道幅の割には通る人の多い道である。少し先の右側に、豊島区立の鈴木信太郎記念館の入口がある。この記念館はフランス文学の研究者であった鈴木信太郎の旧宅で、入館料は無料。月曜は休館日になっている。この旧宅は明治20年代の建物を移築した座敷棟と昭和21年建築の茶の間・ホール棟、1階部分を鉄筋コンクリートとした昭和3年の書斎棟からなっており、旧鈴木家住宅として豊島区の有形文化財(建造物)に指定されている。

鈴木信太郎記念館を出て右に行き、道なりに左へ曲がって行くと開運坂下の交差点に出る。記念館の場所は豊島区だが、開運坂下はすでに文京区で、ここから暫くは文京区内を歩く。交差点を渡って急な開運坂を上がり、突き当たりを左に、その先を右に行く。ここからは護国寺裏の静かな道を歩くことになるが、それも長くは続かず、間もなく喧騒の日出通りに出てしまう。首都高の下を潜ると再び豊島区内となり、雑司が谷霊園に沿って左に行き、次の角を右に入って霊園沿いの道を歩く。保育園の近くに旧宣教師館への案内板があり、ここを左に行き、その先の案内板により幼稚園の角を左に入ると雑司が谷旧宣教師館に出る。この建物はアメリカの宣教師マッケーレブが明治40年に居宅として建てたもので、数少ない明治期の宣教師館として貴重なので、旧マッケーレブ邸として東京都の有形文化財(建造物)に指定されている。

保育園まで戻り霊園沿いの道を先に行くと道は下り坂となり、雑司が谷七福神のうち毘沙門天を祀る清立院を過ぎる。その先、宝城寺の石垣沿いに進み、介護老人保健施設に出て左へ、次の角を右に折れると都電の踏切に出る。踏切を渡る道は弦巻通りで、大鳥神社を過ぎると東京音楽大学がある。その先、法明寺の境内に入って北に向かうと東通りで、ここを左に行くと南池袋一丁目の交差点となり、横断歩道を2回渡って右へ行けば池袋駅に出る。

なお、鈴木信太郎記念館と雑司ヶ谷旧宣教師館については、当ブログの記事「鈴木信太郎記念館と山崎家住宅」(2018.10.31)と「東京文化財ウイーク2021・豊島区その2」(2021.11.12)に細部の記載がある。

 

 


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