夢七雑録

散歩、旅、紀行文、歴史 雑文 その他

19. バロックの器楽曲

2009-09-29 20:27:22 | クラシック百人一曲
 今回は、バロック期の器楽曲を4曲取り上げてみました。

(78)F.クープラン(1668-1733・フランス):トリオソナタ「リュリ讃」

 パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の演奏するレコード(RE1077RE)におさめられている、クープランのトリオソナタの中から、この曲を取り上げてみました。

(79)ラモー(1683-1764・フランス):「コンセール第6番」
 次は、パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の演奏する別のレコード(RE1078RE)から、「めんどり」を第1曲とするラモーの「コンセール第6番」を選びました。

(80)テレマン(1681-1767・ドイツ):「フルートソロのためのファンタジー」
 このレコード(SLA1038)では、フランス・ブリュッヘンがフルートに代えてブロックフレーテを吹いています。

(81)パッヘルベル(1653-1706・ドイツ):「カノン」
 今では、よく聴かれる曲です。ここでは、パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団の演奏するCD(RECD101)で聴きましょうか。

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18. ルネッサンスからバロックへ

2009-09-27 11:19:52 | クラシック百人一曲
 今回は、ルネッサンスの後期を代表するバード、時代の変わり目に登場した特異な作曲家ジェズアルド、オペラによりバロックを切り開いたモンテヴェルディを取り上げます。

(75)バード(1543-1623:イギリス):「三声部のミサ曲」

 ルネッサンス様式最後のミサ曲とされる、バードのミサ曲の中から、三声部の曲を選びました。デラーコンソートによるレコード(JRZ2011~3)でどうぞ。

(76)ジェズアルド(1561-1613・イタリア):マドリガル「私は死せり」
 ジェズアルドは貴族の生まれながら、不義を働いた妻を殺害するなど数奇の人生を送った人物で、半音階を多用するなど時代を突き抜けた作曲家でもあったようです。ここでは、その一曲をデラーコンソートによるレコード(JRZ2007)で聴くことにします。
 
(77)モンテヴェルディ(1567-1643・イタリア):歌劇「オルフェオ」
 昔、この曲を放送で始めて聴き、レコード屋さんに買いにいったら、モノラル録音の曲しか無いことが分かり、やむなくそのレコード(アルヒーフ14057/58)を買い求めたことがあります。今はさすがにそのレコードを聴くことはありませんが。今回は、アーノンクール指揮チューリッヒ歌劇場モンテヴェルディアンサンブル演奏のLD(W80Z25013)で、プロローグから第二幕までを視聴します。

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17. ルネッサンスの音楽

2009-09-25 23:02:04 | クラシック百人一曲
 何かの機会にグレゴリオ聖歌を聴いてから、バッハ以前の音楽に興味を持つようになり、レコードを集めるようになりました。今回はその中からルネッサンスの曲を4曲。

(71)ジョスカン・デ・プレ(1440-1521・フランドル):ミサ曲「パンジェ・リンガ」

 作曲者名と曲名は長く記憶に残っていました。変な名前だったからでしょう。この曲は、グレゴリオ聖歌の「パンジェ・リンガ(舌よ歌え)」の旋律をもとに構成されたミサ曲で、作曲者の最高傑作だそうですが、ともかく、どんな曲か聴いてみることにしましょう。ケープ指揮プロムジカ・アンティカのレコード(アルヒーフ198-171)で、どうぞ。

(72)ピエール・ドゥ・ラ・リュー(1460-1518・フランドル):「レクイエム」
 ラヴィエ指揮のパリ・ポリフォニック・アンサンブルによる器楽を多用した演奏のレコード(SFX7897)で聴きます。フルートとハープを主体としているため透明感があり、私のような素人には、古楽器を使った古色蒼然とした演奏より、魅力的に思えてしまいます。

(73)アルカデルト(1505-1568・フランドル):「アヴェマリア」
 この曲は、「恋をする人たち」というマドリガルを改作したものだそうです。イタリア少年少女合唱団のCD(32DG29)で聴きます。

(74)パレストリーナ(1525-1594・イタリア):「ミサ・ブレーヴィス」
 生誕地が通称となったパレストリーナの、やや短いミサ曲を取り上げてみました。椅子にもたれて、天国的な歌声を、ぼうっと聴いているのも悪くないのでは。ヒルコックス指揮ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団のレコード(AA8880)でどうぞ。

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16. 20世紀のオペラ

2009-09-23 21:44:46 | クラシック百人一曲
 20世紀に初演されたオペラから4曲を選んでみました。

(67)プッチーニ(1858-1924・イタリア):歌劇「蝶々夫人」

 マゼール指揮ミラノスカラ座管弦楽団の演奏、浅利慶太演出のLD(SM138-3273)で。抜粋して聴くのであれば、蝶々さん役の林康子が歌う「ある晴れた日」を中心に。

(68)リヒアルト、シュトラウス(1864-1949・ドイツ):「ばらの騎士」
 カラヤンがウイーン・フィルを指揮したLD(K9425031~32)で。抜粋するなら、幕切れの三重唱はどうでしょうか。元帥夫人をシュヴァルツコップ、オクタヴィアンをユリナッチ、ゾフィーをロテンベルガーが演じています。

(69)ガーシュウイン(1898-1937・アメリカ):「ボーギーとベス」
 ラトル指揮ロンドンフィル、グラインドボーン祝祭合唱団のLD(TOLW3690~91)で。抜粋するなら、ジャズヴォーカルの定番でもある、「サマータイム」でしょう。第1幕でクララ役のイングラム、第3幕でベス役のヘイモンがこの曲を歌いますが、このLDでは、映像と録音が別なため、映像はイングラムですが歌唱はブラックウエルだそうです。

(70)ベルク(1885-1935・オーストリア):「ヴォツェック」
 アッバード指揮ウイーン国立歌劇場管弦楽団のLD(SM115-3397)で。抜粋するなら、第3幕第4場と間奏曲でしょう。昔、ドラティ指揮の「ヴォツェック3つの断章」のレコード(SM7512)を入手し、何時かは、この間奏曲を使った小型映画をと思っていましたが、当然の事のように夢で終わってしまいました。

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15.クリスマスの音楽

2009-09-21 22:45:37 | クラシック百人一曲
 季節外れですが、宗教曲つながりで、クリスマスの音楽を集めてみました。

(62)シュッツ(1585-1672・ドイツ):「イエスキリスト降誕の物語」

 昔、放送で「ムジカーリッシェ・エクセクヴィエン」を聴いてから、シュッツのレコードを集めるようになりましたが、シュッツ合唱団のこのレコード(ZRG671)もその中の一枚でした。今はミュンヘンレジデンツ管弦楽団のCD(36CD10032)を聴くことが多いのですが、今回はレコードの方を聴きましょう。

(63)コレルリ(1653-1713・イタリア):「合奏協奏曲第8番・クリスマス」
 クリスマスの定番の曲ですが、ホグウッド指揮AAMの演奏するCD(410179-2)で。

(64)トレルリ(1658-1709・イタリア):「合奏協奏曲第6番・クリスマス」
 これも定番の曲。パリ・コレギウム・ムジクム演奏のレコード(RE1526MU)で。

(65)チャイコフスキー(1840-1893・ロシア):バレエ「くるみ割り人形」
 アメリカン・バレエ・シアターのバレエ、シャーマーホーン指揮ナショナルフィルハーモニック演奏のLD(MC091-25PA)。抜粋するのは第1幕のクリスマスパーティの場面。

(66)アダン(1803-1856・フランス):「オ・ホーリーナイト」
 ゲリー・カーがコントラバスで演奏するCD(K33Y198)を聴きましょうか。

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14.宗教曲を聴く

2009-09-19 10:42:45 | クラシック百人一曲
14.宗教曲を聴く<59>

 宗教曲3曲を並べてみました。レコードコンサートのような形式では、時間的制約から、長い曲は一部しか聴けないかも知れませんが。

(59)ヘンデル(1685-1759・ドイツ、イギリス):オラトリオ「救世主」

 長い曲ですが、せめて、ハレルヤコーラスだけでも聴きましょう。最近はもっぱら、ホグウッド指揮AAMのCD(411858-2)で聴いているのですが、今回は、ロイヤルフィルをビーチャムが指揮した華麗な演奏のレコード(RGC1058-60)を聴くことにします。
 
(60)J.S.バッハ(1685-1750・ドイツ):「マタイ受難曲」
 抜粋版、ヨッフム版、カラヤン版のレコードを経て、最近はリリングのCD(80DC167-8)をもっぱら聴いています。この曲から抜粋するとすれば、第47曲のアリアを中心にして聴きたいところ。昔、映画館で観たタルコフスキーの「サクリファイス」の中で、日本を象徴する海童道宗祖の法竹に対し、このアリアが西欧の象徴として使われていました。

(61)フォーレ(1845-1924・フランス):「レクイエム」
 子供の頃、「夢のあとに」をSPで聴いていた記憶がありますが、そのレコードは既にありません。そこで、今回はこの曲を選びました。コルボ指揮のCD(RECD105)にするか迷いましたが、昔、聴いていたクリュイタンス指揮のレコード(AA9004)を選びました。

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13.協奏曲を取りそろえて

2009-09-17 22:21:04 | クラシック百人一曲
 種々の協奏曲を4曲、取り揃えてみました。

(55)バルトーク(1881-1945・ハンガリー):「ピアノ協奏曲第3番」

 今は昔の話になりますが、このレコード(SLGM1018)は、私にとってのベスト盤でした。普段は大事に仕舞い込み、落ち込んだ時だけ、このレコードをかけていたのです。アンダのピアノ、フリッチャイ指揮のベルリン放送交響楽団の演奏です。

(56)ロドリーゴ(1901-1999・スペイン):「アランフェス協奏曲」
 第2楽章が有名ですが、今回は全楽章を通して聴くことにします。レコード(FG238)の演奏は、ロメロのギターとアレッサンドロ指揮サンアントニオ交響楽団です。

(57)シベリウス(1865-1957・フィンランド):「ヴァイオリン協奏曲」
 シベリウスの作品から好みで選んだら、この曲になりました。フェラスのヴァイオリン、カラヤン指揮ベルリンフィルの演奏するCD(ECC676)で聴くことにします。

(58)ラフマニノフ(1873-1943・ロシア):「ピアノ協奏曲第2番」
 有名曲ですが、所有しているレコードの音が余りに悪いので、古書店で購入したCD(UCCG3325)で聴くことにしました。リヒテルのピアノ、ワルシャワ・フィルの演奏。

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12.オーケストラをバックに

2009-09-15 22:04:17 | クラシック百人一曲
 オーケストラをバックに歌う曲を並べてみました。

(52)カントループ(1879-1957・フランス):「オーヴェルニュの歌」

 オーヴェルニュ地方の民謡を編曲したもので、このレコード(EAA80068)は7曲を収録。ジャキャ指揮ラムルー管弦楽団をバックにロス・アンヘレスが歌っています。7曲の中から選ぶとすれば、第1集第2曲の「バイレロ」はどうでしょうか。

(53)ヴォルフ(1860-1903・オーストリア):「竪琴師の歌ⅠⅡⅢ」(ゲーテ歌曲集から)
 もとはピアノ伴奏ですが、作曲者自身の手でオーケストラ伴奏に編曲されています。今回は、ショルテス指揮ミュンヘン放送管弦楽団の伴奏で、フィッシャー=デイスカウが歌うCDを図書館で借りて聴くことにしました。

(54)マーラー(1860-1911・オーストリア):「大地の歌」
 このCD(CCD1030)は、ワルター指揮のニューヨークフィルの演奏で、李太白などの詩を、ミラーやヘフリガーが歌っています。この曲は交響曲でもあるのですが、交響曲としての番号は付与されていません。

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11.室内楽三昧

2009-09-13 16:50:47 | クラシック百人一曲
 室内楽を3曲並べてみました。

(49)ブラームス(1833-1897・ドイツ):「クラリネット五重奏曲」

 昔、好みのレコードをかけてくれる喫茶店がありまして、大抵はブラームスを頼んでおりました。しかし、この曲は頼んだ記憶がなかったので、この機会に、取り上げることにしました。レコード(SLC1206)の演奏はウイーン八重奏団です。

(50)フランク(1822-1890・フランス):「ヴァイオリンソナタ」
 昔から聴いていた曲ですが、今回は、ミンツのヴァイオリン、ブロンフマンのピアノのCD(F35G20033)で聴くことにします。

(51)ヤナーチェック(1854-1928・チェコ):「弦楽四重奏曲第2番(ないしょの手紙)」
 何かのCMで使われていたような気がしますが、クセのある曲なので、効果音楽としては、使い方が難しそうです。曲の内容も私小説的なので、一人で聴くだけの方が良いかも知れません。では、スメタナ四重奏団の演奏するレコード(PSX5518)でどうぞ。

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10.歌曲の夕べ

2009-09-11 20:45:43 | クラシック百人一曲
 珠玉の声楽曲を3曲並べてみました。

(46)デュパルク(1848-1933・フランス):「旅へのいざない」

 モラーヌがデュパルクの12の歌曲を歌った、このレコード(FL5549)を購入したのは随分前のことでもあり、レコードもジャケットも傷んではいますが、なんとか聴けるでしょう。「フィデイレ」や「悲しき歌」も好みですが、一曲選ぶなら「旅へのいざない」かな。

(47)ドヴォルザーク(1841-1904・ボヘミア):「わが母の教えたまいし歌」
 シュヴァルツコップの名歌集から、この曲を選びました。CD(TOCE1559)。

(48)シューベルト(1797-1828・オーストリア):「冬の旅」
 「おやすみ」「菩提樹」など、聴きたい曲は種々ありますが、面倒なので全部まとめて聴くことにしました。歌うのはプライです。CD(38C37-7240)。

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