秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

冷え込んでまいりましたね。

2006年11月24日 07時55分40秒 | グルメなのか?

引き篭もりは腰が痛くなる、というコトが分りました。
(一日中寝ていたワケでは無いんですけど。)

本当は今年の釣り納め、といきたいところでしたが、天気がねぇ。

脆弱になったのではナイ、風邪がず~っと、潜伏中みたいなのです。

(言い訳がましいか・・。以前なら「潮風にあたれば治る!」などと
言いつつ出かけたもんですけど、年波が寒波に負けやした。)

こんな時は蕎麦ではなく、お昼は少しスタミナの付くもんでも食べよう。

JR二条駅そばの「大鵬」の「てりどん」あたり、いいかも知れない。

「てりどん」以外にも坦々麺、餃子、飲茶定食も美味い店です。

二条駅を西へ、コープの裏、分りにくい場所のため馴染み客がほとんどです。

最初は「てりどん」を「とりどん」と聞き違い、ワタクシには縁がナイ、
と思ってました。

良く見れば、「とり」では無く、豚肉の照り焼きでした。

普通の「てりどん」と「錦糸玉子入り」があります。

サイズも大盛りは「地獄もり」となっておりますが、普通サイズで充分。

味は照り焼きですから、甘辛、でもさほど甘さは気になりません。

二条城駅(地下鉄)の次の駅ですから、歩いても15分程度かな。

二条城見学の後、お疲れ気味の方にはおススメです。
(実は未だ、二条城は見学した事ありません。そんなモンです、京都人は。)

今日は引き篭もりです。

2006年11月23日 20時34分11秒 | Weblog

本日は勤労感謝の日、(いったい誰の勤労に感謝するんだろう?)と
いうコトで、久々に引き篭もっています。

普段、見るコトの少ないTV見てたら、さすが紅葉シーズン、秋の
京都を紹介する番組が結構ありましたね。

混雑にイラつく事も無いし、テレビで鑑賞するのが一番いいかも?

バスや列車の中吊広告(最近不況のせいか、企業広告は少なくなり
ましたな。)に、「日本に京都があってよかった」というコピー
がありましたけど、「日本に着物があってよかった」という
日がくればいいんだけどなぁ。

写真は広沢の池、遠景です。

ステキな通勤路

2006年11月23日 09時12分56秒 | Weblog
近頃では外催事や、自宅で仕事する事が多くなり、毎日通う
ことは無くなりましたが、時々アトリエに向かうため使用する道があります。

以前の工房も西にあり、あの頃は一年中通っていたもんです。

金閣寺から大覚寺、嵐山に抜ける裏道で、ワタシタチは観光道路、
とヨンでいますが、正式な名称は知りません。

うちからだと、距離的には少しだけ遠回りになりますが、
信号が少ない分、時間的には変わりません。(気分的にはずっとイイし。)

以前の工房に居た、北方面に住む職人さん達も皆、この道を使用してたな。

特に、「広沢の池」周辺は365日、毎日通っても見飽きることはなかったです。

春は桜(この道中、桜守で有名な植木屋さんの所有する土地もあり、
多種類の桜が一度に観ることもできます。)夏の夕暮れ時も良し。

秋は池に映る紅葉が美しく、観月の会を催される日もあります。

冬は池の水を一度抜いて、池で育てた鯉などの淡水魚が、そこで
取引され、冬の風物詩となってます。

辺りには土産物屋も無く、いたって静かなトコです。
(観光シーズンは多少車は多いですが、駐車場も無いので、通過する
車がほとんどですから、渋滞はすることも滅多にありません。)

ここまで書き込んでフト気づいたけど、何か、普通の観光案内に
なってますな。でもイイか、迷所案内じゃないんだし。

近くには何軒かの民宿もあって、結構穴場ですよ。
以前、お客さんに紹介してあげたら、トテモ喜んでいただきました。

ただし、付近はな~んにも無いです。(コンビニはもちろん、食事する店も。)

でも、少し早起きして朝靄漂う池の周辺を散歩すれば、平安貴族の
気分にひたれるかも知れません。(この辺り、別邸も何軒かあったようで、
恐らく、風景はその頃と変わりないんじゃないかな。)

池の周辺に撮影所のロケバスもよく停まっています。

時代劇に登場する池端のシーンはたいがい、この池の東西で撮影
されたものです。

因みに川の渡し場は「嵯峨美」前の河原がほとんどですね。

運のいい人は撮影現場を見学できるかも?
でもジャニーズ系はあまり時代劇には登場しませんから、楽しくないか・・。

この前は西側の観音様のある、出島で撮影してはりました。

「ヨーイ、スタートッ。・・・・ハイ、カァット!!」久しぶりに
聞いたけど、あの緊迫感、いいもんだ・・・。

行きかたは車以外はJR京都駅から市バス「山越え行き」に乗車、
約30分(あくまで通常時)で山越え下車。徒歩5分です。

足に自信のある人はここから嵐山まで、歩かれてもいいです。
(約小一時間位かな、バスもあったと思いますが。)

池の周囲1.3キロ、近くの人達には最高の散歩道です。

写真はこの前撮ったモノですが、カメラマンの向こうに着物姿
の女優さんがいますが、誰かは分りません。(急いでたし、チラッと
立ち寄ったもので・・。)

その先、茅葺の民家がイイ感じだと思いません?

マニアかも知れない・・・。

2006年11月22日 08時31分44秒 | 路地と廃屋
今朝の味噌汁は渡り蟹(昨日スーパーで170円也)。

確かに、路地と廃屋(に見える家)マニアかも。
(写真は八戸の古い工場ですが、まだ使用している様子でした。)

ただ、廃屋、といっても、週刊誌なんかで、時折出ている、
オカルトマニア向けの病院跡、とか、一家心中のために廃屋、つうのは
「ナマナマ」しくてイケマセン。

天寿を全うして、「あ~、よう働いた、息子達ももう都会から戻って
こんみたいやし、ボチボチ隠居させてもらおか」てな雰囲気の廃屋が良し。

世の中には色んなマニアがいるんでしょうナ。

トンネルマニアとかいたりして。

「S県T町の隧道(けしてトンネルとは言わない)、あと8メートル
あったら完璧なんだけどねぇ」

「そうそう、出た所のカーブミラーも、右にあと15度傾斜が欲しい!」
なんて会話してたりして・・・・。

子供の靴の匂いが大好きで、小学校に盗みに入ったりするマニアなんか
には困りますけどね。

越畑で買って帰った「柚子」、毎朝風呂で使って(浸かって)マス。

たまには米粒も食う。

2006年11月21日 20時27分43秒 | グルメなのか?
ほんとは週イチは食べたい丼が「元亀」(もとかめ)の天丼。

「カロリー摂取注意報発令中」のため、月イチ程度で我慢してます。

天麩羅は関東風に胡麻油(玉絞り、というブランドらしい)を使用、
カリッ、とした揚げかたも爺好みです。

初めてここの天丼を口にした時、てっきり東京辺りのフランチャイズが
出店したのか?と思ったほど関東風の味付けでしたが、ここが一号店との事。

今では昼前にもかかわらず、満員御礼状態です。

美味いものは「関東」「関西」に関わらず、というコトでしょうな。

木屋町や祇園にもこんな天麩羅出す店はあるかもしれませんが、
近所の人達がチャリンコ(自転車)に乗ってこれる場所に、こんな美味い
天麩羅が頂ける店があるのは嬉しいコトです。

写真は冬限定(タラバ蟹、牡蠣、帆立など)の天丼。(カロリー高そでしょ。)

値段は千円弱と、少し高めですが、内容と味を考慮すれば、納得です。

場所は東大路の北大路を北へ、Gスタンド「エネオス」の隣。

他にも、カレーや定食もありますが、天丼以外食べたことは無いので
味の批評は出来かねます。

欲を言えば、漬物をもう少しマシな物に、と、お吸い物を付けて欲しい。
(ミニウドン付き、もあるけど、炭水化物摂り過ぎになるし・・・。)

写真で天麩羅が少し赤く見えるのは、七味かけ過ぎたせいです。
(ハイ、お馬鹿です。でも完食・・。さらにおお馬鹿です・・・。)

壊れゆく物の美。

2006年11月20日 07時04分37秒 | 路地と廃屋
デジカメに残されている写真を見ていて思ったんですが、
プライベートや仕事でアチコチ摂っている中で、必ず廃屋のカットがあります。

人が住まなくなった家は、老朽化も早く、痛ましい姿です。

其処に暮らしていた人の気配も薄れ、蔦や雑草が再び自然の形に
戻そうとするかのように、周りを取り囲んでいます。

別に、その姿を残さねば、という使命感みたいなモンはありませんけど、
無意識にシャッターを切ってしまいます。

自然の風雨にさらされ、やがて土に帰る・・・。

そこにナニカシラ、愛おしさと美しさを感じてしまうのは、
爺が壊れかけているせい?

さて、ゲッチョビ、(月曜日)、モード変換しなくては。

今朝から、秋田の新米、玉葱とジャガイモの味噌汁が、また、合うんだな。

今日は坦々麺。

2006年11月19日 21時47分58秒 | グルメなのか?

別に意地になって麺食いしているワケでは無いんですけどね。

今日のお昼は「如意」(ジョイ、と読みます。)の坦々麺。

今までに何度か行ってみた事はあるんですが、ナゼか定休日だったり、
臨時休業してたりして、不思議と縁がありませんでした。

場所は銀閣寺道から白川通りを北に、御影(みかげ)通りを比叡山に
向かって、ちょいと(50メートル程かな)登ったトコです。

お客さんのほとんどは、お昼のサービス定食を注文されてましたが、
辛いモノマニアの「カラマニヨン人」のワタクシは、坦々麺!

四川料理と書いてあるので、覚悟して食べたけど、そんなに辛くはありません
でした。(これは爺の味覚ですからアテにはなりません。)

定食も、辛さを好みで注文できるみたいで、お子様連れには良いかも
知れませんね。

鳥の唐揚げ(これはワタクシ、要らないんですけど)、抹茶杏仁豆腐
が付いて850円は良心的価格だと思いますよ。

四川好みのカラマニヨン人には少し物足りない辛さかもしれませんが、
味はかなりイケルと思います。

カラマニヨン人は白川通りをもう少し北へ上がって、上終(かみはて)町
の「駱駝」へ行くべし!

カレーウドン、坦々麺ときたら、明日はパスタ?

しかし、ちょいと二日間カロリー高めを摂取してるので、またザル蕎麦に
戻ってもいいかも。

雨もまた良し。

2006年11月19日 08時24分22秒 | Weblog
屋上から見る比叡の山も、墨絵のような風情です・・・。

今朝もしっかりお米で朝食。(今朝の味噌汁は白菜と「上田の手あげ」)

朝食と「太陽」で思い出したけど、フタ昔前の特集で「市場の朝ご飯」
というのがあって、日本全国の市場の定食屋を紹介してました。

京都の中央市場のすぐ前にも、そんな定食屋があって、いつか食べて
みよう、と思っています。

そういや、学生の頃、「中央市場ごっこ」という遊びをしてましたな。

考えだしたのは、親が中央市場で電気店を営むSです。

彼は市場のおっちゃん達は忙しさから、喫茶店に入っても、のんびり
ホットコーヒーなんか飲んで無い事に気づきました。

「レーコ!」(アイスコーヒー)、と注文して、手元に来るや否や、
グッと生ビールのごとく飲み干し、チャラ銭(小銭)をテーブル
に置いてでて行きます。

それを見て悪知恵の働くSが思いついたのは・・・。

4~5人のグループで、喫茶店に出かけ、1人だけターゲットをナイショ
で決めておきます。

その一人に「ホットでええか?」と半ば強制的に注文を決めさせ、
後は皆アイスコーヒーを頼みます。

注文の品が来たら、その一人以外はイッキにレーコを飲み干し、
「ほな、いこか」といいながら、さっさと店を出てしまうのです。

残された一人は湯気の上がってるコーヒーと伝票を前にボーゼン・・。

一度しか効かない手ですけどネ。

また、こんな遊びもしてたな。

四条河原町(ようは人の多い繁華街)で信号待ちしているSの車に
ワタクシの車が追突。(軽くですが、結構大きな音がします。)

歩行者やドライバーは「あ~あ、やりよった」という顔で見てます。
なかには、笑ってるのもいます。

すると、Sは平気な顔で自分の車を前進、そしていきなりバックさせ、逆オカマ。

二人とも廃車寸前の車でしたから、できた遊び?ですけど、
「あのころ僕はばかだった~」・・・・。今でも?

良い子の皆さんは決してマネしないように。(誰もしないって!)

朝ご飯の話から、なんでこんなに脱線したんだ?

いつものコトでしたね。ついでに写真はなーんの関係も無い
橋本遊郭の建物です。




今日は饂飩を食う。

2006年11月18日 20時10分59秒 | グルメなのか?
別に毎日蕎麦でもかまわないんですけど、今日のお昼は
「カレーウドン」。

昨日、偽観光客になったから、今日もその気分で左京区真如堂近所
の「日の出食堂」へでかけました。

観光シーズンだし、混雑を予想して昼前に到着。

しかし、すでに店の前には2組ほど待ってはりました。

並んでまで食事は頂かない主義ですが、せっかく京都にきたんだし・・・?
待っている間に注文を聞かれます。なるほど、効率的だ。

ワタクシは特カレーウドン。(味付けは普通、辛口、激辛、と選べます。)

口だけインド人のワタクシはモチ、激辛。

蕎麦主義者の爺ですが、カレー系はやはり、ウドンに軍配があがりますな。

蕎麦専門店で、店に入った途端、「こりゃ、失敗したぞ。」と思ったトキは
仕方なく、カレー蕎麦にすることがタマにありますけどね。

本来、蕎麦の専門店にカレー蕎麦がある自体オカシイんですけどね。
ま、カレー味なら、我慢できるか、という感じで「カレー蕎麦」を注文するくらいで・・。

「麺食い」でカレー好き、と、くりゃ、やはり「カレーウドン。」

近所にも「天狗食堂」という、カレーウドン好きが集まる店(か、どうか
は分りませんが、お客の7割くらいはカレーウドンを注文してます。)
があり、しばしば出かけますが、今日は「観光客」ですから・・・。

「日の出食堂」は京都のグルメ雑誌や、テレビなどで結構有名な店らしい。
(何しろ、蕎麦党で、その上、近くに「天狗」があるもんで知らなかった。)

食事済ませて、店を出てびっくり。20人ほどが並んでます。

味は?と聞かれたら、21人目に並ぶほどでは無い、と、お答えしときます。
(美味しいですよ、確かに。待つことが嫌なだけです。)

このあたりのニュアンスはご想像に任せます。

店の人達はとても親切ですよ。カレーウドン用に紙エプロンも用意
されています。

さて、12月末まで、京都で過せます。突発的なオファーはあるかも
知れないけど、とにかく、腰据えて仕事できそうです。

ブログもマメに更新しよう。




京都非観光迷所案内その12

2006年11月18日 08時37分55秒 | 京都非観光迷所案内

いや~、アサリの味噌汁は赤出汁に限りますナァ・・。(関係無いけど)

アチコチ漂流していたもんで、しばらくぶりの迷所案内になりました。

今回の「橋本遊郭後(跡)」は番外編。(京都府八幡市)

大阪と京都の境、というコトもあるけど、現在は普通の住宅地、
つうことは、人が普通に暮らしているいるもんですから。

でも、いつも書いてるように、このブログを見て訊ねる人など、
イナイと思うんで、掲載決定。

京阪電鉄で京都から大阪に向けて行きますと、エジソンのフェラメント
で有名な八幡市、八幡駅があります。

その次の駅が橋本駅。(もちろん各駅しか停車しません。)

ここを初めて訊ねたのは20数年前の事。

月刊誌「太陽」に記載されていて、その写真を見て何かに引かれる
ように訪れたものでした。

遊郭といっても、祇園や島原のような旦那衆が集う場所ではなくて、
いわゆる、ブルーカラーのための遊郭でした。

京都には他にも、千北や五条楽園などもありましたが、
この地だけは、赤線廃止後、ピタリ、と時間が止まったママのようです。

老朽化のため、一部空き地になっている場所も
ありましたが、ほぼ、そのままの状態で残されていました。

人が住んでいる家は一階部分など改装されてますが、二階窓や
格子等、当時のままです。

写真は今でも営業しているのか看板が出ていた旅館の玄関。
(休憩、泊まりとも三千円、とあるのが、投げやりでいいですな。
しかも「淀川温泉」とありますが、この辺りで温泉???)
でもレトロでしょう?太陽もここで撮影されたと思います。


その当時(20年以上昔)、バイト先のおっちゃんに聞いたら
「そーやな、あの頃は大山崎から渡し船で行ったもんやで~。」
と、言ってました。

船に揺られて遊郭へ・・。

男にとっては情緒のある風情だけど、働かされていた「お女郎さん」
にとっては、逃げるに逃げれない、川は城郭みたいなものだったのでは・・・。

興味のある人はその旅館に泊まってみれば?とはケシテ言えません。

橋本駅の踏み切りは今でも人身事故が絶えない、と言われています。

橋本で暮らす人意外は「良からぬ思い」で訊ねるコトは止めといた
方が良いでしょうな。

特に、「見えるヒト」とか、「曳かれ(轢かれ)」やすい方は
絶対に・・。

同行者は塩と数珠をしっかり持参してました。

でも、そこは、普通に暮らす人の町ですよ。だから、興味本位で
訊ねることは止めときましょう。・・やはり迷所案内だ。

駅前の食堂、営業」してるのだろうか?