夢七雑録

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豊島区内名所めぐり(9)池袋駅周辺

2022-12-11 09:47:37 | 散歩道あれこれ

「コース」

池袋駅―22番・元池袋史跡公園―23番・東池袋中央公園―24番・SDGシンボル―池袋駅。 

このコースは、北池袋から池袋へのコースに続けて歩いても良い。池袋駅西口から池袋西口公園の東側に沿って南に行くと、交差点の北西側に22番・元池袋史跡公園がある。雑司ヶ谷村絵図には村の西端に池袋の名の由来とされる丸池と、この池から鬼子母神の北側を流れる弦巻川が描かれている。池袋に開設された成蹊学園の敷地内には丸池が含まれており、成蹊池の名で呼ばれていたが、大正時代の終わりに成蹊学園が移転した後、池は次第に埋められていき、平成10年には、少し離れた場所に史跡公園として残されることになった。

ホテルメトロポリタンの東側を南に向かい次の交差点を左に、線路の下をびっくりガードでくぐる。その先、南池袋一丁目の交差点を渡り、ジュンク堂書店の前を左に行き、二つ目の角を右に入る。池袋大仏を過ぎて先に進み、突き当りを左に折れ、豊島区役所があるビルに沿って北に行き、その先の角を東に行く。音羽通り(都道435号)に出て、その先の横断歩道を渡って北に向かう。日出町公園を過ぎ、その先の横断歩道を渡ってサンシャインシティ内に入り左に、外に出て道を右に行けば23番・東池袋中央公園に出る。

東池袋公園の北西側の角から西に交差点を渡り、左前方を斜めに向かう道を進み、その先の交差点で首都高の下を潜ると、サンシャイン60通りに出る。この道を先に進むと東口五差路の交差点に出る。この交差点には24番・SDGsシンボルが2カ所にあるが、それを確認してから池袋駅へ。これにて、「つながるウォークラリー」の24カ所の区内名所めぐりを終えた事になる。

 

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豊島区内名所めぐり(8)北池袋から池袋へ

2022-12-09 17:54:24 | 散歩道あれこれ

「コース」

北池袋駅―20番・池袋本町公園―21番・池袋の森―池袋駅

千川駅から有楽町線で池袋に出て東武東上線に乗り換えて北池袋駅で下車。ここが今回のコースの起点となる。地下通路を通り西側の駅舎を出て西に行く。少し坂を下ると右側に池袋中のグラウンドが見えてくる。道の左側にある池袋本町小に沿って西に向かい、次の角を左に行くと20番・池袋本町公園に出る。

公園内を歩いていくと、北西の角に庚申塔があった。円頭角柱型庚申塔で寛文2年の造立。豊島区の登録有形文化財(歴史資料)になっている。

公園を出て西に向かうと道に突き当たる。この道は江戸時代からの道で、池袋村図で小石川道としている道である。突き当りを右に行ってすぐの角を左に入るのが、これから先のルートになるのだが、このルートの道も江戸時代からの道で、池袋村図では雑司ヶ谷道としている。これらの道は、伊能忠敬の江戸府内図にも記されており、雑司が谷道は雑司ヶ谷を経て高田馬場に至る道でもあった。昔の雑司ヶ谷道の道筋は現在の平和通りへと続く筈なのだが、国道254号で途切れているので、右側の歩道で首都高の下を潜る。ここを左に行けば平和通りに出られるのだが、今回は国道254号を起点とする劇場通りをたどり、池袋小学校前の交差点で左に入る。先に進むと平和通りに突き当るので、ここを右に行く。

平和通りを南に進むと、道がやや左に曲がって行く場所があり、その傍に21番・池袋の森の入口がある。「池袋の森」の標識もあるのだが、入口は少々分かりにくい。池袋の森は林学博士の島田錦蔵の居宅跡を公園としたもので、入園は無料。年末年始は休園である。

島田博士の居宅の森は、ほぼそのままの姿で現在に残されたようで、この公園は繁華街の中に突然現れる森のようになっている。ログハウスの傍には井戸水を汲み上げた池もあり、以前はトンボも居たらしい。樹木を眺めながら小休止したあと平和通りに戻り、先に行けば線路沿いの道になる。池袋駅は近い。

 

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豊島区内名所めぐり(7)東長崎から千川へ

2022-12-04 07:36:04 | 散歩道あれこれ

「コース」

東長崎駅―17番・千早フラワー公園―18番・熊谷守一美術館―19番・千川彫刻公園―千川駅。

椎名町駅の北口を出ると広場になっている。大正時代には、この辺りから北側に自動車工場があったそうだが、それらしい跡は見当たらない。広場から右に行き、雑誌「WIRED」で紹介されたカフェMIAMIAを過ぎ、保育園の先を左に折れて長崎十字会商店街を北に向かう。先に進むと左手前方に長崎幼稚園があり、ここを右に行くと学習院大学職員の住居跡地を公園にした長崎公園に出る。先に進んで、巣鴨信用金庫がある交差点を左に行くと右側に17番・千早フラワー公園がある。公園内に入って、地下鉄大江戸線のリニアモーター式試作車両を眺めてから公園を出る。

千早フラワー公園の北側にある、信号のある交差点を左に行き、その次の、信号のある交差点を右に入る。二つ目の四つ角を右に入ると直ぐ18番・熊谷守一美術館がある。美術館の壁面には熊谷守一が描いた庭の赤蟻の図が刻まれており、美術館前の通りの名も赤蟻通りになっている。

赤蟻通りを東に行き、二つ目の四つ角を左に折れて北に行くと粟島神社に出る。ここを右に行き要町通りを渡って左へ行くと、右斜め前方に行く道がある。この道を北に向かって進むと、19番・千川彫刻公園に出る。この公園から西に行き要町通りに出れば有楽町線千川駅の入口がある。

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豊島区内名所めぐり(6)椎名町から東長崎へ

2022-12-02 18:03:27 | 散歩道あれこれ

「コース」

椎名町駅―二又交番―トキワ荘跡地―14番・昭和レトロ館-15番・トキワ荘マンガミュージアム―16番・東長崎駅

椎名町駅の南口を出て西に、その先を左折して椎名町公園に行く。なお、池袋から椎名町へのコースで、椎名町駅に行かずに続けて歩く場合は、山手通りのガードを潜ったあと、直進すれば椎名町公園に出られる。この公園の西側の道を南に進み目白通りに出て右に行くと、目白通りから右に分かれる道があり、その交差点には二又交番がある。右に分かれる道は、江戸時代からの道で、明治時代には清戸道のルートでもあったが、今はトキワ荘通りとか南長崎通りとか呼ばれている。今回のコースはこの道をたどることになる。

この通りを先に行くと右側にトキワ荘お休み処があり、トキワ荘マンガステーションの先には子育地蔵尊の入口がある。次の角を右に入った先の右側には、以前、落合電話局があり公衆電話ボックスもあったので、トキワ荘の住人は路地を通って、この公衆電話を利用していたという。トキワ荘通りを先に行くと中華料理店松葉があるが、この店の通りを挟んで反対側の敷地にはトキワ荘跡地のモニュメントもある。先に進むと、通りの左側に14番・昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)が開館していた。戦後に建てられたマーケット「味楽百貨店」の建造物を利用して、今年の11月3日にオープンしたという。1階は一般社団法人マンガナイトによる施設で火曜以外は有料だが、2階は昭和のくらしを展示しており無料になっている。

先に進むと左側に南長崎花咲公園(トキワ荘公園)がある。公園内には15番・トキワ荘マンガミュージアム(要予約)があるほか、「トキワ荘のヒーローたち」の記念碑がある。また西側の道路沿いには、周辺地域の昔の写真が展示されている。

公園を出て岩崎家住宅を過ぎ先に進むと長崎銀座の入口に出る。ここを北に向かうと東長崎駅に着く。東長崎駅は16番の名所になっているが、駅が名所とは思えないので、改札の前にある、手塚治虫のジャングル大帝に登場するレオとライヤのモニュメントがマンガの聖地としての名所になっているのだろう。

 

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