秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ここも散歩道です。

2006年11月26日 20時34分30秒 | Weblog

鴨川べりも普段は車で行き来するだけですが、たまに歩きます。

おもに北大路橋辺りから、丸太町くらいまでですが、気が向けば
三条近辺まで足を伸ばす事もあります。

ジョギングをする人、太極拳の練習をする人、トロンボーンを吹く人・・。

河川敷では皆さん自由に楽しんでおられます。

橋ごとにホームレスの人達が小奇麗な住居も構えてはります。
中には、銀杏の実を販売してる人もいましたな。

爺からすれば、あまりにも綺麗に整備され過ぎている感はありますが、
さすがにゴミもほとんど見当たらないのは、行政だけに頼らず、
人々が鴨川を慈しんでいるせいでしょう。

もっとも、その上流でかなり酷い事になっている事情を知る人は
ほとんどいませんが・・・。

建築(土木)と行政の癒着は今更言うまでも無いか。

おっと、こんな話をしたら、雲ヶ畑(鴨川上流)辺りに埋められるかも知れ
ないのでヤメとこ。

写真は川端通りの桜並木です。

桜の木も紅葉するんですよ。

京都非観光迷所案内その13

2006年11月26日 11時53分42秒 | 京都非観光迷所案内
今日のお題は「忘れられた松ちゃん」。

まっちゃん、と言ってもダウンタウンと違いますョ。

「目玉のまっちゃん」と呼ばれた日本最古の映画スターです。
何しろ、出演した映画が1000本を越した役者なんて、世界にも少ないでしょう。

因みにギネスに登録されている「田中絹代」さんでも300本ほどですから。

(まぁ、創成期ですから短編が多く、記録も正確で無いとしても、
スゴイ数には変わりないですな。)

「尾上松之助」。(1875~1926)

ワタクシもフィルムはまだ観た事は無いですが、「京都文化博物館」
に行けば残されているかも知れません。

その「まっちゃん」の銅像がポツン、と寂しそーに建ってはるのが、
京阪出町柳そばの小さな公園です。

出町駅から下賀茂神社に向かう観光客は横の道を大勢通過するケド、
この公園の「まっちゃん」を気にとめる人はいません。

なんでこんなトコに日本最古のスターの銅像が建っているのか?

昔、聞いた話では日活(当時は統合される前の横田商会だったかも、
の撮影所があった、というコトですが真偽の程は不明。調べりゃ分るケド)

賀茂の河原のそばで、下賀茂神社の「糺の森」も近い、となれば頷けます。

これも昔の話ですが、当時ここにある公衆トイレ辺り、夜は男同士の
カップルのハッテン場とか・・・。

知らずにトイレを使おうとして、オジサンに迫られ、逃げ出した
友人もいましたね。(今はどうなのかは知りませんケド。)

京都市内に貧しい人のために、松之助さんがポケットマネーで長屋を建てた
という話も残っています。

お墓も京都のお寺(北区等持院)、にありますが、「お墓」のホームページって
あるんですね。※「日本の墓」、毎月1日更新、・・って何か怖いけど可笑しい。

要するに、有名人のお墓を調べたくなったら、このページを開くと、
場所はもちろん、材質、大きさから、南向きに建てられているとかまで分る。

やはり、「お墓マニア」も居るンダ・・。(お気に入り、に登録。)

最近、日本映画も少し息を吹き返している様子だし、公園の片隅で
「まっちゃん」も喜んでいるかも?