夢七雑録

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墨田公園と向島百花園の梅を見に行く

2019-02-26 19:40:44 | 公園・庭園めぐり

隅田公園は隅田川の両岸、墨田区側と台東区側にある。本所吾妻橋駅を下車し三つ目通りを北に向かう。北十間川を源森橋で渡って左に行き、墨田区側の隅田公園に入る。現在は園内の一部が工事中だが、日本庭園は公開されている。この公園は水戸徳川家下屋敷の跡で、小梅屋敷と呼ばれていたという。数は多くはないが、今も庭園内に梅はある。梅と池を眺めてから言問橋を渡り、台東区側の隅田公園に行く。

言問橋の下をくぐって北に向かい、梅めぐり散歩道を歩く。隅田公園には150本ほどの梅があるそうだが、散歩道の他にも梅はあるのだろう。待乳山聖天の近くまで行き、スカイツリーを見ながら野球場に沿って戻る。

ビール会社のジョッキ風建物を、枝垂れ梅の下から望み、それから、隅田川の堤を歩いていく。川の上には冬の装いのユリカモメが飛び交っている。ほどなく桜橋。台東区と墨田区を結ぶ歩道橋を渡る。桜橋から先は隅田川テラスを歩いていけそうだが、今回は堤防の上を歩く。堤通公園まで来て右に行き、墨堤通りを渡って地蔵堂の先を右に向島百花園に行く。

現在の向島百花園は四季の花咲く草庭ということだが、佐原鞠塢がこの庭を造った当初は梅園だったという。現在も園内には20種余、70本ほどの梅があり、観梅にも向いた庭園になっている。園内のあずまや近くにある梅は白加賀で、大きくて粒のそろった梅干しが得られる、古くから知られた品種という。向島百花園内の梅の多くはこの品種のようだ。

上の写真は紅千鳥という品種の梅で、一重の明るい紅色の花はよく目立つ。向島百花園内にこの品種の梅は4本ほどある。

上の写真は白滝枝垂れという八重の白色の梅で、百花園ではこの1本だけになる。満開になると滝のような姿になるのが名の由来だそうだが、今はまだ、滝の姿にはやや遠い。

上の梅の写真は、思いのままという品種で輪違いとも呼ばれている。花は八重で、白色、淡紅色、紅色の花が混じって咲く。

向島百花園はさほど広いわけではないが、それでも、全ての梅の品種を確かめながら歩くと時間がかかりそうなので、梅の木の上にスカイツリーが見えることを確認して外に出る。最寄り駅は東向島駅になる。

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新宿御苑の梅を見に行く

2019-02-18 19:07:30 | 公園・庭園めぐり

新宿御苑の入園料が値上げされる前に、御苑内の梅を見に行くことにした。今回は大木戸門から入り、日本語版の冬の園内マップを入手してウメの位置を確認し、大木戸休憩所に行く。休憩所の左側そばに咲いている白梅が今回最初の写真ということになる。

新宿御苑のある場所は高遠藩主内藤家の屋敷だった場所で、玉藻池の辺りはその庭園である玉川園があったところという。現在は玉藻池を中心に日本庭園風に整備されており、西側には紅梅と白梅が植えられている。

玉藻池を渡り、広々とした風景式庭園を横切り、下の池に沿って進み擬木橋を過ぎてモミジ山に出ると、紅梅があった。

モミジ山の中には白梅もあるが、まだ咲始めのようである。その中で花が開いている白梅を見つけ写真に撮っておく。

ツツジ山に沿って進み、こども広場を通り抜け、旧御凉亭を経て翔天亭に行く。カンザクラが既に咲いていて人が集まっているのが見えるが、今回の目的は梅なので楽羽亭に行く。

楽羽亭の茶室の庭には梅が植えられているが、その周辺にも梅が多く、新宿御苑内で梅を見るにはこの場所は外せない。

楽羽亭に沿って進む。裏手の丘にも白梅、紅梅、多くの梅が植えられている。しばらく、楽羽亭を囲む梅を眺め、それからエコハウスに向かう。

レストランゆりのきが入っているエコハウスの前に、スイセンが植えられている一角がある。その周辺にも梅はある。

エコハウスから先に進んで紅梅を眺め、それから新宿門へと向かう。白梅の方はまだ早いようだが、来週になれば咲き揃うだろう。梅めぐりはここまでにして、大温室にも行ってみたいところだが、閉園まであまり時間がないので、本日はこれにて外に出る。

 

 

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