秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

温泉で・・・冷える?

2006年11月07日 20時31分52秒 | 湯ったり温泉話。
本八戸から八戸、はやて10号にて仙台。

やまびこ112号で福島到着が12時10分(新幹線も二階から見る風景はちょっと、得
した気がしますナ。)

とりあえず、昨日調べておいた信夫(のぶお、では無くしのぶ、と読むのです。)
行きのバスの時刻を見ると、まだ一時間以上あります。

福島といえば、蕎麦どころ、辺りを見回して蕎麦屋の看板を探したけど、
見当たらない。

そこで、駅中で探すことに・・・。

ま、この時点で、美味い蕎麦、てのは諦めましたけどね。

生蕎麦を使用と書いてあったけど、どんなにイイ蕎麦でもあの茹で加減
では台無し。

それはさておき、東口1時35分発の高湯行きのバスに乗車。

最終の「高湯」や一つ手前の「玉子温泉」は宣伝されているのかも
知れないけど、「信夫温泉」で下車したのはワタクシ一人。

(途中の姥堂でいったん料金を精算、てのも珍しいけど、ここから
経営する路線が変わるみたいです。)

一応帰りのバスの時刻も確認しておきます。(これが悲劇の元となるとは・・)

渓流を吊橋で渡り、(これが気にいったんだナ。)源泉かけ流しの湯
信夫温泉「のんびり館」に到着。

バス代片道800円、入湯代575円。

平日と、紅葉も終盤ということもあり、宿泊客もほとんど無し。

露天風呂もコジンマリしてるけど、一人貸切状態。

デジカメで撮影したり、文庫本をよんだり好き放題。

今日の福島は風が強くて、残り少ない紅葉を風が容赦なく舞い散らせ
ておりました。

ときおり、湯船に浸ったワタクシのおでこにぺシリッ、と枯葉が
飛んでまいります。

冷たい風のおかげで一時間近く湯船に浸っていても、湯アタリはいたしません。

一旦無料休憩所で読書などいたして、再度入湯。

露天は温度が低いので室内にある宝泉の湯で、まったり・・・。
(ここで芯から温まっていて正解でした。)

来るとき見た時刻表では福島駅行きのバスは4時51分に信夫温泉に
停車予定。(急行です。)

その頃になると、風に加えて雨まで降りだしました。

余り早く行っても湯冷めしては、と思いつつ、4時40分前にバス停へ。

来ない・・・・。

雨風遮る物さえ無く、辺りはだんだん暗くなって来る。

もう一度バス停の時刻表を確認。

時刻の横に三角マークが付いてるゾ。なになに11月6日までの運行表・・。

どっひゃ~!!(なんて言ってる場合ではない!)

慌てて時刻表の一番下に書いてあるバス会社に電話!
(携帯のアンテナマーク一本だけ立っていて良かった・・・。)

幸い、各停のバスが15分後にありました。
バス会社の女性が申し訳なさそうに「すいません、風が冷たいと思いますけど、
しばらくお待ちください」と一言おっしゃいました。

そこまで乗客の身を案じてくれる言葉に、心は暖かくなったけど、身は寒い!

先ほどまで、風流じゃのう、と思っていた強風が風呂上りの体温を
どんどん奪っていきます。

30分待ちならもう一度宿に引き返して待つところだけど、微妙な時間、
暗闇の中、寂しく震えながら待つことにしました。

こうなったら、「トトロの猫バスでもイイから来てくれぃ!」
(ほんと、暗闇で本さえ読めない、ってそんな余裕ないケド)

ようやく、2分遅れで着たバスに、あたしゃ、手を合わせて拝みましたね。

福島駅まで、貸切状態のバスで(途中、一人だけ乗客があったけど)
ようやく駅に到着。(日に5本しか無いってのも分ります。)

おかげで、温泉から帰って、また温泉の元を入れた風呂に入るハメに
なりやした。

写真はそんなコトになるとは思いもせず、のんびり風呂読書のカットです。